死神と魔法使いと幻想郷   作:ジジミカン

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二度あることは三度あると言いますが既に二回不審者扱いされた主人公はどうなるのでしょうか
では


青年相談中

「つまり意思を持つ刀の心を読んで教えて欲しいと」

 

こちらに敵意や害意が無い事を分かってくれたらしく、通してもらえた客間でこちらが発言する前にそう彼女は、古明地さとりは言う。

 

そうなんですよ~声が聞けて仮の名前さえ分かれば始解ができるんですけどねぇ。

今は声が聞こえるような気はするんですけど何を言っているかは分からなくて。

 

「それははっきり聞こえたら大変な事になる呪いのマジックアイテムではないのですか?」

 

いや、それはないと思いますよ。

あくまでも俺の霊圧と魂に馴染んで生み出される人格みたいなモノなんで能力が危ないにしても暴走するとか乗っ取られるなんて事はない筈です。

 

「...あなたが手にした力で暴れまわる、なんて事はないと言えますか?」

 

ないです(断言)

 

会話になっていないような会話が続く。

心が読める相手だと声を出さなくても会話ができて新鮮な気持ちだ。

 

「...」

 

さとりが胸元に浮かぶサードアイをこちらに向けてじっと見てくる。

目が三つあるとどう見えるのか非常に気になる。天津飯と違って体に固定されてないから走ったら酔うんじゃないだろうか?それとも我愛羅の様に使用中は本来の視界が閉ざされるのだろうか?

 

「...ご想像にお任せします」

 

気になるネ!

 

 

そうして質問に答えつつ雑談もしてると(たぶん)信用してもらえたので早速斬魄刀を出して読んでもらう。

先程のようにサードアイを構えてじっと斬魄刀見つめてくる。人間や妖怪と違い読みづらいのか先程よりも長く、深く集中しているように見えた。

 

やることも無いのでふと周囲の様子を眺める。

さとりの妹こいしや火車のお燐はいるのだろうか。物音も気配もないのでお燐は居ないだろうが。

 

暫くして心を読み終わったのかさとりはサードアイを離してこちらを向き

 

「既に心も意思も生まれているようですがあと一歩、あなたにはあるものが足りないと言ってますね」

 

なんと本当にあとは声さえ聞ければ始解ができる段階らしい様だ。して、その足りないものとは?

 

「教えません、と言うか教えないでくれとの事です」

 

どうやらどこかの死神代行と同じく俺の斬魄刀はツンデレな様だ。

できればデレデレのオッサンの方が良かったがそもそもオッサンは斬魄刀じゃなかったしこれが斬魄刀のデフォなんだと思おう。

 

 

 

少し時間は経ち地霊殿の玄関でさとりに見送ってもらう。

 

 

「お力になれずすみませんでした。」

 

既に斬魄刀の本体が居るって分かっただけでも精神的にありがたいっすよ。

 

正直修行方法が合っているかすら分からなかったから本当に助かった。

 

「そう思って頂けるとありがたいです、あぁそれと菓子折ありがとうございます、妹やペット達と一緒に頂きますね。」

 

ペットに和菓子は良いんだろうか、まぁ妖怪だし良いのか。と、言うかペット触りにも来たのに忘れてたし結局会わなかったなぁ。

 

「ペット達にもこの力の所為か避けられているんですよ、私が。」

 

はて?動物からすれば意思が通じる相手には懐きそうなものだが、動物と会話ができる人間は大体動物が好きで動物に好かれているものだし、きっとさとりも本当は動物から好かれてるのではないのか?

と、考えているとさとりがうつむいて顔を赤くしている。

なるほどこれは

 

「ツンデレ、いや照れているのか。」

「何か言いましたか?」

 

イイエナンデモ

するとはぁーっとため息を吐き

 

「ここに来て最初に発した言葉がソレですか...」

 

そう言えばそうだったなと思う、周りから見れば、もしかしたらここを見ているかもしれない八雲紫からすればきっと奇妙な光景に見えただろう。

 

「また来るよ~」フリフリ

 

動物にも触りたいし。

 

「ええ、また来てください。」

 

さとりと手を振り合って見送られる。

 

自分に足りないもの、斬魄刀に認められる為の何かなのか会話する為の条件なのかはまだ分からないがきっとすぐにでも見つけられる。なんだかそんな気がする。

 

 

 

 

 

 

 

「あんたか、地底をコソコソと歩き回ってた妖怪ってのは」

 

星熊勇儀 が あらわれた !

 

・にげる

 

しかし回り込まれてしまった!

 

八回逃げたら会心の一撃(始解)になりますか...

 

 

 




大魔王からは逃げられない
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