早いものでもう10話目となりました
こんな駄文に評価やお気に入り登録して頂きありがとうございます
これからもDoll meets Human?を宜しくお願い致します
それでは本編をどうぞ
ーブルーチーム 森林地帯にてー
「オラオラどうした!?逃げてないで少しは反撃したらどうだ!?」
「言われなくても・・・。そうするわよ!!」
背後から迫る処刑人に対し振り向き射撃態勢を取るWA。呼吸を整え射線を確保し電脳内で「
「狙いが甘いんだよ!」
攻撃を全て防がれ軽く動揺するWAに一気に近付き袈裟斬りする処刑人。WAはそれを何とか躱すも追撃として繰り出された蹴りは回避できず蹴り飛ばされる
「随分と呆気ないねぇが、まずは1人目・・・っとぉ!?」
転がるWAに近付き仕留めようとする処刑人だったが、側面から気配を感じ後ろへ飛び退く。ワンテンポ遅れて彼女が居た場所を弾丸が通り過ぎる
「AK-12とAN-94はそのまま援護射撃を!キャリコは2人のカバーをお願いします!WA、大丈夫ですか?」
「えぇ、何とか。強化されてるって話だったけど予想以上よ。まさかライフル弾を切り払うとは思わなかったわ」
コンテンダーの肩を借りつつ立ち上がるWA。眼前ではAK-12達3人に対し数の不利を物ともしない処刑人が大立ち回りを演じていた
「こんなもんかよグリフィンのガラクタ共!もっと俺を愉しませてみろよ!!」
向かってくる弾丸を躱して左手のハンドガンで牽制しつつ剣を逆袈裟斬りの要領で振り抜く処刑人。放たれた斬撃がAN-94を襲うも彼女はそれを回避する。斬撃はそのまま彼女の後ろにあった木に命中し、断面がズレそのま音を立てて倒れていく
「・・・バカみたいな威力ね」
「はい、いくら強化されてると言っても限度があります。恐らくですが、リミッターが解除されてる可能性が・・・」
「そんなことして体が持つの?」
「本来なら無理ね。多分だけど痛覚も遮断してるはずよ。じゃなきゃあそこまで動けるはずないもの。どう攻略するコンテンダー?」
木々の影に隠れるAK-12達。それに対しコンテンダーは無線機越しに指示を行う
「そうなると一撃でコアを破壊して機能を停止させるしかありませんね。3人はそのまま処刑人への撹乱をお願いします。私とWAで対応します」
「何か良い案があるのかしら?」
「正直リスクは高いですが・・・、大丈夫です。私も運は持ってる方なので。WA、サポートをお願いしますね」
「本当にやる気?まぁ良いわ。頼まれた以上はキッチリ果たさせて貰うわ」
コンテンダーの合図と共に行動を開始するAK-12達3人。処刑人に対し牽制射撃を行いつつ指定されたポイントへと誘導していく
「なに企んでるかわかんねぇが、来んならとっとと来やがれ!纏めて叩き斬ってやるからよ!!」
「生憎そう簡単に切られるつもりは無いわ」
イラつく処刑人に対しさらっと流すAK-12。空になったマガジンを交換し銃爪を引くも吐き出された弾丸は全て切り払われるか剣の腹で防がれる。暫くそのような攻防戦が続き3人は指定されたポイントに到着する。そこには彼女たちブルーチームの副官であるコンテンダーが1人立っていた
「あぁ?追いかけっこが終わったと思ったら今度はサシで勝負ってか?上等じゃねぇか、一瞬で真っ二つにしてやるよ!!」
コンテンダーを見つけた処刑人は勢い良く近付き斬りかかる。それをバックステップで躱したコンテンダーはそのままハイキックからの回し蹴りを行う。ハイキックは身体を逸らし、回し蹴りは剣の腹で受け流した処刑人はその衝撃を利用しそのまま後ろへ下がる
「ハッ!他のガラクタ共よりは出来るみてぇだな。良いぜ、相手してやるよ!!」
弾切れになったハンドガンを捨てた処刑人は連続で斬撃を飛ばしつつ間合いを詰める。それに対しコンテンダーはその場から一切身動きせず処刑人を見つめる。斬撃が彼女をあと少しで襲う所まで近付いた時ぼそりと何かを呟いた
「・・・コア及び義体のリミッター解除。電脳による反応速度の制限解除を確認。脚部及び腕部の制限解除を確認。限界時間は60秒・・・カウント開始!」
そこからコンテンダーの動きは異常の一言だった。複数の斬撃をまるで間を縫うように回避し近付く処刑人に対し銃を片手で構え銃爪を引く。弾丸は剣の腹で防がれるもそこをミドルキックで更に追撃する
「なんだコイツ!?さっきまでの連中とは動きが違いすぎる!!だが・・・おもしれぇじゃねぇか!!」
蹴られた事で後ろに吹き飛ばされる処刑人は空中で1回転したのち着地し、低い姿勢で勢い良く飛び出すと剣を左から横へ一閃する。コンテンダーはそれをバク転で難なく回避しそれと同時に弾丸を再装填、空中で弾丸を吐き出す
「良いぜ!お前みたいな奴は初めてだ!最っ高にハイってやつだぜ!!」
