ありふれてない研究者(車椅子)が異世界に来ちゃった話《凍結》 作:排他的
ハジメ達が大迷宮に突入して、そろそろホルアドに戻る頃と思い、
私とキリアさんは雑談していた。
いきなり騎士が入ってきた。
「剣製者殿。キリア殿。報告に参りました!
勇者一行たった1人の犠牲にてオルクス大迷宮を退散、
犠牲者の名前は南雲ハジメで」
「なんて言いました?今」
「犠牲者の名は南雲ハジメです!」
「ハジメが……詳細な情報は?メルドさんから聞いていませんか?」
「奈落に転落したとのことです!」
「冗談ですよね?」
「冗談ではありません!」
「キリアさん。タブレットを私に。貴方は帰っていいですよ。」
そういうと騎士は帰って行った。
「はい。タブレットです。」
「魔法確認研究者の加護。」
タブレットに加護をかけたハジメの詳細なデータが出てくる。
だが、本来現れるはずの生死の確認が取れない。
「キリアさん。バカ勇者が帰ってくるのは何時でした?」
「明日です。」
「明日王宮に行きます。返答次第では氷漬けに…………」
ハジメを心配してしまい、寝れなかった咲人だった。
「天之河。詳細な情報を教えてもらおうか。」
「なんでお前がここに。」
「昨日ハジメの帰りを待っていたら、ハジメが奈落に落ちたっていう
情報が入った。だが、ハジメにつけた魔法は、ステータスをお前と
同じくらいにするはずだ。簡単にやられるはずがない。」
「うるさいぞ!前線に出ない奴が偉そうに!」
「そうよ!貴方は武器を支給して終わりじゃない!」
「天之河を倒せる実力があるのに参加しないなんて!」
クラスメイトがうるさい。
「お前らほんとに馬鹿だよ。」
「なんだと!」 「何よ!」 「障害者が何言ってんだこいつ!」
「私はお前らが戦争に参加しないように手を打ってたのに、
お前ら進んで戦争に参加するんだもん。」
全員が沈黙する。
確かに私は参加しないが、武器を支給することで、
生徒の戦争参加を止めていたのだ。
自分から参加しておいて何を言う。
「で、誰がやった?」
「お前には関係ないだろ!」
「バカ勇者じゃ話にならん。」
「俺が説明するよ。頼まれてたやつもあるから。」
「了解だ。遠藤。研究室に来てくれ。」
「ああ。」
「キリアさん一旦戻ります。」
「そうですか。」
そのまま遠藤と私とキリアさんは研究室に戻った。
遠藤の話を聞く限り、檜山がグランツ鉱石に触れて、転移、
メルドさんが退けと言ってもバカ勇者が退かず、
そのままベヒモスと交戦。
ハジメが戻るよう言ったが、抵抗。やっとの思いでバカ勇者を後ろに
持ってきたが、ベヒモスを1人で迎え撃ったハジメは
限界突破零式により、ベヒモスを倒したが、
その後魔法の誤射により、攻撃が当たり、
そのまま奈落に落ちたという。
「そうか。情報提供感謝する遠藤。それと頼んだ魔石はあるか?」
「ああ。」
遠藤には魔石を採ってきて貰うよう依頼していた。
「頼まれてた限界突破零式の付与された腕輪だ。」
「ありがとう。」
「構わない。魔石が来たからな。さて。キリアさん」
「なんですか?」
「オルクス大迷宮に向かいます。」
「は?え、ちょっと待て!俺たちでもベヒモスを倒せないのに
倒せるわけないだろ!」
「?何を言ってるだ?キリアさんはお前らより強いぞ?
というかメルドさんより強い。」
「え?」
「どうぞ」
キリアさんはステータスプレートを提示する。
そこには
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キリア・ブレイズ 20歳 Lv35
天職:騎士
筋力:250[+2500]
体力:300[+2500]
耐性:300[+2500]
敏捷:200[+2500]
魔力:250[+2500]
魔耐:300[+2500]
技能:居合・衝撃斬[乱れ斬り]・属性斬撃[炎斬][水斬][風斬]
[雷斬]・発勁・衝撃吸収・衝撃放出・刀剣修復・限界突破・見切り・
研究者の加護
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「は?なにこれ俺よりチートなんだけど……」
「?これくらいでチートなんて言うなよ。デビッドさんも
これくらいよ?」
「はぁ?まだいるの?」
「え?デビッドさんと、キリアさん、後、後でメルドさんもやる予定」
「3人……お前すごいな」
「当たり前だ。さてキリアさん行きますよ。」
「ええ。佐野さん」
「いや待て!お前どうすんの?!」
「?いや今から王宮に向かって、行く旨を伝えて、
行くだけだけど。」
「は?いやお前。車椅子。」
「この世界に来てから、ホバー走行が可能になってな!」
「…………チートじゃねぇか!」
「というわけでオルクス大迷宮に向かわせて貰います。」
「……………構わぬ。ただ、貴殿はある意味勇者より重要だ。
勇者を連れて行け。現場指揮は貴殿に任せよう。」
「了解しました。」
「という訳だ。勇者。お前にも着いてきてもらう。まぁ後ろにいてくれればいい。」
「私も行くよ!」「ごめんなさい。私も光輝のストッパーで行くわ。」
「俺も行くぞ!」「鈴も行くよ!」「僕も行くよ。」
肝心のバカ勇者だが、
「わかった。行こう。」
私とキリアさんがいれば、楽に勝てるんだがな……
「お前ら荷台な。これ2人乗りなんだ。乗りますよ
キリアさん。」
「勇者様を乗せなくてよろしいのですか?」
「別に構いませんよ。」
車椅子を車に変形、コアメタル製の荷台を繋ぐ。
「おい待て、何で車がある!」
「作った。」
「さすが研究者?」「1番のチート野郎じゃねぇか」
「刀の比じゃないわね」
そのまま最高スピードで大迷宮……ホルアドに向かうのだった。
《次回に続く》
キリアさんもチートでした。
というか王国トップスリーですね。笑
次回は早いですが、ベヒモス討伐です。
参加しているのはバカ勇者こと天之河、
天之河のストッパーこと八重樫
ハジメが好きな白崎
脳筋こと坂上、結界師谷口、天之河大好き中村です。
次回もよろしくお願いします!