アーマーはmarkⅥ、基本装備はコンバットナイフ、グラップルショット、アーマーアビリティはなし(予定)
何をいっているか分からない?
Haloシリーズやって?どうぞ
コンテンダーが「彼」に助けられたのとほぼ同時刻
「あーもう!次から次へとキリがないわね!」
10体目のE.L.I.Dを仕留め、空になった弾倉を交換しつつWAが悪態を吐く
「これじゃあコンテンダーを探すどころか私たちが全滅しちゃうよ!まだロックは開かないの!?」
「もう少し待ってください。今AK-12が深度演算モードで対応してますが・・・」
キャリコの悲鳴にも似た問い掛けに対しAN-94が冷静に答える
E.L.I.Dによる最初の襲撃の後、囮になったコンテンダーの捜索を開始していた4人だったが、別のE.L.I.Dの集団と遭遇。迎撃するもその数の多さに撤退を余儀なくされていた
「ダミーも殆ど殺られた!もう持たないよ!?」
「しっかりしなさいキャリコ!」
泣き言を言うキャリコに喝を入れるWAだっだが、内心ではかなり焦っていた。彼女たちはこれまでにもE.L.I.Dとの戦闘経験は何度か有ったものの、一度に相手をしていたのは精々数体であり、今回の様に数十体を相手にするのは初めてであった
先ほどキャリコが言っていた全滅という最悪の二文字が彼女の電脳に過る。だが彼女たち人形にとって死=終わりという訳ではない。仮にここで斃れたとしてもメンタルモデルのバックアップがあるのでそこから再生産される。が、そんな事はエリート人形としての彼女のプライドが許さなかった
「・・・・・・ロック解除を確認。撤退開始」
短い電子音と同時に開く扉。クリアリングを済ませたAK-12が無機的なトーンで報告し、僅かに残ったダミーを残し撤退する4人。最後の一人が扉の奥に入りAK-12が再ロックするのと同時に残されたダミーが扉に叩きつけられ何かが握り潰される鈍い音が聞こえた
「間一髪、と言ったところね。悪いけど暫くは戦力になれそうもないわ。AN-94、ちょっと肩を貸してくれる?」
「AK-12、何処か問題でもあるのですか?」
肩を貸しつつ不安そうに尋ねるAN-94に対し、彼女は大丈夫よと答える
彼女曰く、初めて見るタイプのネットワークであり攻勢防壁の類いが隠されている可能性が有った為時間が掛かったとのこと。その為深度演算モードの稼働時間が長くなり、結果としてAIに負荷が出てしまったという
4人は近くの空き部屋に入り今後について話し合う。弾薬は消費していたものの、小規模な戦闘ならこなせる位にはまだ残っていた。しかし・・・
「私達が遺跡に入って約2時間、後1時間で迎えのヘリが来るわ。幸い道中のマッピングはしてあるから何もなければ十分間に合う。問題はコンテンダーの捜索ね。彼女の捜索も並行してとなると、正直厳しいわね」
「それってつまり見捨てろって事!?」
WAがAK-12に食って掛かるが彼女は冷静に
「簡単な事よWA。1人を犠牲にして4人助かるか、1人を助けようとして全滅するか。私達人形は死んでもバックアップがあればそこから復活出来る。貴女のそのちっぽけなプライドなんてどうだって良いわ」
「なんですって!?もう一度言ってみなさいよ!!」
「やめなよ2人とも!こんなことしてる場合じゃないでしょ!?」
一触即発の2人を何とか抑えるキャリコ。しかし両者の間にあった険悪なムードは収まらず暫しの沈黙が流れる。そんな中、彼女たちが撤退してきたのとは別の方向から扉が開く音が聞こえ全員が近くの物陰に隠れる
徐々に近付いてくる足音。各々の半身を構え、その銃口を部屋の入り口に向け待ち構える4人。人影が見え銃爪に掛かる指に力が入る。が、その影には見覚えがあった
「コン・・テンダー・・・?」
誰かが小さく呟く。その影の正体は、E.L.I.Dから4人を守るため自ら囮となり行方が分からなくなっていたコンテンダーその人だった
