このまま埋もれさせても良かったんですが、一度書いたら最後まで書き通せってどっかの偉い人が言ってたと思うので続けることにしました。
更新は不定期の予定ですが、調子が乗れば連投するかも?
それでは本編をどうぞ
ー森林地帯 ミサイルによる爆心地付近ー
「404の連中は逃げたか・・・・・・」
地面が抉れ、倒れた木から小さな火が燻る中ウロボロスは 1人呟く。無論彼女はあの一撃で全員仕留められるとは思っておらず、
「ウ・・・ロ・・・きさ・・・ま・・・」
「お役目ご苦労だったなハンター。出来れば1人くらいは狩って欲しかったが、まぁ初めから期待などしていなかったから安心して死ね」
ウロボロスはそう言い終えると両腰の複合兵装から機銃を展開、ハンターのコアを撃ち抜く。
「・・・さて、まだ夜は始まったばかり。鬼ごっこに興じるのも悪くはなかろう。どこまで逃げられるか見物だな?」
指を鳴らすウロボロス。その背後には2つの大きな影が聳え立っており、獲物を求めゆっくりと動き出した
一方、ウロボロスのミサイル攻撃を辛くも逃げ延びた404小隊。爆風による傷の手当てをしつつ、117やブルーチームと合流するべく行動しようとしていた
「痛っ、もう少し優しく出来ないの?」
「だったら自分で巻きなよー。結構難しいんだよこれ?」
「アンタは普段サボってばかりなんだから、このくらいやって当然でしょ?ほら、さっさと巻く」
「はいはい、仰せの通りにしますよー」
「2人とも急いで。あの
「45姉!前方に敵影は確認出来ないから移動するなら今だよ!」
「了解よ9。ほら416にG11、いつまで時間掛かって・・・伏せて!!!」
痺れを切らして後ろを振り向くUMP45。視界には包帯を巻くG11とそれに文句を言う416。そしてその奥、暗闇の中を月明かりに照らされ一瞬何かが光る。それを見た45は叫びながら2人を押し倒し、近くにいた9も驚きつつ指示に従いその場に伏せる。直後、1本の木の幹が半分ほど吹き飛び、重力に引っ張られゆっくりと倒れた
「一体何だっていうの!?」
「敵さんのご登場よ!ほら立って!」
「もうお家帰りたいよぉ・・・」
「不味いよ45姉!あれ
よりによって一番相手にしたくない奴が出てきたか!と45は内心悪態を吐く。半泣き状態のG11を引き起こし、416に渡しながら指示を出す。
「撤退よ!あんなの正面から相手してたら
「了解!カウント3・・・2・・・1・・・投擲開始!」
投擲と同時に撤退を開始する404小隊。その姿を認識したManticoreは攻撃を開始しようとするが、足元に落ちた閃光手榴弾が起爆、辺りが一瞬真っ白になる。急激な光量の増加により一時的にセンサーがマヒし、行動不能になる敵を尻目に全力で走る少女たち。対するManticoreもセンサーの異常から短時間で復帰、砲撃しつつジリジリと距離を詰める
「こうなったら私の榴弾で・・・」
「そんなの1発2発撃ち込んだところでどうにかなる相手じゃないわ!それに立ち止まった瞬間に木っ端微塵にされるのがオチよ!」
「じゃあどうするの!?このまま追い詰められて踏み潰されるまで走るつもり!?」
「2人とも走りながら喧嘩しないでよぉ・・・」
走りながら言い争う45と416に半ば呆れるG11だったが背後に砲弾が着弾、衝撃で顔面から地面に叩き付けられる
「へぶぅ!?うぅ、もぅやだよぉ・・・。」
再び半泣き状態になりながらも立ち上がろうとするG11。しかし背後に圧を感じゆっくりと振り向く。そこには片方の前脚を上げ今まさに彼女を踏み潰そうとするManticoreの姿があった。
「(あっ、死んだこれ)」
電脳内でそう呟くG11。416が逃げろと叫ぶも体は動かず、ただ自身を踏み潰さんとする前脚をじっと見ている事しか彼女は出来なかった。呆気ない最後だったなぁと思いつつ、その時を静かにG11は待った・・・。
ーほぼ同時刻 セーフハウス近辺ー
「こちらS-117、404応答せよ。繰り返す、404応答せよ」
