転生してもハンターだった件   作:邪神イリス

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大同盟締結

 

 

 

 

 

魔王ゲルド討伐の翌日。

 

戦場となった場所から少し南南西にある森寄りの広場に仮設されたテントに、各々の種族の代表が集まっていた。

 

戦後処理の為の話し合いだ。

 

参加者は、俺とリムルと町に残っている2人を除いた鬼人達。

 

リザードマンからは首領と親衛隊長とその副長。

ガビルは反逆罪として連行されていった。結果的に犠牲者は少なかったが、一歩間違えたらリザードマンが全滅していた可能性もあったのだから、アイツにはしっかりと反省してもらいたいものだ。

 

他にはトレイニーさんと、ガビルに連れてこられたゴブリン達から代表が数名。

 

そしてオークから魔王ゲルドの側近を含めた代表が10名。

『飢餓者』の影響が無くなったおかげで理性的だが、そのぶん麻痺していた罪の意識が表に出てきてしまっているようで、顔を青ざめているいる様子が伺える。

 

「じゃあ、これから戦後処理についての話し合いを行う」

 

進行役は俺とリムルだ。

 

だが、残念ながら俺もリムルも戦後処理なんて経験が一切無い。

 

という事で、まずは俺たちが思っていることをこの場に居る皆に伝えることにした。

 

「まず最初に明言するが、俺とリムルはオークに罪を問う考えはない」

 

俺の言葉に、オーク達の表情が驚愕に染まる。

 

「被害の大きいリザードマンからしたら不服だろうが、聞いてほしい。彼らが武力蜂起に至った原因と現在の状況を話す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・なるほど。大飢饉にゲルミュッドなる魔人の存在ですか」

 

「ああ。だからといって侵略行為が許されるというわけではないが、逼迫した状況から分かる通り、現在の彼らには賠償できるだけの蓄えはない」

 

リムルの言う通り、侵略行為は良いか悪いかで言えば悪であり、ゲルミュッドに利用されたからとはいえ、残念ながら決断した時点で彼らは同罪だ。

 

だが、同時に彼らには生き残る為の道が他になかった事も事実だ。もし同じ立場であったら、他の種族も同じ様に行動していた可能性もあるからな。

 

 

まぁ・・・・・・

 

 

「これは建前なんだがな」

 

「・・・では、本音の方を伺ってもよろしいかな?」

 

リザードマンの首領が俺たちに問う。

 

「オーク達の罪は、全て俺とジンが引き受けた。文句は俺達2人に言ってくれ」

 

「なっ!?お待ち頂きたい!いくらなんでもそれでは道理が「それが魔王ゲルドとの約束だ」っ!」

 

俺がそう言うと、立ち上がったゲルドの側近は言葉を失い、力なく着席する。

 

「なるほど・・・・しかし、それは少々ずるいお答えですな」

 

リザードマンの首領の意見もわかる。

俺とリムルも簡単に受け入れられるとは思っていない。

 

だが、魔王ゲルドとの約束の為だ。ここで引き下がるわけにはいかない。

 

そう思い、説得しようと口を開きかけると、俺とリムルの後ろに控えていたベニマルが前に出た。

 

「魔物に共通する、唯一不変の法律(ルール)がある。弱肉強食。立ち向かった時点で、覚悟は出来ていた筈だ」

 

「・・・・弱肉強食。確かにその通りですな。駄々を捏ねてはリザードマンの沽券が下がりましょう。しかし、どうしても一つだけお聞きしたい事がございます。オークの罪を問わぬという事は、生き残った彼ら全てを、この森にて受け入れるおつもりですか?」

 

「確かに。戦で数は減ったが、まだ40万のオークがいるからな」

 

オークの総数40万は戦士だけの数ではなかった。飢饉から逃れる為に老若男女問わず全部族総出で出て来たという事を、ゲルドの記憶を垣間見た俺とリムルは知っている。

 

そこで俺達は、一つの考えを思いついていた。

 

