今回は戦闘よりも尋問とかの方で半分使っちゃってますね
これもまぁ無計画でで作ってるからなんですが
「今の爆発音は、一体・・・」
私の口から自然と言葉が漏れた。が、直ぐに頭を切り替え、隣にいる艦に質問する。
「今の爆発音。何か分かりますか?ミズーリ」
しかし、彼女は首を横に振って答えた。
「いいえ。火薬庫の爆発音にしては近すぎます。加賀さんは何か見当が?」
「いえ、私も何も」そう手短に答え、情報を整理する。(これが何の爆発かは知りませんが、彼女達も困惑しているという事は、これは向こうも想定外の事態が起こっているということ・・・早いとこケリをつけなければなりませんね)
そんな事を考えてると後ろから足音がしているのが聞き取れた。コツ、コツと、まるで何も気にしていないかのような普通の歩き方だが、この場では相応しくないものをだというのは瞬時に理解できた。足音は止まず、寧ろ近づいてきている。それを知って振り返る。そこに居たのは何の武装も展開していない1人の
数十年ぶりに部屋の外へ出たが、特にこれと言って変わったものは無かった。けれど、等間隔に置かれていた
あれは提督が就任して間もない頃、少しでも雰囲気を良くしようと彼が自腹を決めて買ってきてくれた物だ。
割と評判だったし、あれは私も好きだったなと思い出に耽りながら進んで行く。執務室自体の場所は知ってるが、変わってるかもしれないのでそこらにいる艦娘達にでも聞くために先程まで戦闘音が続いてた場所までやって来た訳だが・・・・何故か皆困惑しているし大本営から来たであろう人達も固まっている。・・・・・私が何をしたと言うんだ(爆発音の原因)
そんな中でも向こうは社畜精神旺盛らしく(笑えないブラックユーモア)武装をこちらに向けていた
それにいち早く気づいた大本営側は私に「死にたくなければ隠れなさい!!」
と注意してくれたが「問題ない」とだけ返し、再び進みはじめる。
それを見た向こう側の艦はすぐさま発砲を開始してきたがこの程度、私にとっては障害にもならないので実質弾薬と物資の無駄遣いだ。
さて、傷はつかないが打たれっ放しも性にあわないので規格外の一撃を与えて、さっさとこの馬鹿騒ぎを終わらせるとしよう。
現れた艦娘と思しき人物は、若干暗めの銀色の髪をセミロングにし、グレーの瞳をしていた。顔立ちは綺麗に整っていて誰が見ても綺麗だというはずだ。
そんな突如として現れた彼女に驚いていると、先程までこちらに向いていた砲身が、彼女に向けられている事に気づいた。その事で戦闘中である事を再認識した私は、急いで彼女に警告する「死にたくなければ隠れなさい!!」と
今この場で、艤装を召喚して居ないのは彼女だけだ。そんな状態で突っ込めば、直ぐに瀕死の重症を負うことは理解出来てるはず。なのに彼女は「問題ない」とだけ返すとそのまま突き進んでいった。
当然、進んで行く彼女に対して砲弾の嵐が突き刺さる。彼女は間違いなく即死だろう。
自分のせいで犠牲者を出してしまった。無理にでも止めていればこんな事にはならなかったと自責の念が湧き上がる。
だが、煙が晴れるとそこには、異常な光景が広がっていた。彼女が生きているのだ。怪我一つなく、ピンピンしている事に驚きを隠せない。
あの砲撃を食らっては一溜りもないはずなのに、何故?
彼女はそれを気にすることも無く、武装を召喚した。その武器も私達は見たことの無い形をしていた。黒一色で統一されたカラーリングに、身の丈ほどはあるであろう長さ、砲身と思われる部分には上下に2本の長細い棒がついてるだけのように見えた。
それを彼女は平然と構え、狙い始めた。今度こそ、私は止めに入った。
止めなければ、脳裏によぎった最悪の光景が、現実になりそうだった。
「何やってるんですか!?彼女達は保護対象であり、抹殺対象ではないんですよ!?」
私の叫びを聞いてもまるで意に介さないようだった。それどころか、こちらを鬱陶しそうな目で見てきたのだ。
保護対象である彼女達はすっかり腰が抜け、中には自分がどうなるかを想像し、震えている子もいたのだ
私はその事に対し完全に血が上った。
彼女達に危害を加えるなら、まずはコイツをコロス。
そう判断し、彼女に自分の拳をお見舞いしようとした瞬間。
僅かな電子音と共に彼女の顔が不敵に笑った。
そして先程と同じ爆音が響き、あまりの五月蝿さに私達は耳を塞いだ。
音が収まって辺りを見回して、私は開いた口が塞がらなかった。
着弾地点と思われる場所は抉れ、爆発の影響で周りの壁や天井には焦げた後がついていた。保護対象の彼女達は倒れていた為、すぐに駆け寄り安否確認をすると、気絶こそしていたがそれ以外の外傷などは一切なかった。その事に安堵し、下手人を見上げる。さっき放った大型兵器に目を向けると、整備不良だっのか破損しており、火花を散らして少量の黒煙をあげていた。
(幾ら整備してなかったからって、2発撃ってオジャンとかあんまりでは?)
