安価ネタは初めてですが頑張ってみました。
※『サイバー・ダーク』に関してですが、アニメ版のイラストが裏サイバーとして封印されている物、OCGがレアカードとして一般流通しているものとしています。
1:アカデミア決闘者@オベリスク・ブルー
おーっす、新しく立てたこのスレにゲスト来るぞ
2:名無しの決闘者@デッキ構築中
おっすおっすイッチ!ってゲスト!?
3:名無しの決闘者@デッキ構築中
ゲストって?前の女流決闘者さんみたいな?
4:アカデミア決闘者@オベリスク・ブルー
そう、みんな驚く事、間違いなし
5:名無しの決闘者@デッキ構築中
マジか! で、誰が来るんだ?
6:名無しの決闘者@デッキ構築中
ここは楽しいデュエルトークの場だから気楽にやってもらおう
7:名無しの決闘者@デッキ構築中
楽しいデュエルトークの場(蟲毒)
8:名無しの決闘者@デッキ構築中
>>7が的確過ぎて草
とりあえずゲストを待つか
9:試作決闘者@同調の竜騎士
どうも、初めまして。このスレの存在を教えてもらったので来ました。
10:アカデミア決闘者@ラー・イエロー
おー、イッチの言ってたゲストの新入りさんだー!ん?
11:名無しの決闘者@デッキ構築中
ファッ!?
12:名無しの決闘者@デッキ構築中
ちょ、待て待て!コテハンに同調の竜騎士って書いてあんぞ!?
13:名無しの決闘者@デッキ構築中
絶対ウソやん、なりすましじゃね?
14:試作決闘者@同調の竜騎士
なりすましじゃなく、本人だけど?
15:アカデミア決闘者@オベリスク・ブルー
竜騎士、さぁ!お前の罪を数えろ!
16:試作決闘者@同調の竜騎士
今更数え切れるか!って、何言わせんだ!イッチ!!
17:名無しの決闘者@デッキ構築中
おー、映画版の二人で一人の探偵と蘇った傭兵の掛け合いだ。
18:アカデアミ決闘者@オベリスク・ブルー
ノリノリだった。本人確認したいけど、デッキが読み込めないんじゃなぁ。
19:名無しの決闘者@デッキ構築中
デッキが読み込めない?
20:名無しの決闘者@デッキ構築中
あー、そういえばドラグニティって竜騎士だけが持ってるカテゴリーだって噂があったな。恐らく対戦データかI2社からカードデータが送られてないか、もしくは少ないから把握しきれてないのかも。
21:名無しの決闘者@デッキ構築中
じゃあ、やっぱなりすまし?デッキ見れないんじゃなぁ
22:試作決闘者@同調の竜騎士
それなら別の方法でイッチと戦ったデッキを撮影して貼ってみる。
23:名無しの決闘者@デッキ構築中
その手があったか!よろよろー!
24:名無しの決闘者@デッキ構築中
早く見たい
25:試作決闘者@同調の竜騎士
なんとか出来たと思う。これでどうだい?[画像]
26:名無しの決闘者@デッキ構築中
おけおけ、これがドラグニティか!って撮影してきたってことはガチガチの本人じゃん!
27:名無しの決闘者@デッキ構築中
マジで本人登場かよぉ!?本当にシンクロ召喚っていう召喚方法で出てくるモンスターが主力なのな?マジで枠白いし、こんなのがすぐに出てくるのか
28:名無しの決闘者@デッキ構築中
てか、このデッキ展開力高すぎじゃね?一押し足りない感じあるけど、イッチが負けたのも納得だわ
29:名無しの決闘者@デッキ構築中
パッと見だけど、ドラグニティ-レムスがガチでやばすぎだろ!竜の渓谷ってフィールド魔法カードのサーチ付きでドラグニティモンスターいるだけで墓地から特殊召喚とかぶっ壊れすぎ!
30:名無しの決闘者@デッキ構築中
しかもチューナーっていうのが更に拍車を掛けてる。オオワシみたいな鎧を付けてる鳥獣族のドラグニティーレガトゥスがいるだけで上級シンクロ飛んでくるし
31:アカデミア決闘者@オベリスク・ブルー
本人に驚くのとアッという間に主力かつ強力なカードを見抜くの早いな、おまいら。
32:名無しの決闘者@デッキ構築中
シュミレーターにないのが惜しすぎる!是非とも動かしてみたい!これ、展開すんのさぞ、気持ちいいだろうな。
33:試作決闘者@同調の竜騎士
俺としては何かしらの改良点とか、派生させたくて力を借りに来たんだ。
34:名無しの決闘者@デッキ構築中
このデッキ、弄る部分がほとんど無いように見えるな。
35:名無しの決闘者@デッキ構築中
それだけ竜騎士の構築力も高いって事じゃね?
