神に届く者-異世界を救う-   作:ヒロケン

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第7話

試練が始まり既に50年は過ごしてやっと自分自身を倒せた。

 

「何なんだよこいつ、俺の能力以外にもありすぎるだろ、なんだよ、これまで出てきた奴と同時に攻めてくるとか、無理ゲーにも程があるだろうが。」

 

そう、こいつ影からこれまで相手した奴を全て同時に出してくるから全然勝てなかった。

 

おまけに時間を操ってるんじゃないかと思える動きをしてくるし、影は倒しても倒しても復活するし。

 

流石に俺でも時間を操る能力なんて持ってないぞ、見聞色の覇気の未来視で数秒先を見られるけど。

 

「けど多分これで終わりだよな?」

 

そして倒したら頭に直接声が聞こえてきた。

 

[影の守護者を倒した事により貴方に影の君主の力を授けます、そして固有スキル【時間操作】【全鑑定】【多重分身】【強化分身】【影兵士強化】【影兵士無限再生】を獲得しました、さらにアルティメットユニークスキル【無限魔力】を取得しました。]

 

「へ?何だ?影の君主?時間操作?影兵士?無限魔力!?何だこれ⁉︎」

 

俺が驚いているとリムルから貰った能力の人格のマナスが教えてくれた。

 

[まず影の君主とはこれまで貴方が倒した魔物や殺した者を影にして貴方の配下になります、そしせ時間操作はそのままの意味で時間を操れ全鑑定はあらゆる物や生物の能力を識ることが出来る能力で多重分身とは貴方自身と影の配下を能力を三分の一にして分身する能力で強化分身は分身体の能力を2倍にする能力で影兵士強化は影兵士限定で能力を強化、影兵士無限再生は貴方が魔力を無くさない限り影兵士が倒される事はありませんし、無限魔力によってあなたの魔力は永遠に無くなりません。]

 

これってさっきの俺が倒した奴の能力と一緒のやつだよな、そうか、だからこれまで倒した魔物とさっきの奴らとは全然戦闘能力が桁違いだったのか。

 

「けど頼もしい能力だな、これを使いこなせれば皆を守る事が出来るのか。」

 

[それと影の君主はまだ完全ではないみたいです。]

 

「どういう事?」

 

「影の君主はまだ成長していくようです、それにより新たなスキルは能力が強化していけるみたいですよ。]

 

「それはすごいな、よし、これで終わりだよな、それじゃ行きますか。」

 

俺は安心して扉が現れたのでそれをくぐる、すると今度はかつて俺が過ごしていた前世の東京に似ている場所に立っていた。

 

「ここは東京か?いや何かが違う、何でここに…………それとそこにいるのは誰だ!」

 

俺が振り向くとそこには見知らぬ1人の青年が立っている。

 

「ここは狭間の世界、おめでとう君は第一の試練を突破した。」

 

「へ?第一って事はまだあるのか⁉︎嘘だろ⁉︎」

 

「あぁ、今まではお前の力を上げるものだ、これからはお前の装備を強くする必要がある。」

 

「装備を?」

 

「そうだ、これまで手に入れた装備は人間にしては強いが上位の神にとっては大したことのないものばかりだ、それにこれから鍛えていったら武器が耐えられないからな、だから装備を強くなる必要があるんだ。」

 

「成程、それじゃこれから先は装備を強くするために必要なものばかりなんだな。」

 

「納得したな、それではこの扉を開けて進むがいい、それが済めば再びここにたどり着くだろう。」

 

「分かった。」

 

俺は扉をくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扉をくぐるとそこには140㎝くらいの屈強の男が立っていた。

 

「お前さんが試練を受けし者か、儂の名前はガルード、神の武器を超える武器を作れる者だ、お前さんにはここで神器の作りかたを教える。」

 

「神器とは?」

 

「神器とは神が扱う武器のことを指す、まぁ中には武器だけじゃなくて道具や武器に見えない武器なんかもある、けれど神器というだけあって能力は絶大だ、生半可な覚悟で作ったり操ったりすると大怪我じゃすまない事になっちまうが、覚悟はあるかい?」

