転生してもハンターだった件   作:邪神イリス

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大鬼族達の襲撃

 

 

「ぎゃーーーーーーーーーーー!斬られたっす!超痛いっす!死ぬっすーーーーーーーっ!」

 

「落ち着け、傷は浅い」

 

 そう言いながら、リムルがゴブタとリグルに回復薬をぶっかける。

 

「大丈夫か?リグル、ゴブタ。」

 

「「ジ、ジン様!リムル様!」」

 

 俺が声をかけると、駆けつけた俺達に気づいたリグルとゴブタが声を上げる。

 

「回復薬っすか!?助かったっす!!」

 

「リグル、状況を説明してくれ。警備隊に何があったんだ?」

 

 リムルがそう聞くと、まだ少し痛むのか、片腕を押さえながらリグルが答える。

 

「倒れている者達は無事です。魔法により、眠らされただけですから。」

 

 そう言われて、改めて、倒れている者達をよく見ると、背中がゆっくりと上下しており、イビキをかいている者もいる。

 

「面目ありません。強力な妖気を感じ、警戒していたのですが、まさか大鬼族(オーガ)に出くわすとは思わず・・・・」

 

「「オーガ?」」

 

 オーガって何だ?

 

《解。大鬼族(オーガ)とは、知恵ある魔物であり、この森における上位種族の1つです。強さの階級で表すなら、およそB〜B+ランクに該当します》

 

(なるほどね・・・・)

 

 恐らく、リーダー格はあの赤髪のオーガだろう。カブラシリーズの様な鎧を着ており、腰には刀を差している。おまけに、感じる妖気はランガやエンカに匹敵している。

 

 そう推測していると、上の方から何かがぶつかる音がした。

 

 俺とリムルが顔を上に向けると、ハンマーを持った黒髪のオーガと双剣使いの青髪のオーガをランガが、槍を持っている女オーガ(あの髪色は確か・・・東の地方の色の緋色だったか?)と、篭手を嵌め、徒手空拳で戦っている淡藤色の髪の女オーガを相手にエンカが戦っていた。

 

「ランガ!」「エンカ!」

 

 俺達が呼びかけると、2匹は地上に降りて、俺達に駆け寄る。

 

「「主よ!」」

 

「申し訳ありません・・・!」

 

「我らが共にいながらこのような・・・・」

 

「隙のない状況で俺達に救援を呼びかけれたんだ。手遅れになる前だったから心配するな」

 

 謝罪をしてくる2匹に俺はそう答える。

 

 ここまでの実力者達を相手に、しかも数で負けている状況でここまで耐え抜いたんだ。2匹を責める方がおかしいだろう。

 

 さて、エンカとランガが相手をしていたのも合わせて、合計8人のオーガか・・・・・

 

「おい、お前ら!事情は知らんが、ウチの奴等が失礼したな」

 

「俺達と話し合いに応じる気はないか?」

 

 リムルに続いて俺がそう言う。

 

 彼我の実力差は明白なのにゴブタとリグルは傷こそ負わされたが、致命傷ではなかったし、警備隊のほとんどは無傷で無力化されている。

 

 それに、よく見たら鎧に返り血が付いていたり、少しボロボロになっているので、何か訳ありなのかもしれない。

 

「お兄様、あの者の仮面・・・・」

 

 

 桃色の髪の女オーガが、赤髪のオーガに何かを伝えるのが聞こえた。

 

 仮面・・・つて事は、リムルが着けている仮面か?あれがどうかしたのだろうか?

 

「正体を現せ。邪悪な魔人共め」

 

 ・・・・・・・・・は?

 

「おいおいおい!ちょっと待ってくれ!!」

 

「俺達が何だって!?」

 

 思わぬ言葉に俺達が、反論しようとするが、

 

「しらばっくれるつもりか?魔物を使役するなど、普通の人間にできる芸当ではあるまい。見た目を偽り、妖気を抑えているようだが甘いな。オーガの巫女姫の目は誤魔化せん」

 

 俺達の反論を全く聞き入れない。

 

 いやいやいや。偽るもなにも、俺はこの姿が基本だし、リムルに至っては邪悪な雰囲気なぞ一切ないスライムだぞ?一体何を根拠に・・・・・

 

 ていうか、魔人ってなんだよ!?

