待たせたな!(待ってない?そっかぁ・・・)
今回は戦闘シーンは少なめです
ーS06地区 鉄血紛争エリアー
「こちらブルーチーム、作戦エリアに到着した」
「こちらでも確認した。先程、例の小隊との通信が一時的に回復し合流ポイントを指示してきた。先ずはそこに向かってくれ」
「了解した」
暗闇の中、輸送ヘリから降りヘリアンとの通信を終えたチーフは合流ポイントを確認する。そこは現在地からそう遠くない場所であるものの、完全に鉄血の勢力圏内であった
「行くぞ」とチーフは短く指示を出す。静寂の中、雲の隙間から漏れる月明かりに照らされた6つの影が廃墟を進んで行く
ー合流ポイント 森林地帯ー
「それで?一体何処の誰が援軍として来てるわけ?」
「うんうん。私も気になる!」
「あたしはどうでも良いよ・・早く寝たい・・」
一足先に合流ポイントに到着していた404小隊。周囲に敵が居ない事を確認し、隊長であるUMP45にここに来るであろう増援について訪ねていた
「G&K本社所属の小隊よ。メンバーはコンテンダー、M950A、WA2000、AK-12、AN-94、そして隊長はあの16Labが開発した次世代型の軍用戦術人形、そのプロトタイプという話よ」
「軍用人形?何者なのよそいつ」
「詳細は不明よ。けど、この前J11地区で起きた人権団体過激派の事件に絡んでるのは確かよ。何でもそいつ1人で拠点にいた約80人の構成員を殺っちゃったとか」
「・・・・・・」
UMP45の言葉に驚愕するHK416。16Labの名前が出た時点でろくでもないと考えていたが、予想の斜め上の答えに開いた口が塞がらない彼女だった。そんな中、彼女達が持っていた無線機から声が聞こえ状況が一変する
「獲物の分際で雑談とは良いご身分だな」
「「「!?」」」
「ぐぅ・・・ぎゃっ!?」
周囲を警戒する3人と416に蹴られるG11。すると何処からともなくこちらに近付く足音が幾つも聞こえてくる。
「遊びは終わりだ。そろそろ本気で狩らせて貰う」
「その割には貴女の姿がみえないんだけど?出てきたらどうなの
無線機からの声の主であるハンターに対し挑発するUMP45。しかし相手は挑発に乗ることなく冷静に答える
「それでは意味がない。狩りとは獲物をゆっくりと追い詰め、弱ったところを仕留めるのが醍醐味だからな」
「悪趣味ね」
「褒め言葉と受け取っておこう。では」
ハンターの言葉を最後に無線機は沈黙する。代わりに鉄血の部隊が展開する音が辺りに響き、少女達は迫り来る敵に対し銃を構え迎え撃とうとしていた
ーS06地区 鉄血前哨基地ー
「なぁ、俺達が出なくて本当に良いのか?」
「あぁ、奴等はあくまで餌に過ぎん。我々が出るのは
基地を預かるハイエンド人形達、処刑人とハンターはそう話しつつモニターを見る。そこには彼女達の部隊に包囲され、蹂躙されようとする
「けどよ、本当に来んのか?見捨てられる可能性だってあんだろ?」
「来るさ。
「俺、アイツが苦手だ。なに考えてるか全然分かんねぇよ。」
「そう言うな。それに・・・。本命のご登場だ」
再びモニターを見る2人。そこには包囲部隊が突如現れた部隊に攻撃を受け、斃れる姿があった。そしてその部隊の先頭には見慣れない人形の姿があり、狩人は口角を上げる
「狩りの時間だ処刑人。久しぶりに全力といこうじゃないか」
「おうよ!」
前哨基地を後にするハイエンドの2人はそう言うと暗闇へと溶け込んでいくのだった
ー合流ポイント 森林地帯ー
「数が多すぎるよ!?45姉!このままじゃ私達磨り潰されちゃうよ!?」
「同感ね。ほらG11!サボってないでとっとと攻撃する!」
「もぅ人形使いが荒いんだから416は・・・「何か言った?」はいはい何でもございませんよー」
「みんなもう少しだけ耐えて。そうすれば援軍が来るわ」