36:名無しの決闘者@デッキ構築中
確かに。より改良するっていってもこのままで十分殺意が高いし俺らでも竜騎士と同じ構築にするな。
37:試作決闘者@同調の竜騎士
じゃあ、この画像はドラグニティの余りの奴らなんだけど、これで何か出来ないか?同じドラグニティなのに不憫で。
[画像][画像][画像][画像][画像][画像]
38:名無しの決闘者@デッキ構築中
あー、これらは能力が貧弱な奴らか。確かに不憫だな、>>37の発言で竜騎士がどれだけドラグニティを大切にしてるか分かるわ。
39:名無しの決闘者@デッキ構築中
・・・ん?待った!コイツら『サイバー・ダーク』に使えるんじゃね?
40:試作決闘者@同調の竜騎士
『サイバー・ダーク』?
41:名無しの決闘者@デッキ構築中
>>39の発言した本人より。俺もシュミレーターで偶然に対戦出来ただけなんだけど、ドラゴン族を装備して戦う闇属性の機械族だったはず。ちと記憶があやふやなんだ、スマン。
42:試作決闘者@同調の竜騎士
いや、そういった情報があるだけでもありがたい。
43:アカデアミ決闘者@オベリスク・ブルー
けど、『サイバー・ダーク』って名前だけにサイバー流にありそうなカードだな。手に入れるとしたら難しいと思う。
44:名無しの決闘者@デッキ構築中
イッチの言う通りだな。パックから当てようものなら強運の持ち主じゃないと
45:試作決闘者@同調の竜騎士
もしかしてこれか?
[画像][画像][画像](絵柄はOCG)
46:名無しの決闘者@デッキ構築中
ファッ!?
47:名無しの決闘者@デッキ構築中
なんで持ってんだよ!『サイバー・ダーク』を!?
48:試作決闘者@同調の竜騎士
給料で買ったパックで当てた。知ってる人に聞いたらかなりレアカードらしい、必要枚数当てて、驚かれた。
49:名無しの決闘者@デッキ構築中
竜騎士、すごい強運・・いや凶運だな、3枚確保とか。てか、竜騎士は働いてたのね。
50:アカデミア決闘者@オベリスク・ブルー
テスターだから雇われてるんだろうな、これで材料がある事は分かったけど・・・戦略は?
51:名無しの決闘者@デッキ構築中
ドラグニティのドラゴン族ってチューナーモンスターみたいだし、竜騎士のシンクロ召喚が生きるんじゃね?
52:名無しの決闘者@デッキ構築中
レベル6から7あたりが基本として・・・上手くやれば8から10くらいはいけるか。
53:名無しの決闘者@デッキ構築中
うっすら見えた竜操術ってカードも亜種だと使えそうだな。装備カードから特殊召喚できるドラグニティのチューナーモンスターを使えばアッという間に盤面制圧できるし。
55:名無しの決闘者@デッキ構築中
ドラグニティのドラゴン族は装備したモンスターに効果付与させるみたいだし、かなり『サイバー・ダーク』と相性いいな。二回攻撃やら、場のカード破壊とか。後はウイルス系カードを入れて手札も荒らせればなお良し!
55:名無しの決闘者@デッキ構築中
ドラグニティの亜種としては良いんじゃないか?純正ドラグニティは美しい程の殺意の塊だった。速攻型としては上位に君臨するぞ。
55:名無しの決闘者@デッキ構築中
うむ、良い物を見せてもらった。早くシュミレーターにデータ来てくれー!