「夢物語のように聞こえるかもしれないが、ジュラの森に住む各種族間で、大同盟を結べたらどうだろうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大同盟・・・・・」

 

周りの誰かが小さく呟くのを横目に、ジンとリムルは概要を話す。

 

「まず、オーク達には各地に散ってもらい、その土地土地で労働力を提供してもらう。その見返りに、リザードマンやゴブリンからは食料や住む場所を提供してほしい」

 

「住む家などの技術支援や加工品は俺達の町の職人に頼む。ウチも人手不足だから、オークの労働は当てにしている」

 

「技術を身に着けたら、そのうち自分達の町を作ればいい。その頃には、各地に散った者達とも住めるようになる筈だ」

 

「最終的に多種族共生国家とか出来たら面白いんだけどな」

 

2人のその言葉に、リザードマンの首領は目を見張った。昨日の終戦から、僅か半日の間にここまでの話が進むとは思っていなかったのだ。

 

そして、リムルの言った"多種族共生国家"という言葉に、その場に居た全ての者が反応を示した。

皆の脳裏に浮かぶのは当然、理想郷のようなその光景。

 

だが、それは絵空事ではない。

 

今、目の前にいる2人なら、それも可能なのではと思えるのだ。

 

「わ、我々がその同盟に参加してもよろしいのでしょうか・・?」

 

魔王ゲルドの側近が、不安そうな表情でリムルとジンに問いかける。

 

「帰る場所も行く当てもないんだろう?」

 

「ちゃんと働けよ?サボる事は許さんからな?」

 

その言葉に、感極まって涙を浮かべたオーク達は、その場で2人に跪く。

 

「もちろん・・・もちろんですとも!命懸けで働かさせてもらいます!!」

 

「・・・我らも、異論はありません。ぜひ、協力させて頂きたい」

 

リザードマンの首領は力強く頷くと、親衛隊長らと共に2人に跪く。

 

この様子に、リムルは同盟を結ぶのにそういう仕来たりでもあるのかと思っていたが、ジンは嫌な予感を感じていた。

 

そして、鬼人達も2人に跪くと、トレイニーが立ち上がって宣誓した。

 

「では、森の管理者として、わたくしトレイニーが宣誓します。リムル様とジン様をジュラの大森林の新たなる盟主として認め」

 

「「(盟主!?)」」

 

「その名の下に、『ジュラの森大同盟』は成立しました!!」

 

そう言うと、トレイニーも2人に対して跪く。

 

ジンはなんとなく予想していたが、まさか自分が盟主になるとは思ってもいなかった為、内心驚きの声を上げた。

 

こうして、そんなジンと冷や汗が止まらないリムルを余所に、ジュラの森大同盟は成立したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりのプレッシャーに、リムルが一回休憩にすると言い、各々が一旦テントを後にする中。

 

ベニマル達の下に、魔王ゲルドの側近が訪ねてきた。

 

「何か用か?オークの生き残りよ」

 

「・・・・・本当は今でも里を襲ったオークを根絶やしにしたいだろう。弱肉強食と言っても、憎しみはそう簡単に割り切れるものではない」

 

そう言い、ゲルドの側近はベニマル達に対して頭を下げる。

 

「詫びて詫びきれはしない。虫のいい話であるのは重々承知している。だが、どうかこの首一つで、ご容赦願えないだろうか・・・!」

 

両者の間に沈黙が流れる。

 

「・・・・・・・・・会議の前。リムル様とジン様に呼ばれた。鬼人族は今後どうするのかと。

 我らに帰る里は最早無い。今後もリムル様達の下に、在り続けたいと伝えたら、俺達に役職を与えてくださった。今回の働きを見て、考えていてくださったらしい」

 

「私とアワナミは『武士(もののふ)』。それぞれリムル様とジン様の護衛役ですよ!秘書も兼ねてます!」

 

自慢気に言うシオンに、ベニマルは苦笑しつつ、言葉を繋げる。

 

