実はチート個性持ちだったんですが   作:神優

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何とかかけた...


USJ襲撃らしいですよ

「飯田君に委員長を譲りたいと思うんだけど、どうかな?」

 

「緑谷!?俺らは構わないけど...」

 

「相澤先生は?」

 

「どうでもいいってさ」

 

まあ知ってたけど。今は午後のHR。昼のことで飯田君の株が上がったので簡単に譲ることができた。飯田君は「非常口飯田」っていうあだ名をつけられていた。

相澤先生は現在会議の準備中。よってここにはいない。担任がそれでいいのか、とは思うけど、僕が頼んだことだから仕方がない。

 

一気に跳んで放課後。

根津校長、オールマイト(トゥルーフォーム)、消太さん、ブラドキング、ハウンドドッグ、そして僕が会議室に集まっていた。

 

 

「集まってくださりありがとうございます、先生方」

 

「緑谷君、君と僕らの仲だろう。そんなに固くなくてもいいよ」

 

「ありがとうございます、根津校長。ですが、今回は公的なものなので、この口調で行かせてもらいます」

 

 

その言葉に全員の顔が引き締まる。これから僕が話すことの重要性を理解したのだろう。

 

 

「先ほどのマスコミの件ですが、その際、侵入者がいました」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

 

全員が顔を驚愕に染める。そして次早に質問してくる。

 

 

「緑谷君、怪我はしていないかい?交戦は?」

 

「顔は見たのか?個性はわかるか?」

 

「落ち着いてください。怪我はありません。交戦、というより接触は測りました。もちろん猫の姿ですよ、色も変えました。ばれてはいない筈です。

顔は、一人は全身に手を付けた灰髪の男。名前は死柄木弔。個性は五指で触れたものを崩壊させる、とかでしょう。受けていないのでわかりませんが。

もう一人は黒い靄のような男。名前は黒霧。個性はワープなどの転送系です。

そして、おそらくカリキュラムが盗まれました。資料室から出てきましたから」

 

 

僕が見た特徴をしっかりと話していく。

 

 

「そうかい、とりあえず怪我がなくて良かったよ。

して緑谷君、カリキュラムが盗まれた、と言っていたが。君ならどのタイミングを狙う?」

 

「USJ、ですね。あそこは校舎から遠いですし、何より狙うなら明日の授業、まだ卵が孵化しきってないタイミングの方がいい。つまり、明日にある災害救助訓練でしょうか」

 

「明日、か。明日の授業はA組だったよね」

 

「「はい、そうですね」」

 

「じゃあ相澤君、緑谷君、生徒たちを頼んだよ。13号君にも言っておくか。警戒しておくに越したことはないしね」

 

「「はい、わかりました」」

 

 

相澤先生と二人そろって返事をする。ハウンドドッグ先生とブラドキング先生、オールマイトは終始黙ったままだった。

 

 

「ではここからは、教師ではなく一個人として」

 

 

ふう、と先生が全員ため息を漏らす。あ、これやばい奴だ。

 

 

「何をしてるんだ!僕らは君のことを息子のように思っているのに、君が死んだら悲しいんだよ!」

 

「緑谷!お前は昔から(ヴィラン)退治に連れまわされていたが、一人で立ち向かうな!せめて先に連絡を入れろ!イレイザーにでも!」

 

「緑谷少年!正義感が強いのはいいが、一人で行くなんて無謀だぞ!死んでしまったら元も子ぐはぁっ!」

 

「ぐるぅぅぅ!ぐるるるるう!ぐるらぁぁ!」

 

「いず、今度お仕置きだ。ぜってえ寝かさないからな」

 

 

怒涛の勢いでそう言われると、さすがに苦笑してしまう。僕は愛されてるんだなって。

 

 

「「「「「何を笑ってるんだ!」」」」」

 

「ふふっ。ごめんなさい。それと、ありがとうございます。今度から気を付けますね」

 

 

そしてその会議は終わった。そのあと職員寮に行くと先生全員から怒られた。その日は明日のパフォーマンスに影響が出るから、ってことでお仕置きなしだったけど、明後日にしっかりとお仕置きされるらしい。消太さんの目がマジだった。

 

――――――――――

そして次の日。

 

 