56:試作決闘者@同調の竜騎士
また、力を借りる時があるかもしれないからブクマしとくよ。シュミレーターの方も意見として会社に言ってみる。仕事だから落ちるね。
57:名無しの決闘者@デッキ構築中
はーい、いつでもおいでー
58:名無しの決闘者@デッキ構築中
おつー
◇
掲示板から離れた後の遊来はゾクゾクしながら笑顔になっていた。この掲示板は自分と同じだ。ワンキルデッキを肯定し、相手を徹底的に倒す事を念頭に置いている。
「ネットの中に同士がいたとは・・・分からないものって事かな」
それと同時に掲示板で推奨された『ドラグニティ』の亜種を組む事にする。純正に選ばれなかったドラグニティ達を使ってやりたいという気持ちがあった為だ。
「よし、これでOK。チューナーモンスターもドラグニティだけじゃないようにしたしシンクロ召喚も出来るだろう」
デッキが完成すると同時にパソコンからアラームが鳴る。『ハロー、遊来クン!ハロー、遊来クン!』とウサギのファニーなキャラクターが挨拶している。これはペガサスさんからのビデオ通信のアラームだ。
キャラクターをクリックするとペガサスさんの顔が表示される。忙しさの合間にこうして話してくれるのだから、これほど嬉しいことはない。
「ハロー、遊来ボーイ。今は海馬コーポレーション近くのホテルに居るのデスか?」
「はい、泊りがけで新しいエンターテインメント用のシステムアップデートをしているので」
「OH!それは忙しい事デショウ。本当に頑張っていますネ」
「やりがいは感じていますよ」
「楽しそうでなによりデース。そうそう、大切な要件を忘れてイマシタ!」
「大切な要件?」
「以前、シンクロ召喚のテストでデュエルアカデミアへ趣いた事があったデショウ?アカデミアの交流試合を再び行いたいと校長からのメッセージを海馬ボーイを通じて伝えられたのデース」
「ああ、あの時の!」
「遊来ボーイが注目している決闘者は誰か居ましたカ?私としては遊城十代や丸藤亮の二人だと思うのデスが・・・」
「確かにその二人も注目していますが、俺が最も注目しているのは城戸遊一郎という決闘者です」
「??彼は確かに優秀デスが、どんな所に注目しているのデスか?」
「彼は強力なカードも持っていますが、中でもカードショップで最安値で売られているカードを巧みに使って勝利をもぎ取ろうとしている姿勢があり、攻撃力などのステータスだけが全てではないという点をシンクロ召喚以外で示しています」
「それは注目すべき所デスね」
「だからこそ、彼ともう一度戦いたい・・・俺のシンクロ召喚デッキを貸してでも」
「ふぅむ・・・ならば、カードを貸出してでのデュエルを許可しましょう!条件を付ければ譲渡しても構いまセーン!」
「条件ですか?」
「シンクロ召喚が実用化されるまで、シンクロ用のカードを封印してもらう事デース」
「なるほど、確かにそれは当然の事ですね」
「それでは海馬ボーイにも打診しておきマース、一週間後あたりにアカデミアへ趣いて下サーイ!」
「分かりました、新しいデッキ組んでおきます」
◇
そして一週間となる前日、遊一郎は三沢によって再び遊来がこのデュエルアカデミアに来ることを聞かされていた。
「え、また彼が来るのか!?」
「ああ、どうやら彼の指名した相手が彼と同じ条件で戦えるとの事だ」
「それってつまり・・・」
「そう、シンクロ召喚を一足先に触れられるという事だ!」
数式研究者としての血が騒ぐのだろう、三沢は珍しく饒舌に喋っている。遊一郎は遊来と戦った時を思い出していた。
『レベル6のドラグニティナイト-ガジャルグにレベル4扱いのドラグニティ-クーゼをチューニング! 天の龍と鳥獣の王が手を結び、神の槍たる最強の竜騎士が舞い降りる! シンクロ召喚! レベル10! ドラグニティナイト-アラドヴァル!!』
『俺がコピーするのは大革命! フィールドに弾圧される民、逃げまどう民、団結するレジスタンスが存在する場合、相手の手札を全て墓地に送り、相手がコントロールするカードを全て破壊する!!』
あの緊張感、高揚感、そして十代が口癖のように言っているワクワクする気持ち、ライフポイントがギリギリの状態でお互いに逆転を狙う勝利への渇望。あのデュエルは滅多に味わえない極上料理と同じであり、遊一郎自身も無意識に笑みが浮かんでいた。
「だが、俺が選ばれる事はないだろうな・・・」
「なんでさ?」
「俺は彼と戦ってもいなければ、直接の面識もない。十代のように大胆かつ大きな実績もなければ、カイザーのように学園最強でもないからな。選ばれる可能性は低い」
「そういう事か」
「だが、2人に次いで選ばれる可能性があるのは遊一郎、君もだ」
「え?」
「君はあのテスターの彼と直接戦ったからさ、きっと選ばれる可能性は高い」
「あ、そうか」
「もし、選ばれたらシンクロ召喚を使った感想を聞かせてくれ!」
