死神と魔法使いと幻想郷   作:ジジミカン

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ちょうど今は秋、空は澄んでいて綺麗な満月が見えます。空の鏡とはこういう月の事を言うのでしょうね。
ちなみに暦の上ではギリギリ冬なのでウチの主人公なら2.5倍のパワーアップです。
では


青年花見中

霊夢達を追いかけ冥界の結界前へ、確か霊夢はぶち破って魔理沙は乗り越えて咲夜さんはくぐって行くのだったか。的確に本人達の性格を表している気がする。

 

そのまま結界前でうろうろしているのを眺めていると魔理沙を先頭に三人で結界を上り始めた。いつの間にか仲良くなってるな。

当然途中でポルターガイストの三姉妹に阻まれて段幕ごっこになるがどうやら1対1×3で勝負するようだ。

 

なんとなく比較的一番良い勝負しそうなルナ姉ことルナサと霊夢の勝負を見ておく。ちなみに毒舌キャラで有名で一番器用なのに何かとハブられるリリカは魔理沙と、眠たげでおっとりした風な見た目に反してテンション高いメルランは咲夜さんと勝負するようだ。

まぁ、でも

 

「霊符『夢想封印 集』!」

「ぐうっ...」ガリガリガリ

 

本来は3対1で挑んで負けてるしすぐに終わるだろう、妹達は既に撃ち落とされている。霊夢のスペカの見た目もあって俺と違い綺麗な花火になるだろう。星の爆発ではないが。

 

 

 

「さて、扉は開くのか?」

「この扉は開かないわ。」

「でも私達は上を飛び越えて入るよ。」

 

なんなく勝利した魔理沙達は結界の通り方を聞いている。結局上から入っていく様で魔理沙を先頭に上って行った。

せっかくだから、俺はこっちの下の方からくぐっていくことにするぜ。理由はないが距離が変わらないし良いだろう。

 

 

 

結界をくぐり抜け冥界に入ると、

 

「あー、一面のクソピンク。」

 

こっちを見るとピンク、あっちを見てもピンク、と春が広がっていた。幻想郷から持っていった春がここに集まっているだけあって綺麗な光景だ。どの木にも小さな葉っぱ一枚すら付いてないのが絵に描いた桜のようにも見える。

目の前にある階段をなぞって上を見上げるとちょうど庭師の少女、何かとポンコツ疑惑のある魂魄妖夢と霊夢が戦っていた、夢繋がりか。

 

元々知ってはいたし今のところ直接斬りかかってはいないがお札を投げる巫女さんに対して真剣を振りまくる妖夢の絵面がヤバい。これで実際は気を抜いたら妖夢の方が負けるのだから理不尽だが。

 

ちなみに妖夢は剣を振って斬撃を飛ばし弾幕ごっこをしている。月牙天衝と違い目に見えないし高速で連射できるが威力は低いのだろう。画面端でしゃがめばもっと強くなりそうだ。遠距離攻撃持ちの霊夢には意味ないか。

ただ妖夢は俺と違い純粋な技術で斬撃を飛ばしている。戦ったら必ず負けるとまでは言わないが剣士としては完全に負けているな。まぁ死神は鬼道も白打も使うし人によっては剣すら使わないから純粋な剣士とは呼べないが。

 

よく見ると妖夢の表情はまさに鬼気迫ると言った様子だ。隣の半霊も不安げにウロウロしてる。目の前でお札を握りしめ始めた鬼を見て咲夜さんの時より恐ろしい結末になるのを察知したのだろうか?まぁ咲夜さんの事は知らんだろうが。

 

「天神剣『三魂七魄』!」

「ぶっつぶれよォォッ」

「」

 

半人前の剣士に突き刺さる霊光弾もとい右ストレート、効果は抜群だァッ!妖夢選手これにはたまらずダウンです。銀髪の従者に恨みでもあるのでしょうか、仲間のはずの咲夜さんも心なしか青い顔をしています。

 

襲いかかる七色の弾幕をものともせず突っ込んでいき殴り抜けた霊夢はやはりというか不機嫌そうだ。

主人を守る為に戦う従者は単純な強さ以上の粘り強さがあるのだろうが霊夢相手にはソレが最悪の方向に働いているのだろう。

 

「うぅ...これ以上踏み込んでお嬢様に殺されても知らないわよ...」

「殺されるのはあんたよ」

 

会話ができるだけ咲夜さんよりマシだと思おう。

 

 

 




半霊のさわり心地を知りたいですな。
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