アルスラーン戦記 称号『完全無欠の王』獲得RTA   作:これこん

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2日連続の投稿なので初投稿です


新イベの解説〜

一気に数年も進んだRTAはっじまーるよー

はい、ということで前回の続きから少し進んだところからの再開ですね。

ちなみに今回はパルス暦308年からのスタートになります。その間の能力値上げは思いっきりカットしましたが、延々と同じ作業を繰り返すだけだからつまらないので見なくても全然大丈夫です。

ほもくんは現在14歳、ここまで来るのに余裕で10時間以上かかりました。何故か12歳で終わる筈の経験値バフが14歳まで続いたんですよ‥‥‥どうして?

 

タイムを考えてステータス上げを切り上げるか迷ったのですが、後の事を考えた上で2年間経験値上げに費やすことにしました。本当にこれはどうするか迷いましたよ。結果として今はタイムロスですが、青年期までに取っておきたかったスキル『カリスマ』を入手出来たのは大きかったですね。これは予想以上の好スタートです。

前回と今回までの間で起きたほもくんの成長はこれくらいですかね‥‥。

この7年間でバダフシャーン公国の滅亡、ヒルメスの暗殺計画、アンドラゴラス即位、そしてタハミーネとの婚姻などが世間では起こりました。ここらは普通に原作通りですね。

 

今回は走者が血反吐を吐いて行ったほもくんのステータス上げの成果をようやく見れるイベントがある筈です。私は本RTAのために幾度となく試走を繰り返してきましたが、今回のほもくんは今までに無い程育ってるんですよね‥‥‥本当に何があった?やはり経験値バフは偉大、はっきりわかんだね。

そのイベントとは、王都エクバターナで開催される剣術大会の事です。ゲーム内時間で年に一度開催されるこの大会は14歳から20歳までの男子によって争われる少年の部、またはそれ以上の年齢の男子が争う成人の部に分かれて優勝を争うイベントなのですが、魅力はなんと言っても得られる名誉ポイント、及び優勝賞品である『エクバターナの証』にあります。

 

今年やっとほもくんも参加出来る年齢になりました。

名誉ポイントはほもくんの持つスキル『カリスマ』と組み合わさる事で部隊の運営、士気の維持など様々な事に役立つので本RTAにおいて超重要です。今までにも人助けなどをする事でちまちまと貯めて来ましたが、今回のは桁が違うんですよ。

 

今までに集められた名誉ポイントは1回のイベントで精々5ポイント程でしたが、今回優勝すれば1000ポイントも得る事が出来るのです。

名誉ポイントは50区切りで効果が上乗せされていくので、1000というのは本当に破格ですね。

ちなみに優勝賞品とは違い2位なら800ポイント、3位なら600ポイントと、ある程度なら負けてもおいしいままです。まあ試走では何度も優勝したので今回も大丈夫だと思いますがね。

 

優勝賞品である『エクバターナの証』は、所謂フリーパスみたいな物です。これが有ればパルス内の殆どの場所に手続き無しで行く事が出来るようになり、隣国においてもある程度の自由が保障されます。こちらも是非狙っていきたい代物ですね。

前置きが長くなりましたが、早速プレイしていきたいと思います。

 

 

 

 

>あなたはいつもより大分早く目を覚ます。寝起きであるのに、身体中にエネルギーが溢れている様な感覚に襲われる。

>そう、なんと言ったって今日は待ちに待った剣術大会の日なのだ。

>今のあなたはいつにも増して絶好調だ。負ける未来など全く想像出来ないほどに。

 

 

 

 

どうやらほもくんの現在の状態は『絶好調』のようです。この状態だとステータス全体にバフがかかるため優勝する確率が少しですが上がります。何やら幸先が良いですね‥‥‥乱数の神様が見ていてくれているのでしょうか?

 

 

 

 

>あなたは水瓶から水筒に水を移す。続いて台所に吊るしてある干し肉とパンを手に取り、足早に家を出る。

>会場となる広場までは300ガズ程の距離がある。その道中に朝食とするのだろう。

 

 

 

 

はい、ご覧の通りほもくんはやるMAXです。今までの試走から結果を予測しますと、これは私の勝ちですね(確信)

今回の彼のステータスは今までよりふた回り程優秀なのに加えて、『絶好調』状態によるバフがかかっているのです。これまでの試走では平均値のステータスに『通常』状態でも優勝出来ましたからね。もし多少強い相手と当たっても能力値によるゴリ押しとプレイヤースキルで何とかなるでしょう。ちなみに1ガズ=1メートルと考えてください。