「分かった、分かったから迫らないでくれ!」
その日の夜、遊一郎は自分の精霊である『ハーピィ・ガール』と話していた。シンクロ召喚によって自分が使われる可能性もあるからだ。
『ねぇねぇ、シンクロ召喚を使えるようになったら私も使ってくれるの?』
「使うかもな、レベル2ならかなり調整がきくし場にも出しやすいからさ」
『やったー!』
「けれど、一般実装はまだまだ先かもしれないし採用されるかも分からないからな?」
『あぅ・・・』
『ハーピィ・ガール』は落ち込むがまだ完全に可能性がない訳ではない。シンクロ召喚が実装され使えるようになれば、再び共に戦えるという考えがあるのだ。
彼女にとって、遊一郎は自分を大切してくれた持ち主だ。彼と共に戦い彼の勝利に貢献したい、低ステータスでも自分を使ってくれる恩返しをしたいというのが本音だ。
「とりあえず、明日にならないとな」
『そうね、お休みさない』
◇
そして試合当日。アカデミアの校舎にあるデュエル場には所狭しと観客である生徒達が観客席に押し寄せている。そして、通路から歩く音が響き、シンクロ召喚の実演兼テスターであり『竜騎士』の異名を持つ龍谷遊来が会場に現れると会場中の生徒が沸いた。
「シニョール遊来、挨拶をお願いするノーネ」
「分かりました」
マイクを受け取り、スイッチをオンにしてマイクテストをすると周りを見渡した。
「お久しぶりです。龍谷遊来です!この度、また交流という形でこのアカデミアに来ました。今から自分が指名した相手とデュエルしてもらいます!」
皆がゴクリと唾を飲み込む。特に成績が優秀な相手ほど顕著だ。
「俺が指名するのは・・・・城戸遊一郎くん!君だ!」
「!!」
「ステージに降りてきてくれ!」
「あ、ああ!」
指名された遊一郎はステージに来て遊来と対面する。あの時と変わらずテスターである事を鼻にかけず、楽しむ姿勢を忘れない目は十代のようだ。
「今回はこのカード達を君のデッキに組み入れて戦って欲しい」
「え?俺のデッキに?」
「ああ、今回は大規模なデータ収集と対戦データが欲しいと言われてるんだ。無論、俺のデッキも別物さ」
「分かったよ」
「それと、なにか変身したい好きなラ○ダー系列は見つかった?」
「え!?あー、まだ決まってない」
「ふむふむ、それならアレだな」
「ん・・・?」
「少し待ってくれ」
手にしていたアタッシュケースから取り出したのは変身アイテムを模した玩具そのものだったが、子どもが使うものよりも材質もカラーリングも全てが根本から違っている。
「それって、もしかして・・・!諭吉さんが数人吹っ飛ぶって噂がある大人用の変身ベルト!?」
「そう、それをテスターで雇われている会社でブラッシュアップしてエンターテインメント用に開発・改造されたものだよ」
そう言いながら手渡された変身ベルトを受け取ると重みを感じた。玩具とされているがこれは確かに別物だ。
「デッキを組み替える時間も必要だろうから、デュエルは一時間後に。その際にはちゃんとベルトを身に付けてきてくれよ?デュエルディスクに装置を付ければ起動するから」
そう言って遊来はアタッシュケースの蓋を閉じて、振り返り歩いてきた通路を戻っていってしまった。
そして待機部屋で受け取ったカードを見ていると遊一郎は驚愕していた。其処には効果のないモンスター、通称バニラモンスターのチューナーモンスターと効果付きのチューナーモンスターやシンクロモンスター、シンクロ召喚に関連する罠や魔法カードがそれぞれ三枚ずつあったのだ。
「これ、全部シンクロ召喚に関連するカードばっかりだ!これを組み入れてデッキを作れって・・・うーん」
『ねえねえ、私を組み入れてよね!』
「ああ、うーん・・・ん?これだ!!」
1枚のカードを見て、遊一郎は思いついたようにデッキを組み直していく。無論、貸し出されたチューナーモンスターや魔法カードなどもしっかりと入れている。
「時間まで残り10分か、トイレも行ったし飲み物も飲んだし・・・後は」
遊来から渡されていたベルトを体幹に身につけて、準備を終えた。デュエル場に続く通路を歩いていき、到着すると皆が待っていたように声を上げている。
『わ、すごい歓声』
「これがプロだと当たり前になるからな?」
「相変わらず、すごい関心だな」
『それは当然だと思いますよ』
『え?あれって・・・!』
「どうした?え!?」
「それデーハ!第二回、交流デュエルを開始するノーネ!」
クロノス教頭の声と共にお互いにデュエルディスクに装置を取り付け、ベルトの機能を起動させる。それと同時に遊来は変身アイテムであるカードデッキを投げて渡した。
「これって・・・!」
「そちらの名前に因んでみた。変身プロセスは単純だけど。強化フォームでデュエルしよう」
「分かった!」