 

「覚悟か………………ある、だから教えて欲しい、どんな厳しかろうと仲間を守れるなら習得してやる!!」

 

「ふっ、覚悟はあるみたいだな、ならば早速やるぞ!!小僧!!」

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガルードに教わり一年、ようやく完璧に神器を作れるようになった。

 

「よし、これで問題ないな、よく突破した。」

 

「はい、ありがとうございました!!」

 

「それでは次の試練に向かうがいい。」

 

「わかりました、それでは、お世話になりました。」

 

俺は扉をくぐり次の試練に臨んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の試練は付与を習いこれまで作った神器に付与することに成功した。

 

その中で強いのが11個の神器だ、その名は

 

焔神大剣カイバーン

水氷神弓ミズチ

土岩神手甲アズール

疾風神剣翼リリス

嵐神斧槍フェヴェール

稲妻神槍ヤハール

暗黒神鎌デリウル

光輝神剣ハバキリ

虚空神銃ジャクソール

幻惑神杖バレル

龍神両剣ワイゼル

 

これらは装備すれば強大な力だけで収まらずこの装備は神威という能力があり、神威とはなんと俺の全身に纏い神の気、神気を扱えるようになり俺を神の領域にまで強くしてくれるようになれるのだ。

 

おまけにこの神器達は俺の体に入っているので瞬時に変えたり出来るし、さらにその持続時間が俺の魔力と体力に依存するけど俺の魔力は無限なので実質体力の心配しかないのだ。

 

それにまだ分からないけど一部の神器には隠された力があるらしいのだ、それが禁手ーバランスブレイクーというものでそれに至ることが出来たら神威以上の力を手に入れられるらしいのだ。

 

けど禁手に至るには途轍もなく大変な事らしい、けど禁手に至ったら恐らく邪神にも届く力を得られるらしい。

 

それはやりがいがありそうだなと思った、けど今のところは神威だけで十分だな。

 

あとそれと一部の神器は一般人に宿らせる事が出来るらしく、宿らせれば強力すぎて扱えば体が壊れるというデメリットが無くせられるらしい、但し神器が体から離れてしまったら死んでしまうデメリットが出来てしまうらしい。

 

そうこの神器があれば一般人の高町一家等が自衛出来るようになるということだ。

 

それにおそらく士郎さん、恭也さんと美由紀さんに与えたら鬼に金棒になったりするだろう。

 

さらに魔導師の皆には補助系の神器を渡せばさらに強くなれるだろう。

 

付与を習得して扉をくぐったら今度は影の君主と戦った場所と同じ場所に辿りついた。

 

「もしかして今度は光の君主が出てきたりして…………まさかね~~~~………………え?そのまさか?」

 

なんと今度は遠くで光ったらと思ったらそこには白い俺に似ていてその格好は俺の神器の神威と似た姿だった。

 

けどその武器は見たことのない長剣だ、どんな神威だ?と考えるが、考えても分からないので気持ちを切り替えて俺は龍神両剣ワイゼルを取り出してさらに異空庫からは龍籠手ドラゴンクラッシュと龍之羽衣ドラゴンカーテンを装備して神威を纏う。

 

ちなみに龍神両剣ワイゼルは龍属性を扱えて特殊能力は龍化と乗化で、龍化とは身体能力を龍と同じにする能力で乗化は能力を常に二乗にする能力で、龍籠手の能力は10秒毎に元の筋力を二倍にしてくれて龍之羽衣は10秒毎に元の速度を二倍にしてくれる。

 

そして万全の状態になってお互い睨み合い、暫くしてお互いが戦闘を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方の現実では魔導師達はシズクとスノウに着いてきていて辿り着いたのは海の近くの浜辺で近くには森林がある。

 

「それではこれから貴方達には鬼ごっこをして貰います。」

 

『鬼ごっこ?』

 

「そう、貴方達にはこれからスノウが全力で追いかけるので全員が30分逃げ切ってください、但し30分以内に全員捕まったらまた最初から始まります。」

 

