転生してもハンターだった件   作:邪神イリス

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地位向上編
転生、そして新たな出会い


 

 

 

 

 ピチャン・・・・・ピチョン・・・・・・

 

 

 

「う・・・・・ん・・・ここは・・・?」

 

 気がついたら、そこは薄暗く、そこそこ広めな空間で、周りには、薄く光っている鉱石などが見受けられた。

 

「ここは・・・・洞窟か?」

 

 ふむ、洞窟か・・・・・・・・・・・・・・・・ファッ!?

 

 待て待て待て。何故洞窟にいるんだよ!?確かあの時、自分は死んだような感覚があったのだが・・・・・

 

 まさか皆がこんな場所に俺を運ぶなんてことは無いだろうし・・・・・・・てか、今、気づいたが、俺、インナーしか着てないじゃん。まぁ裸とかよりはマシだけど・・・・・何で鎧は無くてインナーだけなんだ?

 

《解。それは貴方の記憶から私が生み出したからです》

 

 ・・・・・・・・・後ろを振り向く。うん、誰もいないな。はぁ・・・とうとう幻聴も聴こえてくるようになったのか・・・・でも何か聞き覚えがあるんだよなぁ。この無機質な声。

 

《否。幻聴ではありません。ユニークスキル『相棒』の効果です。能力が完全に定着したことにより、速やかに反応をすることが可能となりました》

 

「ユニークスキル?」

 

そういや死ぬ間際に何かなになにを獲得しましたとか聞こえたような・・・あれも幻聴ではなかったのか・・・・

 

 というか思わず声に出してしまったが、あれか、防具を装備したりすると発動するスキルのことか?あれ、でも喋るスキルなんてなかったような・・・・・

 

《否。そちらのスキルはモンスターの素材などを貴方が元々生きていた世界特有の技術で利用・加工した結果、そのモンスターの特性などが防具などに定着したものです》

 

 ・・・・・・・元々生きていた世界?色々と疑問が湧くが、それを聞くのは後にして、今は説明を聞くことにする。

 

 『相棒』の説明によると、スキルとは、何らかの成長を世界が認めた際に希に獲得出来るのが「能力(スキル)』らしい。もっとも、スキルの獲得や進化が普通に行われている訳ではないらしい。

 

 因みに何でこのスキルが喋れるのかというと、まず、このスキルとやらが俺に定着するのに60日ほどかかったそうだ。ただし、本来は今のように会話などは出来なかったという。

 わざわざ俺の疑問などに答える為に自己改造を行い、『世界の言葉』というものの権能の一部を流用したのだと説明された。

 

 そして説明を受けているうちに段々と理解できた。そうか・・・・やっぱりあの時俺は死んだのか・・・

 

 まぁ、調査拠点や皆を守れたし、最後の心残りだった奴の狩猟も成功したし、出来ることなら、また会いたいこと以外は特に未練は無いからいいかな。

 

 で、まず俺はどうもスキルを『相棒』の他にも『狩人』、『龍戦士』と、3つ持ってるらしく、それぞれの名前とそのスキルのスキル効果を説明してもらった。

 

 まず、最初に『相棒』のスキル効果は以下の通りだ。

 

思考加速:通常の千倍に知覚速度を上昇させる。

解析鑑定:対象の解析及び鑑定を行う。

並列演算:解析したい事象を、思考と切り離して演算を行う。

森羅万象:この世界の、隠蔽されていない事象全てを網羅する。

 

 この4つだ。正直最後の森羅万象なんて、それって反則じゃねーか!と、思ったが、どうも俺が触れた情報に対して、俺の知り得る事柄にのみ、情報開示が可能らしい。

 要するに、1度でも認識し、理解できた事柄に関しては解析可能な能力というわけだ。

 

 次に、『狩人』の効果が。

 

高速再生:高い再生能力で、あらゆる傷を通常よりも速く再生させる。

痛覚無効:精神攻撃以外のあらゆる痛みを無効化する。

魔力感知:周囲の魔素を感知することができる。

狩猟実行:あらゆる魔物・魔獣などと認識される存在と戦闘をする際、魔法などの威力が上昇する。

 