お互いに龍と蝙蝠の紋章が入ったカードデッキを鏡合わせのように翳すとベルトに組み込まれたセンサーが反応し、装着音が重なるように鳴った。
遊来は拳を握って曲げた右腕を内側に向けて振りかぶるポーズを決め、遊一郎の方は右手を左斜め上に伸ばしたポーズを決めた。
「「変身!!」」
バックルにデッキを装填すると鏡の虚像が重なるように二人の姿を変えた。
「龍○のダブル主人公だー!」
「すげええ!」
と観客は騒いでいる中、遊一郎は自分が変身している事に呆気に取られていた。ノリノリでやってしまったが、映像作品として楽しんでいた出来事が自分が行ってしまったのだから驚きは隠せないだろう。
「えええっ!?俺がラ○ダーに変身した!?」
「これが今、この学園のオーナーが開発しようとしているエンターテインメント用のソリッドヴィジョンさ。容量は解決できたけど、まだまだモーションが出来上がってないのが多いんだよ。これは容量の方を解決した改良型の一つに過ぎないんだ。ちなみにソリッドヴィジョンだから重くもないし、デュエルに影響もない」
「本当だ。それにこれが改良型の一つ!?」
「最終的には世界中の子供達に普及させて、夢を持って欲しいというのが理想らしいから。特撮作品以外にもデュエルモンスターズの人型モンスターに変身できるようにするそうだ」
「なるほど、壮大な夢だなぁ」
「そう思うよな。さ、二段回目の変身といこうか。それとセリフもね」
遊来がバックルのカードデッキからカードを引き抜くがこれはソリッドヴィジョンで再現されており、実際は何も手にしていない。それでも質感が本物のように見えるのは技術録が高い事の証明だ。それに倣って、遊一郎もバックルからカードを引き抜く。
二人が引き抜いたのは二枚の黄金の羽根のカードだった。一枚は青の宝玉が有り、もう一枚は赤の宝玉が有る。青からは激しい突風が、赤からは激しい炎が立ち昇ってぶつかり合っている。
遊来が持つのレイピア状の武装とガントレット状の装身具がそれぞれ、青い盾状と赤いハンドガン状に変化し、遊来は青い盾にある上部のカードスロットに羽根のカードを装填し、遊一郎はの方は展開した口部分に羽根のカードを装填した。
『SURVIVE』
『SURVIVE』
「俺は絶対に負けられない!1つでも
「・・・・俺はそれを望んでる」
炎のソリッドヴィジョンの演出を利用し、挿入歌が流れアンティールールの言葉をパロディ風のセリフを言う2人だったが、原作にある2人の主人公が戦い合う前の名シーンが想起され、観客達は興奮と感動が同時に出てきていた。特撮作品にハマらせた遊来の差金もあってか、名シーンのセリフを覚えてしまっていたのだ。
「それからさ、さっきからこっちを見てるのって『ハーピィ・ガール』かな?」
「え!?」
『あ、あの人!私が見えてるの!?』
エンターテインメントの変身もそうだが、それ以上に遊一郎が驚いたのは精霊である『ハーピィ・ガール』を遊来が認知してきた事だった。
「可愛い精霊だな。じゃあ、こっちの精霊も紹介しないとな『ルイン』『レヴァティン』!」
『はい』
『呼んだかいー?』
「ファッ!?え・・・は、『破滅の女神ルイン』!?それに『ドラグニティアームズーレヴァティン』!?」
「そ、これが俺の相棒と友人だ」
『あ・・あああ、嘘・・・!『破滅の女神ルイン』様に伝説とも言われてる『ドラグニティ』の竜戦士『レヴァティン』が目の前に!?』
『そうそう、一応上級の精霊だけど見える人には見えるし』
「そ、そうなんだ・・・」
精霊が見えるようになっていても遊一郎自身、驚きの連続で言葉が見つからない。彼の相棒の『ハーピィ・ガール』は背中に隠れて見ている状態だ。
『おーい、ハーピィ族のお嬢ちゃん!そんなに畏まらず怖がらなくても大丈夫だってばー!』
『レヴァティン』が声をかけると『ハーピィ・ガール』は緊張しつつも、遊一郎の隣に立つ。
「さ、紹介も終わったし本番と行こうか」
「ああ、闘ろうか」
「「デュエル!!」」
龍谷遊来:LP4000
城戸遊一郎:LP4000
「先攻は俺だ!ドロー!」
遊一郎の先攻からスタートし、ドローからスタートする。遊来から貸し出されたカードが早速あるが今は使う事ができない。
「なら、モンスターを1体セット!さらにカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!俺は手札から『竜の渓谷』を発動!そのまま、効果を使用し手札を一枚捨て、デッキからドラゴン族モンスターを墓地へ送る」
[現在の手札4枚]
※竜操術
※ブラック・ボンバー
※サイバー・ダーク・ホーン
※和睦の使者
「『サイバー・ダーク・ホーン』を攻撃表示で召喚!!墓地に送った『ドラグニティ-ブランディストック』を装備させる!」
『サイバー・ダーク・ホーン』攻撃力800→攻撃力1400
