ホモ主が暁美ほむらとゴールインするだけのお話   作:ryanzi

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初デートはVRゲームで

目が覚めたら、ほむらがベッドの横に立っていた。

起き上がったら、アームロックをかけられた。

 

「あなたに反省という言葉ないのかしら・・・!」

 

「いや、まさか、あのまどかさんがこんなことをするとは思わなくて。

というか、あの人はレズのはずなのに、どうして・・・」

 

我修院はほむらに銃口を向けられた。

 

「私を除けば、皆ノンケよ。次言ったら脳天ぶち抜くわ」

 

「すんません許してくださいなんでもしますんで」

 

すっかり二次創作で誤解してしまっていた。

確かに、さやかはノンケだ。男性に恋しているから。

男性に恋しているからといってホモとは限らないのだ。

女性に恋しているからといってレズとは限らないように。

 

「次からはホモという言い訳はナシよ。あの後大変だったのよ」

 

「何があったんですか」

 

「どう説明するべきかわからないわね。まどかが魔女の力を引き出したの」

 

「それで学校中が首絞め祭りに陥ったと?」

 

ホモは変なたとえを使う。

ちなみに、レズにも通じるので安心だ。

 

「違うわ。なんというか、魔女が戦うときの力を使っていたの」

 

「つまり、さやかさんが人魚の魔女の剣で戦うのと同じことをしてたと?」

 

「そういう感じね。それで学校中が血に染まったの」

 

「oh・・・」

 

その頃、天使はさらに十錠くらい胃薬を頬張っていた。

 

「どうしてドッペル引き出させるのかな~」

 

それはともかく、我修院はあることに気がついた。

 

「ところで、どうして僕の部屋にいるんですか?」

 

「尾行したからよ」

 

「ヒエ・・・」

 

とにかく、今度の対策を立てる必要があった。

 

「それで、どうするつもりなの?」

 

「そうだなあ。ほむらさんと付き合っていると言えば・・・」

 

「私を巻き込まないでくれる?死にたくないわよ」

 

「独身主義だと言えば・・・」

 

「ホモだと疑われたらおしまいよ」

 

「むう」

 

「むう、じゃないわよ。簡単な話よ。EDだと言えばいいのよ」

 

「君は何度も周回しているから大人になっているだろうけど、

そうじゃない子たちはEDだと言われても理解できないと思うよ」

 

「あら詳しいのね」

 

「生前は高校生だったからね」

 

そのとき、我修院、ひらめく・・・!

 

「そうだ。それとなく僕がほむらさんと親しくしていれば、

皆が何かを察して僕に告白しなくなるはずだよ!」

 

「皆が何かを察したから、あなたはクラス中の女子に刺される一歩手前だったはずだけど?

でも、現状ではその方法しかあなたが生きる方法はないのよね・・・」

 

「さらっと怖い事言ったね」

 

とりあえず、最後の案で切り抜けることにした。

それはそうと、恋人同士がすることがある。

おっと、読者の一部に今の言葉に変な反応をしたものがいるようだ。

そういった輩は窓際行って、どうぞ。

これは純潔(当社比)な小説なんだ。

デートだ。ゴールインするためには、最初にデートをする必要がある。

 

「問題が一つあるわ。男性の手を握れないのよ」

 

「それは大変ですね」

 

「だから現実じゃなくて、仮想世界で練習する必要があるわ」

 

うーん、無理のない展開。やっぱり作者はホモではない。

 

「なるほど。でも、そういった機械はあるんですか?」

 

「ウチにあるわよ。私の分と、本来はまどかの分のが」

 

「わかりました。それじゃあ、良いゲーム探しておきますね」

 

「ありがと」

 

そこが彼がホモなのにモテた理由でもあった。気が利くのだ。

こうして数時間後、ゲームが見つかったのでほむらの家でVRデートをすることになった。

 

「これ実質的には家デートでは?」

 

「気にしてはだめよ」

 

ゲームの名前は「三体オンライン」。

どうやらこの世界のETOは普通のゲーム会社のようだった。

読者の皆様は突然何が始まったのか理解できないだろう。

しかし、これがホモ特有の超展開なのだ。そろそろ受け入れたまえ。

ゲームの中に入ると、二人は夜明けの荒野にいた。

荒野はダークブラウン色で、細かいところが見えづらい。

彼方の地平線には白い光が細長く伸び、頭上の空は瞬く星におおわれている。

 

「それはそうと、第一巻を買ったらお小遣いが消えたそうですよ」

 

「いきなり何の話?」

 

「なんか電波を受信したんです・・・」

 

「そういえば、何か聞こえるわね。三体Ⅲのネタバレをしたい・・・?」

 

ホモは電波を受信できるのだ。レズは言うまでもない。

ネタバレすると、地球文明と三体文明は滅亡して、羅輯は死ぬ。

そのとき、大きな爆発音が轟き、遠くで赤く輝くふたつの山が地面に崩れ落ち、

平原全体が赤い光に包まれた。

もうもうと舞い上がった塵や埃がようやく消えたあと、

空と大地の間に二つの巨大な文字が直立しているのが見えた。

 

三体

 

「・・・あなたってやっぱりセンスいいわね。

まだ何も始まってないのに、良作だってわかるわ」

 

「まだわかりませんよ。なんとなく選んだだけですから」

 

三体オンラインは他のゲームと違い、課金要素はない。

VRでブロックがないマイクラだと思えばいい。

このゲームはプレイヤーたちが恒紀と乱紀をなんとか予想して、

文明をAIのキャラクターとともに発展させるゲームだ。

決して、ボスが強すぎて三十連ガチャでまさか全世界一位になるようなゲームではない。

ホモはゲームにうるさいのだ。

 

「こういったゲームでまさか殺し合いが起きるとは思えませんし」

 

「あなたの世界にはそういったことがあったの?」

 

「小説の中だけですがね。まさかVスーツで再現できるわけありませんから」

 

ともかく、二人は存分にVRゲーム内で初デートを楽しんだ。

 

「あれ、いつの間にか手をつないでるじゃないですか」

 

「あら、本当ね」

 

ゴールインにまた一歩近づいた。




ホモはノンケの恋愛とSFが好きだ。
でも、作者はノンケだ。でもSFは好きだ。

この小説は何向け?

  • ノンケ向け
  • ホモ向け
  • レズ向け
  • 人類向け
  • そもそも人類に速すぎる
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