Doll meets Human?   作:敵前逃亡兵士

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まず始めに、コメント及び評価をして頂きありがとうございます

正直こんなに早く頂けるとは思っておらず少し恐怖しております

今回はシリアス、というか残虐表現が多いのでご注意下さい

あとUMP9好きの指揮官!ごめんね!!(予防線)


act.6 Extremists

ーJ11地区 G&K基地指令部ー

 

「まずは支援要請を受諾して頂き感謝致します」

 

この基地を預かる壮年の男性が左手を伸ばしながらそう言い、ブルーチーム副官のコンテンダーが笑顔で握手に応じつつ答える

 

「お気になさらないで下さい。私たちは命令を受けただけです」

 

「そう言って頂けると助かります。それと、彼が・・・」

 

「はい。私たちブルーチームの隊長で16LABが開発した次世代型の軍用戦術人形のプロトタイプです。名前は」

 

S(シエラ)-117だ。宜しく頼む」

 

「こちらこそ。噂は予々聞いています。着いて早々で申し訳ありませんが、状況を説明しますのでこちらへ」

 

指揮官の言葉に一同が頷き、ブリーフィングが始まる

 

「この地区には複数の人権団体の拠点がありました。どれも中規模で穏健派が多数だった為、さして問題にはなっていませんでした。ですが先日、その人権団体が全て合流し地区内の人形排除を宣言しました」

 

指揮官はそう言うと地区のマップが表示され、十数ヶ所が赤く点滅する

 

「この赤い表示は?」

 

「襲撃があった場所です」

 

AK-12の問いに対し指揮官が答え、そのまま続ける

 

「被害の殆どはIOP等の企業が所有する事務所ですが、個人宅への襲撃も確認されています。事態を重く見た我々は人権団体の鎮圧を開始、ダミーを含む人形15人に正規軍からの訓練を受けた隊員30人が拠点に向かいました。ですが・・・」

 

「誰も戻らなかった、か」

 

チーフは小さく呟き指揮官は悲痛な表情で頷き、更に続ける

 

「作戦失敗から2時間後、人権団体からG&Kを含む全ての人形を雇用する企業及び個人のJ11地区からの退去並びに人形の即時廃棄、更に自治権の委譲を要求してきました。12時間以内に要求が受け入れられない場合は捕虜の命は保証しないと。あと・・・、これも送られてきました」

 

そう指揮官が1枚の写真を出した瞬間、ブルーチームの全員が息を呑んだ。そこに写っていたのは夥しい量の人工血液に濡れた1本の腕だった(・・・・・・)。誰もがその内容に顔をしかめる中、その腕の薬指に光る物をコンテンダーが見つける。

 

「失礼ですが、もしかしてこの人形と・・・」

 

「えぇ、誓約しています。私の副官(UMP9)です。鎮圧部隊の指揮を執っていました。こんな私を家族として、1人の男として愛してくれました」

 

指揮官は左手で右腕を擦りながらそう言うと、チーフは何か気づいたのか「義手か?」と尋ねる

 

「よく気付きましたね。えぇ、それと右足もです。実は正規軍の出身でね。E.L.I.Dとの戦闘で負傷し退役した後、上司の伝手でここに来て・・・。彼女とはその時からの仲なんです。勝手と承知でお願いします。彼女を、ナインを助けて下さい。」

 

ブルーチームの面々に頭を下げて懇願する指揮官に対し、コンテンダーとキャリコが頭を上げる様に言う。

 

「ブルーチーム、1時間後に出撃する。指揮官、ヘリの準備を頼む」

 

「・・・・・・ありがとうございます」

 

 

チーフの言葉を聞き再度頭を下げる指揮官だった

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後

 

 

ーJ11地区 人権団体拠点正面ー

 

「S-117からコンテンダー、こちらは位置に着いた。そっちはどうだ?」

 

「こちらコンテンダー、同じく位置に着きました。チーフ、本当に単独で大丈夫ですか?」

 

「問題ない。そちらもGSHのサポートに注意しろ」

 

「了解しました。ご武運を」

 

 

 

 

 

 

 

ー基地指令部 出撃直前ー

 

 

「作戦内容だが、まず拠点正面から117が突入、囮として派手に暴れる。奴等の注意が向いた隙にコンテンダー、AK-12、AN-94、M950Aの別動隊が拠点内部に侵入、人質を捜索及び解放する。なお別動隊にはGSH-18も同行する。彼女にはUMP9及び負傷者の応急措置をしてもらう予定だ」

 

「よ、よろしくおねがいします!」

 

「117、指定された武器は用意してある。それとヘリアントス上級代行官から本作戦における全ての禁止事項は無効と通達が来た。存分に暴れてくれ」

 