「バトルだ!セットモンスターに攻撃!ダーク・スピア!」
「セットモンスターは『島亀』だ!残念だったな!」
「くっ、反射されたか」
龍谷遊来:LP3400
「俺もカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!借りたカードを使わせてもらうぜ?俺は『ギャラクシーサーペント』を召喚!」
『ギャラクシーサーペント』チューナー・通常モンスター/星2/光属性/ドラゴン族/攻撃力1000/守備力0
『宵闇に紛れて姿を現わすと言われるドラゴン。星の海を泳ぐように飛ぶ神秘的な姿からその名が付けられた。その姿を見た者は数えるほどしかないと伝えられるが、見た者は新たな力を得られるという。』
「!早速来るか、良いぜ!来い!」
「ああ!行くぞ!レベル4の『島亀』にレベル2の『ギャラクシーサーペント』をチューニング!騎士の志が、大地との絆を結ぶ!シンクロ召喚!来い!!レベル6!『大地の騎士ガイアナイト』!!」
『大地の騎士ガイアナイト』シンクロモンスター/星6/地属性/戦士族/攻撃力2600/守備力800/チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
荒馬にも似た名馬と一体化している騎士が光の輪の中から現れ、遊一郎のを守るかのように前に立っている。
「ガイアナイト、シンクロ召喚されるモンスターの中で効果を持たないシンクロモンスター。だが効果が無いからこそサポートが豊富だ」
「このシンクロモンスターは今の俺にはピッタリすぎる。行くぜ!ガイアナイトで『サイバー・ダーク・ホーン』を攻撃!!
「うあああ!」
龍谷遊来:LP2200
「だが『サイバー・ダーク・ホーン』は装備されたドラゴン族を身代わりにする事で破壊を免れる。そして、アキュリスの効果発動!モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動する。そのカードを破壊する!俺はガイアナイトを選択し破壊する!!」
「させるか!速攻魔法発動!『禁じられた聖衣』!!このカードはフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる!その効果によってガイアナイトはターン終了時まで攻撃力が600ダウンし、効果の対象にならず、効果では破壊されない!」
禁忌とも言われる白い衣から発せられた光がガイアナイトに降り注ぎ、その瞬間ガイアナイトを貫こうとしたアキュリスが霧散してしまう。
「やるなぁ・・・!」
「こちらのセリフさ、まさか『サイバー・ダーク』を組み入れた『ドラグニティ』とは」
「ネタバレは、無しの方向で」
「わかってるさ、メインフェイズ2でカードを1枚伏せてターンエンド!この瞬間、ガイアナイトの攻撃力が元に戻る!」
「俺のターン、ドロー!」
[ドローカード]
※ラビー・ドラゴン
[現在の手札3枚]
※竜操術
※ブラック・ボンバー
※ラビー・ドラゴン
「俺は再び『竜の渓谷』の効果を使い、手札を一枚捨ててデッキからレベル4以下のドラグニティと名のついたモンスターを手札に加える!俺は『ドラグニティ-ギザーム』を手札に加える!」
「一体、どんなタクティクスを見せてくれるんだ?」
「更に永続魔法『竜操術』を発動!!」
「『竜操術』だって!?」
「そうだ。このカードには2つの効果がある!1つ目は「ドラグニティ」モンスターカードを装備した、自分フィールドのモンスターの攻撃力は500アップする。2つ目は1ターンに1度、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札からドラゴン族の「ドラグニティ」モンスター1体を装備カード扱いとして対象の自分のモンスターに装備する」
「まさかドラグニティ!?」
「そうだ!俺はこのカードで『ドラグニティ』のドラゴンを進化させる!『ドラグニティ-ギザーム』を召喚!このカードが召喚された時に効果発動!このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の風属性・レベル4以下のドラゴン族または鳥獣族のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する!俺は墓地に眠る『ドラグニティ-ブランディストック』を墓地より特殊召喚!!」
「先ずはレベル4の『サイバー・ダーク・ホーン』にレベル3の『ドラグニティ-ギザーム』をチューニング!王者の叫びが木霊する!勝利の鉄槌よ、大地を砕け!シンクロ召喚!レベル7!羽ばたけ『エクスプロード・ウィング・ドラゴン』!」
「『エクスプロード・ウィング・ドラゴン』!?」