 この四つだ因みに魔素とは、この世界のあらゆる場所に存在するもので、場所によって濃かったり薄かったりするらしい。

 

 そして、最後のスキルが『竜戦士』なのだが・・・・・これが1番問題なのである。

 

 効果は

 

竜獣武具:上位クラスまでの武器や防具の顕現(召喚)が可能。

竜獣変幻:上位クラスまでのモンスターへの変身。

 

 この2つなのだが・・・実際に試してみた。まず竜獣武具は、イメージすれば召喚できるらしいので、レウスSシリーズと飛竜刀【紅葉】を呼び出す。

 

 

 

 上手くイメージ通りにできた。着心地も以前と変わりなく。使いやすいものだ。

 

・・・・・・・で、ここまでは良いのだが、最後の竜獣変幻なのだが・・・試しに、今いる場所がそこそこ広かったので、リオレウスに変身しようとしたのだが・・・・・なれてしまった。近くに地底湖らしきものがあったのでそこで確認したが、間違いなくレウスだった。因みに炎もしっかりと吐けました。

 小型モンスターにもなれるのかと聞くと、なれるということだったので、ジャギィに変身したが、こちらも完璧であった。

 

 その後、色々と試してみたが、武器や防具はG級以下なら全種類復元が可能ということや、モンスターの能力は完全に変身しなくても使えるということがわかった。実験体になってもらったトカゲや蝙蝠の肉は美味しくいただいた。一応、魔素を吸収できるから食事は必要無いらしいけど。

 

 そして、他にも驚くべきことが二つあった。まず、自分が若返っていたことだ。死んだ時は50歳だったのだが、湖を除いて見たら、20代くらいにまで若返っていた。

 あと、種族も変わっていた。名前は『真竜人』と言い、似たようなもので『龍人族』というのがいるらしいが、全くの別物だとか。まぁ、そんなこんなで、スキルや状況の把握を終わらせることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからかなり日にちが経った。『相棒』によると、正確には30日と6時間15分21秒らしいが・・・・無駄に細かいと思ったのは俺だけでは無いと思いたい。あれからは何をすることもなく、ただただ洞窟散策の為に歩き続けた。

 魔力感知がしっかりと出来るようになってから、個人的に妙に気になる方向があり、それを確かめる為に進んでいるのである。普通の道は普通に歩いたりして進み、地底湖などは迂回せず、水棲モンスターに変身して、そのまま直線に進んでいく。

 やがて、だんだんと魔素が濃くなり始めたような気がする。こころなしか、ヒポクテ草という薬草や魔鉱石という鉱物が増えてきているような気がするし。

 

 そろそろかな?と、思っていると。

 

 

 

(・・・・・・・・!)

 

「我が名は暴風竜ヴェルドラ!この世に4体のみ存在する『竜種』が1体である。クァーーーーーハハハハ!」

 

 ・・・・・・・・何か聞こえてきた。前者は聞き辛かったが、後者は何か凄い笑い声が聞こえた。

 

《解。前者はおそらく念話によるものなので聞き辛く、後者は念話と声帯の両方で喋っているので、聞こえやすいのかと》

 

 なるほど。実験中も思っていたが、五感もかなり強化されているみたいだな

 

 

 ・・・まぁ、件の気になる気配はあの声の方からするし、とりあえず行くしかないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、これからどうするつもりなのだ?」

 

(そうっすねー。とりあえず同郷の異世界人でもいないか探してみますよ。見つからなくても別にいいんですけどね)

 

 俺は三上悟。元々は一応大手と言われるゼネコンで働いていた37歳のサラリーマンだったのだが・・・・包丁を持った強盗から後輩を庇った結果、刺されて死に、何故かスライムに転生した者だ。

 

 それで色々あって、今、この世界に4体しかいない竜種の一体である暴風竜ヴェルドラのところにいるのだが・・・・・

 

「そうか、行ってしまうのか・・・・・」

 

 この竜、露骨に寂しそうである。本当に竜なのかと思ってしまうが、見た目からして竜であるのは間違いない。本人もそう言ってたし。

 

 しかしこのドラゴン。見れば見るほど邪悪で怖い見た目なのだが、ピクリとも動かない。そういえば300年前に封印されたとか言ってたか?

