モンハンライズの発売に備えてXXを最初から始めました。え?なんでワールドじゃないかって?PS4買う金がなかったんだよ。
私はお兄さんの髪を刈り殺してから、お母様にハンターになる許可を貰うべく家に帰って来た。
前はお母様を悲しませてまでやる魅力を感じなかったハンターだが、同じ転生者といつも繋がってられるというのはとても魅力的だ。
なんならドスジャギィを狩って掲示板を解放したらハンターをやめても良いしな。
問題はお母様をどう説得するかだが、ある程度は真実を話すべきだろうな。そうでもしなきゃ納得してもらえそうにないし。
そんなことを考えていると、お母様のいる居間にたどり着いた。
「お母様、話があるの」
「・・・分かりましたわ、そこに座ってください」
お母様がやけに重い雰囲気を纏っているが、何かあったのだろうか。
余計なことは頭の隅に追いやり、私は話始める。
「お母様、私ハンターになりたい」
「・・・とりあえず、訓練所に通うことは認めます。私も訓練所を卒業するまでには覚悟を決めますわ」
なんの説明もなくハンターになることを認められたことに私は驚くと共に疑問を覚える。
これは本格的に何か良からぬことでも起こったのでは無いか?という考えに至って、私はお母様に疑問をぶつける。
「この前はあんなに反対してたのに、なんで今回はこんなすんなり許してくれたの? まさか村にモンスターが迫ってるとか?」
「いいえ。たとえモンスターが迫っていたとしても観光に来るハンターさんに討伐を依頼しますし、訓練所はそんなに早く卒業できません。今回ハンターになることを許したのはあなたの目を見たからですわ」
「目を?」
「えぇ」
私の質問に答えた後にお母様はどこか遠くを見つめるように語り出す。
「ハンターになりたいと言った貴方の目は、この村を脅威から守ることを決めたあの人の目とそっくりでしたから」
「あの人ってもしかしてアマツマガツチを倒したハンターのこと?」
私がそういうとお母様は酷く驚いた様子で私を見る。
村を驚異から守るって時点でほぼ確定されてるんだけど、もしかして私ってアホの子だと思われてる?
「知ってましたのね」
「うん。村の人たちが凄く楽しそうに私たちの英雄だって言ってたんだ。・・・あのニートも」
「そう・・・確かにあの人はこの村・・・いえ、人類にとっての英雄です。それ故に私の元から去ってしまわれた」
お母様が凄く悲しそうな、それでいて誇らしそうな顔でお腹ー丁度子宮のあたりーを撫でながら言う。
なんかこれ以上追求するとヤバそうな雰囲気がする。親のディープな話を聞かされるほど気まずいことはないと思い、私はとっさに話題を変える。
「く、訓練所に通って良いってことなら早速明日から通っても良い?良いよね!」
「ん?えぇ、良いですわよ。ですが辛くなったらいつでもやめt・・・いえ、覚悟を決めた娘にこんな言葉は要りませんわね。良いハンターになれるように頑張りなさい」
「うん!!」
私はお母様の激励にこれ以上ない笑みを浮かべる。
別に話題を逸らせたから喜んでるわけじゃない。ないったらない。
ーーーーーー
私はお母様にハンターになる許可をもらったことをお兄さん、いや、アオキに知らせるために彼が住んでいるそこそこ大きめの家に来ている。
扉の前で一瞬ノックしようか悩んだが、あの邪智暴虐な男にそんな気遣いは必要ないと思い直し、遠慮なしに彼の部屋に入り込む。
「ん?おぉ、カエデか、どうだこの髪型? 結構いけてないか?」
私は目の前の光景に一瞬思考が停止する。
奴は私が髪を刈ったことを物ともせず、それどころか生意気にも新たに剃り込みまで入れておしゃれをしていたのだ。
これでは奴の髪を刈り殺した意味がない、新たな可能性を開いただけだと思い、私は近くにあったナイフを手に、奴に躍りかかった。
ーーーーーー
「それで、村長から許可は取れたのかい?」
奴は滑稽な頭で私に聞く。
「うん、明日から訓練所に通うことになったよ」
「そうか、これでまた掲示板での話題が増えたな」
奴のやたらと光を反射する不毛地帯を見ていると笑いがこみ上げてくる。
これだけやったならもう許しても良さそうだな。さすがにこいつも反省してるだろ。
「ねぇ、訓練所ってどんくらいで卒業できるの?」
私は前から気になってたことを聞く。
個人個人で実力の伸びは違うだろうし、自分が卒業にかかった期間と比べてハンターになってからの進退を見極めたい。
「訓練所の教官が言うには大体半年くらいで卒業するらしいな。才能がない奴は強制的に退学にさせるらしい。」
半年かー、それを考えると同じ転生者たちは普通かそれよりちょっと上ってところなのかな? 強制退学は厳しく思えるけど、命がかかってる職業だしそのくらいが普通なのかなぁ?
「ちなみに最速卒業は1ヶ月で、噂の3rd主人公(仮)は訓練所に通ってすらいないそうだ。まぁ、俺たちの同胞にも一人いるけどな」
さすがは主人公、古龍を倒すだけあってスタートから一般ハンターとは違うなぁ。
てゆーか昼にも聞いたけど転生者の中に訓練所でてない人がいるのか、もしかしてチート主人公みたいな人だったりするのかな? 転生特典はないっぽいし正真正銘の天才肌の人なんだろうなぁ。
ぐぅぅ〜〜
二人だけの静かな部屋に私のお腹の音が鳴り響く。
お腹の音が鳴った程度で恥ずかしがるような乙女心は持ち合わせてないが、散々いじめた相手に聞かれるのはなかなかに恥ずかしく、私はお腹を抑えて赤面する。
「昼にも言ったが今日は竹の子をふんだんに使ったご馳走だ。よかったら食べていくか?」
アオキの完全な無表情から出てくる、さも気にしてないような言葉に余計に私の顔は熱くなった。
夜ご飯はご馳走になった。
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