「コンテンダー!?良かった!無事だったんだね!?」
「ご心配お掛けしました。皆さんもご無事で良かったです。」
キャリコに抱き付かれ少しバランスを崩しながらもコンテンダーは答える
「よく私達の場所が分かったわね?」
「先ほど激しい銃撃戦が聞こえたのでもしや、と思いまして」
先程までの険悪なムードは消え、和やかな空気になる一同。気が緩んでいた。と言われても仕方ない状況の中で、WAはコンテンダーの背後にある影に気付き叫ぶ
「キャリコ!コンテンダー!後ろ!!」
WAの警告を聞き振り向いたキャリコが見たのは、自身の背を越える大きな影であり、それを視認した瞬間彼女はコンテンダーを押し倒し、WAの射線を確保する
「ま、待ってください!彼は」
コンテンダーの制止を無視し射撃体勢を取るWAは、軽く息を吐きブレを修正し銃爪を引く。銃口から放たれた弾丸は影の頭に命中するも、当たった場所に光る波紋が浮かぶだけでダメージを与えられた様子は無かった
「シールド!?一体何なのよコイツは!?」
驚愕するWAを余所に部屋の中に入ってくる影。その姿は、全身が濃い緑色の装甲に覆われた軍用人形にも似たものだった。AK-12とAN-94も側面からの攻撃を開始しようとした時
「そこまでです!皆さん銃を下ろしてください!!」
コンテンダーが軍用人形擬きの前に立ち3人に警告する。動揺するも渋々従う一同に対し、彼女は背後の人形擬きを気遣う
「大丈夫ですか、チーフ?」
「問題ない」
「(喋れるんだ・・・)」
2人の会話を聞きそう思った4人だった
その後、事情を説明される4人ではあったが、どれもにわかには信じがたいものばかりであった。中身はれっきとした人間で、さっきまでコールドスリープと呼ばれる物で冬眠していた等々。とは言え、彼女たちにとって彼が味方という事が分かれば十分であった
「それで肝心の脱出プランだけど、私がもう一度深度演算モードでルート上の扉のロックを解除するわ。その後遺跡の入口まで強行突破する。えぇとチーフ?先頭を頼めるという話だけど、本当に良いのかしら?」
「問題ない。ああいった化物の相手には慣れている」
じゃあ宜しくね。とチーフの返事を聞きハッキングを開始するAK-12は数分もしないうちにルート上のロックを解除し、後方に下がる
チーフは持っているM6Dマグナムの安全装置を解除し、「行くぞ」と短く合図し進む。道中現れるE.L.I.Dに対し正確に頭を撃ち抜き処理していく。程なくして遺跡入口に到着。迎えのヘリは既に到着しており、コンテンダーたちは順に乗り込んでいく
「あと少し、あと少しで帰れる・・・!?」
そう安堵していたキャリコを横から衝撃が襲う。一瞬何が起きたのか分からなかったが、自分がE.L.I.Dに襲われたと理解するのにさほど時間は掛からなかった
「い、いや、離して!誰か・・・誰か!?」
キャリコの異常に気付いたのはチーフだった。彼は左腕のグラップルショットを起動、キャリコを引き寄せる事に成功する。そのまま彼女を左腕に抱えつつ向かってくるE.L.I.Dに銃撃するも弾が切れる。すると「借りるぞ」とキャリコに言い彼女が持っていたM950Aで残りを仕留めていく
そのままキャリコを抱いた状態でヘリに乗り込んだチーフを確認したコンテンダーはパイロットに合図し、機体を上昇させる
彼女たちの濃密な3時間が幕を降ろした
いやー難産でした(笑)
正直分割した方が良いかと思いましたが次に進めたかったので今回の様になりました(本文約3000文字)
チーフが使った銃はHALOシリーズお馴染みのハンドガンですね。捨てちゃったからもう出番ないけど
だって使おうにも弾薬規格合わないし。12.7×40㎜って冗談やろ!?
他の武器も使う予定はありません。だって弾薬規格が(ry
あっ、今回はNGシーンは無しです。あんまり上手いシーンが浮かばなかったので(そもそも需要ある?)
誤字脱字、コメント宜しくお願いします