 

《解。魔人とは、人型の強い魔力を持つ知恵ある魔物の総称です。特に強い力を持つ個体は、上位魔人とも呼ばれています》

 

 あ、そうですか・・・・・

 

「ふん。答えを聞くまでもない。貴様達の正体は全て貴様が着けているその仮面が物語っている」

 

 そう言いながら、赤髪のオーガが刀を抜いてこちらに剣先を向ける。

 

 それよりも仮面だと?確かにさっき仮面がどうとか聞こえていたが・・・・

 

「待ってくれ。何か誤解があるんじゃないか?」

 

「これはある(ひと)の形見で――」

 

「同胞の無念。その億分の1でも、貴様達の首で贖ってもらおう」

 

 俺に続いてリムルが弁明しようとするが、容赦なく言葉を切って捨てる。

 

 うーーむ。完全に頭に血がのぼっているな。一旦頭を冷やしてもらわないと、話を聞いてくれなさそうだ。

 

 まぁ、Aランクオーバーのイフリートと比べても、それほど脅威は感じないし、軽く力を見せつければ大丈夫だろうリムルもそのつもりみたいだ。・・・・・ただ、なんか、あの白髪の老オーガが気になるんだよなぁ。一応警戒しておこう。

 

「ランガ、魔法を使うのはどいつだ?」

 

「はっ。巫女姫と呼ばれた、桃髪の女です。」

 

「お気をつけください。あの者の魔法によって、抵抗できた我々以外は全員眠らされたのです」

 

 リムルの問いにランガが答え、エンカが補足してくれる。

 

「じゃあ、エンカはランガと一緒に彼女が魔法を使わないよう、牽制を頼む」

 

「残りは俺達が引き受けるよ」

 

「しかし、それではジン様とリムル様が7人を相手取る事に・・・・」

 

「問題はないから安心しろ」

 

「というか、負ける気がしないからな」

 

 俺とリムルの言葉を聞き、オーガ達が、一気に殺気立つ。

 

「・・・真勇か蛮勇か、その度胸に敬意を払い、挑発に乗ってやろう・・・・後悔するなよ」

 

 赤髪のオーガが喋り終わると同時に、赤髪のオーガと桃髪の女オーガ、白髪の老オーガ以外の5人のオーガが走り出し、黒髪のオーガ、青髪のオーガ、紫髪の女オーガはリムルに、緋色髪の女オーガと淡藤色の女オーガは俺に向かってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず最初に攻撃を仕掛けたのは黒髪のオーガだった。

 

 その手に持っていた鎚を振り下ろすが、リムルはそれを避けて後ろに回ると、新たに手に入れたエクストラスキル『万能変化(ばんのうへんげ)』を発動、左の手の平に小さな口を出現させてそれを黒髪に向け、スキル『麻痺吐息』をかける。

 

 黒髪のオーガは避ける間もなく、霧を全身に浴びて痙攣。そのまま硬直したように地面に倒れる。

 

 この『万能変化』は、ジンの『竜戦士』の『竜獣変化』のようなものであり、リムルが喰べて『大賢者』が解析した魔物の部位を任意で選択し、同時に複数の魔物の外見的特徴を出す事ができるのである。

 

 そして、黒髪のオーガが倒れると同時に、死角から紫髪の女オーガが棍棒(メイス)を振るうが、『魔力感知』を発動していたリムルは軽々とそれを避ける。

 

(でかい。なんて見惚れてる場合じゃないな)

 

 一瞬、その大きな母性の塊に見惚れかけるが、気を取り直し、リムルは足払いをかけて態勢を崩した所を左手の指先から出した『粘鋼糸』でグルグル巻きにする。

 

 紫髪の女オーガは藻掻いて糸から抜け出そうとするが、イフリートの怪力をも封じ込めた、ネルスキュラの糸と同等の硬さを持つ糸だ。ジンの世界にある『消散剤』でも無い限り、そう簡単には抜け出せないだろう。

 

「転びそうですよ、お嬢さん。(なんちゃって)」

 

 そして、青髪のオーガが足元からリムルの顔面に突きを放つ。

 

 しかし、金属が硬質なものとぶつかる鈍い音が響き、青髪のオーガの直刀は見事に折れた。

 

 リムルが、右腕にスキル『身体装甲』を発動させることで直刀を弾いたのだ。

 

 驚きに目を見開く青髪のオーガの隙を見逃さず、リムルは硬質化させた腕で正拳突きを放ち、青髪の胸当てを破壊、吹っ飛ばされた青髪のオーガは木にぶつかり、倒れ込む。

 

 一方、ジンの方では、緋色髪の女オーガが槍を構えて高速の突きを連続で放つも、ジンはそれを全て避け、右手で槍を掴むと同時に自分の方へ引っ張り、バランスを崩した所を狙って、左手に生やした『ランゴスタ』の麻痺針を突き刺す。

 

 マトモに何度も喰らえば大型モンスターでさえ、簡単に麻痺状態になる麻痺毒をよける間もなく喰らい、緋色髪の女オーガは体が硬直し、その場に倒れる。

 

 後ろから淡藤髪の女オーガが正拳突きを放つが、ジンはそれを避けて追撃の数発のパンチも躱すと、更にもう一発放とうと淡藤髪の女オーガが拳を振りかぶった瞬間。

 

「ふんっ!」

 

 ジンは、がら空きになった胴体に『ブラキディオス』に変えた右腕で、粘菌を纏わせずに右ストレートを叩き込む。

 