 少し気になったので、質問しようとしたら・・・・・・

 

「む?何だ?今日は客人が多いな」

 

 心なしか、嬉しそうな声でそう言うドラゴンの視線の先を見てみると、そこには、赤い竜が居た・・・・いや、違う一瞬そう見えたけど。よく見たら、赤い鱗や金属などでできた鎧と同じような素材で作られたような、身の丈ほどもある巨大な刀?を背負った奴がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 声のする方にたどり着いたのだが、そこには、何と巨大な竜が居た。いや、脚が四本あるから古龍種か?

 かなりでかいな・・・・・・・・・・だいたいラオシャンロンぐらいかな?『相棒』、コイツは一体何なんだ?

 

《解。この個体の名前は、暴風竜ヴェルドラ。世界に4種しか存在しない竜種の1体であり、精神生命体であるがゆえに、不滅の存在でもある。この世界の最強種です》

 

 へーーーってオイ!名前が龍じゃなくて竜ってだけでとんでもなくヤバイ奴じゃねーか!!

 

 ここで狩るか?と太刀を構えようとした時、竜の足下にいる何かに気がついた。

 

 見た目は楕円形で、青っぽい透明な色で、ぷにぷにして柔らかそうな物体だった。これがさっきのもう一つの念話を使っていた奴かな?

 

「ほう、パッと見は人間だが、どうやら違うようだな。我の名はヴェルドラ。この世に4種しか存在しない竜種が1体である」

 

・・・・・・・・・見た目と違って、友好的なようだ。

 

「これは丁寧にどうも。俺はジンと言う」

 

(俺は・・・とりあえず、悟って呼んでくれ)

 

 それから俺は2人・・・いや、この場合は2匹か?とにかく俺は2人と色々と話した。悟も俺と同じく転生者で、前世で後輩を庇って刺されて死んだ結果、スライムという魔物になったらしい。

 そしてこのヴェルドラだが、およそ300年、この場所に封印され続けているのだそうだ。

 

(しかし封印されたと言っても何で封印されちゃったんですか?ヴェルドラさんって結構強そうなんですが)

 

「む?まぁな。ちょっと相手を舐めてたのは間違いないが・・・・・途中から本気を出したのだが、それでも負けてしまったな!」

 

 悟の質問に対して、負けたというのに、悔しがったりするどころか、何とも誇らしげにコイツは答えた。

 

「相手はそんなに強かったのか?」

 

 もしこの世界にコイツより強い奴等がゴロゴロいるとしたら、それは古龍種クラスの強さを持つ奴が大量にいるということになる。

 下手な火山地帯よりも危険な世界に転生なんて御免こうむるんだが。

 

「ああ。強かったぞ。『加護』持ちで、人間の『勇者』と呼ばれる存在だ」

 

 ・・・・名前の特別感からして、とりあえずそんな、『神域』じみた世界では無いようだ。一安心である。

 

「そういえば、勇者は自分で自分の事を『召喚者』だと言っておったぞ。お前達のどちらかと同郷かもな」

 

(え?いやいやいや、自分と同郷ならそんなに強いはず無いですよ?)

 

「・・・・・俺の同郷だったらあり得るかもしれんが。俺の世界には勇者なんていないし、加護なんてものも無いぞ」

 

 あり得るかもしれんと言った時に悟からびっくりしてるような感情が伝わった。そんなに驚くことなのか?まぁ、世界によっては個人の平均的な強さも変わるのだろうな。

 

「この世界に来た『異世界人』は、特殊能力を持つことが多い。それは、世界を渡る際に魂に刻まれる力なのだ。召喚者ならば、必ず特殊能力を持つ。それも個々特有の『ユニークスキル』を持つのだ。偶発的にやって来る異世界人と違って、召喚に耐えるほど強い『魂』を持っているからだろう。召喚の成功例が極端に少ないという事実がその事を裏付けておる」

 

(召喚・・・というと、魔法か何かで呼び出した・・・・・とか?)