「ハクロウは『指南役』。ソウエイは『隠密』。ヒヨは『一番槍』だそうだ。村に残っているシュナとクロベエにも、それぞれ『巫女姫』と『刀鍛冶』の役職を与えられた」

 

「・・・・で、俺は『侍大将』の座を賜った」

 

「侍大将・・・・・」

 

「軍事を預かる役どころだ。そんなとこに就いちまった以上、有能な人材を勝手に始末するわけにはいかないだろ」

 

「っ!」

 

はっとなって顔を上げる側近。

 

その顔には、戸惑いが浮かんでいた。

 

「だから、お前を殺すつもりはない。リムル様とジン様に仇なす存在なら容赦しないが、同盟に参加し、盟主と仰ぐのなら敵ではない」

 

「仇なすなど・・・!!あの方達は我らオークを救ってくださった。従いこそすれ、敵対などありえん!」

 

「では、俺達は同じ主をいただく仲間だ。せいぜいリムル様達の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう」

 

そう言って、ベニマルは踵を返す。

 

「・・・父王ゲルドの名に誓って・・・・!」

 

その背中に声をかけると、ベニマルは振り返らずに手を挙げて応えた。

 

その後ろ姿に、ゲルドは深く頭を下げたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「山ー520M、山ー521M、山ー522M、山ー523M」

 

現在、俺とリムルはオーク達に名付けを行っている。

 

適当すぎて彼らには申し訳ないが、まったく気にしていない様なのでそのまま行わせてもらおう。

 

何せ、総数約30万の名付けだからなぁ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はジュラの森大同盟が成立したその日に戻る。

事の発端は、30万の飢えたオーク達の食糧問題だった。

 

これに関しては、トレイニーさんが出し惜しみせずに森の実りを提供してくれるという事になったので、問題は解決した。

 

ちなみに食糧の運搬はベニマルの指揮の下、嵐牙狼族(テンペストウルフ)炎牙狼族(インフェルノウルフ)が行ったが、ランガとエンカは俺達に甘えたいのか、運搬には参加せず影の中にいる。

まぁ、今回は色々と頑張ってくれていたからな。

 

あと、2匹が進化した影響で、眷属である嵐牙狼族と炎牙狼族の一部がそれぞれ星狼族(スターウルフ)華狼族(ブロッサムウルフ)に進化していた。今の所最大数は100だが、そのうちにまた増えるかもしれない。

 

だが、ここでまた別の問題が発生した。

 

これまでオーク達は、『飢餓者(ウエルモノ)』の影響で一時的に魔素が増えていたおかげもあり、空腹に困ることもなく生きて来れていた。

 

しかし、ゲルドが死んだ今、それは徐々に失われていき、子供や老人などの体力の無い者から倒れるのも時間の問題だった。

 

それを防ぐ方法が、魔素が失われる前に俺とリムルが喰い、同等量を与えるというものだった。

与えるというのは名付けの事だ。

 

 

 

 

ただし・・・・30万人分の。

 

 

 

 

というわけで始まったのが、この名付け地獄だ。俺とリムルでそれぞれ15万人ずつ担当している。

 

なお、この方法の中の過程の一つである魔素を喰うことに関して、当初は俺には不可能かと思われたが、思わぬところに解決策があった。

 

それはあのイビルジョーの能力だった。

 

イビルジョーに新たに増えた能力の中に、『捕食者』と似たような能力がある事が判明した。

ただし、あくまで出来るのは喰う事と与える事だけであり、『捕食者』や『飢餓者』みたいな、食べた相手の能力を使えるようになるなんて力はない。

 

ともかく、コレのおかげでリムルの負担を減らす事が出来た。

 

名付けの傾向に関しては、まず大部族に山、谷、丘といった風に部族名を授け、後は並んだ順番で数字と、リムルに教えてもらったアルファベットのMを男に、Fを女性にという感じだ。

 

そんなこんなで名付け続けること10日。遂に最後の集団の2千人となった。

この集団は豚頭親衛隊(オークエリート)の生き残りとの事で、ゲルドの側近のたっての願いで、俺たちの下で働くこととなった。

 