「かはっ・・!」

 

 不意を突かれた攻撃に淡藤髪の女オーガは腹を抑え、その場に倒れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ちょっと力を込めすぎたかな・・・・・(汗) )

 

 腹を抑えて倒れ込んだ女オーガを見ながら、俺はそう思った。

 

 これでもかなり加減したんだかなぁ・・・・・俺もまだまだだな。

 

 さて、残るオーガは、エンカとランガが牽制をし続けている桃髪の女オーガと、赤髪のオーガ、そして嫌な予感のする白髪の老オーガだ。

 

 すると、先程まで目を細めていた老オーガが、細めていた目を開けて喋り始めた。

 

「・・・エビルムカデの『麻痺吐息』、ブラックスパイダーの『粘糸・鋼糸』、甲殻トカゲ(アーマーサウルス)の『身体装甲』。もう片方の者のは分かりませぬが、見たところ、麻痺系と、攻撃特化の物。不意打ちへの反応速度を見るに、どちらも『魔力感知』を持っておるでしょう。他にも多数の魔物の(わざ)を体得しているやもしれません。ご油断召されるな、若」

 

 ・・・・・凄いな、あの老オーガ。リムルが洞窟で捕食した魔物の名前とスキルを一目みただけで言い当て、しかも、『魔力感知』を持っていることも見抜いている。

 

 あまり、手の内を見せるのはまずいな。

 

「なあ、ここら辺にしないか?俺達の実力は分かっただろ?」

 

「そろそろ俺達の言い分も聞いて欲しいんだけど。」

 

「黙れ。邪悪な魔人め。」

 

 これ以上は穏便に済ませたいので、話を聞いてもらおうと思った俺にリムルも合わせてくれたが、すぐに断られる。

 

 これぐらい、実力差を見せれば、多少は話をしてくれるだろうと思っていたのだが、中々上手くいかないな。

 

「確かに貴様達は強い。だからこそ確信が深まった。やはり貴様は奴らの仲間だ。たかだ豚頭族(オーク)如きに我ら大鬼族(オーガ)が敗れるなど考えられぬ・・・っ」

 

(オーク?そういえばルグルド達が俺達を頼って来た時に森の覇権を巡って小競り合いが始まったとか何とか言ってたが・・・・)

 

「おい、それって一体どういう――」

 

「黙れ!全ては貴様ら魔人の仕業なのだろうが!」

 

 俺の質問を遮り、赤髪のオーガが叫ぶ。

 

「待てよ、だからそれは誤解――」

 

「っ!危ねっ!!」

 

 そう言いながら俺はリムルの腕を引っ張り、攻撃を避ける。

 

 いつの間にか、気配を消して後ろに周っていた白髪の老オーガが刀を振るってきたのだ。

 

 嫌な予感はしていたが・・・・警戒しておいてよかった。

 

 だが、次の瞬間、俺達の顔は驚愕で染まる。

 

 

 

 ボトッ・・・

 

 

 

 ・・・・・・え?

 

 避けきれなかったリムルの右腕が斬り落とされていたのだ。

 

「むむ・・・ワシも耄碌したものよ。頭を刎ねたと思ったのじゃが・・・・次は外さんぞ」

 

 そう言いながら、老オーガは刀を鞘に納めて再び構える。

 

 この爺さん。俺達の『魔力感知』を掻い潜り、リムルの『多重結界』と『身体装甲』をあっさりと破ったようだ。

 

 ・・・なんだかコイツ、ソードマスターみたい奴だな。新大陸でその剣技は何度かみたが、老いを感じさせぬような素晴らしい剣筋だった。

 

「どうやら蛮勇の方だったようだな。右腕を失い、発狂しない胆力と、その危機察知能力は褒めてやる。確かに貴様達は強かったが、二人で俺達を相手取ろうとしたその傲慢さが貴様達の敗因だ。冥府で悔やみ続けるがいい!!」

 

 そう言いながら刀を振り下ろして出してきた斬撃を俺達は回避し、その間に俺は斬り落とされたリムルの右腕を回収し、リムルに渡す。

 

「ほら、リムル」

 

「おっと、ありがとう」

 

 そしてリムルはその右腕を吸収する。その事にオーガ達が驚く様子を見せる。

 

「すぐに調子に乗っちゃうのは、俺の悪い癖だな」

 

「まあ、その癖はこれから無くせばいいさ」

 

「そうだな。アイツの忠告痛み入るよホント」

 

 そう言いながらリムルは仮面を外し、オーガ達に顔を向ける。

 

「もう少し慎重になっていれば右腕も失わずに済んだかもしれないぞ」

 

「ホントホント。ああ、もう超痛い・・・・・・・・まあ、『痛覚無効』と『超速再生』が無ければの話だけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 赤髪のオーガは悪寒を感じた。