襲い掛かる弾丸を剣で縦に一閃する処刑人。その目は大きく見開かれコンテンダーを見据えており、その表情は戦いを楽しんでいた。一進一退の攻防が2人の間で繰り広げられる中、コンテンダーが次の弾丸を再装填し終えた辺りで動きが急激に鈍くなる
「・・・時間・・・・・・ですか・・・」
彼女の電脳内でありとあらゆるエラーメッセージが流れる。コアの過負荷や人工筋肉の損傷、フレームの歪みなどハード・ソフト問わずその体は悲鳴をあげていた。ゆっくりと後ろに倒れるコンテンダーを見た処刑人はその隙を見逃すはずもなく、袈裟斬りをするべく剣を振り上げる
「貰った!!・・・・・・なっ!?」
剣を振り上げた瞬間、彼女の右手首の辺りを何かが貫く。人工筋肉が裂けフレームが砕ける音が聞こえ剣を握った状態の右手が千切れ宙に浮かぶ
「これで、終わり・・・、です・・・!!」
最後の力を振り絞り銃口を向けるコンテンダー。それは処刑人の胸へと向けられており、彼女は倒れる寸前に銃爪に指を掛け、ゆっくりと引いた
「わりぃハンター。そっちに行けそうにねぇや」
仰向けに倒れる処刑人。その胸には銃撃による大穴が開けられており、彼女のコアを完全に撃ち抜いていた。
徐々に意識を失いつつある中、彼女は戦友であるハンターを案じていた
「あんまり無茶すんじゃねぇぞハンター。お前は俺が居ないとすぐに無茶すっからな。俺が殺られたの知って変な事しなきゃいいが・・。まぁ、今さら言っても無駄か。ハンター・・・、お前と組めて・・・楽しかったぜ・・・。」
そう言い終えゆっくりと瞼を閉じその機能を停止する処刑人。その近くには彼女の愛用していた剣が刺さっており、墓標の様に佇んでいた
「まだ生きてる?コンテンダー?」
「えぇ、何とか。ですがペルシカ主任に怒られますねこれは」
戦闘が終わり木々の間から出てくるAK-12たちに彼女は苦笑いしつつ答える
「ありがとうございましたWA。良い狙撃でしたよ」
「全く・・・。見てるこっちがハラハラしたわよ。でも言ったでしょ?頼まれた以上はキッチリ果たすって」
「そうでしたね。それはそうとすいません、誰か手を貸してくれませんか?先ほどからエラーが酷くて起きれそうにないので・・・」
コンテンダーの言葉にキャリコが反応しその身体を起こしつつ「無茶しすぎ」と叱責し、彼女は「ご心配をおかけしました」と謝罪する
「どう?歩けそう?」
「肩を借りれば何とか。AK-12、チーフ達の方角は分かりますか?」
「大体ならね。行くの?」
「勿論です。たとえ戦力にならないとしても」
「そう・・・。なら仕方ないわね。行きましょうか」
コンテンダーの決意を感じたAK-12は渋々了承し、案内を始める。その後ろをキャリコに支えられつつコンテンダーはついていくも1度振り向き、仰向けに眠る処刑人へと視線を向ける。それもすぐに戻し、チーフ達の元へと進むコンテンダーだった
NGシーン
蹴られた事で後ろに吹き飛ばされる処刑人は空中で1回転したのち着地し、低い姿勢で勢い良く飛び出すと剣を左から横へ一閃する。コンテンダーはそれをバク転で難なく回避しそれと同時に弾丸を再装填、しようとしたがタイミングが合わず弾丸がこぼれ落ちる
「あっ・・・すいません!」
「気にすんなコンテンダー。気楽にいこうぜ」
謝罪するコンテンダーに対し気にする様子のない処刑人はそう答え彼女を励ます。監督の指示で配置に戻り撮影が再開される
take2
「本当にごめんなさい!」
「気にしない気にしない」
take10
「こ、今度こそ・・・」
「なぁ監督、ちょっと休憩しないか?ダメ?」
take50
「・・・・・・・・・グスッ」
「あぁもうこれ考えた奴誰だ!?今すぐ出てきやがれ!!」
結局このシーンだけで丸一日費やし、take数は100を過ぎてから数えるのを止めたとのこと
1話で終わると言ったな、あれは嘘だ(ソンナー)
いやね?書いてたら思いの外膨らんでしまってね?ハンター戦が書ききれませんでした(土下座)
あと処刑人好きの方々に刺されないかなこれ・・・
コンテンダーについてですが、ここで軽くご説明をさせて頂きます
・コンテンダー
IOPの正規製造人形にしてペルシカ主任による改造処置を施された特殊人形
M4A1の人形指揮システムを限定ながらも搭載し、人間の指揮官なしでも少人数の人形を指揮することが可能
・リミッター解除について
本来なら人形はリミッターの解除は出来ない(負荷が掛かり自身が傷つく=自傷行為となる為)のだが、指揮システム導入の際にこちらも組み込まれた。それに伴いコアやフレーム、人工筋肉の強化措置も行われ短時間ながらも全力稼働が可能となった。しかしその後は過負荷により性能は極端に低下、オーバーホール必須な状態になる
リミッター解除からの全力稼働は某魔術師殺しさんの対麻婆戦をイメージしてもらえれば良いと思います
次はハンター戦です。1話で終わるかなぁ・・・
誤字脱字、コメント宜しくお願いします