AegisやNemeumの残骸が散らばる中、チーフは無線機に呼び掛ける。しかし返ってくるのはノイズ音だけであり、誰かが応じる気配はなかった。
「ジャミング装置も気になるが、彼女達と合流するのが先だな」
そうチーフは呟くと背中にAegisのハンマーを、両手にIWS2000を持ち暗い森の中を歩き出そうとする。その時、遠くで爆発音が聞こえ夜空が紅く染まった
「・・・・・・あそこか」
404はあの爆発に関わっている、そう直感的に感じた彼は迷うことなく爆発のあった方向へと走り出す。しばらく走っていると今度は砲撃音が聞こえ、銃を構えスコープを覗く。そこには装甲を纏った4脚の大型兵器2体と、それに追われる404の姿が映っていた。攻撃のタイミングを窺っていると着弾時の衝撃で1人が吹き飛ばされ、それを仕留めようと1体の動きが止まる。それを見逃さず銃爪を引き、放たれた4発のAPFSDS弾が大型兵器の装甲を次々と食い破り火花を散らす。とどめに頭と思われる部分に1発撃ち込むと小規模な爆発を伴いつつ崩れ落ち動かなくなった
「こちらS-117。遅くなってすまない」
「ナイスタイミングよ117。416、G11を回収して」
「言われなくてもそのつもりよ」
僚機が倒された事で攻撃対象を404からチーフに変更するManticore。注意がそちらに向いた隙に416がG11を回収、更にこれまでのお礼とばかりに榴弾をお見舞いする。爆発の衝撃と煙で動きが鈍ったところをチーフは先ほど同様、頭と思われる部分に1発撃ち込み大きな鉄屑へと姿を変える
「助かったわ117。1つ借りが出来たわね」
「気にしなくて良い、任務を果たしただけだ。それよりハンターは?」
「その事なんだけど、実は少し厄介な事に・・・」
「ほぅ、2機だけとは言えManticoreを倒したか。褒めてやるぞ?」
チーフと45の会話を遮るようにパチパチと拍手が入り、暗闇からセーラー服の少女、ウロボロスが姿を現す。その表情は笑みを浮かべており、この状況に満足している様に見えた
「その声・・・貴女が蛇女ね?」
「誰だ?」
「ここ一帯を支配してる3人目のハイエンド人形よ。暗闇から私達を爆殺しようとする位には性格の良い奴よ」
「褒め言葉として受け取ろう。さて、私としてはもう少し遊びたかったのだが、余り時間を掛けすぎるとあのメイドからまた小言を言われかねんのでな。楽しい楽しい遊びの時間は終わりだ。」
ウロボロスはそう言い終えると両腰の複合兵装を展開、ミサイルと機銃による一斉射撃を行う。
「散開!!」
45の合図と共に四方に散らばり木の陰に隠れる404とチーフ。お返しとばかりに各自反撃を開始するもウロボロスの装甲は予想以上に堅く、有効なダメージを与えられずにいた。
「なんてふざけた火力と装甲よ!117!対物ライフルの残弾は?」
「悪いが弾切れだ。さっきの多脚戦車で残りを使い切った。」
チーフはそう言ってIWS2000を地面に置く。残った武装と言えば、AegisのハンマーとBruteの大型ナイフのみだった。416も既に榴弾を使い切ったと報告し、状況は最悪だった。
「じゃあ打つ手なしってこと?」
「冗談じゃないわ!あの蛇女に一泡吹かせないとこっちの気が収まらないわよ!」
少し弱気になる9に喝を入れつつ、襲い掛かるミサイルを撃ち落とす45。せめてあの複合兵装さえなんとか出来れば・・・と考えていた矢先、117からある作戦を提案される。それを聞いた9と416は「自殺行為だよ!」「正気?」と驚愕したが、45は他に打つ手はなしと判断し117の提案を了承した。
「やるからには必ず成功させてよね?」
「問題ない。そちらも手筈通りに頼む」
404とチーフによる打倒ウロボロスに向けた作戦が動きだそうとしていた。
約一年半振りの投稿になりました。
次回で対ウロボロス戦、そしてOperation Cubeは終了になります。
え?まだ出てきてない人形が居る?ウン、ワカッテマス・・・
忘れてる訳ではないのでご安心下さい
誤字脱字その他ありましたらご報告宜しくお願いします。