 

 先程老オーガが斬り落とした筈の右腕が完全に再生させ、平気な顔をしている仮面を持っている魔人と、背中の太刀を一切抜かずに、紫髪の女オーガの妹と、槍の使い手として並ぶ者無しの『自身の妹』を倒した魔人に対して。

 

「ば、化け物共め!!貴様達は全力で始末してやる!焼き尽くせ、鬼王の妖炎(オーガフレイム)!!」

 

 2体の魔人こと、リムルとジンは一気に炎に包まれる。

 

 この炎は赤髪のオーガの奥の手であり、これを受けて生きて帰った者は今まで1人としていなかった。

 

「やった・・・・のか?」

 

「悪いな。俺達に炎は一切、効かないんだ」

 

「っ!?」

 

 炎の中心の方から、仮面を着けていなかった方の魔人・・ジンの声が響く。

 

 そして炎の中から一切無傷のリムルと、オーガ達にはあまり馴染みはないが、所謂、騎士や像を彷彿とさせるような銅色の全身鎧、『クシャナSシリーズ』を纏ったジンが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達の強さに怯えを感じた赤髪のオーガがいきなり炎を掛けてきたが、俺は冷静にクシャナSシリーズを纏って、炎を無効化。リムルは既にスキルで無効化を得ているので、炎はまったく聞いていない。

 

「本当の炎を見せてやろう。よく見ておけ」

 

 そう言って、リムルが発動させるのは、新たに得たエクストラスキル『黒炎』。これを球体にした物をリムルは空中に出現させる。

 

『ジン。お前も何か力を見せてくれないか?』

 

『わかっている。その為にこの装備を着たんだ』

 

 リムルの念話に俺はそう答える。

 

 俺は兜にとある『龍』の角を生やし、力を込めて集中する。

 

 すると、先程まで晴天だった天気は曇り、雨が降り出し、強風も起きている。

 

 しかし、炎や警備隊の面々や俺やリムル、オーガ達にこの雨は一切降っていない。

 

 これこそが、『鋼龍』や『風翔龍』などの異名を持つ、古龍が一体、『クシャルダオラ』の天候操作能力だ。

 

 古龍とは、俺の世界にて天災や伝説として扱われ、尚且つ残存するモンスターの種類に当て嵌まらないモンスターの総称であり、それぞれが通常のモンスターよりも強力な能力を持っている。

 

 このクシャルダオラも例外ではなく、その能力は先程も言った天候を操る事だ。密林などでは暴風雨を、寒冷地では猛吹雪を起こしたりする事ができ、そのコントロールは主に角で行う。

 

 クシャルダオラはただその場にいるだけで無差別に天候を変えていたが、俺は『相棒』もいるおかげで今回のような細かい操作が出来る様になった。

 

 その気になれば今すぐ巨大な竜巻を発生させてオーガ達を吹っ飛ばす事もできるが、今回はあくまで天候を操るだけだ。何故なら――

 

(あくまで今は戦意を喪失させるのが目的だしな・・・・・・これで降参しないのなら、他の古龍の力も使わざるを得ない事になるかもしれないが、周りへの2次被害がでかいのが多いんだよなぁ・・・・)

 

 俺がそう考えていると、桃髪の女オーガが怯えた顔で話し出す。

 

「ああ・・・あれは・・・・あの炎は、周囲の魔素を利用した妖術ではありませぬ!あの炎を形作っているのは純粋にあの者の力のみ。そして、周りの天候の変化も幻ではなく、現実。あの者が直接天候を操るという事の何よりの証拠!つまり炎の大きさとこの天候の変化がそのままあの者達の力!!」

 

 よしよし。良い感じでビビってくれている。本当に頼むから、これで降参してくれよ。

 

「くっ・・・」

 

「若。姫と妹様を連れてお逃げください。ここはワシが「黙れ爺」若・・・・」

 

「無残に散った同胞の無念を背負ったこの俺が・・・・ようやく見つけた仇を前に、仲間達を置いて逃げろだと?冗談ではない。俺には次期統領として育てられた誇りがある!生き恥を晒すくらいなら、たとえ敵わず命果てようとも、一矢報いてくれるわ!」

 

「若・・・・それでは、ワシもお供致しましょうぞ」

 

 そう言って老オーガが赤髪のオーガの横に並び立つ。

 

「兄上・・・拙者も共に最後まで戦うでござる」

 

 そう言って並び立ったのは、先程俺が麻痺させたはずの緋色髪の女オーガだった。

 

(あの槍使いは赤髪の妹のようだな。それにしても、麻痺が解けるまではもう少し掛かる筈なんだが・・・・いや、解けた訳じゃないな。身体のあちこちが僅かに震えている)

 

「妹よ、無理はしなくてもいいんだぞ」

 

