まずは一回戦第一試合
物間 寧人vs心操 人使
『それじゃ選手の入場だぁ!
捻くれた性格だが個性はつえぇ!ヒーロー科物間寧人!
相手を場外に落とすか行動不能にする、あとは『参った』とか言わせても勝ちのガチンコバトル!
怪我上等!こちとら、我らがリカバリーガールが待機してるぜ!道徳、倫理はいったん捨て置け!だがまあもちろん、命に関わるようなのはOUT!ヒーローは、ヴィランを捕まえるために拳をふるうのだ!』
「その場合は止めるからね」
『Ready?Start!』
そして、物間君が心操君に一言話しかけ、心操君がそれに答えると、物間君が怒り出し―――停止した。
『オイオイどうした!?大事な初戦だ、盛り上げてくれよ!?物間、開始早々完全停止!?心操の個性か!?全然目立ってなかったけど、彼ひょっとしてやべえ奴なのか!!!』
『「だからあの入試は合理的じゃないって言ったんだ」』
『え?何?』
『二人の簡単なデータだ。個人戦になるからまとめて貰っといた。心操はヒーロー科の実技試験で落ちてる。普通科も受けてたのを見ると、想定済みだったんだろう。アイツの個性は相当に強力なものだが、実技試験は仮想ヴィランとの戦闘、物理攻撃力のある個性を持つ受験者に有利な内容だった。心操のじゃ、そりゃヴィランポイントは稼げねえよ』
そう、
「レスキューポイントがなかったら、の話だけどね」
「どういうこと?出久君」
「彼の個性なら人を操って救けることもできるんだよ。例えば、混乱している人たちに彼の個性を使ったら?その混乱はすぐに落ち着かせることができる。彼の個性は優しい個性なのに、周りの
ほんの数秒後、物間君に心操君が話しかけた後、クルリと物間君が心操君に背を向けて歩き出した。
『ああーー!物間自ら場外に向かって歩き出した!!!』
自力で洗脳を解く術を持たない物間君は自ら場外線を越えて敗北した。あっけなかったなぁ。次は心操君と、か。
「勝ったな」
「物間君場外!!心操君二回戦進出!!」
『場外!場ーー外!!呆気なく終わっちまったから二試合目に期待だ!二試合目は5分の休憩後に行うからちょい待ちな!』
僕に【洗脳】は効かない。ただ単に、僕と心操君の相性が悪すぎるだけだ。ヒーローというのは、相性のいい悪いで決まる世界じゃないのに。
「君が“努力”をしていたら、結果は変わったんだろうね」
彼の筋肉の付き方から見て、個性に頼った戦いしかしたことがないんだろう。それが、そのたった一つの事実が結果を変えるんだ。
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第2試合
轟 焦凍vs瀬呂 範太
『お待たせしましたぁ!続きましてはぁこいつらだ!
優秀!優秀なのに、そのぬぐい切れない地味さはなんだぁ!ヒーロー科、瀬呂範太!』
「ひっでぇww」
『vs!予選二位二位と強すぎるよ君ぃ!推薦入学者の実力は伊達じゃないってんだぁ!ヒーロー科、轟焦凍!』
「緑谷は1位1位なんだが」
『それでは最終種目、第2試合!Ready?Start!』
その合図の瞬間、会場が凍った。どうやら、炎は温存しておくらしい。
「瀬呂君行動不能!轟君2回戦進出!」
『おいおい、一瞬で終わらせやがったぜ轟の奴!もうちょい魅せてくれよ!』
「僕が勝ち進むって、確信してるね」
それに、使った氷も必要最低限だ。万全の状態で僕に挑みたいんだろう。
「だけど
だからと言って全力を出すわけじゃないけど。まあ、本気は出そうかな。
「魅せてみようか。闘いってやつを、さ」
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第3試合
塩崎 茨vs上鳴 電気
『それじゃ、次の試合行ってみよう!
B組からの刺客!綺麗なあれには棘がある!?ヒーロー科、塩崎茨!vs!スパーキングキリングボーイ!ヒーロー科、上鳴電気!