そして、最後の一人が俺の前に立つ。

 

彼は、ゲルドの記憶にもいた彼の側近。彼には俺の魔素を与える事になるだろう。

 

故に、この名前を与える事にした。

 

「お前の名はゲルド。死の間際まで仲間を思い続けた偉大なる王であった豚頭魔王ゲルドの意思と名を継ぎ、ゲルドと名乗れ」

 

「その名を賜る事の重み、しかと受け止めました。我が忠誠を貴方様とリムル様に!」

 

「ああ。期待しているぞ、ゲルド」

 

「ははっ!」

 

ゲルドへの名付けとともに、俺の魔素が吸われるのを感じた。もっとも、他のオークへの名付けには自前の魔素を一切使っていなかったので、低位活動状態(スリープモード)にはならなかったが。

 

さて、後はリザードマンの首領への挨拶だな。

 

そういやガビルはどうしてるんだろうか・・・・・

 

なお、リムルは首領への挨拶が終わると同時に気が抜けたのか、低位活動状態へと強制突入した。

まぁ、数日も経てば目が覚めるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦が終わり、2週間程経った頃。

 

ガビルは父親である首領の前に引き立てられてきた。

 

ガビルは戦の終了と同時に牢に入れられていた。

 

ガビル自身は謀反を起こしたのは事実なので、文句を言うでもなく受け入れていた。

良かれと思って起こした事は、結果としてリザードマンの滅亡寸前まで陥ったのだ。処遇は死罪であると考えていたが、そのことに不満もなかった。

 

「ガビルよ。今回の件について、何か言いたい事はあるか?」

 

「・・・・部下たちの助命を願います。全ては我輩の独断。彼らは我輩の命令に従ったにすぎません」

 

「わかった。では、もう思い残すことはないな?」

 

父親のその言葉に、ガビルはある人物達の姿を思い出す。

 

「・・・スライムのあの方とひとぞ、いえ、真竜人の方はどちらにおられるでしょうか?」

 

「リムル様とジン様なら昨夜お越しになられたが、もうここにはおられぬ。何故、そんな事を聞く?」

 

「死罪となる前に聞きたかったのです。何故――――――助けてくれたのかと」

 

下等なスライムとただの人族だと見た目だけで侮り、無礼な態度を取った間抜けな自分を、助ける理由などないはずだと、ガビルは牢にいる間、ずっと考えていた。

 

「あの方々はもうご自分の町へ帰られた。知りたければ自分の足で尋ね問うのだな」

 

「(・・・・・・・・・・え?)」

 

ガビルは顔を上げて首領を見上げる。

 

「処分を申し渡す。ガビルよ、お前は破門だ。二度とリザードマンを名乗る事は許さぬ。出ていくがいい」

 

「お、親父殿・・・!?」

 

その目に映るは、巌のような父の姿。

見るだけで力強さを感じるその姿に、自分が名を持つだけで楯突いたのかと、ガビルは自分の眼が曇っていたのだと悔やむ気持ちが湧いてきた。

 

心なしか、以前よりも若々しくなっている気もしたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呆然としたまま外へ放り出されたガビルに、兵士が「忘れ物だ」と言い、荷物と共に細長い包みを渡す。

 

それが何なのかに気付いたガビルは、包みを取って確認する。

 

それ、リザードマンの宝とも言える魔法武器(マジックウェポン)水渦槍(ボルテクススピア)だった。

 

「これはリザードマンの首領が持つべき物・・!」

 

「首領のお考えだ。黙って受け取れ!」

 

「親父殿が・・・?」

 

――――ガビルよ。リムル様より『アビル』の名を賜ったこの父がある限り、リザードマンは安泰である。

    貴様は自分の思うがままに生きるがよい。

    ただし、中途半端は許さぬ。肝に銘じるのだ。

 

涙を流すガビルに、聞こえる筈のない父の声が聞こえた気がした。

 

