死神と魔法使いと幻想郷 作:ジジミカン
一応ここでは参加自由だけど一部の物好きしか来ていないとします。
では
「何を、したの?」
シナクがここまで怒っているのは初めて見る。空を飛ぶのにも使っている両手杖をこちらに向け魔力を高めている。
シナクの後ろには俺と目を合わせようとしない魔理沙が。
こちらに気づいた周囲の宴会客もシナクの迫力に野次を飛ばすことすらできないでいる。
「詳しく・・・」
「説明しなさい」
「今、私は冷静さを欠こうとしています。」
酒を飲んだくれていた姿勢を正す。
天を見る、見えてしまった、あの死兆星(メラガイアー)が。
どうしてこうなった。
~~~~~~
異変が解決した後、パチュリーに回道をかけていた自分は大図書館に戻ってきた小悪魔と交代し散らばっていた本を机の上に纏めて拠点に戻った。
拠点で仮眠をとり昼過ぎに人里へ向かうと既に元通りになっており聞いた限りでは死者も出ていないようで安心した。
その後は軽く人里で仕事の手伝いをしてから消耗した魔弾丸のリレミトを補充してもらう為にシナクの家に向かった。
そこで昼前に来てシナクと話していた魔理沙が明日異変解決を祝う宴会をすると言っていたらしい。
当然、俺も同行しよう、と言ったら魔理沙と私は宴会の準備があるから早い時間に出ると言われたので別々に行くことになった。
そして次の日の宴会、大量の酒を持ち込み周囲に配りつつ自分も飲んだくれていると裏での作業が終わったらしいシナク達が出てきたので絡みに行ったのだが
「ヒェ!」
魔理沙が俺を見るなりシナクの後ろに隠れたのだ。震えて、シナクの服をつかみ俯いている。
それを見たシナクは目を見開きこちらを向き
そうして、
「何を、したの?」
こうなった。
~~~~~~
「ま、魔理沙の弾幕をつまんで食べてみたのだ。」
「...」
「前にも話したが人などが持つエネルギーを水に通すと本人の性格や特性によって変質する、という予測があっただろう?ふとそれを試してみたくなったのだ。」
シナクに話していた魔法の知識、それには魔法以外の知識も多分にあった。
その中の一つ、いわゆる水見式に関する内容。魔理沙は一途だが嘘つきだから水の量が増えたり味が変わったりするかもな、と話していた。
「へぇ...」
「ち、ちなみに予測通り味の変化が発動していた、ぞおぉ!」
「それで、何をしたの?」
シナクが一歩距離を詰めてくる。
「これが魔理沙の味かぁ、と言って」
「」
「魔理沙に詰め寄りました...」
「(*´,_ゝ`)ブッフゥ」
聞き耳をたてていた周りの酔っぱらい共が何人か笑い崩れる。
改めて言葉にするとただの変態である。
でもあの時は本当に甘いんだと分かってテンションが上がりまくって気づかなかったのだ。
上空の死兆星(メラガイアー)が更に輝く。
何度も見た事がある、あれはヒャド系の魔法が混ざった時の輝き、つまりはメドローアだ。
「判決、
「待ちなさい!」
シナクの後ろから声がかかる。
こちらに向かって歩いてくるのは
「...誰?」
「パチュリー・ノーレッジよ、あなたと同じ魔法使い。」
動く大図書館だった。
興味津々、大図書館。
「...」は、相づちをうってる感じで
「」は、絶句してる感じですね。