「なんの!この程度、普段の修行と比べれば軽い物でござる!それに、兄上や爺が最後まで戦うというのに、拙者だけが寝たままでおられる筈がないでござるのは、兄上が最も知っておられるでしょう?」

 

「妹様・・・・」

 

「・・・・ふっ、そうだな。では、共に行くぞ!」

 

「承知!」

 

 そう言って、槍をこちらに構える。

 

 ・・・・・多少の予想はしていたが、そうきたか。どうも完全に裏目に出てしまったようだ。さてさて、どうしたものか・・・・・

 

「お待ちください。お兄様!爺!妹よ!」

 

 そう言って、三人の前に立ち、両手を広げて静止の声を上げたのは、桃髪の女オーガだった。というか、あの三人は兄妹だったんだな。

 

「そこを退け!」

 

「いいえ、退きません!この方達は敵ではないかもしれません!」

 

「姉上!?」

 

 お?

 

「何故だ?里を襲った奴と同じく、仮面を着けた魔人ではないか。お前もそう言っただろう!?」

 

 

「はい。ですが・・・・昏睡の魔法に抵抗(レジスト)してみせたあの2人のボブゴブリンは、この者達をとても信頼し、慕っているようでした。わたくしを牽制していた狼達も・・・それはオーク共を率いていた魔人の有り様とは、あまりに違うように思うのです」

 

「確かに、言われてみればそうだが・・・・」

 

「お兄様、冷静になって考えてみて下さい。これだけの力ある魔人達が、姑息な手段を用いてオーク共に我等が里を襲撃させるなど不自然です。それこそ、2人どころか、どちらかお一人で我等全てを皆殺しに出来ましょうから。この方達が、異質なのは間違いありませんが、おそらく、里を襲った者共とは無関係なのではないかと・・・・」

 

 ナイスだ、お姫さま!

 

 様子を見た感じでは、後、もうひと押しだな。

 

「よく考えてくれないか?彼女が本当はどっちを庇おうとしているのか」

 

「なぁ、若様?」

 

「む・・・」

 

 ようやく話を聞いてくれそうになったので、天候操作を解除。風と雨は止み、空には再び青空が広がる。

 

「空が・・・」

 

 桃髪の女オーガがそう呟いたのが聞こえた。

 

 あっ、そうだ。

 

「リムル。それももういらないんじゃないか?」

 

「そうだな」

 

 リムルは空中に浮かばせていた黒炎を捕食して消す。

 

「!?今、何を・・・っ」

 

「捕食したんだよ。あんなのテキトーに投げたら、死人が出るだろ」

 

 いきなり黒炎が消えた事に驚いた赤髪のオーガの問いにリムルが答えた。

 

「・・・結局、何者なんだ、お前達は?」

 

「俺?俺はただのスライムだよ。スライムのリムル」

 

「俺はジン。種族は真竜人だ。」

 

「真竜人?聞いたことがない種族だな・・・それにスライムだと?馬鹿な。いくらなんでもそんなことがありえる筈が・・・」

 

 リムルがスライムだという事を疑っているようなので、リムルが姿をスライムに戻す。

 

「ええっ!?」

 

「ほ、ほんとに・・・」

 

 まあ、初見で人間の姿のリムルをスライムだと見抜くは難しいしな。

 

「因みにだが、リムルが着けていた仮面は、ある(ひと)の形見でな。今朝、俺達の手元に戻ってきたばかりなんだ」

 

「なんなら、お前らの里を襲ったヤツのと同種ものか、確認してもらって構わない。ホレ、汚すなよ」

 

「あ、ああ・・・・」

 

 リムルから赤髪が仮面を受け取る。

 

「似ている気はするが・・・・」

 

「これには抗魔の力が備わっているようです。」

 

「しかしあの時の魔人は妖気(オーラ)を隠してはおらなんだ。」

 

「それに、あの時の魔人の仮面はもっと派手だったような気がするでござる。」

 

「では・・・・」

 

 赤髪のオーガや老オーガ、緋色髪の女オーガは気不味そうな顔でこちらを見、桃髪の女オーガは少し恥ずかしげに目を逸している。

 

「――申し訳ない。こちらの勘違いだった。どうか謝罪を受け入れて欲しい」

 

 そう言いながら、赤髪が跪き、こちらに頭を下げる。

 

「うむ。苦しゅうない」

 

「まぁ、誤解が解けたのなら構わないよ。どちらも死者が出た訳ではないしな」

 

 リムルと俺は、彼の謝罪を受け入れる。

 

 一時はどうなることかと思ったが、和解出来て良かった。

 

「あれ・・・リムル様・・・?」

 

「ジン様・・?あれ、俺、何で寝て・・・・?」

 

「おっ、起きたか」

 

「大丈夫か?お前ら」

 

 桃髪が魔法を解除してくれたのか、警備隊の面々が目覚め始める。

 