迫り来る鉄血部隊。木々の間から現れるScoutの群れに対し416が榴弾を装填、発射する
「これでも食らいなさい!」
放たれた榴弾はScoutの真下に着弾、爆風によりScoutの群れは鉄屑へと変わる。その時、G11の悲鳴が聞こえる
「416!後ろ!」
「え?」
G11の声に振り向く416。そこには大型シールドと銃剣付きハンドガンを持ったGuardが居り、今まさにその銃剣を416へと突き立てようとしていた。
咄嗟に銃を向けようとするも間に合わないと悟り瞼を閉じる416。遠くから聞こえる銃声を耳にしつつ、自身に襲いかかるであろう衝撃を待つ。しかし待ってもその時は訪れず、416は恐る恐る瞼を開ける。そこには胸をシールドごと撃ち抜かれ、機能停止したGuardが横たわっていた
困惑する416に対し誰がが背後から声を掛ける。だがその声は彼女が慣れ親しんだ仲間のものではなく、低い男の声。振り返りつつ銃を構える416、そこに居たのは
「・・・・・・は?」
あまりの状況に変な声がでる416に対し、チーフは「下がっていろ」と警告するとIWS2000を構え銃爪を引く。轟音と共に吐き出された4発のAPFSDSは狙撃体勢を取っていた4体のJaguarを仕留めていた
「こちらS-117、1名確保した。そちらはどうだ?」
「こちらAN-94、3名確保しました。これで全員です」
「了解した。一度態勢を整える。ブルーチーム、撤退する」
「なら近くに鉄血に見つかってないセーフハウスがあるわ。そこに行きましょう」
UMP45の提案でセーフハウスへ向かうブルーチームと404小隊。任務はまだ始まったばかりであった
ー?????ー
「ウロボロス。状況を報告しなさい」
「
薄暗い部屋の中で交わされる会話。1人はその場に居り、ツインテールとセーラー服が特徴の少女。もう1人はモニター越しに、メイド姿の女性が映っていた
「相手はあの404に加え、あの16Labが開発した軍用人形が率いる小隊です。分かっているとは思いますが油断しないように」
「私を誰だと思っておる。あの蠱毒を勝ち抜いた私に勝てるものなど居るわけなかろう」
「その傲慢が命取りにならないことを祈っていますよ、ウロボロス」
モニターに写ったメイド姿の女性、代理人はそう言うと通信を切る。残されたウロボロスは誰もいない部屋で独り言を呟く
「ふん、貴様に言われる迄もないわ。さて、楽しい楽しい夜の始まりといこうではないか。なぁ?404、そして117とやら?」
笑みを浮かべ右手の人差し指を唇に当てつつ、その場を後にするウロボロスの姿があった・・・
NGシーン
迫り来る鉄血部隊。木々の間から現れるScoutの群れに対し416が榴弾を装填、発射する
「これでも食らいなさい!」
放たれた榴弾はScoutの真下に着弾、しかし爆発は起きずScout達は困惑し周囲を旋回する。
「不発弾!?クソッ!私は完璧なのに。どうして・・・!」
異変に気付いた416は榴弾を回収するべく歩き出す。しかしそこで彼女を不運が襲う。榴弾まであと1mという位置で彼女は小石を蹴飛ばしてしまい、見事榴弾に命中、起爆してしまう
「416!?」
近くで見ていたG11が驚きの声を上げる。爆風が収まると416は倒れており、その頭上に心配するScout達が浮いていた
「だ、大丈夫?」
心配して近付くG11。それに対し416は一言、「私は完璧・・・完ぺき・・・カンペキ・・・ガクッ」
「416が死んだ!この人でなし!!」
G11の絶叫が響き撮影は中止となるのであった
チーフに対する期待値がうなぎ登り・・・まぁ大丈夫でしょ!だってチーフだし(他人事)
次回は対鉄血ハイエンド戦が主軸になります
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