異世界転生したのは世界のVIP達から認められた料理屋の店主   作:北方守護

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第10話 新入りの村民

村を出たタケアキは【百科事典】【方向探知】で目的の物を探し当てていた。

それは見た目がススキの様に細長い葉っぱだった。

 

「おっ、これが俺の探してた物だな【鑑定】」

 

[ブリエカルム 原生植物。

この草を切って絞って出てきた液は石鹸の代わりになる。

これで髪を洗うとツヤが出て体を洗うとカサつき等がなくなる。

因みに洗濯にも使えガンコなシミなども落とせる。]

 

「これは根っこごと持って行って村でも栽培するか…あとは……ん?【鑑定】」

タケアキが草を採取してると水溜りに落ちた蜘蛛がもがいていたので助けると近くの木に載せた。

 

[サルトレーラーニョ 原生生物。

蜘蛛の一種。これが出す糸で作る布は丈夫で長持ちする。]

 

「そうなんだ……まぁ、今度は落ちるなよ、それじゃあな」

タケアキはその場から離れたが蜘蛛はジッとその背中を見ていた。


村に帰る途中タケアキはある事を思い出した。

 

「そういや善さんに新しく貰ったスキルの確認をしてなかったか【ステータスオープン】どれどれ」

タケアキがステータスを見ると空白の場所に新たなスキルが記されていた。

 

【アイテムBOX】New!

自分がしまいたい物などを入れて運ぶ事が出来る。

容量は無限大。中に入れた物は時間経過がしなくなる。

動物は収納不可だが死体は収納可能。

【○○収納】と唱えると収納でき【○○開放】と唱えると中から出せる。

【ソート確認】と唱えるとBOXの中を確認出来る。

 

【種苗農夫】(グラスバオアー)New!

自分が欲しいと思う野菜や果物を作る事が出来る。

農家のスキル持ちが使う場合成長を促進する事が出来る。

 

「なるほど……アイテムBOXの方はゲームとかでよく見るスキルだな……そしてもう一つのスキルだけど、村でやって見るか……

そうだ【ブリエカルム収納】おぉっ」

タケアキがスキルを使うと目の前にあったブリエカルムが消えた。

 

「そして、【ソート確認】ふーん、こうなるのか」

そう言うと目の前にこんな物が現れた。

 

〈ブリエカルム 10束〉

 

「出してみるか【ブリエカルム開放】おっ出て来たか そしてこうなると〈ブリエカルム 0〉」

タケアキはスキル確認するとブリエカルムをBOXの中に入れた。

 

「けど……【ブリエカルム1束開放】やっぱりな……〈ブリエカルム 9束〉」

 

「さてと、これがあるなら、もうちょっと採っていくか」

タケアキはスキルの確認を終えると近くにあった色々な物を採取して行った。


村にタケアキが戻るとカニスがラルドと共に出迎えた。

 

「よっ、帰ってきたぞ 」

 

「お帰りなさ……ん?タケアキさん、その肩に居るのって……蜘蛛ですか?」

出迎えたカニスはタケアキの肩に蜘蛛が居る事に気付いた。

 

「ん?蜘蛛って……おぉっ、もしかしてお前って俺が助けた蜘蛛か?」

タケアキが聞くと蜘蛛が前足をシュタッと上げて返事をした。

 

「俺についてくるよりも仲間たちと一緒にいた方が良かったんじゃないか……って、へぇ…」

タケアキが言うと蜘蛛が移動して衣服の穴があった場所を自身の糸で直した。

 

「もしかして俺が助けたからお礼をしに来たって事で良いのか?」

 

〔シュバッ!ワサワサ〕〈1〉

 

「そうか、ならこれからはお前もこの村の新たな住人だ ラルドとカニスも仲良くしてやってくれ」

 

〔ウガァ〕(1)

 

「よろしくね蜘蛛さん……ん?(もしかして、この蜘蛛って……うん何も考えない事にしよう)」

カニスは蜘蛛を見て何かに気付いたが気にする事をやめた。

 

 




蜘蛛の心中
〈1〉はい!私は助けてくれたあなたに受けた恩を返しにきました!

ラルドの心中
(1)まぁ、互いに主に助けられた者同士仲良くしよう。
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