鮎川は、次の日、東海道新幹線「ひかり223号」に乗って京都へ向かっていた。
「やっと、休みも取れて京都と天橋立へ観光するか。」
と、言って個室で瓶入りのウイスキーを飲んだ、と、その時だった。
「うっ、ぐぐぐ、うがぁぁぁぁぁ!。」
と、ドアを開けた乗客が人が苦しんでいる人に話した。
「どうしたんですか、大丈夫ですか。」
と、言った。
そこへ車掌がやって来た。
「どうしました。」
「このお客さんが苦しんでいるんです。」
「お客さん、どうしました。」
「ひかり223号」は13時40分頃に京都駅に到着した。
京都駅では、乗客がざわざわと集まっていた。
「はい、下がって、下がって。」
と、公安隊員が担架で運ぶ鮎川を救急隊員の姿を見た。
「どうしたの。」
「ひかりの個室で倒れたらしいのよ。」
「まさか!、心臓発作!。」
「そうかもね。」
京都駅で起きた毒殺は、特捜班にも伝えられた。
「何、鮎川が新幹線「ひかり」の個室で殺害された。」
「えっ。」
「場所は。」
「東京発の「ひかり223号」らしい、京都府警から協力要請が入った。」
「わかりました。」
南と高山は、鮎川のプロダクションへ向かった。
「京都で鮎川が。」
「はい、当社としてはどう対応していいか。」
「何か、鮎川に変わったことは。」
「そう言えば、鮎川は森川を殺害したとして容疑をかけられたんです。」
「何ですって。」
「私は、何かの間違いだと思って、でも鮎川が殺人をするわけないですよ。」
「そうだよな、やはりこの事件の真犯人は他にいると考えられないか、主任。」
「ああ、恐らくな。」
特捜班に戻った、南と高山はすぐに高杉班長に報告した。
「何、鮎川が殺人容疑!?。」
「ええ、警視庁の刑事が来て鮎川の事を聞かれました。」
「なるほど。」
「被害者の鮎川が乗った新幹線は「ひかり223号」だったな。」
「ええ、東京へ発車するのは10時56分に発車し京都へ着くのは13時頃です。」
「という事は、乗車直前に毒入りのウイスキーを用意したって事か。」
「はい。」
そこへ、小泉がやって来た。
「班長、ウイスキーに混入していた毒物は青酸系の毒物と判明しました。」
「青酸系の毒か。」
「はい。」
「恐らく、鮎川に容疑をかけ、口封じで毒殺されたんだ。」
「もし、高山と小泉の言う通りなら、歩夢としずくの推理通りなら犯行は可能だ。」
「班長もそう思いますか?。」
と、小海は言う。
「犯人は、ファン中に入るか。」
「そこまでは。」
「犯人はどんなトリックを使ったのかだ。」
「そこなんだよな。」
そして、犯人はどんなトリックを使ったのか。