死神と魔法使いと幻想郷 作:ジジミカン
この作品はどうなるでしょうか
今のところ予定ではバッドエンドにはなりませんが
では
家に入りいつもの様に椅子にかけると少女がキッチンにパタパタと歩いていき、すぐにカチャカチャと音が聞こえてくる。お茶を淹れているようだ。
ちなみに拘りがあるのかキッチンに入られたくないのか手伝おうとするとグイグイ押されて追い出される。
しばらく待っているとポットと二つのカップを乗せたトレーを持って出てきて
「んー」カチャン
どう見ても少女に合ってない高さの机に置いてくる。まぁこれから成長すれば丁度良くなるのかも知れないが。
ちなみにここで勝手にお茶を注ぐと表情は変わらないが不機嫌になる。やっぱりお茶には拘りがあるのかもしれない。
椅子に登り向かい側に座る少女がお茶を淹れる様子を眺める。
髪は赤いメッシュの入った明るい茶髪を肩に触れるミディアム程の長さにし、左目が隠れる様にしている。
人間のまま魔法使いになった幼い少女、シナク・ファミリアリス。
魔理沙に憧れて魔法使いになったらしいが詳しい事は分からない。
「はい、お茶」
「ん、どーも」
出された物はすぐに飲む、なんとなく。
お茶の味が分かる訳ではないがシナクの淹れたお茶は好き、だから
「美味しいな」
シナクからは特に返事はない、でも思ったから素直に口に出す。ついでに頭も撫でたいが微妙に届かない。
と、別にお茶をしにここまで来た訳ではない。魔法を教えて欲しいと依頼があってここに来たのだ。
意外と面倒見が良い魔理沙からも学んでいるようで、目標さえあれば自力で新しい魔法は作れるらしい。
が、こういう魔法を使いたい、みたいな発想をするのが苦手ならしく、外の世界の魔法を知る自分から魔法のアイディアを教えて欲しいとの事。
「それじゃあ今回は・・・の魔法を・・・」
先程までと違ってふんふんと頷きながら真剣に話を聞くシナクを見ると、やっぱり魔法使いなんだなぁと認識させられる。
とは言え毎日来てる訳ではないにせよかれこれ1年以上の付き合いになるわけで、メジャーな作品の魔法は一通り教えたので最近は役に立っているか分からない。
ちなみにドラクエの魔法とは相性がいいのか教え始めて半年経たずにメドローアをぶっぱなしていたりする。
時間は経ち夜中、途中魔法と関係ない雑談になったりシナクが作った夕食を取ったりつつ話し込んでいたがシナクの眠気が限界で船を漕ぎ始めたので話を切り上げる。
普段なら抵抗するだろうお姫様抱っこでシナクを抱えるが反応しない。
それどころかそのままスヤスヤ寝始めたのでそのままベッドまで連れていき寝かせておく。
歳が近いとか同性とかならそのまま一緒に寝ても良いかもしれないがそれはそれ、合鍵を借りて戸締まりをし空を跳びつつ拠点へ帰る。
幻想郷の夜空を眺めながら、鍵は明日返せばいいかと考えながら。
お互いの事は主人公は娘とか妹みたいに感じてて、シナクは近所のお兄さん的に感じてます。今のところは。
あとシナクは右目が赤色で左目が黄色のオッドアイです。まぁ髪で左目が隠れてますが。