実はチート個性持ちだったんですが   作:神優

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なぜにこうなったし。区切り悪すぎて困る。


個性把握テストらしいですよ

「じゃ、はじめるぞ」

 

「はーい!」

 

「第一種目:50m走」

 

 

「次、爆豪、緑谷」

 

 

 僕の番だ。

 

 

「イズク、ぜってー俺が勝ってやるかんな!」

 

 

 おう、すごい顔だ。でも僕だって負けられない。

 

 

『用意――――スタート』

 

 

 

合図と共に地面を蹴りフルカウルで加速、さっきと同じようにばねを使って走る。1秒ほどでゴール。かっちゃんも遅れてゴールした。

 

結果1秒38

 

 

「イズク!一種目勝ったくらいで調子乗んなよ!」

 

 

かっちゃんが威嚇するように掌で爆発を起こしている。

対処できるように構え、あと少しでかっちゃんの手が届きそうなところで、【個性】が消えて爆破が収まり白い帯が巻き付き拘束された。

 

 

帯の先に目を向けると消太さんがいた。

 

 

「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ『捕縛武器』だ、ったくくだらないことで【個性】使わすなよ」

 

「くそっほどけねー!!しかもなんで【個性】が使えねーんだ」 

 

「【個性】を消したからだ」

 

 

かっちゃんは拘束を解こうともがいているがなかなか抜け出せていない、当たり前だ、消太さんに消せない個性は(ほぼ)ない。

 

 

「消した・・!!あのゴーグル・・・そうか!見ただけで人の【個性】を抹消する【個性】!!抹消ヒーロー・イレイザーヘッド!!」

 

赤髪の...あ、さっきかっちゃんに「ヘドロ事件の?」って聞いてた人だ。

 

「ふぅ【個性】は戻した、喧嘩なら後にしろ。時間の無駄だ」

 

「ちっ!!イレイザーヘッド、イズクを預かったやつか」

 

 

先生に注意を受けたかっちゃんは舌打ちをしてしぶしぶ引き下がった。ずいぶん傲慢な性格になったなぁ。

 

 

 

「第二種目:握力」

 

 

先ずは全身にワン・フォー・オール60%を発動。多分これ以上したら測定器が壊れる。プラス片腕だけに個性を集中させて発動。雄英に住んでいたので、たまに訓練にも入らさせてもらっていた。なので体力テストには割と自信がある。

 

 

「すぅ....ふっ!」

 

 

結果907kg

 

 

「第三種目:立ち幅跳び」

 

 

「せーの・・・ふっ!」

 

 

ワン・フォー・オール発動後、上下半身のバランスを保ちながら一気に勢いをつけて跳躍。猫なのでこういうのは得意だ。

 

結果58m27㎝

 

 

「第四種目:反復横とび」

 

 

瞬発力にも自信はある。

 

結果105回

 

早く動きすぎて少し気分が悪くなった。あの小さい子はなんで平気なんだ?僕より早く動いてるのに。

 

 

「第五種目:ボール投げ」

 

 

さっきと同じ要領で投げる。

 

 

「セイッ!!」

 

 

結果少し伸びて9092m

 

 

「第六種目:長座体前屈」

 

 

猫に柔軟とは、割と最高の相性だ。

ふーっと息を吐きながらぐにゃ~っと体を倒す。

 

 

結果75㎝

 

 

「第七種目:上体起こし」

 

 

「もう無理・・・」

 

 

記録は伸びた・・・・・・が、腹筋が痛い。

全身強化すると上半身重くなって記録が減りそうだし。

 

 

 

45回 → 49回

 

 

「第八種目:持久走」

 

雄英生に交じってたんだから体力、持久力に自信はある。

 

結果48秒 

 

カーブさえなければもっと早く走れたけど。直線にしか走れないんだよな。

 

 

全ての種目が終わり、結果発表となった。

 

 

「んじゃパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評価を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」

 

 

いよいよこの中の誰かに死刑宣告が下される。(とみんな思っているのだろう)僕としてはみんな一種目はいい結果残してるし、除籍はないと思うけどね。

 

結果、さっき反復横跳びですごい記録を出していた男の子が最下位だった。

 

 

「ちなみに除籍はウソな、君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

 「「「はぁぁぁぁぁ!!」」」

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない、ちょっと考えればわかりますわ」

 

 

実は嘘じゃなかったんだけどね。合理的虚偽って方がウソ。

 

 

「そゆこと、これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ」

 

 

こうして個性把握テストは終わった。

 

――――――――――

 

教室で。

 

 

「ね、緑谷君。いっしょ帰らへん?あと、出久君って呼んでもかまわへん?」

 

 

麗日さんがそう声をかけてきた。僕の家は雄英の職員寮だから一緒に帰るのは無理なんだよな。

 

 

「麗日さん。ごめんね。僕、みんなとは違うところに住んでるから一緒には帰れないんだ。名前は別にいいよ」

 

「そっか、残念やなぁ。でも、違うところってどこに住んどるん?」

 

「秘密」

 

 

ニコッと笑ってまた明日ね、という。消太さんには極力秘密にって言われてるからなあ。

 

 

「怪しいな」

 

「怪しいね」

 

「怪しいですわね」

 

「尾行だな」

 

 

後ろでみんながそんなことを言っているとも知らずに。ワクワクしすぎて聞こえなかった。

 

――――――――――

side八百万

 

 

「♪フーンフフーフフーン♪」

 

「上機嫌ですわね」

 

「だね、何かいいことあったんかな?」

 

 

尾行メンバーは私、麗日さん、上鳴さん、切島さん、爆豪さんですわ。爆豪さんが来るのは意外でした。緑谷さんがどこに住んでいるのか気になるようですね。

どうやら職員室に向かっているようです。なぜあんなに上機嫌なのでしょう?