さあさあ!今回も、ド派手なバトルを―――』
「あのぉ!」
『え?』
「申し立て失礼いたします。刺客とはどういうことでしょう?私はただ、勝利を目指してここまで来ただけであり、試合相手を殺めるために来たわけではありません。」
『ご、ごめん!』
「そもそも、私が雄英校の進学を希望したのは、多くの人々を救済するためなのです」
『そ、そっか。わかったよ、ごめんな?』
「わかっていただけて、感謝いたします」
「B組にもこういう感じいるの?」
ひざしさんがタジタジだ、すごいなあの子。けど、上鳴君が彼女を見る目が全て物語ってるんだなぁ。
開幕ブッパするつもりらしいけど、馬鹿だよね。彼女の頭見たら蔦みたいになってるし、植物の髪の毛を操る個性とかそういうのだよね。上鳴君、負けたな。
『と、とにかく!Start!』
「これ終わったら飯とかどうよ?俺でよけりゃ慰めるよ?」
「え?」
「フハッ」
「たぶんこの勝負――――――――一瞬で終わっからぁ!」
「君の負けという結果でね」
「無差別放電...130万ボルトォ!」
予想通りの開幕ブッパ。しかしその電撃は蔦の壁に阻まれ、上鳴君はあほになった。そして蔦で巻き取られ終了。面白かったなぁ。
『瞬殺!あえてもう一度言おう!
「二回戦進出!塩崎さん!」
「ああ、与えられたチャンス、無駄にせずに済みました...」
「よっしゃぁ!塩崎よくやったぁ!」
「あっちゃぁ」
「あれあれぇ?一瞬で決めるんじゃなかったけぇ?おかしいなぁ?一瞬でやられたよねぇ?A組はB組より優秀なはずなのにおっかしいなぁ?はははははは!」
「はぁ」
トスっと音がして、物間君が崩れていく。ほんとに捻くれた性格してるなぁ。
「ごめんな」
「実力は割と確かだよ...」
恐らく今の何...と思ってる皆にそう補足しておく。
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第4試合
飯田 天哉vs発目 明
『さあ、第4試合だ!どんどんいくぞ!頂点目指して、突っ走れー!
ザ・中堅って感じ?ヒーロー科、飯田天哉!vs!
サポートアイテムでフル装備!サポート科、発目明!』
「相手はサポート科か」
「どんな戦いになるのかしら...」
「つーか、何だありゃ...?飯田もサポートアイテムフル装備じゃねえか!」
『ヒーロー科の人間は原則そういうの禁止よ。ないと支障をきたす場合は事前に申請を』
「はっ!忘れておりました!青山君もベルトを装着していたので、良いものと!」
『彼は申請しています』
「申し訳ありません!だがしかし、彼女のスポーツマンシップに心打たれたのです!彼女は、サポート科でありながら、ここまで来た以上対等だと。対等に戦いたいと、俺にアイテムを渡してきたのです!この気概を俺は...無下に扱ってはならぬと思ったのです!」
あー(察し)。これはミッドナイトが許可して、いいように扱われる奴だなぁ.....発目さんは売り込み精神強そうだし...アピールするためのひとば...いけに...人材なんだろうなぁ。
『はぁぁっぁぁぁぁぁ!許可します!』
『いいんかよ...』
『ま、双方合意の上なら許容範囲内...で、いいのか?』
「この試合、飯田君の勝ちだね。ただ、勝ち方は微妙だろうけど...」
「?出久君、なんでそんなことわかるの?」
「見てればわかるよ。10分くらいかな」
『ンン、まあ許可が出たってことで!第4試合、Start!』
案の定、発目さんは売り込み根性逞しく大々的に大企業へ向けてのプレゼンテーションを繰り広げて見せた。ここまで来ると拍手を送りたくなってくる。プレゼントマイクはドン引き、と相澤先生は呆れていた。因みにこのアイテム解説付き鬼ごっこだが10分もの間続いた。
「ふ――――…すべて余すこと無く見て頂けました」
どうやら満足したようで、発目さんは自ら場外へ出た。すごくキラキラしいてる。まさに『やりきった!』って感じの非常に清々しい表情かおをしている。
「もう思い残すことはありません!!」
『発目さん場外!!飯田くん、二回戦進出!!』
「騙したなあああああ!!!」
憐れ飯田くん。
「すみません。あなたを利用させてもらいました」
「嫌いだぁああ君―――――!!」
これはもう見事としか言いようがない。あけすけなだけじゃない。目的のためなら手段を選ばない人だ。発目さん怖い。だけど、合理的なのは間違いないんだよな...
一番騙しやすいの飯田君だろうし。
次で1回戦が終わる!あと4話くらい続くかもしれない...
タイトル変えようと思うんですけど、何がいいと思いますか?2個目を選んだ人は感想で言ってください
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そのままでいい
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提案するよ
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知らんがなww
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さあ、愛を囁こう
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消太さんと相棒の飼い猫出久