 その間に紫髪の『粘鋼糸』を解き、青髪と淡藤髪にリムルから受け取った、水の膜で包んだ回復薬を掛ける。

 

 麻痺している黒髪と緋色髪は、リムルがユニークスキル『変質者』で麻痺毒を分離させた。

 

「よし、じゃあ全員で町に戻るか」

 

 皆の回復を確認してランガの背に乗り、リムルがそう言う。

 

「全員て、俺達もか」

 

 困惑した顔で赤髪が聞いてきたので、俺が答える。

 

「ああ。こちらとしても、色々と事情を聞きたいしな。飯くらい出すさ」

 

「招待はありがたいが・・・・いいのか?俺たちはそちらの仲間を傷つけてしまったが・・・」

 

「そりゃお互い様だしな。死人は出なかったんだし、良しとしよう。」

 

 勘違いでこちらに攻撃してしまったのが後ろめたいのか、遠回しに遠慮しようとしているように感じたが、リムルが引き続き誘った。

 

「それに今日、うちは宴会なんだ。人数が多い方が楽しいだろ?」

 

「・・・・そこまで言われたら、断る訳にはいかないな。」

 

「じゃあ、行くぞ。そういえば、お前達の名前はなんだ?」

 

 俺が赤髪に名前を聞くと、

 

「いや、俺達に名持ち(ネームド)はいないよ。」

 

「あ、そっか普通は無いんだったな」

 

 リグル達には俺達が名前をつけてあるから、すっかり忘れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジン達が村に帰り着き、オーガ達を村の皆に紹介した後、リグル達が仕留めてきた牛鹿を捌き、村の食事を、作るのを主に担当しているゴブイチが、山菜と肉を串に刺して焼いていた。

 

「・・・・良し!」

 

 中まで火が通ったのを確認して皿に載せ、広場の中央に設置された、背もたれ付きの長椅子に座って肉を待っているリムルのもとに持っていく。

 

「リムル様、どうぞ」

 

「おう、ありがとう」

 

 ゴブイチが恭しく差し出す皿の上から、リムルが焼きたての肉を受け取り、一口食べる。

 

 固唾を飲んでゴブイチ達が見守る中、ゴブリナの一人が、ゴブイチに小声で話しかける。

 

「・・・・ねぇ。リムル様、味がわからないって、言ってなかった?」

 

「今は人間のお姿だからな。きっとわかってくださる。美味いものを召し上がって頂きたいじゃないか」

 

 そして、リムルが肉を飲み込むと、体をぷるぷると震え始める。

 

「・・・リムル様?」

 

 やはり味を感じる事が出来なかったのかとゴブイチ達が思った瞬間・・・・

 

「うんっっっまぁぁぁい!!美味いよゴブイチ君!!」

 

 彼等が今まで見たことがないような笑顔でそう叫んだ。

 

 

うおおおおおおおおおお!!

 

 自分達の主の一人が、味が感じれるようになった事を嬉しく思い、周りのホブゴブリン、ゴブリナ達は大声で歓声をあげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リムルがこの世界で初めて味を感じながら料理をたべてから30分ほどたった。

 

 皆はそれぞれ酒を片手に肉や山菜を楽しみ、音楽に合わせて踊っている者もいる。

 

 その広場の一角で、オーガ達のリーダーである赤髪のオーガから攻撃を仕掛けたてきた理由を、リグルドとリグル、カイジン、そして俺が聞いていた。

 

豚頭族(オーク)大鬼族(オーガ)に仕掛けただって?そんなバカな!」

 

 赤髪の話を聞いたリグルドがその内容の有り得なさに、思わず叫んだ。

 

「事実だ。武装した豚共数千の襲撃を受け、里は蹂躪し尽くされた。300人いた同胞は、もうたった8人しかいない」

 

 話を纏めると、丁度俺達がイフリートと戦っていた頃、オーガの里をオークの軍隊が襲撃してきたらしい。

 

 魔物には人間と違い、宣戦布告を行ったりするルールはないので、不意打ちを咎められる事は無い。

 

 しかし、今回の場合、オークがオーガに仕掛けたという事が異常なのだ。

 

 理由は簡単。種族としての強さによる格の違いだ。

 

 『相棒』によると、オークの階級(ランク)はDランク。子鬼族(ゴブリン)よりは強いが、ベテランの冒険者の敵ではない。

 

 対してオーガは遭遇時に教えてもらったように、Bランク以上。普通なら戦う前から勝敗は見えている。

 

 それなのに弱者が強者に戦争を仕掛け、あまつさえ、勝利してしまったのだ。

 

 オーガ達によると、オーガの里は、村より若干大きく、少数の部族が寄り集まって暮らしていたらしい。

 

 Bランクの魔物で構成された、総数300体くらいの戦闘集団。それは、この世界の小国の騎士団3千人に相当する戦力だと、『相棒』が教えてくれた。

 