私は火花を散らし、黒煙をあげている電磁投射砲に多少の不満を覚えた。
(ドアの破壊と、駆逐艦達の鎮圧、これだけしか見せ場がないというのはあんまりでは?)と、内心首を傾げながら、私は電磁投射砲を消した。
まぁ、まだ他に武装あるし、いっかと余計なことを考えてると、背面に冷たいものが突きつけられた。間違いなく、砲台だろう。誤解を産まないように両手を頭と同じ高さまで上げる。そうしてようやく彼女が口を開いた。
「私は監査部所属のアイオワ級戦艦、ミズーリです。
質問の答えによってはあなたを先に拘束しなければなりません。」
私は彼女が例の大型兵器を消した後、すぐさま砲台を彼女の背面に突きつけた。それがなんであるかを理解した彼女は、すぐ様両手を頭と同じ高さまで上げた。敵意が無いことを確認し、警告する。
「私は監査部所属のアイオワ級戦艦、ミズーリです。
質問の答えによってはあなたを先に拘束しなければなりません。」
「まず、最初の質問です。
何故、あの子達を鎮圧するのにあんな大型兵器を使ったのですか?」
今、私がしてることは時間の無駄だという人がいるかも知れないが、これだけはやって置かなければならない事だと私は確信していた。
聞いたことの無い大型武装、敵なのか、味方なのかさえ判別出来ていないこの状況、加えて1歩間違えればあの駆逐艦達を消し炭にしてしまえる程の威力。それを全て聞くまで彼女への警戒を解く気はない。
これには加賀さんも同じらしく黙って見てくれている。
そして、彼女が口を開いた
「あれ以外に纏めて鎮圧出来る武器を持っていなかった」
言葉に嘘は感じられない。詳しく聞いてる時間もないので直ぐに次の質問をする。
「何故砲撃を浴びて、平然としてられるのですか?」
彼女はすぐに答えた。
「私の装甲は特殊でな?高性能な
「デタラメです」
加賀さんが割って入り、彼女の話を否定した。
「もし仮に貴方の話が本当でも、それを証明出来るものは「ある」・・・随分と言い切りましたね。では、その証拠は?」
加賀さんの雰囲気が厳しくなったのが肌で感じ取れた。
だが、相手がムキになってる様子はない。
彼女は又直ぐに答えを出した
「さっきの光景を見ても、同じ事が言えるか?」
これには私達は押し黙るしかなかった。
確かにその話が本当なら、砲弾が聞かないのも頷くしかない。
加賀さんに視線を送るともう割って入る気は無さそうだった。
相手は痺れを切らしたのか「もう行っていいか?生憎と、こちらにもやる事があるんだ。」
そう言って去って行こうとする彼女の腕を掴んで止めた。そして、彼女にこう伝えた「最後の質問です」と。
いい加減提督執務室に行かせて欲しかったので「もう行っていいか?生憎と、こちらにもやる事があるんだ。」とぶっきらぼうにいい放ち、そのまま立ち去ろうとしたら腕を掴まれて、「最後の質問です」といわれた。
何にせよ、このまま約束が果たせないのは嫌なので「いいだろう。但し、この質問で最後だ。」と睨みを聞かせる。
少し怖気付いたミズーリだったが「分かりました。これ以上時間を取らせるつもりもこちらにありません」と言い切った
そして、ミズーリが放った最後の質問が本当に聞きたかったものだと、瞬時に理解出来た。
「貴方は、一体、何者ですか?」
これが、私が本当に聞きたかった事だ。別に今までの質問は、躱されようが煙に巻かれようが良かった。でも、この質問だけは、絶対に答えて貰わなければならないと思っていた。
最後の質問だと言った時、彼女は確かに私を睨んで、「いいだろう。但し
、これで本当に最後だ」と伝えてきた。
その目を見て、私は文字通り蛇に睨まれた蛙のように数瞬だけ、固まってしまった。その目には有無を言わさぬ頑強さがあった。
ここで負けては、本当に聞きたいことも聞けなくなると本能でわかっていたので恐怖をひた隠しにして、この問いを投げた。
すると彼女は、初めてその口を閉ざした。まるで、聞かれたくない事を聞かれた子供のように。
その問いに対して、私は初めて口ごもった。
自分が一体何者かなどと、考えた事もなかった。ただ兵器に生まれ、兵器として生き、使えなくなれば打ち捨てられる。
役割を終えればそれでいいのか、そもそも終わるのか・・・でも、これだけははっきりとしていた。自分では答えが出せない。
だから、今答えられることを答えた。
「私は、人と兵器を繋ぐ歯車だ。それ以上でもそれ以外でもない。」
そう言って私は歩いて行く、交わした約束の為に
如何でしたか?
今回はなんだかシリアス味が書いてるうちに増えてしまいました
しかも戦闘はといえばレールガン売っただけ
次こそは暴れさせたいですね