亜人の狐族と最強の魔法使い!   作:ドンドン

1 / 5
どうも、初投稿となりました。わからない所だらけで誤字脱字等ありましたら、報告お願いします。


出会い

…「はぁ、はぁ、はぁっ…ここまで…来れば…はぁ…。」

私は今現在逃げている。殺す気で追ってくる人間、売り飛ばそうとしてくる人間から。

 

 

ハンターA「どこだー!」

 

 

ハンターB「そっちに行ったぞ!」

 

 

ハンターC「この森からは出てないはずだ!全体的に探せ!」

 

 

…「うっ…まずい…もう来た……でも…もう、体力が…はぁ、はぁ…」

 

もう2時間も似たような感じ。ずっと逃げて回ってる。

 

 

ハンターC「くそ!どこ行きやがった!亜人の分際でちょこまかと…!おい!そっちも探せ!」

 

 

ハンター達「はっ!」

 

 

…「………逃げなきゃ……」

 

私は揺れるように走り出した。

 

足がふらふらする…。でも…逃げなきゃ……逃げなきゃいけない。捕まったら殺されるのがオチだから……それはもう分かってる……。

 

もう限界なんてとっくに超えてる。私の狐の耳としっぽも毛が汚れてたり血が出てたりしてるし。

 

私は……亜人、狐族。周りの人間からは忌み嫌われる存在。だから逃げてる。

 

 

…「家だ……空き家っぽいし…隠させてもらおう………。」

 

見るからに結構ボロボロの家を見つけた。ちょうど良い。身を隠させてもらうことにした。

 

キィー…

 

 

意外と家具とかは普通に残ってるし、綺麗な感じ。

 

…「電気は…ついてるわけ無いから、蝋燭とかあったら良いな…。」

 

そうやって部屋を探そうとした時だった。

 

パチッ!

 

 

電気がついた。

 

それと同時に終わった、とも感じた。人が住んでいたんだ。ああ、これで私の人生も終わりか……階段から男の人の姿が見えた。

 

 

???「あーよく寝た……はぁ!?」

 

うん、知ってた。そうなるよね…ああもうどうでもしてください。どうせここで終わるか研究所にでも連れていかれるんですから。

 

 

???「え?ちょ、ちょっと待ってくれ!え?何で入ってきてんの?そして誰?いや、それより怪我の治癒が先か。ちょ、ちょっとじっとしててくれ。」

 

魔方陣…いや、それ、回復の魔方陣じゃん!え?何で?何でこの人は私を見ても殺そうとしたりとかしないの?あ、回復させてから研究所に売るとかそういう感じかな?

 

 

???「ふう、これでオッケー、と。…で、とりあえずだけど、誰?」

 

あれ、この人は殺そうとしたりとかしない感じの人なの?でも何で?

 

 

???「あれ、もしかして喋れない感じ?もしくは耳が聞こえないとか?」

 

 

…「いや、喋れるし、聞こえます。ただ、ちょっとびっくりしちゃって…。」

 

うーん…果たしてそんな人が存在するのか…亜人って人を襲って殺すって認識されてるらしいから…ほんとはそんなこと無いのに。でも、何で殺しもしないし逃げもしないんだろう…。それに…

 

 

???「おーい?」

 

 

…「ひゃぁっ!?」

 

 

???「あ、ごめん。脅かすつもりじゃなかったんだけど、全然返事がないから…。」

 

あ、完全に自分の世界に入ってた。

 

 

…「あ…ごめんなさい。」

 

 

総「いや、別に謝らなくても…。まあいいや。俺はここに住んでる薬屋兼魔法使い、光崎 総(こうさき そう)。君は?」

 

 

…「名前………私の……名前…。」

 

名前…どうしよう。あることはあるけど、今会ったばかりの人、それも人間に言って良いのかな…。でも、何かこの人は信じて良いような気がする。でもどうしよう……うーん…良いかな。うん。私の勘を信じる!

 

 

月「私の…名前…月(つき)。名字は…無い。」

 

言っちゃった。でもこれで良いと思う。多分。

 

 

総「分かった。えーとじゃあ、月ちゃんは、何でここに?」

 

え?分からないの?こんな状態だったら分かるでしょ。

 

亜人なんかずっと追いかけ回されてる様なものなんだから。

 

 

月「えーと…総さんは、私を見て何か思わないの?」

 

 

総「何かって?」

 

 

月「へぇ?」

 

あ、何か変な声出ちゃった。え?この人は亜人のこと、知らないの?いや、そんなわけ無いよね、え?

 

 

月「えーと、亜人って知ってるよね?」

 

 

総「あ、ああ。あんまりその言い方はしたくないんだが。」

 

 

月「私がその亜人で、狐族なの!」

 

言った後で後悔した。もし気づかれたらそのまま殺されるということを考えてなかった。どうしよう…

 

 

総「おう、で?」

 

 

月「え?」

 

 

総「いや、え?じゃなくて、何でここに?っていう話だったでしょ?」

 

この人はバカなの?いや、助けてもらってこの言い方はよくないんだろうけど、正直バカ何じゃないかと思い始めてる。

 

 

月「えーと…それで、街の人たちに見つかっちゃって、追いかけられて、ここを見つけたの。誰もすんでいなさそうだったから…身を隠させてもらおうと思って…。」

 

 

総「そうか。なるほどな。なら少しここで休んでいけ。俺は今から店開けるから。」

 

再びえ?だ。

 

 

月「殺さないの?」

 

 

総「んあ?何で殺さなきゃいけない。」

 

ああ、やっぱりバカだった。えぇー…殺して町役場に持っていくか、研究所に連れていくだけで一生遊んで暮らせる位のお金ももらえるし、人を襲って殺すって言われてる奴を家に泊めるってどんな頭してるんだろう…。

