東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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やっと投稿できる!

「とか言いながら、他の掛け持ち小説は投稿してたよな?主」

・・・

「その所為でテストが悲惨な結果に終わったよな?」

・・・そ、それでは!どうぞ!

「現実逃避を図るな」


第七十四話

〜ルカside〜

 

私と魔理沙は、悪戯大好き兎であるてゐを懲らしめるために弾幕ごっこに自主参加した。

 

そして、今、てゐと対峙しているわけだが・・・

 

「なんで逃げてばっかりいるんだ?反撃してこいよ!」

 

「反撃したくても出来ないから逃げてるんだよー!」

 

魔理沙の弾幕から多分、全速力で逃げているてゐ。少し可哀想に見える。

 

仕方ないだろ?てゐの奴、涙目状態で逃げてるんだぞ?私はレティシアみたいな鬼畜さは持ち合わせて居ないからな、今は傍観に徹している。

 

しかし、絶対魔力の消費も激しいな、アレ。

 

・・・仕方ないか。

 

「魔理沙、もうやめろ」

 

私は一旦、魔理沙を止めることにした。

 

「ハア!?何でだよ!」

 

「お前、まだ異変も解決出来てないのに魔力切れで足手まといになるつもりか?」

 

「うっ・・・」

 

魔理沙は私の言葉は正論だと思った様で、てゐへの弾幕攻撃をやめた。

 

「ほっ」

 

てゐの奴がほっと胸を撫で下ろしているのが視界の端で微かに見えた。

 

「さて、ここからは私も参加する。魔理沙は余りスペルを使うなよ。さっきのでどれだけ魔力を消費したか分からないからな」

 

「いや、まだいけるぜ!」

 

私が珍しく魔理沙(の魔力)を心配すると、魔理沙はそう答えた。

 

・・・私が弾幕ごっこをしている時には無理矢理休ませるか。

 

私が魔理沙と会話しながらそう考えていると・・・

 

「あんた達!余所見は禁物だよ!『エンシェントデューパー』!」

 

てゐはスペル宣言をした。

 

・・・まあ、確かに、弾幕ごっこ中に余所見をしていた私や魔理沙が悪いな、今回は。

 

私達は何時でも避けれるように構えていたが、直ぐに無理だと分かった。

 

てゐの左右からレーザーが放たれ左右に逃げれなくなってしまい、そのレーザーの横をまるで兎が跳んでいるかのような動きで配置された赤い弾幕、てゐの方からは全体的に行き渡らせるかのように次々と飛ばされている青い弾幕があった。

 

青い弾幕だけなら対処は出来るが、赤い弾幕がてゐを中心としながら此方に飛んでくる為に余計に避けずらい。

 

・・・だが、私はこのスペルを見て一つ良いことを思い付いた。

 

まあ、魔理沙の協力が必要不可欠なんだが、運が良ければ一発で終わる。

 

「魔理沙」

 

私は、隣で必死に避けてる魔理沙に話し掛けた。

 

「なんだぜ!ルカ!」

 

魔理沙が私に返答した時、レーザー等が全て消えた。

 

まあ、理由はてゐが移動したからなんだがな。

 

だが、少しの間でも話せる時間があるなら大丈夫だ。

 

「魔理沙、『ファイナルスパーク』は撃てるか?」

 

「ああ、撃てるがそれがどうしたんだぜ?」

 

「だったら、私が合図した時に撃ってくれないか?」

 

「分かったぜ!」

 

そして、またレーザーを放ち、赤弾と青弾を放ち始めた。

 

てゐの顔からは余裕の笑みにも見える笑顔が浮かんでいたが、おしまいにさせてもらう。

 

流石に余裕が無くなってきたな。だったら・・・

 

「今だ!魔理沙!」

 

「分かったぜ!魔砲『ファイナルスパーク』!」

 

私達はレーザーで身動きが取れない状態だが、相手もまた、そのレーザーからは逃れらない。

 

自分の弾幕だからといって当たらないわけじゃ無いんだ。

 

それに、そのレーザーがあるから的(てゐ)を狙い定めることなんて簡単だ。

 

つまり、何が言いたいかというと・・・

 

「え?きゃぁぁぁぁあ!」

 

魔理沙の様な直線的なスペルを使える奴がこのスペルでは勝てるって事だ。

 

そして、魔理沙のスペルは狙い通りてゐに当たり、そのままてゐは倒れてしまった。

 

〜葵side〜

 

てゐさんを倒した後、ルカは宣言した通り、ちょっとした『お仕置き』をしました。

 

別にそこまで酷いものではありませんよ?魔理沙にお仕置きした時の強化版みたいなものですよ?