「バスに乗りやすいように出席番号順に並んでおこう!」

 

 

と飯田君は言ったが。確か市バス構造なんだよな。

バスに乗り込んだ時、案の定飯田君はがっくりしていた。慰めようか、とも思ったが昨日は所用で夜中まで起きていたので眠い。猫になって相澤先生の膝の上で寝ておこう。因みに僕はコスチュームをちゃんと着ている。相澤先生はHRで着なくてもいい、と言っていたが僕は例外だ。襲撃が予想される以上、万全の対策をしておかなければ。

 

NoSide inbus

 

「私は思ったことを何でも言ってしまう性格なのだけど」

 

 

1年A組がバスの中で話していると、【蛙】の個性を持つ蛙吹梅雨がそう切り出した。

 

 

「どうしたんだ?蛙吹」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。相澤先生と緑谷ちゃんって異様に仲がいいわよね。何かあるのかしら」

 

 

その言葉に相澤はピクリと眉を上げ、迷う。

 

(言っておくか、おかないか。今後ばれる可能性も含めると言っておいた方がいいのかもしれないが、今言うのは合理的か?いや、今後ばれた方が大変だ、言っておくか。だが、)

 

 

「もう着く。蛙吹、質問の答えはあとで教えてやるから待っておけ」

 

「わかったわ」

 

「緑谷、着くぞ。起きろ」

 

「にゃーーー」

 

――――――――――

出久Side

 

ふーっと伸びて、人間に戻る。人間の姿でも伸びをして、バスから降りる。

 

 

「でっけー!USJかよ!?」

 

 

USJなんだなぁこれが。

 

 

「水難事故、土砂災害、火事、エトセトラ。あらゆる事故や、災害を想定し、僕がつくった演習場。その名も、ウソの災害や事故ルーム(USJ)

 

そこには宇宙飛行士みたいな格好をしたヒーロー、13号が居た。麗日さんは13号のファンらしい。

オールマイトだけど、来るのが遅れるそうだ。

そして訓練を始める前に13号から話があるとのことなので聞くことにする。

 

 

「えー、始める前に、お小言を一つ二つ、三つ...」

 

 

増える増える…。

 

 

「皆さん、ご存知だとは思いますが、僕の“個性”は“ブラックホール”。どんなものでも吸い込んで、チリにしてしまいます」

 

「その“個性”で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね」

 

麗日さんがそう言うと。

 

 

「ええ…。しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう“個性”がいるでしょう」

 

 

かっちゃんの“爆発”なんかもそうだ。

 

 

「超人社会は“個性”の使用を資格制にし、厳しく規制することで、一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えば、容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めてる可能性。オールマイトの対人戦闘で、それを人に向ける危うさを、体験したかと思います。この授業では、心機一転。人名の為に“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷つける為にあるのではない、助ける為にあるのだと、心得て帰って下さいな」

 

 

13号先生、カッコいい。

 

 

「以上、ご清聴ありがとうございました」

 

 

言い終えたとたん。感じたのは、幼い頃から見てきた、悪意。

 

 

「イレイザー!」

 

「いず!チッ!おい、避難しろ!」

 

「なんだよ?入試の時みたいにもう始まってるパターン?」

 

「「違う!あれは...(ヴィラン)だ!早く逃げろ!」」

 

「「「「「「なっ!」」」」」」

 

「あれ?オールマイトいねーじゃん。おい黒霧、話が違うぞ」

 

 

黒いゲートから出てきたのは多数の(ヴィラン)と死柄木、肌が青く、上半身裸で脳がむき出しの(ヴィラン)だった。

 

 

「まあいいや。子供を殺せば出てくるかな?」

 

「イレイザー!敵の対処はする!“K”を押さえて!」

 

「仕方ねえか。了解!いず!突撃前に連絡!」

 

 

“K”かは黒霧。消太さんは消すだけの自分より多数の個性が使える僕の方が強いと分かっているから文句を言わない。一番厄介なのは青い奴。他はチンピラ。まずはワープを使えなくする!先に雄英に連絡か。

 

 

『USJ襲撃。応援求む』

 

「緑谷!」

 

「お前らはさっさと避難しろ!」

 

「だけど緑谷が!」

 

「あいつはお前らが思ってる何十倍も強い!いいから早く逃げろ!邪魔だ!」

 

 

まずは、先手必勝!雑魚を凍らせる!次に黒霧!青い奴はそのあと!