 

 

総「俺は殺す必要の無い奴は殺したくないんだ。金のために仮にも大方同じ奴を殺すような奴の気が知れない。それに、お前は亜人が人を襲って殺すっていう噂に流されて気が引けてんだろ?実際は違うんだろうが。」

 

 

月「え?」

 

全くバカじゃなかった。そう。亜人が人を襲う何て言うのはデマにすぎなかった。でもいつの間にかそんなことに縛られていた気がする。

 

 

総「下手に気を使う必要なんてねえよ。それに、襲ってきたとしても、一人の亜人位なら俺でも対処はできる。殺すわけじゃねえけどな。」

 

…凄い。まるでこの人も亜人の仲間みたいなしゃべり方。相手のことを見透かしてるような、でも何となく安心できる、そんな。この人になら、少し位、気を許しても良いかもしれない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

総「あーよく寝た…はぁ!?」

 

いや、ちょっと待て。起きて早々の頭で理解できる状況じゃない。は?なに、泥棒?いや、普通に起きて薬屋開けようと思っって下に降りてきたら狐耳の女の子がいたんですけど!?

 

 

総「え?ちょ、ちょっと待ってくれ!え?何で入ってきてんの?そして誰?いや、それより怪我の治癒が先か。ちょ、ちょっとじっとしててくれ。」

 

よく見たらいろんなところ怪我してんな。ヒール使うか。薬でちまちまやるより今は魔法使った方が早い。

 

 

総「ふう、これでオッケー、と。…で、とりあえずだけど、誰?」

 

うん、ほんとに誰。全く見知っても無いし、聞いたこともない。いや、一般的には亜人って呼ばれるんだろうが、あんまりそう呼びたくないからなぁ。…というか何も話さないな、この子。緊張かな?いや、もしかしたら…

 

 

総「あれ、もしかして喋れない感じ?もしくは耳が聞こえないとか?」

 

 

月「いや、喋れるし、聞こえます。ただ、ちょっとびっくりしちゃって…。」

 

びっくり?何に対してだろうか。こんな家に人が住んでるからか?悪かったな。

 

 

総「それで、君、誰?」

 

…あれ。返事がない。ずっと下向いてるし…何か俺した?

 

 

総「おーい。」

 

やっぱり返事がない。どうした。

 

 

総「おーい?」

 

 

月「ひゃぁっ!?」

 

おわっ、焦った。

 

 

総「あ、ごめん。脅かすつもりじゃなかったんだけど、全然返事がないから…。」

 

自分の世界にでも入ってたかな?俺もたまにある。それに人の家に入ったんだしな。

 

 

月「あ…ごめんなさい。」

 

 

総「いや、別に謝らなくても…。まあいいや。俺はここに住んでる薬屋兼魔法使い、光崎 総(こうさき そう)。君は?」

 

 

月「名前………私の……名前…。」

 

どうした。 まあ今あったばかりの奴に名前教えろってんのも変な話だが。

 

 

月「私の…名前…月。名字は…無い。」

 

月、か。名字が無いってことは半人(俺の亜人の呼び方)か。まあ普通の人に狐耳としっぽは付かんわな。

 

 

総「分かった。えーとじゃあ、月ちゃんは、何でここに?」

 

 

月「えーと…総さんは、私を見て何か思わないの?」

 

うーん…強いて言うなら超可愛い…(今ロリコンっつった奴は出てこい。今なら冥界送りで済ませてやる。)

 

 

総「何かって?」

 

 

月「へぇ?」

 

どうした。何か変な声出たぞ。ああ、もしかして自分が周りと違うことを気にしてるんだろうか。

 

 

月「えーと、亜人って知ってるよね?」

 

そりゃ知ってる。お前のことだろ。だが、やっぱりその言葉聞くのも抵抗がある…

 

 

総「あ、ああ。あんまりその言い方はしたくないんだが。」

 

 

月「私がその亜人で、狐族なの!」

 

うん、知ってた。いや、見たらわかるでしょ。そして何でちょっとむきになってんの。

 

 

総「おう、で?」

 

 

月「え?」

 

 

総「いや、え?じゃなくて、何でここに?っていう話だっただろ?」

 

ほんとにどうした。人の心なんか読めないよなぁ。やっぱり緊張かな?

 

 

月「えーと…それで、街の人たちに見つかっちゃって、追いかけられて、ここを見つけたの。誰もすんでいなさそうだったから…身を隠させてもらおうと思って…。」

 

 

そうか、ボロボロで悪かったな。なんて言わねえぞ。流石に俺でも常識ぐらいある。

 

 

総「そうか。なるほどな。なら少しここで休んでいけ。俺は今から店開けるから。」

 

そろそろ準備しないとな。だからといって外に放りだす訳にいかないしな。

 

 

月「殺さないの?」

 

 

総「んあ?何で殺さなきゃいけない。」

 

何か俺も変な声出たぞ。まあいいや。多分気を使ってるんだろう。

 

 

総「俺は殺す必要の無い奴は殺したくないんだ。金のために仮にも大方同じ人を殺すような奴の気が知れない。それに、お前は亜人が人を襲って殺すっていう噂に流されて気が引けてんだろ?実際は違うんだろうが。」

 

 

月「え?」

 

あれ、外れた?まあ憶測にすぎなかったからな。まあ一回続けるか。

 

 

総「下手に気を使う必要なんてねえよ。それに、襲ってきたとしても、一人の亜人位なら俺でも対処はできる。殺すわけじゃねえけどな。」

 

こう見えてもランク的には世界最高のランク10だ。無力化させることぐらい造作もない。さて、どうやらこれから忙しくなりそうだな。

 




大変だなぁ…そしてみなさん死ぬほど上手いなあ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。