 

 

場面は戻り

 

 

 

 

ー人権団体拠点正面ー

 

 

「こちらS-117、作戦を開始する」

 

チーフは無線でそう報告すると、用意して貰った武器「BGM-71対戦車ミサイル」を構え、入口を周辺に敷設されたバリケードごと吹き飛ばした。

辺りに散らばる金属片やコンクリートの塊を余所にチーフは用意して貰ったもう1つの武器「LWMMG」を両手に構え中に入る。中では既に体勢を整えた数人が武器を構えていたが、彼等が銃爪を引く前にチーフのLWMMGが火を吹き撃ち殺していった

 

 

 

「こちらWA、S-117の拠点侵入を確認。そちらの侵入経路に敵は居ないわ」

 

「分かりました。こちらも作戦を開始します。周辺の警戒はお願いしますねWA」

 

 

後方から作戦エリア全体を監視していたWAの報告を受け、内部に侵入する別動隊。こちらは隠密作戦のため全員ダミーなしであり、最小限の戦力となっていた

 

 

 

 

「何なんだよコイツは!?」

 

「ぐ、軍用人形!?まさか正規軍が攻めてきたのか!?」

 

「た、助けてくれ!死にたくn」

 

突然の襲撃に慌てふためく人権団体の構成員たち。数は多いものの統率はされておらず、迎撃に出る者や逃げ惑う者がごちゃまぜになっていた。だがチーフはそんな彼等に一切の慈悲無く銃爪を引いていく。胴体を撃ち抜かれた者や頭が爆ぜた者、腕が千切れ悶える者で溢れかえる中、脚を撃たれ這いずる男を捕らえる

 

「人質はどこに居る?」

 

男は既に戦意を喪失しており、チーフの質問に震えながら答える

 

「S-117からコンテンダー。人質は地下だ」

 

「了解です。すぐに向かいます」

 

おかしな気を起こすなよ?と男に警告しチーフは先へ進む。それを見た男は助かったと安堵したが、またすぐに別の感情が生まれた。「あの人形は俺に命令したのか?この世で最も唾棄すべき人形が、この俺に・・・?」

その事実を認識した男は無意識に側にあった銃を拾い、チーフの背中目掛けて銃爪を引いた。吐き出された弾丸は全て命中したが、シールドに阻まれ彼を傷付ける事は出来なかった。そしてゆっくりとこちらを向くチーフはマシンガンの銃口を向け・・・そこで男の意識は途絶えた

 

 

 

一方コンテンダー率いる別動隊はチーフの情報で地下へと向かっていた。

 

 

「誰も居ないね」

 

「囮作戦が上手く行ってる証拠ね。人質の場所は・・・あそこね」

 

暗く静かな通路を渡りキャリコとAK-12が言葉を交わす。程なくして別動隊は目的の部屋へと辿り着く。扉に付けられた小窓を覗くと多数の人影が居り、鍵を壊し中へと入る

 

 

「だ、誰だ!?」

 

「落ち着いてください。私たちは貴殿方の救出に来ました。怪我はありませんか?」

 

「俺達の事は後で良い。彼女(UMP9)を早く助けてやってくれ」

 

救出された隊員たちの視線の先には別の扉があり、AK-12がその中を確認する。そこには左腕を切り落とされ、右腕を壁に拘束されるUMP9の姿があった

 

「GSH!」

 

「は、はい!今行きます!」

 

慌てて駆け付けるGSHが彼女の容態を確認する。失血と暴行でかなり弱っていたものの、機能停止はしておらずその場で応急措置を行う。

 

「他の人形は?」

 

「彼女を庇って・・・。ここに居るのが全員だ」

 

「分かりました。コンテンダーからS-117。人質の解放に成功しました」

 

「こちらS-117。了解した。WA、外の様子はどうだ」

 

「今のところ変化なしね・・・待って。複数の車両が拠点に向かってるわ、恐らく増援ね。到着まで約10分よ」

 

「分かった。ブルーチーム、撤退だ」

 

 

WAの報告にチーフは迷い無く撤退を宣言。程なくしてチーフと別動隊は合流し作戦エリアを離脱していった。

 

 

10分後、増援部隊が到着し見たのは体の至るところが欠損し血の海に倒れるかつての同胞達であった




これかぞ!!(右手グーパンで殴られる作者の図)


今回チーフが相手にした人権団体の戦闘員の数ですが、大体70~80人位だとお考え下さい。殆どあの世行きになりましたが

敵地攻略はチーフの十八番ですからね。仕方無いね(無慈悲)

NGシーン?無いよ(電池切れ)


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