『悪上等』(グッドルーザー)   作:無名のサイドラ使い

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『悪は悪でも』『下等は嫌い』

やぁ亜球磨川君。

死んでしまうとは何事じゃ。

 

「やぁ、安心院さん。久しぶり」

 

うん、久しぶり。

さて、今回の君の死因なんだけど…えぇーと『あらゆる武器に貫かれて死亡』だね。

しかも、ありとあらゆる『宝具』と呼ばれる…まぁ『英雄の切り札』みたいなものを貯蔵している『王の財宝』(ゲートオブバビロン)を使われてるね。

 

「『王の財宝』って、あの英雄王さんのじゃないっけ?」

 

本来ならそうなんだ。

しかし、それを可能とするのが『転生特典』なんだ。

 

「へぇ〜」

 

 

 

「期待外れもいいとこだ。」

 

おや、もう『勝つ算段』があるのかい?

 

「いや、僕が『勝つ』んじゃ意味がない…そう思わない?」

 

…なるほどね。

 

「僕はあくまでも、『手伝う』だけだ…亜球磨川だけにね」

 

おや、僕の真似かい?

 

「あははは…ゴホン…とにかく、僕みたいな『普通』はその辺で呑気に『平和』を願ってればいいんだよ」

「あ、それとあの『王の財宝』ってもらっていいかな?」

 

ん、ちょっと待っててくれ。

………オッケー、大丈夫みたいだ。

と言うか、君は『中身はいらない』んだろう?

 

「正解」

 

ならばよし。

最後に亜球磨川君、あの世界には何人かの『悪平等』がいるから、彼女らと協力しても構わないよ。

 

「わっかりましたー!じゃ、『また今度』『とか』」

 

うん、君の奮闘を楽しみにしているよ。

 

「それでは皆さんご唱和下さい!!」

 

 

 

 

「『it's』『a reality fiction!!』」

 

さて、時は遡り亜球磨川が死ぬ前。

 

「『僕だよ』」

 

彼の顔はおそらく返り血であろう血によって赤く染まっている。

そして、返り血を浴びていると言う事はこの惨状を生み出したのはきっと彼なのであろう。

だが、こんな酷い惨状を生み出したにも関わらず、彼はヘラヘラ笑っていた。

 

「『ん?あれぇ?』『なんかみんな』『顔が死んでるけど』『なに?葬式の帰り?』」

 

「な、なに言ってんだよ…テメェはァ!?」

 

「『え?なんで僕』『こんな序盤でやられそうな』『モブキャラに』『絡まれてるのかな?』」

 

彼は転生者に『敵意』や『嫌悪』の入り混じった言葉を投げつけられるがそれでもヘラヘラ笑って逆に転生者を煽る。

 

「モブ…キャラだとォ?」

 

転生者の額に青筋が立つ。

 

「許さんぞ…」

 

そして、転生者の言葉使いが変わり、転生者の後ろに無数の『金色の波紋』が生み出され、そこから無数の武器が現れる。

 

「まずい…逃げて!!」

 

「雑種ゥゥゥ!!!」

 

一夏から逃げる様に言われた瞬間、現れた無数の武器が彼を貫く。

そして、武器が何本か地面に逸れたのか土煙が上がる。

その土煙が晴れた時、そこにはあらゆる武器に貫かれて、死亡している彼の姿があった。

 

「ぁ…ぁぁ…そ…んな」

 

「フン…所詮はこの程度か…」

 

死亡している彼を見て一夏達は絶望し、転生者は脅威が去ったと安堵する。

が、しかし

 

 

ここからが『過負荷の真骨頂』である。

 

 

「『おいおい』『ダメだぜ?』」

 

『!?』

 

「『ちゃんと』『急所に』『刺さないと』」

 

彼はまるで貫かれているのが『嘘』の様に起き上がる。

その気持ち悪さに転生者の後ろの女子生徒たちが吐き気を催す。

そして、トドメとばかりに自身の頭部に自身を貫いている剣を刺す。

その行動で女子生徒たちの心が完全に折れてしまった。

 

もちろん、その気持ち悪さは転生者も感じており、心は折れずとも彼への圧倒的な『嫌悪』が心を支配する。

 

「なんで…生きてやがるんだテメェはァ!?」

 

「『なんでって』『僕が生きてちゃいけないのかな?』」

 

「亜球磨川…そう言う事じゃないと思うぞ?」

 

「『…あぁ!!』『なんで僕が生き返ったって?』」

 