 

その場で正座させた上、足を凍らせて動けなくし、脚の上に氷塊を五個乗せて(どうやって乗せたんでしょうか?)、その上、頭にも氷塊を乗せた状態での説教をしているだけです。ハイ。

 

・・・すみません。ちょっと、それを受けてるてゐさんの顔を見てルカを止めようとしたんですが、鬼灯に止められてしまい、止めれずにいます。

 

てゐさん、ごめんなさい。

 

私達は、ルカがてゐさんへの説教が終わるまでその場に留まり、その後はてゐさんに連れられて迷いの竹林から永遠亭へと移動しています。

 

「・・・本当に大丈夫なのよね?」

 

咲夜さんがてゐさんを訝しげな顔で見ながらそう言いました。

 

まあ、さっきのアレを見たらそうなるかもしれませんね。

 

「大丈夫ですよ。てゐさんを信じてください」

 

「あら?貴女は信じてるのかしら?その妖怪兎の事を」

 

「はい。信じていますよ」

 

私は少し笑顔を見せながらそう言いました。

 

「・・・そう。分かったわ。貴女が言うなら信じましょう」

 

「ありがとうございます!」

 

「・・・貴女、まるで自分が褒められた様に笑えるのね。不思議ね」

 

「え?そうですか?友達が褒められたら嬉しくなりませんか?」

 

私は咲夜さんに聞いてみました。私の考えはおかしいのでしょうか?

 

「いえ、それは素敵な考えよ。だから、変えたら駄目よ」

 

「!はい!」

 

私は咲夜さんに笑顔でそう返事しました。

 

***

 

迷いの竹林を歩き始めて数分後、私達は永遠亭に着くことが出来ました。

 

永遠亭の門には周りをキョロキョロと見渡している鈴仙さんがいました。

 

そして、鈴仙さんが此方を見ると何かを見つけたかの様な顔をして此方に走って近付いて来ました。

 

「てゐ!今まで何処に居たの!?」

 

「い、いや、竹林の散歩に・・・」

 

鈴仙さんがてゐさんを問い詰めていますが、てゐさんは何かを隠そうとしているのか、口籠っていました。

 

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、良いわよね?」

 

「え?何を?」

 

鈴仙さんがてゐさんにまだ何かを言おうとしましたが、それを霊夢が無理矢理にも近い方法で止めました。

 

というか、今の聞き方は却下出来ない聞き方じゃないですか。決め付けられてますもん。「聞けるわよね?」みたいな感じで。

 

「あんた、花の異変について何か知らないかしら?」

 

「花の?ああ、竹の花が何故か咲いてる理由の事?」

 

「それもあるんですが、竹だけじゃなくて色々な四季の花が全て咲いているんです。それについて、何か知りませんか?」

 

「え?そうなの!?」

 

鈴仙さんはこの事については本当に知らない様ですね。

 

「ああ。それでだ。お前が何も知らないのは分かった。だから、永琳に合わせてくれないか?何億年も生きてるなら何か知ってるかもしれないからな」

 

ルカは鈴仙さんにそう頼むと、鈴仙さんは入れてくれました。

 

そして、永遠亭の中を歩いて進み、ある部屋で止まりました。

 

鈴仙さんはその扉をノックすると中から「どうぞ」という声が聞こえ、入ると、永琳さんが何かをしていました。

 

「あら?博麗の巫女御一行じゃない。どうしたのかしら?」

 

「今起きてる花の異変の事なんですけど・・・」

 

「花?ああ、竹の花が咲いてる異変ね。咲く時期が全然違うからもうそろそろ鈴仙に行かせようかと考えてたから丁度良いわ」

 

「え?」

 

私は永琳さんに質問すると、そう返って来ました。

 

「えっと、つまりは・・・?」

 

「鈴仙を連れて行きなさい。私は忙しいから鈴仙に後は頼むは。あ、さっきの貴女からの質問だけど、私は何も分からないわ」

 

「お師匠様〜!」

 

「えっと、ご愁傷様です・・・」

 

結局は何も情報は得られず、鈴仙さんも一緒に異変解決をすることになりました。

 

・・・鈴仙さん、本当にご愁傷様です。

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