 

 

 

 

>あなたは途中で合流した数人の友人と共に会場に到着した。まだ時間が早いため、流石に集まっている人数は少ない。

>あなたは時間が来るまで体を動かしておこうと友人達に提案した。ちなみに彼らも今回の出場者である。

>友人達はあなたに賛成し、荷物の中から木剣を取り出す。そのうちの1本をあなたに投げて渡すと、空き地に向かって歩き出した。

>あなたが渡された、柄の部分に歪んだ獅子が彫られている木剣こそ今大会におけるあなたの相棒だ。あなたと父親が数日前に手作りした物である。

・粗悪な木剣×1を手に入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

>ついにあと少しで大会が始まる。年に一度の行事という事で、国中から見物人が来ているそうだ。エクバターナ中には商人達が即席で建てた屋台が並び、活気が溢れている。

>あなたの周りには、友人の他にも多数の参加者と思われる男達が目の色を変えて試合の時を待っている。なにせ今日は我らがシャーオも見物に来るのだから。

>どうやら今日あなたが出場する少年の部には百名以上の腕自慢達が参加するらしい。だがその事実に対してあなたはそれほど関心を持っていないようだ。

 

 

 

 

そろそろ少年の部が始まりますね。こういった大規模なイベント類はRTAにおいて大幅なタイムロスに繋がりかねないのでさっさと終わらせたいところ。私が試走で確認している範囲なのですが、行商人の連れている動物が脱走したり、見物しているアンドラゴラス王を暗殺しようと試みる輩が現れる可能性があるようです。

幸いそれらはすぐ鎮圧されて大会は続行されたので、もしそれらが発生しても再走はしなくても大丈夫‥‥‥だと思うのですが、どんな時でも油断は禁物です。難易度ハードはちょっとした事でチャートが崩壊するのでね‥‥‥(114敗)

 

待っている間時間が少しあるので、この大会の起源でも解説しましょうか。こちらの行事はアンドラゴラス王が訪れている事からも分かるように、パルス国における重要な行事です。

今から300年前に蛇王ザッハークを打ち滅ぼした英雄カイ・ホスローの魂を讃えるために当時の彼の部下達が剣を用いて舞を披露したのが起源とされており、そこから年月を経るうちに軍事訓練としての側面を持つようになって現在の形になったという歴史を持っているようですね。

 

今大会後に、プレイヤーの戦い振りが観戦している王やパルス軍指揮官達の目にとまれば入隊の推薦書が送られて来ます。

走者としては早く自分の騎兵隊を持てるまで出世したいところ。よってこのシステムは大変役に立つのです。

‥‥‥運営はこんな神イベント用意して誇らしくないの?

 

 

 

 

>日陰で水を飲んで休んでいると、一緒に参加する友人のうちの1人が近づいて来た。彼とは小さい頃からの友であり、所謂親友というやつなのだ。

>「おいホズモルド、聞いたか?」

>友の問いかけにあなたは何事だと聞き返す。

>「なんでもヴァフリーズ様の甥も今回参加するらしい」

 

 

 

 

ファッ!?

ヴァフリーズの甥ってアレですか?原作公認のチートキャラで、読者達から「『アルスラーン戦記』ってより『ダリューン無双』だね」って言われたあのダリューンの事ですか?

今までの試走では一度も参戦していたことなんて無かったんですけどねえ‥‥もし当たったら本RTAにおける強化版ほもくんでも勝てる気がしません。

お、甥って言ってもダリューンとは限らないから‥‥‥ヴァフリーズにも甥ぐらいあと2、3人いるから‥‥‥多分。

 

ていうかマジでお願いします!ここで三位以内に入らないとチャートが崩壊してしまう。お願いします、なんでもしますから!(なんでもするとは言っていない)

 

 

 

 

 

>「確か名前は――ダリューン、だったような気がする」

 

 

 

 

あっ‥‥‥乱数の神様なんていなかったんや‥‥‥。

という事で今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました‥‥‥。

 




感想、評価、お気に入りしてくださった方々、ありがとうございます。

粗悪な木剣 とても売り物にはならないような、安っぽい木製の剣。とある父子の思い出が詰まっている。

エクバターナの証 王都エクバターナの剣術大会で優勝することで貰える金製の証明書。エクバターナに住む男子の憧れで、これがあれば大抵の場所は通れるようになる。

ダリューン 正真正銘の公式チート。この人がいれば人間相手ならなんとかなる。

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