アズリウスとドクター   作:夕凪椎名

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注意
個人的解釈と誤字等あるかもしれない
過去に他サイトに上げたSSの加筆&修正版です


アズリウスとケーキ

ぐぅ~~

執務室に響き渡るお腹の音

今は午後3時過ぎでまだ夕食時には早い時間だ

「ドクター、お腹がすいたのでしたら軽食を何かお持ちしましょうか?」

と私のほかにもう一人いた秘書のアズリウスが口を開いた

「いいの?」

先ほどからお腹を鳴らしていた僕はそう問い返した。

「お腹が空いていらしたら集中なんてできませんわ。それにいい仕事するためには、適度の休憩が必要ですわ」

と言いながら僕の横に積んである書類の山に見る。

うん…朝から作業しているけどまだ半分しか終わってない。

「ごめんね。今日から秘書してくれたのに全然お仕事終わらなくて…」

半分ぐらいは外部との交渉報告書だったりロドス運営にかかわる書類だが残り半分は内部での破損届だとか苦情だったり……しかも今日に限ってやらないといけない仕事が重なるし……全然終わらない……

「全然問題ないですわ。ドクターの今手元あるのでサインが必要な書類は終わりですので、それが終わりましたら少し休憩にいたしましょうか」

外部との書類は手書きのサインが必要だが、内部の書類には必要ではない。サインの手間を省略するためにハンコを採用している。つまり残りはすべて確認のハンコを押すだけ。

……本当にこれ僕がやる必要ある?と思いながらささっと手元の書類を手早く終わらせ休憩に入った

「何か食べたものの希望はありますでしょうか?」

うーん食べたいものか……お昼はラーメンを食べたし……あと4時間ほどしたら夕食の時間になるし……何か軽いものを……

あ、確かグムにおいしいケーキがあるからほしいならいつでも取りに来てって言われてたっけ

「グムがおいしいケーキがあるって言ってたからそれ取りに行ってくる」

と言うと

「それぐらいでしたら(わたくし)が取りに行きますのに」

少し残念そうな顔をした。

「朝からお仕事を頑張ってくれてたし疲れてるでしょ?それぐらいは僕にやらせてほしい。それにアズリウスはおいしいケーキに合う紅茶を入れてくれると助かる。ケーキにはおいしい紅茶が一番だからね」

というとうれしそうな顔をして

「そういうことでしたらとびっきりおいしい紅茶をいれてお待ちしておりますわ」

と言いながら見送ってくれた。

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グムからケーキが入った箱をもらったが、もらった時に「配色は少し個性的だけど、味は保証できる」って言ってたけどグムがおいしいって言うなら問題はないだろ

執務室に近づくといい香りが漂ってきた。紅茶のにおいだろうか

耳を澄ますとかわいらしい鼻歌も聞こえてくる

「ただいまー」

と扉を開けるとかわいらしい鼻歌は聞こえなくなったが

「お帰りなさいませ。紅茶の用意もお皿の用意もできておりますわ」

と返事が聞こえてきた。

「すぐに紅茶を入れますのでドクターはケーキをお皿に出してくださるかしら」

グムからもらったケーキの箱を開けると独特な色付けされたケーキが二つ入ってった。お皿に出して360°見てみても、うん確かに独特だけどおいしそう

「おいしい紅茶が入りまし……た。」

気になってアズリウスの顔を見ると動揺してた。

「色が独特なのはわかるけど味はグムが保証してる」

とういと

「そ、そうですか……」

何か納得してない様子だったので早速一口いただく……

しつこくない程よい甘さ……ふんわりしたスポンジ……独特な色なのに気にしなくなるほど……

「おいしい!!」

無意識に叫んでた。

「ほらアズリウスも早く食べてみなよ」

追加でもう一口いただきながらアズリウスのほうを見ると…泣いていた

「ど、どうした。体調が悪いケルシー先生のところに……」

と立ち上がろうしたら

「待ってください。違う違うですの……」

袖を引っ張られ止められた。

「そのケーキ作ったの私ですの。でも今までグムさんと一部の人以外食べてくださらなくて……ドクターが食べてくださって、おいしいって言われたのがすごくうれしくてうれしくて……」

彼女は今まで毒物として忌み嫌われていた。彼女が作ったもの、触ったものには毒なんて入っているはずがないのに……。今まで気にしてない素振りしていたし大丈夫だと思っていた。

そんなことはなかった。僕がそばに居れば何か変わると思っていた。だけどそれだけじゃ何も変わらない。少しでも変えなくちゃ変えていかなければ。

そう思った時には体が動いていた

「ケーキすごくおいしかった。だからこれからも…たくさん作ってほしい!僕が全部食べるから。」

と今まで触れようとしなかったアズリウスの手をしっかりと握りながら……

きれいな天色の瞳をしっかりと見つめながら……

僕は言い放った……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この日の境に一つの決まりごとが増えた

水曜日の午後3時にはアズリウスが作ったケーキを食べながら休憩する…と

 

 

 

 

 




アズリウスかわいいよね
乙女で繊細でおまけにお菓子も作れる…
最強ですね
だからみんなアズリウスをすこれ
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