「『簡単なことさ』『否実在生(リアリティフィクション)』『僕が死んだ事を嘘にした』」

 

「!?」

 

「なッ!?」

 

嘘にした。

スキルで『死んだ事をただのもしもの話に螺子換えた』のである。

 

『気持ち悪さ』『嫌悪』『意味不明さ』が転生者の心を完全に支配し、早急にこの気持ち悪さを取り除きたいと体が動く。

 

「一度で死なねぇなら…何度でも殺すだけの事ォ!!」

 

そして、またもや『金色の波紋』が現れる。

 

「一斉しゃ「『殺す?』『生憎だけどその蔵はもう』

 

 

 

『空っぽだ』」

 

 

 

 

だが、そこから武器が現れる事は無く、転生者は亜球磨川の投げた『プラス螺子』によって肩を貫かれる。

 

「!?なんで出てこねぇ!?」

 

「『君のISの武装も』『見てご覧』」

 

転生者は亜球磨川の言われるがまま自身の『専用機』の中の『武装』のコンソールを開く。

そこには驚愕の文字が書かれていた。

 

『武装なし』

 

「なッ!?どういう事だ!?なんで『武装』がねぇ!?」

 

「まさか…あっくん」

 

 

「『そう』『否実在生(リアリティフィクション)』」

 

「『世界に武器がある』『と言う現実を』『嘘にした』」

 

「『もう誰も』『戦争で傷つかなくてもいい』」

 

「『まさに』『平和だ』」

 

 

そう、彼は世界から武器を消した。

剣も槍も銃も…あらゆる武器を世界から消したのだ。

 

「テメェは自分の身を守る為だけに世界から武器を消したのか!?それがどれだけの悪事か分かってんのか!?」

 

「『悪事?』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『僕は悪くない』」

 

「『じゃあさ』その蔵ってもういらないよね」

 

 

すると、転生者の肩を貫いていた『プラス螺子』が逆回転を始める。

そして逆回転をしている螺子がだんだん金色に染まっていき…完全に金色になった。

その金色の螺子は亜球磨川の手に戻って行く。

 

「まさか…」

 

「『自書創り』その能力を螺子に移した」

 

「この能力は僕が頂いた。」

 

「テメェ!!返しやがれ!!」

 

転生者は亜球磨川に能力を返す様言うが亜球磨川はその螺子を自分に刺す。

 

「『自書創り』僕にその能力を移し替えた。」

 

「よし!この能力は今日から『王の螺子(ゲート・オブ・ネジロン)』だ!!」

 

「「「ダサい!!」」

 

一夏達三人からツッコミが入るが亜球磨川はヘラヘラ笑う。

そして転生者は怒りに震えていた。

 

「返せ!!俺様の『王の財宝』!!」

 

「『…』」

 

転生者は亜球磨川に掴み掛かり返す様に命令する。

が亜球磨川は『マイナス螺子』を螺子込む。

 

「グガァ!?」

 

最初は腹に。

 

「『命令すれば』『なんでもしてくれると』『思った?』」

 

次は足に。

 

「『怖い顔で睨めば』『勝手に平伏すと』『思った?』

 

次は肩に。

 

「『甘ぇよ』」

 

そして最後はハイキックで顔面に。

 

「『僕は』『その甘さ』『大っ嫌いだぜ』」

 

全身螺子だらけにされた転生者に刺さっている螺子を『嘘』にする。

だが転生者の気絶までは『嘘』にはせず、その場に適当に投げて置く。

 

「『よしっと』」

 

「えぇーと、あっくんでいいのかな?」

 

「『正解でぇーす!』『まぁ積もる話もありますし』『ここを移動しますか』」

 

「そうだね」

 

四人はここを移動しようとするが最後に亜球磨川が思い出したかの様に螺子で串刺しにされている女子生徒たちに振り向き『否実在生』を使う。

 

「『君達が』『螺子伏せられた事を』『嘘にした』」

 

「『じゃ』『また今度』『とか』」

 

 

 

 

 

 

 

 




『感想お願いします!!』

『まぁ、過負荷節はこんな感じで大丈夫かな?』

『あと、途中で『』がないセリフがあるけど』『わざとだから安心して欲しい』

『あっくん』『ってのは束さんが付けた渾名』

『王の螺子』『ってのは…まぁその場のノリで』

『それでは』

『続けて欲しいかな?』

  • 『やっちゃって!!』
  • 『は?甘ぇよ』
  • 『が』『その甘さ』『嫌いじゃないぜ?』
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