艦娘であり艦娘ではない   作:コロタン

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2週間ぶりの投稿になります
作者はスマホで書いてるんですがfgoとアークナイツ、それから新しく入れたプロセカのイベントがダイレクトアタックしてきて書く暇がありませんでした。
それよりもネタというか展開が思い付かずに滞っていたのが1番の理由ですが・・・・




頼み事とその裏にあるもの

夢を見た。

皆が思い浮かべるような楽しいものでも、希望に溢れたものでもない。これは、昔・・・・・まだ艦娘がおらず、私が最前線にいた・・・私の過去だ。

 

轟音と破壊音が響き渡り、辺り一面が火の海と化し、濃密で充満した死の匂い。そこに生きた人間の姿はなく、破壊し尽くされ、廃墟とすら言えない程の瓦礫の山。

そんな所に、私はいた。

 

向かってくる爆撃機をレーザーで薙ぎ払い、遠くにいる深海棲艦の本隊を捕捉し、電磁投射砲(レールガン)で敵の基地ごと焼き尽くす。それでも生き残っていれば基地へ侵攻し、ガトリング砲と格闘術で全て沈めていく。血と硝煙、灰と煙に塗れた戦場。それが、私がいた場所だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然と目を覚ます。

「・・・最悪の夢見だ。」さっき見た夢に対し、1人でそう愚痴を零す。戦場にいた夢を見るなんて無いと思っていた。昨日の加賀との会話と言い、今見た昔の夢と言い、踏んだり蹴ったりだ。

 

ベッドから体を起こし、髪を梳かす。別にこだわってセットしてるとかではないので、寝癖が目立たない程度でいい。

 

服は昨日から着っぱなしのでいい。別に美意識が高い訳でもないから着替える必要も無い。

そうやって軽く朝の準備を整えてる時だった。いきなりドアが開け放たれたかと思えば、「おーい、起きてるかー!」と天龍の朝からやかましい声が聞こえる。別に声をかけるなとは言わないがせめてノックくらいしろ。周りの迷惑だ。

そうしてズカズカと部屋に入り込もうとした天龍だったが、生憎と今の私はあまり気分が良くない。感情のままにガトリング砲を一門取り出して両手で持ち、天龍に向けて発砲する。まさか攻撃を仕掛けるとは思ってなかったらしく天龍は、「え?、は?」と素っ頓狂な声を上げてるが知らん。問答無用だ。そのまま模擬弾を撃ち始める。「ちょっと待て!俺はただお前に」なんて言ってるが知ったことじゃない。タダでさえ気分が良くないのにそこに喧しい奴が来たらこうなるに決まってるだろ馬鹿め。

天龍も艤装を展開して仕方なく刀で弾き落とすが流石に耐え切れなくなったのか、はたまた当たりどころが悪かったのか気絶したようだ。発砲をやめてドアを思い切り閉め、鍵をかける。

 

その後すぐに周りからのざわめき等がきこえるが、聞こえないふりをする。自分でもやり過ぎだとは思うが、こちらにはこちらの事情がある。

 

このまま出てもどうせ怖がれるだけだ。今日はもう大人しく部屋にいよう。そう決めて、椅子に座ってパソコンを起動する。少し経って、パコンに光がつき、パスワードを打ち込んでからネットサーフィンを始める。サイトを覗けば、今日起こった事件だったり、オカルト記事だったりと色々ある。そのまま私は時間の概念も忘れ、ネットに入り浸り始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺があいつの部屋に行ってぶっ倒されて、次に起きたら医務室だった。

自分の体を確認してみるが、どうやら気絶しただけで外傷は何処にもないみたいだか、連射されたせいか、まだあちこち痛い。

「痛ってぇ〜。あのトリガーハッピーめ、バカスカ撃ちやがって。」そう悪態をついてると「あら、天龍ちゃん。もう起きたのね〜。」とおっとりした声が聞こえた。

「あれ、龍田、何でここに?」

 

「あなたを看病してたのよ〜。それより、あの子に謝った方がいいんじゃないかしら?」

龍田の物言いに対し、「俺はただ!暇してて弛んでそうなアイツに稽古を付けてやろうとしただけだ!」と言い訳地味た反論をしたが、

「それで返り討ちにあってたら世話ないと思うんだけど〜?」

という言われ用に対し、ウッと言葉を詰まらせるしかなくなった。しかし、次に発せられた龍田からの言葉に動揺を禁じ得なかった。

「それより知ってるかしら?あの子、あれからずっと部屋に籠り切りよ?」

「え?・・・それって、俺のせいなのか?」

「さぁね〜。でも、何か事情があるんじゃないかしら〜?まぁ、後で誰かに聞いてみればいいんじゃないかしら?何か分かるかもしれないわよ〜。じゃあね天龍ちゃん。私まだ仕事が残ってるから〜。今日一日はそこで大人しくしててね〜」と言うと、龍田は去っていった。

1人残された俺は、色々と考えてみる。確かに朝からやかましくされれば誰だって腹が立つかもしれない。だからといってあそこまでするか?

