1945年ドイツ。
その時代では、ドイツの敗北を認められないドイツ第三帝国の総統であるヒトラーは、逆転計画プランZを発動し、地上にナチゾンビを召還して欧州を混乱に陥れていた。
だが、肝心の制御装置を使わずに発動した為にナチゾンビ等は敵味方問わず襲い掛かり、カオスの状況を作り出した。
当のヒトラーもナチゾンビの手により死亡し、完全にナチゾンビの制御が失われたが、そのヒトラーがゾンビとなって復活してナチゾンビを統率した。
蘇ったヒトラーことゾンビヒトラーは、アーリア人による世界統治が叶わぬと知れば、世界を死者の世界に作り替えんと、電撃戦の如く欧州の殆どをナチゾンビの支配下に置き、アフリカや中東、アジアにまで進出せんとゾンビ進撃を行う。
だが、カール・フェアバーンを初めとするスペシャリストたちを中心とした生存者一行に妨害され、更にはその野望敵わず、ゾンビヒトラーは敗れ去った。
これによりナチゾンビの殆どは地上から消滅したが、ゾンビヒトラーがナチゾンビや隷下のカルト教団を使って作り出した装置は、カルト教団の手により稼働し続け、ナチゾンビは未だに活動していた!
ドイツ、何処かの古城の城下町。
そこも無数のナチゾンビに埋め尽くされており、二階建ての家屋から金髪碧眼の身長173センチの美女が二階の窓を突き破り、長い金髪をなびかせながら外へ飛び出す。降りた際に受け身を取る。
彼女の服装は、ナチゾンビが着ている衣服と同じであるが、返り血を浴びている以外に変わったことは無い。ナチス親衛隊のフィールドグレー色の士官用M36野戦服である。右手にはMP40短機関銃が握られ、背中には狙撃用スコープを付けたKar98k小銃が銃紐で背負われている。
右側には短機関銃用弾薬ポーチを腰のベルトに掛け、左側には小銃用ポーチが掛けられている。背中の方にも、もう一つの短機関銃用のポーチが掛けられている。拳銃のホルスターも右腰の方に掛かっていて、重装備である。
窓から飛び出した彼女は、周辺のナチゾンビにMP40短機関銃を乱射して一掃し、安全な場所まで走り抜ける。胸もウール軍服越しから分かるように大きいため、走る度に揺れていたが、気にせずにナチゾンビを無視しながら走り続ける。
途中、スナイパーゾンビが現れ、高い建物を飛び交いながら狙撃する。狙撃の際に吹き飛んだ帽子を拾い上げ、深く被った彼女は狙撃銃に切り替え、着地の瞬間に狙いを定めて撃ち込む。
発射された弾丸は、吸い込まれるように着地しようとするスナイパーゾンビの頭部を撃ち抜き、頭を撃ち抜かれたスナイパーゾンビは地面へと落下していく。それを確認した彼女は、ボルトを引いて空薬莢を排出し、ボルトを押し込んで次弾を薬室に装填する。
周辺のナチゾンビを無視しながら広場へと辿り着けば、自分と同じような将校用野戦服で、色が違うが腰まで届く銀髪で赤い目と言う美女と遭遇した。武器の方は、二連装ドラムマガジンのMG34汎用機関銃であったが。
「何者だ!?」
直ぐに銀髪の美女は、手にしているMG34を、金髪の美女より大きい胸を揺らしながら向ける。
これに銀髪の美女のスタイルの良さに嫉妬しつつ、金髪の美女は同じく手にしている小銃を構える。互いが銃口を向ける中、更に同じような格好の美女二人が来た。
一人はまたしても金髪で碧眼の長身。だが、顔立ちは二十代前半だ。最初の童顔の金髪美女より大人っぽさがある。二人目は黒髪ロングの美女で、胸のサイズは銀髪美女並である。
「っ!? ベアトリクス・ブレーメ!」
「アイリスディーナ・ベルンハルト? なぜ貴方がここに?」
二人は知り合いらしいが、敵対者であるようだ。アイリスディーナと呼ばれる金髪美女はStg44突撃銃を向け、ベアトリクスと呼ばれる黒髪美女はMP40を向ける。