ガビルは万感の思いを込めて一礼すると、踵を返して歩き始めた。

 

「(親父殿、見ていてください。我輩は一から出直します。この槍に恥じぬ男になる為に。

  もしも許されるなら、あの方達の下で――――)」

 

しばらく進むと、見慣れた集団がガビルの前に現れた。

 

ガビル配下の百名の戦士達である。

 

「待ってましたよガビル様!!」

 

「水くさいぜガビル様」

 

「我らを置いて行こうなど言語道断」

 

「な、何をしておるのだお前達!?我輩は破門になったのだぞ?」

 

困惑するガビルに、配下達は口々に言う。

 

「だからですよ!俺達の頭は貴方しかいないでしょうが!」

 

「ガビル様が破門なら、我々も破門されますよ!!」

 

「馬鹿者どもめ・・・・・」

 

そう言いつつも、ガビルの目にはうっすらと涙が浮かぼうとする。

 

だが、それは気合で吹き飛ばす。

 

「しょうがない奴らであるな!わかった。まとめて面倒を見てやろう!我輩に着いて来るがいい!!」

 

ガビルは、仲間たちと共に歩き出す。

 

ガビル達がリムルとジンと再会するのは、もうしばらく後の事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同盟締結から3ヶ月が経過した。

 

俺はシズの墓がある丘から街を見下ろしながら、これまでの事に思いを馳せる。

 

名付けにより、豚頭族(オーク)は『猪頭族(ハイオーク)』へと進化し、その仕事ぶりと技術の吸収力はカイジンを唸らせるほどであり、彼曰く、「鍛えれば、ドワーフに劣らぬ技術を持てるかもしれん!」との事だ。

 

彼らのおかげで今まで滞っていた部分にも人手が入り、建物の建設などが進んでいる。

 

特にオークロードと同格の存在である猪人王(オークキング)へと進化したゲルドはよく働く。

 

むしろ働きすぎなぐらいで、この前も「いいから休め!」と、リムルに叱られていた。

 

進化した際に、彼はユニークスキル『美食者(ミタスモノ)』を獲得していた。

同族限定での『受容』と『供給』。そして配下の2千名と『胃袋』を共有できるらしい。

 

他には、ゴブリン達が一族郎党を引き連れてやって来て、俺とリムルの2人で全員に名付け終えた頃、ようやく町に住む者全員に家が行き渡った。

 

さらに水道も通した。こちらはリムルの前世の知識も役に立ち、上下水道も完備されている。

 

まだまだ成果が出ていない分野も多々あるが、とりあえずの体裁は整ったと言えるだろう。

 

今やこの地には1万を超える魔物たちが暮らしている。

 

 

ようやく俺達の安住の地・・・魔物の町が出来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 




どうも、邪神イリスです。

ゲルド戦を投稿して2日も経たないうちにいきなりお気に入り登録者数などが増えたので内心すごくビビっておりました。
おかげさまで10万UAを突破。お気に入り登録者数1100人を突破。さらに評価バーがオレンジになりました!
しかも初のランキング入りで、2次創作日間ランキング84位!!
これも読んでくれている皆様のおかげです。本当にありがとうございます!!

もうニヤニヤが止まらず、映画を見たのも相乗効果となり、モチべが一気にアップして、張り切っちゃいました。


さて、まずはジンのアルファベット云々に関してなのですが。
モンハン世界でアルファベットってどうなんやろ?と、色々調べたのですがよく分からなかったので、自分達(現実世界のプレイヤー)からはDOWNなどはアルファベットして認識(翻訳こんにゃく的な)され、実際のモンハン世界では別の言葉になるんじゃね?という解釈になりました。
このあたりに関しては詳しい方がいたらぜひ教えてほしいです。

次回はいきなり次の章に入らずに、転スラ日記とかをベースに何か幕間的な感じのを出したいなーって思ってます。ガビル介入とかもその辺りでやるかも?
楽しみに待って頂けたら幸いです。


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