よろしくお願いします。
はじまり
____知らない天井だ……。
この
こういったネタにすぐ走るのは良くないなと思いながら立ち上がろうとして____
____立てなかった。
は??? どゆこと??? 訳分からん??? また俺何かやっちゃいました???
内心パニックになりながらも何とか状況を確認しようとして自身の体を見下げてみると、そこには妹が昔着ていたような女の子向けのベビー服。そして上下左右(今の俺は寝転がっているので正しくは前後左右だが)には何やらかなり高い柵によって囲まれている。そう、もしかしなくてもベビーベッドである。
そんなあうあう言いながら辺りを忙しなく見回している俺に、イケメン系のサバサバ系お姉さんがこちらへ近づいて来て、
「おー、まどかー? どーしたんだー? おねむの時間かー?」なんて仰られている。
もしかして、嫌、もしかしなくても……
「あうあうあ──────!!!??? (俺、赤ちゃんになってるぅぅぅうう!!!???)」
なんて具合に、暴走族もいい迷惑な絶叫をかましたのであった。
母親(っぽい人)の助けもあって落ち着いた俺は、改めて今の状況について確認することにした。
恐らく俺は、ネットやラノベとかでよく話のネタにされる、『転生』と言うやつをしたのだ
というのも、実は俺、前世の記憶と呼ばれるようないわゆるエピソード記憶が一切無く、高校2年生までの勉強の内容や、アニメ・ラノベといったオタク文化の詳細といった、知識しか残っていないためなのだ。
まぁ多分残っている知識の内容からして救いようの無い一人っ子な陰キャだったのでは無かろうか……悲しくない……悲しくなんてないぞ……
そして、先程呼ばれていた俺の今世の名前は【まどか】。
そう、
しかも先程俺をあやしてくれたサバサバ系のお姉さんが、その鹿目まどかの母親、【鹿目
___拝啓、前世のお父さんお母さん、今世の人生は生まれて数ヶ月(身体的特徴と母親の話しかけ方から把握した)にして前世以上のクソゲー/詰みゲーであることが発覚致しました。
そしてこの日、俺は2回目の大絶叫を上げると共に、意識をブラックアウトさせて行った。
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の世界に、主人公である『鹿目まどか』として転生してしまったこの小説の主人公。
中学二年生へと時間は移り、ついに物語が始まる。
今か今かと原作開始を待つ彼女のところにやってきたのは――
次回、第一話。