 

 魔法?もしかして別世界から来訪した、あのベヒーモスなどが使っていたようなものか?

 

《解。魔法には様々な種類があり、人間や知性のある魔物が使うことがります。因みに人間で主に魔法を使って戦う者を、魔法使いと総称します。付け加えて説明すると、貴方が元々居た世界のモンスターと違い、炎を出したり、電撃を放ったりするのに、火炎袋などの何かしらの内臓器官は必要ありません》

 

 ふむふむ、なるほどなるほど。

 

「その通りだ。30人以上の魔法使いで3日かけて儀式を行うのだ。先程も言った通り、成功例は低いが、強力な『兵器』としての役割を期待されておる」

 

「・・・・兵器だと?」

 

「うむ。召喚者は召喚主に逆らえないように魔法で魂に呪いを刻まれているからな」

 

(何だそりゃ?召喚される人の人権は無視かよ!)

 

「人権?異界には人に権利があるのか?そんなものはこの世界では幻想だ。弱肉強食こそ、万物にして絶対なるこの世の真理なのだから。力こそ、全てなのだ」

 

 ・・・・・どうもこの世界と俺の居た世界は似通っている部分があるようだ。最も、『ドンドルマ』や『バルバレ』などのような大きな街や村なら多少の人権はあるが、そこから少しでも外に出て離れれば、そこはモンスターの跋扈する凶悪な自然界。人権なんてあるはずが無く、モンスターは人間に対して遠慮など一切せずにこちらに襲いかかって来る。モンスターにとって、人間は餌か、自分の縄張りに入ってきた侵入者だ。容赦する必要なんか無い。

 だからこそ、俺達ハンターという存在があるのだが。

 

「なら、異世界人の扱いも奴隷や兵器みたいな感じなのか?」

 

「いや、人によるな。『支配の呪禁』が施されていないので、この世界のことを受け入れられたら普通に暮らしたり、冒険者になったりしてるんじゃないか?実際に、我を討伐しに来た冒険者の異世界人も何度か撃退しているぞ!クアハハハハハ!」

 

(つまり、召喚された場合だけ、強制労働の奴隷生活が待っているって事ですね・・・・・)

 

「労働では無いんだが・・まぁ、そんな感じじゃないか?我は人間に詳しい方だが、全て知っている訳では無いからな」

 

(それもそうか・・・・・・竜ですもんね)

 

 いや、むしろかなり詳しい方だと思うのだが・・・・・

 

 俺の世界でも、一部の古龍種の中には、人に化けて暮らしているような奴もいたなぁ・・・・・・とんでもない依頼をしてきやがったけど。

 

 とにかく、このヴェルドラは喋ることが出来るのが嬉しいみたいで、聞けば何でも答えてくれた。

 それからしばらく、俺は悟と、ヴェルドラに色々な事を話したのであった。

 

 勇者といかに戦ったのか、勇者がどれほど強かったのか、白い肌、真紅の小さな唇。黒銀色の長髪を1つにまとめて垂らしていたそうだ。身長はそんなに高く無く、やや小柄でほっそりした体型。

 顔はマスクで隠されていたらしいが、美人である事は間違いないと言っていた。女性だったそうだ。

 悟が(見惚れて負けたのか?)と聞いたら、「フザケルナ!」と、怒鳴られた。

 

 図星だなと俺達は思った。

 

 反りの入った独特の武器、『カタナ』と呼ばれる剣を使い、盾は持っていなかったという。

 

 ユニークスキル『絶対切断』とユニークスキル『無限牢獄』の2つのスキルを駆使して各種魔法を用い、「我を倒したのだ。」と嬉しそうに語ってくれた。

 

 話してわかったのだが・・・・・・口では雑魚だのゴミだの言っておきながら、コイツはかなり人間が好きなようだ。逆鱗に触れない限りは、襲って来た者を意図的に殺した事は無いみたいだしな。

 

 しかし、かつて1度、300年前にある事件が起きて、街を1つ灰燼にしたらしく。その事が原因で、勇者が派遣され、勇者のユニークスキル『無限牢獄』で封印されたのだと。

 

 ・・・・俺には正直竜の気持ちは完全にはわからない。俺の世界のとある地方の知り合い達に、竜と心を通わせ、共に生きている者達もいるが、俺がモンスターの気持ちを理解できるのは、彼等の本能的な行動を見た時か、狩りをして、相手と戦っている時だけだ。

 

 だが、俺にはこの竜はもう悪い竜とは思えんし、最初に抱いた警戒心なぞ、とうの昔に無くなっていた。

 

「なぁ・・・俺と・・・・友達にならないか?」

 

(お!いいな!俺もお前らと友達になりたいなと思ってたんだ!)

