玉座に座っている第一層ボス《イルファング・ザ・コボルトロード》はβテストの時よりも身体は大きく、威圧感もβの時の2倍以上あった
「戦闘開始!!」
ディアベルの合図で攻略組のメンバーは動き出した
今回は7つのグループに別れていてキリト達F隊とキバオウ率いるE隊、そしてG隊の3グループが取り巻きを、ディアベル率いるダメージディーラーを引き受けるA隊とC隊、エギル率いるガードを引き受けるB隊とD隊の計4グループでボスの相手をするという戦い方だ。
キリト達も戦いながらボスの状況を確認する
βテストの時は斧とバックラー、そこから4段あるHPバーが3つ無くなるとタルワールに持ち替える
まず、HPバーは4段ある、最初の武器は片手斧とバックラー
ここまではあっている
こういう場では情報を知っていると恐怖感は減る
ディアベルの出す的確な指示で攻略組のメンバーは好調な滑り出しだった
さらにHPバーが1段減ると、取り巻きの《ルイン・コボルト・センチネル》が4体出現する
ここも情報通り
それからおよそ30分たった頃
ついに4本あったHPバーのうち3本が無くなった
すると、これまた情報通り、武器を交換するために持っていた片手斧とバックラーを投げた
―――情報はここから異なっていた
《イルファング・ザ・コボルトロード》が取り出したのは真っ直ぐに伸びた大きな刀――野太刀
キリト「(βと違う!)駄目だ!全員後ろに飛べ!!」
ボスの持つ野太刀が赤く光る
曲刀の派生であり、βではモンスター専用となっていた刀ソードスキル〈旋車〉
狙うは、攻略組の要、ディアベル
ディアベルは咄嗟に交わしたが、たまたま掠っていたのかHPゲージが赤まで落ちていた
そして、このソードスキルの厄介な所は攻撃を受けると一時的に〝スタン〟状態になってしまう点だ。
つまり、攻撃を受けたディアベルはスタンを受けて動けなくなってしまっていた
そこへ、ボスが別の刀ソードスキル〈浮舟〉を発動する
気付けばキリトの足は動き出していた
キリト「届けぇぇぇぇ!!」
キリトが片手剣ソードスキル〈レイジ・スパイク〉でディアベルの前に向かい、そのままボスの〈浮舟〉に当てた
キリトの〈アニール・ブレード〉とボスの〈野太刀〉が交差する
その隙にユウキがディアベルを下がらせ回復ポーションを渡す
「す、すまない…。リーターである僕がこんな無様を…」
ユウキ「死んでないだけマシだよ。それに、リーダーがこんなところでへばってたら駄目だよ。」
「そ、そうだな。よし!皆、やはりβテストの時と違っていたようだ。だから足止めはこのまま彼等に任せて一回後退。回復を済まして異常事態に警戒だ!」
キリト「後退か…お前達、行けるか?」
アスナ「誰に聞いてるのかしら?」
サチ「大丈夫」
ラン「任せてください」
キリト「わかった!ボスは俺達で叩く。手順はセンチネルと同じだ!」
「「「了解!!」」」
キリトの指示で、どんどんダメージを重ねていく3人
途中からユウキも戻ってきて与ダメージが増えていく
キリト「このまんまの調子だ!」
キリトが片手剣ソードスキル〈バーチカル〉でボスに攻撃をしようとする
だが、それはボスが仕組んだフェイントだった
サチ「危ない!キリトっ!!」
キリト「なっ!?」
それに気付いたサチが声を出したが、キリトはボスの刀ソードスキル〈幻月〉を受けて後ろに飛ばされる
そして、それはアスナとぶつかって動きを止めた
キリト「ってて、すまないアスナ。」
そこへ追撃するボス
野太刀のソードスキル〈緋扇〉がキリトとアスナを狙う
「うらっ!!!」
そこへB隊のリーダーにしてキバオウに口を出した男エギルが両手斧ソードスキル〈ワール・ワインド〉で〈緋扇〉を相殺した
「いつまでもダメージディーラーにタンクをやらせるわけには行かないからな。回復してくれ」
キリト「すまない…」
キリトは回復ポーションを飲みながら前でボスと戦っている4人とエギル達に指示を飛ばした
すると、最後のHPゲージが半分になった所でボスがよろけた
キリト「今だ!全員突撃!囲んでも構わない!!」
その言葉に攻略組のメンバー達がボスを囲んでダメージを与えていく
2分程たった後に体勢を整え始めた
キリト「させるか…お前達、行くぞ!」
ボスはソードスキル〈旋車〉を発動させると勢い良く飛び上がる
キリトは飛び上がるボスを片手剣ソードスキル〈ソニック・リープ〉でダメージを与えると、地面に落とす
そこにランとユウキの〈バーチカル〉と〈ホリゾンタル〉、アスナの〈リニアー〉、サチの〈フェイタル・スラスト〉がダメージを与える
再び立ち上がり〈浮舟〉を発動する
キリトは〈バーチカル・アーク〉を発動して対抗した
キリト「届けぇぇぇぇ!!」
〈浮舟〉より先に〈バーチカル・アーク〉が届き、キリトのソードスキルは無事に決まり、ソードスキルが終わると共に、ボス《イルファング・ザ・コボルトロード》の身体は四散した
というわけで、ディアベルはん生存√になります
アンケートのご協力感謝いたします
次回は原作とは少し違った入りになります。
では、また次回