そもそも、機嫌が悪いのであれば一言そういえば済む話じゃないか。

 

そうやって考えても、結局答えは出なかった。

その後龍田以外にも他の奴が来たが、答えが出ない事で悶々もしていて、全て聞き流していた。

 

 

 

昼頃に、見知ったやつが来た

「怪我は無いようだな。」

「あんたは確か、監査部の・・・」名前が出てこず、言葉を詰まらせていると「・・・レイだ。」と自己紹介してくれた。姿形はアイツとどことなく似ている。俺と龍田のような姉妹艦だろうか?だったら何か知ってると思い、質問する。

「なぁ、あんたアイツについて何か知らないか?」

「それなりに知ってはいるが、何があった?」

そこで俺は、今日の朝起こった出来事を包み隠さず話した。レイは話を全て聞いた後、若干顔をしかてめていた。「そんなに不味いのか?」と聞けば「アイツは機嫌が悪い時にそういったことをされると感情のままに行動する癖がある。それでも死んでないってことはまだ自制するだけの冷静さが残ってたということか。多少は進歩したな。」と説明してくれた。最後の方は何を言ってるかわからなかったが。次いでに龍田から謝った方がいいんじゃないかと言われたことも話すが、「それは不要だ、その内向こうから謝罪が来るだろう」と投げやりな答えが帰ってきた。「いいのかよ、そんな投げやりで?仮にも姉妹だろ?」と突っ込むが、肩を竦めて「さて、どうだかな?」なんて適当な返事が返ってくるだけだった。

 

 

 

 

次の日、起きてすぐにに医務室を出てまたあいつの部屋に向かう。

今度は煩くないように、普通にドアをノックするが、五分経っても反応がない。やっぱ昨日の一件で嫌われたか?と考えてると、ドアが少しだけ開き、そこから彼女が顔を覗かせて「何の用だ?」と聞いてきた。「その、少し話したい事があるんだが」と答えると、少し間があいてから、「立ち話も何だ。入って話せ」と言ってくれた。言われた通り部屋に上がらせてもらう。

必要最低限の物しか置かれておらず、雑誌の類などは一切無い実にシンプルな部屋だった。シンプルすぎて、少し寂しさを覚えるくらいだった。

「生憎と、来客なんて想定してなくてな。適当なとこに掛けてくれ。」

そう言われても椅子は今彼女が使っているし、他に座れるようなところない。仕方なくベッドに腰掛ける。

 

 

「昨日はすまなかったな」

「え?」

「あの時は嫌な夢を見てな。それで少し、機嫌が悪かったんだ。」

「あ・・・その、俺も悪かった。そんなこと知らずに煩くして。」互いに言葉が続かず、無言のまま時間だけが過ぎていく。

10分は経っただろうか、唐突に向こうから会話を振ってきた。

「話はそれだけか?」

「ああいや、なんて言ったらいいのか・・・その、何だ。俺と試合しちゃくれねぇか?」

「試合?」

「ほら、あの時言ってただろ?拳でも何でも交えてやるって。納得してない訳じゃねぇが、単純にあんたがどれだけ強いのか見てみたいんだ。・・・ダメか?」俺の頼み事に対し、彼女は少し思案して

「ダメではないが、やるにしても場所がないぞ?」と切り返してきた。

・・・は?今こいつなんて言った?一瞬本気でそう思った。だってそうだろ?俺らは海上も移動出来る艦娘だぜ?わざわざ陸上に限定する必要なんてないんだぜ?

「海があるじゃねぇか。俺らの独壇場と言っても差し支えないぞ!それに、近くの海域なら深海棲艦達もそう簡単には手は出してこねぇ筈だ。な、どうだ?」と締め括って相手の反応を見る。

「・・・私は目立ちたくないんだが?」

お、意外とカワイイとこあるなコイツ

「何だそんな事かよ!誰も呼ばず、1体1ならやってくれるんだな?」

「まぁ、考えなくもないが・・・日時はこちらでも決めてもいいか?」

「おう。別に構わねぇぞ。でも、あんまり長くは待たせんなよ?」

「分かった。なるべく近いうちに伝える。」

「その言葉、忘れんなよ?」

 

 

そう言って、俺は自分の部屋に戻るなり、感情を抑えきれなくなった。嬉しくて仕方ない。これであいつの実力を知ることができる。

 

あいつに言ったことは嘘じゃない。実力を知りたいのは本当だが、それはあくまでも半分だ。もう半分は、あいつを倒して、俺の方が上だって証明したい。まだあのクソ野郎が提督だった時、俺らは海に出ても大破するまで進撃を続けていた。それがアイツらからの指令だった。ただの命令ならまだ断ることも出来たが、ナノマシンとか言うのを入れられたせいで碌に反抗出来なかった。そんな状況で俺は、俺らは生き残ってきた。経験も場数もある。それなのに、ぽっと出のようなあいつがヒーロー気取りなのが許せない。何もしてこなかったあいつがスポットライトを浴びるのが許せない。試合であいつをボコボコにして、どっちが強いか解らせてやる。いや、ただそれだけじゃ面白くない。その後も、ずっと日陰者の人生にしてやる。昔の俺たちのように、項垂れて歩くしかない状態にしてやる。ソの為にモまずハ・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・今、俺は何を考えてた?

あいつをボコボコにして日陰者の人生にする?

・・・・・違う。俺はそんな事したくて試合を頼んだんじゃない。

単に実力が知りたいだけ。・・・それだけだ。

 

 

 

 

不安に駆られて引き出しから出した手鏡で自分の顔を確認する。

けれどもそこには、いつもの様な普通に笑った顔じゃなく、猛禽類のように獰猛に笑った自分が写っていた。

 

 

 

 

 




いや〜何気なく始めた小説ですが、やっぱり難しいものがありますね
文才がないのでここをこう表現したい!
というのがあっても上手く書けないものが・・・
書き溜めとかも考えたんですがどんどん投稿ペースが落ちてるのにこれ以上落とすのは・・・という葛藤があってなかなか行動に移せてないのが現状です

次で新キャラ一体出します。
待ってくれてる皆さん本当に申し訳ない。( > < )
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