ゾンビアーミー モダン・ザ・ウォー   作:ダス・ライヒ

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募集キャラ登場回です。

妄想のKiokuさん。

影騎士さん。

黑鷹商業組合さん。

オリーブドライブさん。

キャラクターの提供、ありがとうございます!


俺の出番なくね?

 ドイツのバイエルン州のある都市にてナチゾンビたちが蘇り、大殺戮を繰り広げる中、数少ない生存者であるライトン・ブラウナーは、同じ生存者であるエルナ・ギルベルトを救出した。

 だが、生き残っているのは彼らだけではない。他の生存者たちもナチゾンビを相手に奮闘していた!

 

「とぁーっ!!」

 

 古めかしい両手剣、ツヴァイハンダーを振るってナチゾンビを始末する男の名はカール・フォン・ルーデンドルフ。

 祖先は地主貴族(ユンカー)であるが、東西統一後に政府が領地を返さなかったので、今もバイエルン州の農園で作物を育てている。

 ライトンとエルナ同様、この都市に休みに訪れたところ、ナチゾンビ騒動に巻き込まれたのだ。

 

「ぬぁーっ! 死ねぇやぁぁぁ!!」

 

 雄叫びを上げ、チェーンソーを振るってエリートゾンビの背後から切り掛かり、その巨体を切り裂く東洋人の名は久良島英輔(くらしま・えいすけ)

 フリーのジャーナリストであるが、かなりの怪力を誇っており、近くの民家より拝借したチェーンソーで、こうしてエリートゾンビを切り裂いている。ドイツ語は一応喋れる。

 なぜ逃げずに戦うかは、生きて祖国である日本へ帰り、この惨劇を伝えるためである。

 

「フン! フン!! このナチ公共が!」

 

 この細身で重装備、義足な女性はウクライナ系アメリカ人の女性はオルガ・レウナス。

 世界グルメ旅行最中の飛行機の乗り換えで、ここへはたまたまやって来たのだが、ナチゾンビ騒動に巻き込まれてしまう。

 それを邪魔したナチゾンビを倒すべく、義足に仕込んだパイルバンカーで、ナチゾンビの頭部を粉砕した。更に両手に持った二丁のS&WのM10リボルバー拳銃で、周囲のナチゾンビを一掃する。

 羞恥心が欠けており、破れた服を異性に見られても気にしない大食い娘である。ただし、襲われれば反撃する。職業は特務警察。背中に背負っている二丁のアサルトライフルは、拾ったG3ライフルである。

 

「ナチ公が! なんで地獄から出てきやがったんだ!?」

 

 珍しい東ドイツ製RPK軽機関銃であるヴィーガーK500を乱射し、ナチゾンビの頭にエントリー・ツールも兼ねたバー付きタクティカルトマホークを叩き付けた老人の名はヴォルフガング・ベッカー。

 今の職業は養蜂家であるが、東ドイツ時代に人民警察第9中隊に属し、泣く子も黙るシュタージで汚れ仕事を請け負っていた凄腕の老人である。統一後に嫌気がさし、今の養蜂家に転職した。

 背中には老人らしからぬKS-23ドロースト散弾銃と使い捨ての対戦車火器であるRPG-22が背負われ、腰のホルスターには特殊部隊用のPSMピストルが収まっている。

 尚、自宅には多数の火器を所有している。警察にでも知られたら、即時逮捕であろう。

 

「そんなの、私が知るわけないでしょ!」

 

 数体のナチゾンビを撃ち殺し、動くたびに大き過ぎる胸を揺らしてタンクトップで破れまくっている迷彩ズボンを履き、長い金髪をポニーテールに纏めた女性の名は、ジークリンデ・ケーニッヒ。

 先にナチゾンビを制圧するために投入された治安部隊の隊員であるが、所属部隊は壊滅した。生き残りも何人かいたようだが、恐れをなして後続の連邦軍と合流して共に撤退してしまう。

 彼女も撤退できたようだが、気高さを捨てない鉄の女であり、一人残ってナチゾンビと戦っていた。使用しているのは、G36アサルトライフルである。腰にはP8と言う名で、ドイツ連邦陸軍で採用されているUSP自動拳銃が収まっている。階級は中尉。

 

「クソっ、調子に乗って撃ち過ぎたわい! 全く、こいつ等は何処から湧いてくるんじゃ!?」

 

 弾切れとなった軽機関銃を鎧ゾンビに投げ付け、一気に接近して短いソ連製散弾銃を至近距離で撃って倒したベッカーは、このナチゾンビの大群は何処から出て来るのかと叫びながら戦う。