アイリスディーナはドイツ国防軍の灰色の将校用野戦服で、ベアトリクスは初期親衛隊の黒い制服を身に着けている。新手の二人が現れたことにより、銀髪美女は少々の動揺を覚えたが、直ぐに持ち直して銃口を新手の二人にも向けた。尚、銀髪美女の名はセルベリア・ブレス。
「なに? なんで私より大きいのばっかりなの? 背とか胸とか」
初めて口を開いた金髪美女は、自分よりも少し背が高く、胸も大きい美女たちを見て悪態を付く。ちなみに童顔の金髪美女の名はマリ・ヴァセレート。性格は周りの美女たちに比べれば、やや子供っぽい。
そんな面々が互いに銃口を向ける中、ナチゾンビは容赦なく襲い掛かる。直ぐに彼女らは互いの背中を合わせ、向かってくるナチゾンビの掃討に当たる。
「互いに殺し合っている暇はないな! まずはこいつらを殲滅してからに!」
「あぁ、私もそのつもりだ! そうだな、ブレーメ?」
「えぇ、こんな汚い奴らに触れられるのは嫌よ!」
「食われちゃえば良いのに」
セルベリアが代表して言えば、アイリスディーナとベアトリクスはこれに同意する。マリの方は嫉妬していたらしく、自分以外は食われれば良いと口にする。
迫りくるナチゾンビを排除し続ける中、何処からともなく戦艦クラスの砲声が聞こえ、多数のナチゾンビが吹き飛ばされた。肉片や土片が降って来る。更に砲撃は続き、周辺のナチゾンビは惨たらしい肉片と化していた。
『ファイヤー!!』
「またデカいの来た」
砲声が聞こえる方を見れば、やや露出度の高い軍帽を被った金髪碧眼の美女が、戦艦のような装備を背負ってナチゾンビを砲撃している。
一同は周辺に固まり、砲撃が止むまで伏せていた。数分後、周辺のナチゾンビは一掃され、その美女が一同の元へ近付いてくる。
「大丈夫? 貴方たち」
平然と自信満々で近付いてくる奇妙な装備をした美女に対し、一同は手にしている銃を向ける。これにその美女は、笑みを浮かべながら銃は自分には効かないと告げる。
「助けたお礼が鉛玉? でも、このビスマルク級戦艦一番艦であるビスマルクには通じないわよ。撃つなら、戦艦級の徹甲弾か、航空支援でもするのね」
「なに、こいつ?」
子供のように、自分は強いと言ってくるので、一同は呆れ返る。
そんな戦艦ビスマルクを自称する美女の言葉に、一同は殺し合いをする気分じゃなくなり、ここは互いに協力し合おうと判断した。
「あんたの所為で、バカバカしくなってきたわ。それで、私たちはどうする?」
「あの古城を目指すのはどうだ? あそこなら、元の世界へ帰れるはず」
「…死んだ身なのだがな」
ベアトリクスが最初にどうするか言えば、アイリスディーナは古城を指差しながら、あの古城へ行かないのかと提案する。そこなら元の世界へ帰れるはずだと言ったが、セルベリアは自分は死んだ身だと口にする。
アイリスディーナ、ベアトリス、セルベリアはの三名は、死んだ時のことを覚えている。マリは死んでいないので、近くの花壇に座り、水筒の水を飲んでいた。
沈黙している間が嫌いなのか、ビスマルクは古城に行けばどうにかなると言って、代表して行くと決める。
「あぁ、もう! とにかく、あの古城に行けば分かることだわ! さぁ、早く行くわよ! 置いていっちゃうから!」
先にビスマルクが古城に向かって行けば、一同は互いを向き合い、彼女の後を追おうと決めた。
「どうする?」
「行くしかあるまい。ここに居てもどうしようもない」
「私も賛成」
「そう、あんたみたいな中身が子供な娘が行く古城まで行きましょう」
「…ムカつく!」
セルベリアの問いに、アイリスディーナが行くと決めて向かえば、マリも賛成して向かうが、ベアトリクスの言った言葉に腹を立てる。それでも、古城へ行けば何か分かると思い、一同の後を追った。
えぇ、秋のおっぱい祭りですw
特に意味はありませんし、続きもしませんw
それでは、成人版を書いてきますので。