 

 

「【炎氷】」

 

 

バリバリバリっ!とすごい勢いで凍っていく。手から個性を出す奴は【蛇髪】で縛り上げて気絶させる!

 

 

「はぁぁぁ!?なんだよあいつ!あんな奴がいるなんて聞いてねえぞ!」

 

 

サーチで青い奴の個性を把握。【ショック吸収】、【超再生】その他諸々。完全に遺伝子操作されてるな。

次は黒霧!これ以上消太さんに個性使わせられない!【変形】でエッジショットさんと同じように体を紙にして、黒霧の中を弄り気絶させる。

次は青い奴!

 

 

「脳無!そいつを倒せ!たおせぇぇぇ!」

 

 

死柄木がそう言うと、のうむ、と呼ばれた青い奴が僕に向かって走ってくる。勝てる、が。僕は意地が悪いんだ。のうむが放ってくる突きを避けずに態と殺される。さあ、希望から絶望のどん底へ。

 

 

「ははは!対オールマイト用兵器だ!どうだよ!ほら!死ね!あっはははははは!脳無!次は生徒だ!」

 

「緑谷!?」

 

「大丈夫だ」

 

「何言ってんすか先生!緑谷、今、殺されて...」

 

「知ってる?」「知ってるか?」

 

「「猫の命は、9つあるんだよ」」

 

「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」

 

 

蘇生完了、ラーニング済み。【ショック吸収】、【超再生】、【ワン・フォー・オール】100%、【変形】猫、【炎氷】両纏、【操血】、【電気】纏、【土操作】大腕。これが僕の全力だ!

 

 

「脳無!やれてないぞ!さっさとしろ!」

 

「喚くなら 黙らせてみよう ()共が!」

 

「グガァァァッァァ!」

 

 

ダン!ダンっ!ダダダダンっ!すごい勢いで殴る、殴る、殴る。【ショック吸収】があるのならば、それをも超える力で。

 

 

「【ワン・フォー・オール】1,000,000%!SMAAAAAASH(ぶっ飛べぇぇぇぇぇぇ)!」

 

「なぁぁぁぁぁ!なんでだよ!なんで脳無がぶっ飛ぶんだよ!この、チーター共が!ゲームオーバーだ!黒霧、起きろ!帰るぞ!」

 

「ぐっ、了解しました、死柄木弔」

 

 

ちっ。追えない、な。本能を抑え込むので精いっぱいだ。やばい、これ。発情期来る奴だ。からだ、あつい。しょーた、さん。しょーたさんしょーたさんしょーたさん。

 

 

「しょーた、さん」

 

「いず!大丈夫か!?っておい!お前完全に使いすぎただろ!オールマイトさん達が来たから敵を捕まえるのは任せておけ」

 

「しょーたさん」

 

 

しょーたさんだ、嘘じゃない。幻覚じゃない。しょーたさんしょーたさんしょー、たさん。

 

 

「しょーたさん、しょーたさん。ねこ、なる。おねがい」

 

「わかったからさっさと休め!顔がやばいことになってるぞ!」

 

「ん、しょーたさん。だいすき」

 

 

しゅるん、と猫になってしょーたさんの捕縛武器の中に入る。やっぱりしょーたさんのにおいは落ち着くなぁ。ん、ねむ...zzz

 

――――――――――

相澤Side

 

 

「寝たか...」

 

 

何気にやばい状態だったな。あのまま戻ってたら誰かが襲われてたぞ。

 

 

「せんせー!緑谷は!?」

 

「無事だ。今はここで寝てる。発情中だから迂闊に誰かに会わせられないからな」

 

「発情中?どういうことですか?」

 

「話はあとでだ。警察の事情聴取があるだろうから外行くぞ」

 

「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」




アンケートは9/25までです。2話でタグ、それに伴う描写を追加しました。

タイトル変えようと思うんですけど、何がいいと思いますか?2個目を選んだ人は感想で言ってください

  • そのままでいい
  • 提案するよ
  • 知らんがなww
  • さあ、愛を囁こう
  • 消太さんと相棒の飼い猫出久
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