 

「んなもん、わしは知らんで! どっかに、穴とかあるんじゃちゃいまっか!?」

 

 鎧の隙間に刀身を突き刺し、鎧ゾンビを仕留めたカールは、何処かに湧いて出て来る穴があると言うが、そんな物は無い。

 

「じゃあ、どうするってのよ!? このまま食われる!」

 

「そんなのは御免だ!」

 

 リボルバーを仕舞い、アーミーナイフでナチゾンビの頭を突き刺し、更にG3アサルトライフルで飛び回るスナイパーゾンビを仕留めたオルガは、食われるのかと問う。

 これに英輔はチェーンソーで数体を切り裂いてから反論してから紐を引き、エンジンを吹かして更にナチゾンビを切り裂き続ける。

 

「くっ、もっと装備があれば…!」

 

 数に圧されつつある状況に、ジークリンデはもっと装備があれば切り抜けられると思い、手榴弾を投げて数体纏めてナチゾンビを仕留めた。

 

 

 

「ふむ、あの四名。自衛隊より劣る軍よりはマシだな」

 

 四人の生存者たちがそれぞれの武器を使ってナチゾンビの大群と死闘を繰り広げる中、その様子を電動丸鋸ゾンビとガンナーゾンビを仕留めたイスラエル人の男が眺めていた。

 男の右手には、IMIタボールAR21が握られている。それでナチゾンビを倒したのだ。

 

「仲間にするの?」

 

「無論だ。あれほどの戦力、放っておくわけにはいかん」

 

 ミニミ軽機関銃を持って周囲を警戒する同僚のイスラエル人女性に助けるのかと問われれば、男は助けると答えて現場へと急行した。

 この二人はイスラエルの諜報機関のモサドの工作員であり、オカルト関連を担当する部署に属している。惨劇の原因であるネオナチスに、同僚が殺されたことを知って他の部署の者たちと共に急行したが、時すでに遅く、既にナチゾンビが召喚された後であった。

 奮戦するモサドであったが、数が多すぎて半数以上の工作員が死亡した。生き残った者たちは撤退したが、二人は惨劇を終わらせるために敢えて残ったのだ。

 ドイツ軍よりも頼りになる生存者を見付けた二人は、直ちに現場へと急行する。

 

 

 

「はぁ、ここなら安全ですね」

 

「えぇ。これほど頑丈な扉なら、対物火器でも使われない限り大丈夫です」

 

 安全な場所へと非難したライトンとエルナは一安心する。

 何処の誰の物であるかは知らないが、今の二人にとっては外のナチゾンビ等から守ってくれる要塞だ。おまけにシャワー室まで備えてあった。

 

「それでなんですが、ブリュンヒルトって貴方ですか?」

 

「えーと、は、はい…」

 

「しゃあっ!」

 

 ここへ来る際に聞いてきたことをライトンが再び問えば、エルナはもう隠せないと思って自分がネットでブリュンヒルトと名乗っていたことを認めた。

 自分の読みが当たったことにライトンが喜ぶ中、彼は更にファンであったことを告白する。

 

「自分、ファンだったんですよ! まさかこんな事態で偶然にも会えるだなんて! 神の存在を思わず信じちゃいましたよ! いつも貴方の作品を鑑賞させてもらってます!」

 

「そ、そうですか…それは良かったです。(あんたのことなんて、こっちは知ったこっちゃないんだよ! それに私が同人AVの女王とか知ってるとか、気持ち悪いな、こいつ)」

 

 自分の手を取ってファンだと告白するライトンに、エルナは苦笑いして満面な笑みでこちらを見る彼を心の中で蔑む。

 

「あぁ、シャワーを浴びたいならあちらに! いや、これ本当に驚きですよ!」

 

「えっ、えぇ。もう汗だくでシャワー浴びたかったし。(まぁ、あのゾンビ集団に輪姦されるのを妄想しちゃった私も気持ち悪いんだけどね。しかし、こいつが私の騎士(リッター)かぁ。もう少し細身が良かったな)」

 

「では、確認しに向かいます。使えたら直ぐに報告するので!」

 

 手を離した後、ライトンはシャワーがあると言えば、マゾヒズムであるエルナは先のナチゾンビ集団のことを妄想しつつ、浴びたいと言った。それど同時に、ライトンが大柄であることに落胆する。