「…………え?たったそれだけですか?」

 

「えぇ、けど甘く見ない方がいいわよ、スノウは使い魔の中で一番早いですから、それと貴方方にはこのリストバンドを着けて貰います。」

 

「あの、これは?」

 

「まぁ、着ければ分かるわよ。」

 

そう言われて着けてみると体が重くなった。

 

「これには魔力負荷と肉体負荷が掛かってるの、これを着けていると魔力は練りにくくなるの、あとはルールとして空を飛ぶのは禁止ね?それじゃ意味がないから。」

 

「分かったわ。」

 

「それじゃ30秒後に動くから、逃げてね、それじゃ、スタート!!」

 

皆はそれぞれ逃げていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔導師じゃない高町家一行は白い部屋に来ている。

 

「この部屋は?」

 

「この部屋は重力部屋と言って重力を思う存分重くしたり軽くしたり、無重力にもなれるのよ、それでこの部屋で貴方方には特訓して貰います。」

 

「重く出来るのか…………それはとてもきつそうだね。」

 

「えぇ、静夜はいつもここで修行しているから、けどここはある程度鍛えてないと押しつぶされるの、だからここはせめて高校生以上にならないと使えないの、それじゃ早速、まずは……三倍にしましょうか。」

 

ミラが真ん中の端末を触ったら体が重くなった。

 

「重い!!!!」

 

「ちょっと、これはきついね!!」

 

「体が動けない!!」

 

「あら、さすがにやり過ぎたみたいね、それじゃ二倍にしましょう「待ってくれ」ん?」

 

「このままやらせてくれないかな?」

 

「でも動けないと意味ないわよ?」

 

「いいんだ、これに耐えないと、俺はなのは達を守れない!!」

 

「そうだよ!!だから、このままでお願いします!!」

 

「それにもう少ししたら慣れて動けるようになる、だから!!」

 

「…………分かったわ、それじゃそれに慣れたら修行するわよ!!」

 

『おう!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静夜は無事一週間戦い続けてようやく勝てた。

 

「ふ~~~~~~~、ようやく倒せた~~~~~~~~~~~、でもこれで第二の試練は終わりだな。」

 

俺が疲れて寝転んでいると俺の目の前に1本の剣が現れた、この剣はさっきの敵が持っていたのと同じ物だった、俺はそれを持つとそれは光り俺の体に入り込んだ、そしてその情報が入り込んだ。

 

変幻神剣オールド   武器形状を自由自在に変えることが出来るようになりあらゆる属性を操る事が可能にする、特殊能力は神化と無限と変幻で神化は体を神にして無限はあらゆる能力を無限にして変幻はさっき行ったあらゆる武器と属性を操る能力だそうだ。

 

これまた強力な奴だな、さすがに無限の能力はさっきの戦闘では使わなかっただろう、使っていたらこの戦闘俺は絶対負けていたのだろう。

 

「でもこれで終わりだろう、よし、それじゃ行きますか!!」

 

俺は扉をくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして再び現実では異空間の中はすでに夜になっていた。

 

それで異空間の屋敷に修行を終えた皆が居た、しかし皆体をピクピクしていて机に突っ伏せている。

 

「疲れたの…………。」

 

「………………。」チーン

 

もはや死屍累々である、そこに桃子やマホに忍が料理を作り終わりそれをファリンとノエルが配膳している。

 

「は~い皆、ご飯が出来ましたから食べましょ?」

 

「ここの食材はどれも美味しいから期待してもいいわよ?」

 

「あぁ、それは楽しみだね、よし、それじゃ皆疲れてるだろうけど頑張って食べて今日は寝ようか。」

 

「あ、それとなぁ、少し離れた所に露天風呂があるからぁ、皆さんそれも楽しみにしといてぇなぁ、そのお風呂の効能は疲れをとってくれるし他にも筋肉痛や腰痛にも効くしなにより若返りの効能があるんやでぇ。」

 

それを聞いた女性陣が目を鋭くなりご飯を食べていった。


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