 普段から部族間で戦闘訓練を行う程の戦闘狂で、他の種族同士の諍いに助っ人として参加したりもするらしい。

 

 魔王が起こす戦の先陣を駆けたりと、時代ごとに活躍する一族も居たそうで、彼等も、そうしたオーガの血を引くのだそうだ。

 

 所謂、傭兵のような事を生業として暮らしていたのだとか。

 

 俺の世界では、ハンターがいるから傭兵はあまり需要がないから、かなり珍しい存在だったなぁ。

 

 まぁ、それは置いておくとして、問題は、先程も言った通り、そんな戦闘種族を下位種族であるオークが襲い、勝利したという事だ。

 

「信じられん・・・有り得るのか、そんなこと・・・」

 

 その有り得なさにに、カイジンがそう呟く。

 

「そんなにおかしい事なんすか?」

 

 ゴブタが肉を片手にそう聞いてくる。

 

「当然だ。オーガとオークじゃ、強さのケタが違う。格下のオークが仕掛ける事自体有り得んし、まして全滅させるなど「全滅ではない。まだ俺達が、いる」・・・・すまん」

 

 カイジンの言葉を遮り、赤髪が燃え盛る炎を思わせる瞳でカイジンを睨みつけ、カイジンは謝罪を口にする。

 

「まぁ、自分達よりも格下の存在に為す術もなくやられるのは悔しいだろうなぁ」

 

「確かにそりゃ、悔しいわけだ」

 

「リムルか。肉に夢中で聞いてないと思っていたよ」

 

「あのなぁ、ジン。いくら久しぶりに美味い肉を食えたのが嬉しいからって、大事な話を聞いてない筈がないだろ?」

 

「そうだな」

 

 離れた所で聞いていたのか、先程まで、今まで食えなかった分の肉を堪能していたリムルがこちらに歩いて来た。

 

「肉はもういいのか?リムル殿。」

 

「ちょっと食休み」

 

 赤髪の問いに対して、リムルは満足気な顔で答える。

 

「それにしてもお前の桃髪の妹は凄いな。薬草や香草に詳しくて、あっという間にゴブリナ達と仲良くなった」

 

「・・・箱入りだったからな。頼られるのが嬉しいんだろう」

 

「緋色髪の方も凄いと思うがな。ゴブリナどころか、ホブゴブリン達ともいつの間にか、仲良くなっていた」

 

「あの子はまだ少し世間知らずなところもあってな。興味を持ったものにはとことん試したりするのだが、その過程でよく、友人を作る事が多かったからな。他人と仲良くなるのが得意なのだろう。」

 

 俺達が視線を向けた先には、ゴブリナ達と楽しそうに話す桃髪と、リムルが皆に教えた、将棋という物に興味津々の様子で目をキラキラさせながら見ている緋色髪の姿があった。

 

「そういえば、どうして俺達がオークを手引きしたと思ったんだ?何か仮面がどうとか

言ってたけど。」

 

 リムルが赤髪に問いかける。そういえば、そのあたりの理由をまだ聞いていなかったな。

 

「・・・・・奴等が里を襲ってきた時、その全てが、鎧などの整った装備を揃えていた」

 

「オークが鎧を・・・?」

 

「ああ。人間が着用するような全身鎧(フルプレートメイル)だった」

 

 カイジンが問いかけに対し、赤髪が答える。

 

「そして、その豚共の中心に、凶悪な妖気(オーラ)を隠そうともしない、怒り顔の道化のような仮面を付けた上位魔人がいた。」

 

「なるほど。だから、同じように仮面を付けていたリムルと、一緒にいた俺ををそいつらの仲間だと勘違いしたと」

 

「その通り」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、お前らはこれからどうするんだ?」

 

 リムルが赤髪にそう問いかける。

 

「どう、とは?」

 

「今後の方針についてじゃないのか?」

 

「ああ、ジンの言う通りだ。再起を図るにせよ、他の地に移り住むにせよ、仲間の命運はお前の采配に掛かってるんだろ?」

 

「・・・・・知れたこと。力を蓄え、再度挑むまでだ。」

 

「当てはあるのか?」

 

 赤髪の応えに対して俺がそう聞くと、彼は気まずそうに目線を逸らす。

 

 どうやら無いみたいだな。

 

『なぁ、ジン。ちょっといいか』

 

『ん?なんだ?』

 

 リムルが念話で俺に話しかけてきた。

 

『俺の考えなんだけどさ・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なるほど。どう決めるかは彼等に任せるとして、とりあえずは聞いてみるか』

 

『あぁ。そうするよ』

 

「提案なんだけどさ。お前達、俺とジンの部下になる気はあるか?」

 

「・・・は?部下?」

 

 リムルからの突然の提案に困惑する赤髪に俺が追加で説明する。

 