 

 ・・・自分で言い出したのもなんだが、何か少し恥ずかしいな・・・・

 

「な、なんだと!ス、スライムと人間にそっくりな魔物の分際で、『暴風竜ヴェルドラ』と恐れられる。この我と友達になりたいだとっ!?」

 

「・・嫌ならいいのだが・・・・」

 

「馬鹿か!!誰も嫌だなどと言っておらぬだろうが!!!」

 

(え?そう?じゃあ、どうするの?)

 

「そうじゃなぁ・・・お主らがどうしてもと言うなら・・・・・」

 

 凄いチラチラ見て来るな。

 

(どうしても、だ。決定な!)

 

「嫌なら、絶交だ。2度と来る事はない。」

 

「ちょ!待て!・・・・仕方ないな。我が友達になってやるわ!・・・・・感謝せよ!」

 

 素直じゃないなぁ。

 

(じゃあ、よろしく!)

 

「これから仲良くしてくれ。」

 

「宜しくの!そうだ、お前達に名前をやろう。だからお前達も我に名前を付けよ!」

 

(は?何でなんだ?いきなり何を・・」

 

「同格というのを魂に刻むのだ。人間で言うところのファミリーネームとかのような物なのだが、我がお前達に名付けるのは、『加護』にもなる。お前達は名乗っていたが、それは人間だった頃の名だろう?つまり、お前達はまだ『名無し』だから、これで名持ちの魔物(ネームドモンスター)の仲間入りができるぞ」

 

 えーと?つまり、俺達がファミリーネーム(この竜との共通の名前)を考えろと言う事か。しかし、この竜が俺達に名前を付けてくれることによって、俺達も名持ちの魔物(ネームドモンスター)に慣れるらしい・・・・・・そう言う事なら考えよう。

 

 正直俺にセンスは無いと思うので、悟と話し合う。

 

「タイフーン・・・は何か違うな」

 

(トルネード・・・も何か違うんだよなぁ)

 

「他に何がある?」

 

(うーーーん・・・・・・・あ!テンペストはどうだ?)

 

「・・・うん。それなら響きも良いし、大丈夫だと思うぞ」

 

(良し、ヴェルドラ!決まったぞ!テンペストとかはどうだ?)

 

 さて、反応はいかに・・・

 

「・・・・・・・・・・素晴らしい響きだ!今日から我は!ヴェルドラ=テンペストだ!」

 

 気に入ったのかよ!

 

 俺と悟は同時にそう思った。

 

 無言が長かったから不安になってたぞ・・・

 

「そして、悟。お前にはリムルを、ジンはそのままジンという名前を授ける。それぞれ、リムル=テンペスト、ジン=テンペストと名乗るが良い!」

 

 その名前は俺の魂に刻まれた。正直、見た目にも能力にも全く変化は無い。

 

 だが、魂の奥深くで何かが変化した。リムルとヴェルドラとの、繋がりのような物を感じるようになったのだ。

 

 こうして俺達は、友達になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 いかがでしたか?正直、今回はかなり説明ばかりになってしまった気がします。まぁ、ヴェルドラがなければ、ある程度の情報を知る事は無かったかもしれませんし、仕方ないですが。

 それと主人公のユニークスキル『相棒』に関してですが、正直設定的に『大賢者』さんとほぼ同じにするしか無かったです。違いらしい違いは、「詠唱破棄」が無い事と、リムルの世界に関する知識は持ってませんが、その代わりにジンの世界の知識を持っていると言うところですかね。

 それでは、またお会いしましょう。
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