『エクスプロード・ウィング・ドラゴン』シンクロ・効果モンスター/星7/闇属性/ドラゴン族/攻撃力2400/守備力1600/チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
[このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、フィールド上に表側表示で存在するモンスターとこのカードが戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる]
「まだだ!レベル7の『エクスプロード・ウィング・ドラゴン』にレベル1の『ドラグニティ-ブランディストック』をチューニング!」
「れ、連続シンクロ!?」
「漆黒の中に生きる狩人が、新たな牙を磨き上がる!シンクロ召喚!全てを噛み砕け!!レベル8『ダークエンド・ドラゴン』!!」
『ダークエンド・ドラゴン』シンクロ・効果モンスター/星8/闇属性/ドラゴン族/攻撃力2600/守備力2100
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
「行くぞ、このカードでガイアナイトを倒す!」
「そんな事!」
観客の生徒達も無理だそんな事!どうやって倒すと言うんだ!?などの言葉が飛び交っており、懐疑的だ。
「確かに攻撃力は互角だ!だが、『ダークエンド・ドラゴン』の効果発動!1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンさせ、相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる」
「なんだって!?」
「大地の騎士を墓地へと引きずり込め!『ダーク・イヴァポレイション』!」
自らを傷つけ腹部にある顔のような部分から闇が吐き出され、その闇がガイアナイトにまとわり付く。
『ダークエンド・ドラゴン』攻撃力2600→攻撃力2100
「ガイアナイトが!」
「そのままダイレクトアタック!!『ダーク・フォッグ』!」
「うああああ!!」
城戸遊一郎:LP1900
龍○サバ○ブの姿になっている遊一郎が吹き飛ばされてしまい、倒れるが直ぐに起き上がってデュエルディスクを構える。
「このデュエル・・・まるで、仮面ラ○ダー龍○の鏡の中での戦いみたいだ・・・!」
「俺のターンは終了。なら、こう言うべきかな?『戦え・・・戦え・・・!!』」
ナ○トサバ○ブの姿になっている遊来は殆どノリノリの状態だ。青いマントのエフェクトが空調の空気の流れを感知し、揺らめいている。
「俺のターン、ドロー!俺は手札から『沼地の魔神王』を召喚!」
「融合素材の代わりになるカード?そういえば俺が渡したな」
「さらに手札から魔法カード『ミラクルシンクロフュージョン』を発動!」
「!!ま、まさか!?」
「そう、そのまさかだ!俺は『沼地の魔神王』と墓地にある『大地の騎士ガイアナイト』を融合させる!!大地から天空へと駆け上がり、更なる上を目指せ!融合召喚!!『地天の騎士ガイアドレイク』!」
「ここで、『ガイアドレイク』だとぉ!?」
『地天の騎士ガイアドレイク』融合・効果モンスター/星10/地属性/獣戦士族/攻撃力3500/守備力2800
「大地の騎士ガイアナイト」+効果モンスター以外のシンクロモンスター
このカードは効果モンスターの効果の対象にならず、効果モンスターの効果では破壊されない。
「行くぞ、『地天の騎士ガイアドレイク』で『ダークエンド・ドラゴン』を攻撃!天地槍殺!」
「くっ!罠カード『和睦の使者』を発動!このターン、自分のモンスターは戦闘破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージを0にする!」
『ガイアドレイク』が槍を『ダークエンド・ドラゴン』へ突き刺そうとした瞬間、ローブを纏った女性三人が『ダークエンド・ドラゴン』の前に立ち、法具を取り出し詠唱を行い防壁を作り出し守った。
「『ダークエンド・ドラゴン』を守った!?」
「コイツをやられるのは困るからな!」
「俺はターンを終了する」
「俺のターン、ドロー!」
[現在の手札2枚]
※ブラック・ボンバー
※闇の誘惑
「俺は『闇の誘惑』を発動!!デッキからカードを2枚ドロー!」
[魔法によるドローカード]
※攻撃の無力化
※調和の宝札
「『ブラック・ボンバー』を除外してデメリットを消す!カードを1枚伏せてターンエンド!」
「俺のターン!ドロー!このままバトルだ!行けぇ!ガイアドレイク!!」
「まだだ!罠カード!攻撃の無力化!!」
「くそう、決め手が引けない!ターンエンド!!」
「俺のターン!!ドロー!」
[通常ドローカード]
※ドラグニティーファランクス
「引けるか・・・?『調和の宝札』発動!ファランクスを捨てて、カードを2枚ドロー!」