「ま、俺達が支払うのは、衣食住のみなんだがな。拠点があった方が、お前達にも都合がいいんじゃないか?」

 

「しかし、それではこの町を俺達の復讐に巻き込むことに・・・・」

 

「まぁ、それだけが理由というわけではないんだがな」

 

「数千の、しかも武装したオークが攻めてきたんだ。どう考えても異常事態なのは間違いないし、この町だって、決して安全とは言えないだろう?」

 

「そういうわけで、戦力が多い方が、此方としても都合がいいというわけさ」

 

「・・・・・・」

 

「逆に、お前達に何かあった時は、俺達も一緒に戦う」

 

「俺達は仲間を見捨てる気はないからな」

 

「・・・なるほど・・・・・・・・悪いが、少し考えさせてくれ」

 

「おう。じっくり考えてくれ」

 

「時間はある。急いで答えを出さなくてもいいからな」

 

「・・・・わかった」

 

 そう言って、赤髪はこの場から離れて行く。

 

「・・・さてと、俺はもう少し肉を貰うとしようかな」

 

「そうだな。せっかくなんだから、肉以外も食べてみろよ」

 

「おう!そうさせてもらうよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・悪い話ではない」

 

 広場から離れた所を赤髪のオーガが歩いていると、近くの木陰から、声がかかり、赤髪は足を止める。声をかけてきたのは、青髪のオーガだった。

 

「だが、決めるのはお前だ。我らはお前と姫様、妹様に従う」

 

 「・・・・・・」

 

 赤髪はそれを振り向かずに聞き、再び歩き出してその場を離れる。

 

 「・・・・・ッ!」

 

 ドゴォッ!

 

 しばらく歩いていた赤髪は足を止めると、顔を歪め、八つ当たりをするかのように、近くの木に拳をぶつける。

 

 その脳裏に浮かぶのは、自分や妹達を逃がしながら殿として戦士団と共に戦い続けた父を、一撃の元に葬った、異様な妖気(オーラ)を纏った巨大なオーク。

 

 「俺にもっと力があれば・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宴を行った次の日の朝、俺とリムルの元に、赤髪のオーガがやってきた。その顔は、どこか覚悟を決めたようにも見える。

 

「・・・・・決めたのか?」

 

「答えは急がなくてもいいんだぞ?」

 

 俺とリムルが問いかける。

 

「オーガの一族は戦闘種族だ。人に仕え、戦場を駆けることに抵抗はない。主が強者なら、なおのこと喜んで仕えよう。昨夜の申し出承りました。我等オーガ一同、貴方様方の配下に加わらさせて頂きます」

 

 そう言いながら、彼は膝を付き、頭を下げる。

 

 ・・・・彼の気持ちにもっと配慮すべきだった。いくら弱肉強食が普通の魔物でも、自身の仲間達を殺されて、恨みを持たない筈が無い。

 本当なら今すぐにでもここを出て、たとえ死ぬことになろうとも、仇を討ちたいだろう。

 これは自分自身の不甲斐なさを呑んだ。一族の頭としての彼の決断だ。

 

 ・・・・なら、俺達に出来るのは、その決断を悔いのないものにしてやる事だけだな。

 

 俺とリムルは頷きあう。

 

「わかった。他のオーガ達を全員ここに呼んでくれ」

 

「全員に俺達の配下となった()をやろう」

 

 

 




 どうも、邪神イリスです。テストなどが重なった結果。大幅に遅れてしまいました。

 さて、ようやくオーガ達との対決です。そして2人のオリキャラも登場です。
 
 因みに緋色髪の女オーガの元ネタは『境界線上のホライゾン』の『本多・二代』。淡藤色の女オーガは、『Fate/GrandOrder』に登場する『マルタ(ルーラー)』です。見た目も、それぞれの髪の色を変えて、それぞれ緋色髪の方は二本、淡藤色の方は一本の角が生えたようなイメージです。

 それにしても、短すぎないように調整していたら、まさか初めての1万字を達成する事になるとは・・・・・
 まぁ、人によっては、これぐらい普通に書かれているお方もいらっしゃるのでしょうが。





 それと今更ですが、実は自分、ワールドとアイスボーン及びフロンティアと4G、ストーリーズは、お金がなくてプレイした事がないんです。(^_^;)
 特にフロンティアの化け物モンスターの中には全く知らないのもチラホラと・・・・・
 ある程度のストーリーの内容及びモンスターについては把握しているのですが・・・・モンスター関連などの描写などで間違っている所や、矛盾している所があったら、ご指摘していただけると幸いです。m(_ _)m

 あ、前回の後書きにも書きましたが、ライズはしっかりとやっています。あっちのモンスターもなんとかして出せないかなぁ・・・・

 至らぬところが多いこんな自分の作品ですが、これからも、温かい目で読んでいただけると嬉しいです。

 そろそろSAOの方も書かないとなぁ・・・・・

 
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