 

こんこん

 

 

「誰だ?」

 

「緑谷です」

 

「ああ、鍵か?」

 

「はい」

 

 

鍵?どういうことなのでしょう?

 

 

「そうだ、皆さん何かご希望はありますか?」

 

 

思い出したように緑谷さんが聞きます。希望、とは何でしょう?

 

 

「後で撫でさせろ。朝の続きだ」

 

「そーいうこと聞いたんじゃあないんですけど...」

 

「疲れが癒される物なら何でもいいわよー。何なら出久君でも...」

 

「ミッドナイト、これは俺のだ」

 

「消太さんのじゃないですよ、ひざしさんは?」

 

「目と喉にいいもんくれよ緑谷ァ!」

 

「了解です。八木さんは?」

 

 

そこでわかります。どうやらご飯の話をしているようです。というか緑谷さんの取り合いになっているようです。そして八木さんとは誰なのでしょう?

 

 

「私の好きなものは熟知しているだろう?緑谷少年」

 

「知ってますけど、好きなものとその日に食べたいものは違うじゃないですか」

 

「そうだな。消化にいいものがいい」

 

「了解しました。今日はパスタにしますね。あとは目にいいもの...茄子とかを入れて。皆さん早めに帰ってきてくださいね」

 

「おう、いつもありがとなー」

 

「すまないね、緑谷君」

 

「いえ、僕はむしろ居候の立場ですから構いませんよ。じゃ、帰ってくるの待ってますね」

 

「いず、鍵」

 

「あ、忘れてました。ありがとうございます消太さん。では、失礼します」

 

「「「おう」」」

「ええ」

「「「「ああ」」」」

 

 

これはつまり

 

 

「緑谷さんは雄英の職員寮に住んでいる、ということでしょうか」

 

「そうみたいだね」

 

「何でここにいるのさ君ら」

 

「「「「あ」」」」

 

「あじゃないよ。とりあえず報告しなきゃ。相澤先生!」

 

「なんだ緑谷」

 

「盗み聞きしてました。すみません、周囲への警戒を怠りました」

 

 

緑谷さんが本当に申し訳なさそうに言います。私たちが悪いのですし、緑谷さんが相澤先生に謝ることなんてないと思うのですが。

 

 

「そうか。除籍にするか」

 

「まあまあ待ちなさいイレイザー!盗み聞きなんて青いじゃない!きっと出久君が心配で来たのよ!今回は見逃してあげましょう」

 

 

ミッドナイトが私たちを援護してくださいます。

 

 

「...緑谷。あとでお仕置きだ。その代わりそいつらの除籍なしにしてやる。反省文は書いてもらうがな。もちろん今回聞いた会話は他言無用だ。事情も話してやるからそんな目をするな」

 

「わかりました。一応クラスメイトなので、今回は甘んじます」

 

「すみません、緑谷さん。お仕置きだなんて...」

 

「とりあえず話すからついてきて」

 

「はい」

「「「わかった」」」

「ちっ」

 

――――――――――

 

「まず、僕について話そうか」

 

「「「「え?」」」」「は?」

 

 

緑谷さんについて?どういうことですの?

 

 

「何言ってんだみたいな顔しないで。僕はまだ個性を公言してはいないよ」

 

「「「「「あ.....」」」」」

 

「そういえば聞いていませんでしたわ」

 

「確かに。蛙吹の【蛙】みたいな個性だとは思ってたけど、まだ緑谷本人から聞いてはねえな」

 

「ケッ。【猫】だろ」

 

 

そういえばそうでしたわ!特徴から【猫】などそんな感じの個性なのかと思っていましたが、違うのでしょうか?

 

 

「そうだね。そう思われていた」

 

「「は?」」

 

「実際には違った、と?」

 

「うん。僕の本当の個性は【蘇生】。この個性は、殺されたとき、自分を殺した相手の個性とそれに有利な個性を発現させる、というもの。個性が出るのは1日1回、最初に手に入れたのが【猫】だった。それで個性が混ざって変異して、蘇生自体は1日9回までできるようになったんだ」

 

 

最初に手に入れたのが【猫】なのですか。ですが、おかしいですね。その説明では腑に落ちません。

 

 

「ほえーすごい個性なんだね」

 

「なんだよそのチート個性!羨ましい」

 

「ちょっと待ってくださいまし」

 

「どうしたの?八百万さん」

 

「今の緑谷さんの話にはおかしな点があります。緑谷さん、なぜ、【猫】の個性が発現したのですか?緑谷さんの話によれば自分を殺した相手の個性とそれに有利な個性を発現させるんですよね。では――――――――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?なぜ、()()()()()()()()()()1()()()()()()()()()?」

 




順位です。

1.緑谷出久
2.八百万百
3.轟焦凍
4.爆豪勝己
~~~~~
20.峰田実

タイトル変えようと思うんですけど、何がいいと思いますか?2個目を選んだ人は感想で言ってください

  • そのままでいい
  • 提案するよ
  • 知らんがなww
  • さあ、愛を囁こう
  • 消太さんと相棒の飼い猫出久
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