[魔法によるドローカード]
※チューン・ウォリアー
※和睦の使者
「くっ!まだダメか!また、カードを1枚伏せてターンエンド!」
「俺のターン、ドロー!バトルは・・・しない!ターンエンド!!」
お互いにドロー合戦となり、決め手を引く事が出来ない。どちらが先に決め手を引き込むかが勝負を決める。
「俺のターン、ドロー!」
[通常ドローカード]
※ミラクルシンクロフュージョン
「(来た!!けどあと一枚!)」
「ターン、エンド・・・」
遊来はキーカードを一枚引くことができたが、決め手ではなかった。遊一郎のターンとなり、彼もカードを引く。
「俺のターン、ドロー!(違う、このカードじゃない!)バトルだ!ガイアドレイクで『ダークエンド・ドラゴン』を攻撃!」
「罠カード、発動!二枚目の『和睦の使者』!」
「くっ!攻めきれない!ターンエンド!」
「(このドローで、勝負!)俺のターン!ドローー!!」
[通常ドローカード]
※決戦融合-ファイナル・フュージョン
「(来た!)先ずは『チューン・ウォリアー』を召喚!」
「チューナーモンスター?シンクロ召喚か!?」
「いや、コイツは
「なっ!?」
「場の2体『ダークエンド・ドラゴン』と『チューン・ウォリアー』を除外し、現れろ!『波動竜騎士ドラゴエクィテス』!!」
『波動竜騎士ドラゴエクィテス』融合・効果モンスター/星10/風属性/ドラゴン族/攻撃力3200/守備力2000
ドラゴン族シンクロモンスター+戦士族モンスター
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!(何か罠か?だけど、攻めなきゃ勝てるものは勝てない!)バトルだ!行け!!ガイアドレイク!!」
「それを待っていた!!罠カード発動!『決戦融合-ファイナル・フュージョン』!!」
「『決戦融合-ファイナル・フュージョン』だって!?」
「そう、このカードは自分フィールドの融合モンスターが相手フィールドの融合モンスターと戦闘を行うバトルステップに、その融合モンスター2体を対象として発動する事が出来る。その攻撃を無効にし、お互いのプレイヤーはその融合モンスター2体の攻撃力の合計分のダメージを受ける!よって『ガイアドレイク』と『ドラゴエクィテス』の攻撃力の合計、6700のダメージをお互いに受ける!!」
「なんつーカードを使ってくるんだ!」
「龍○なら共倒れはあって当然だ!」
「そこまで忠実に原作再現しなくても良いだろー!」
『ガイアドレイク』と『ドラゴエクィテス』の2体の槍が、互いにぶつかりあって発生した衝撃が双方に襲い掛かり、龍○サバ○ブとナ○トサバ○ブの二人はお互いに真後ろへ吹き飛び、変身が解除されてしまった。
龍谷遊来:LP0
城戸遊一郎:LP0
デュエルが終了と共に座り込んでしまった遊一郎に遊来は手を差し延べ、その手を掴んで立ち上がると笑みを浮かべた。
「引き分けか・・・けど、それ以上に仮面ラ○ダーに変身してデュエルするのが良い意味でヤバかった!」
「楽しんでもらえたのなら良かったよ。それと、貸出したガイアナイトやチューナー、シンクロモンスター達は君に託したい」
「え!?こんな貴重な物、受け取れないって!」
「いや、受け取って欲しい。シンクロ召喚が実装されないと使えないからその間は封印してもらうけどね」
「うーん、分かった受け取るよ!シンクロ召喚、実装の日が楽しみだな!」
その後、遊来は本土へ帰り、海馬コーポレーションにデータとデュエル時のエンターテインメントモーションのデータを提出した。
「負けてられないな」
今回は引き分けという形になってしまったが、また対戦の機会があれば強力なデッキをぶつけなきゃ負けると思うのだった。
掲示板ではラ○ダーのデュエルや遊一郎がシンクロ召喚を使ったという話題で大いに盛り上がっていたのを遊来は知る由もない。
睦月江介さまの作品。【安価】安価で作ったデッキでデュエルアカデミア生活【安価】とのコラボでした。
遊一郎へシンクロ召喚に必要なものをプレゼントしましたが実装まで封印ですので使えう事は難しいです。
コラボの件を了承して頂いてありがとうございました!
【安価】安価で作ったデッキでデュエルアカデミア生活【安価】の掲示板の住人達によるガッチガチのガチデッキを原作キャラへ使わせたら?などの設定もあるようで徹底的な勝利への姿勢が見れます。
是非オススメですので、読んでみてください!
次回から本編を進めます。
「不知火」と「魔妖」は登場させるべきか?
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登場させる
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登場させない