 先にライトンが、シャワーが使えるかどうかを確認しに向かう。数秒後、彼は嬉しそうにエルナの元へ戻って来て、お湯が出るから使えるとエルナに告げる。

 

「使えましたよ! しかもお湯も出ます! さぁ、先に浴びてください! 自分は、この銃の整備をして待っていますので!」

 

 自分は銃の整備に入るから、先に浴びてよいと言うライトンに対し、エルナは完全に支配下に置くチャンスだと思い、その場でディアンドルを脱ぎ始めた。

 

「えっ!? まだセックスには早いっすよ!」

 

「ちょっと、そんなこと考えてたの!? でも、時間を節約しなくっちゃダメなんでしょ? なら、一緒に入ろう?」

 

 急にライトンが予想だにしないことを言ってきたので、ツッコミを入れつつ彼を数多の男たちと同様に使ってきた手で誘えば、彼は憧れの女性と共に浴室に入れると思って簡単に承諾した。

 

「マジっすか…!? 入ります! 絶対に入ります!」

 

「じゃあ、いこ?(ちょ、ちょろいんですけどこいつ! 過去になんか騙されてんじゃないの、こいつ?)」

 

 余りのライトンの警戒心の無さに、エルナは少し呆れる。もっとも、憧れの女性を前にして、その誘いはライトンにとっては願ってもないことであるが。

 こうして、二人は共に裸のままシャワー室へと入り、そこで身体を重ねた。

 

 

 

「おっ? なんじゃあいつら?」

 

 自爆ゾンビの強襲の迎撃に生存者四名が追われている頃、迫るイスラエル人の男女にベッカーは気付いた。

 未だにツヴァイハンダーで戦っているカールは、猫の手を借りたいと思って二人を歓迎するように提案する。

 

「生きてる人間なら良い! 俺らの仲間に加えるんや!」

 

「そうね! 是非とも戦線に加えて!」

 

「自分も同じく!」

 

 カールに続き、ライフルの再装填をしているジークリンデは、その二名を自分らの仲間に加えるように告げる。英輔も同様に賛同していた。

 これに応じ、やって来た二名と合流すれば、戦いながら何者かと問う。

 

「あんたら何者? 私オルガ・レウナス!」

 

 オルガはG3ライフルで自爆ゾンビの足を撃って転倒させ、爆発させた後に自己紹介を行う。だが、イスラエル人二名はモサドの工作員。簡単に本名を明かしたりはしない。

 

「シムハだ」

 

「私はナオミ」

 

 偽名を名乗った後、シムハはナオミのミニミの掃射で転倒させた火炎放射ゾンビが背負っている燃料タンクを、手にしているタボールで狙って撃ち込んで爆発させる。

 救援の為に駆け付けた二人は、脱出するように四人に告げる。

 

「ここに留まっては、いずれ奴らに八つ裂きにされる。急いで脱出した方が良い」

 

「そんな物は分かっておる! 何処に行けばいいんじゃ!?」

 

「案内する。ついてこい!」

 

 ベッカーからの問いにシムハはタボールを再装填せず、ジュリコ941と呼ばれるデザートイーグルに似た9ミリパラベラム弾を使用する自動拳銃に切り替え、邪魔なナチゾンビを排除してから自分についてくるように指示を出す。

 殿はミニミ軽機関銃を持つナオミが担当し、一同を安全な場所まで移動させた。

 

 

 

「なんで俺たちのところに来るんだ…?」

 

 シムハとナオミに救出された四名が向かった安全な場所は、ライトンとエルナが避難している頑丈な扉があるビルの一室であった。

 シャワーを浴びて行為をしている最中にやって来た六人と言うか、一人の生存者を追加した七人の生存者たちに向け、ライトンは何でここに来るのかと問う。

 

「仕方ないじゃない。ここしか無かったし」

 

「まぁ、俺もあんた等の立場ならそうするが…」

 

「そう言うことだ。ここで銃の整備を行い、脱出する手を考えよう」

 

 新たに六人が救出した黒人女性が七人を代表して言えば、ライトンも彼女の考えに納得する。ちなみに彼女の名はリビー。ここには旅行で来ていたが、ナチゾンビの虐殺劇に巻き込まれたようだ。

 シムハは銃の整備と脱出手段を考えようと言えば、先客の二名を除いて同意し、部屋に入って銃の整備を始める。

 自分らを無視して向かっていく七人の生存者たちを見たライトンは、心の中で無礼なことを呟く。

 

「(あいつら強過ぎね? つか、俺の出番なくね?)」




主人公は大麻をやっていません。
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