月軌道 フォン・ブラウン艦隊 旗艦アルテミス(旧連邦軍第6艦隊 旗艦オリオン)
「提督、サイド4からの増援部隊が到着しました。サラミス級4隻とコロンブス級1隻です。予定通り艦隊の左翼に展開を開始します」
フォン・ブラウン艦隊の総司令官であるヴェルナー・ヘルツォークは、深く頷きながら艦橋の主モニターに映し出される艦隊の布陣図に目を走らせた。画面には、整然と展開する艦隊の姿が青く輝いていた。
「ウム。これでサイド3と7を除いた全てのサイドからの増援部隊が揃ったという事だな。
バーミンガム級戦艦1、マゼラン級戦艦6、サラミス級巡洋艦32隻にコロンブス級軽空母が14隻。正にサイド共栄圏連合艦隊といった趣きだ。」
腕を組み、満足げにモニターを眺めるヴェルナーに苦笑を浮かべつつ、副官であるセルゲイは必要な事項について補足する。
「そうは言っても、一週間戦争でジオン軍に鹵獲された連邦艦を購入して修理したものばかりですがね。コロンブスに搭載しているハイザックにしても、ジオンから購入したジムをザク風に改修した機体です。
無茶な改修の影響でジムの売りだったビーム兵器が使えなくなっているため、パイロット達の評判はあまり芳しくありませんよ?」
「仕方あるまい。脱出装置もない機体をそのまま宇宙で使うわけにはいかんのだ。それにビーム兵器が使えないとはいえ、ザクと互角の性能で、値段もザクの1/6と格安なのだ。政府がこの機体を主力機として選んでも仕方あるまい。」
「やはり予算には勝てませんか。世知辛い世の中ですね...」
するとセルゲイは一瞬言葉を切り、真剣な表情で続けた。
「しかし、ジオンからの情報通り連邦艦隊は来るのでしょうか?中立である我がフォン・ブラウンの領宙を突破してのジオン本国奇襲計画など、いまだに信じられません」
「一週間戦争、三度に渡る降下作戦、オデッサでの大敗によって連邦軍は限界まで追い詰められているのだ。彼らが戦局を打開するためにどんな手段に出たとしても、私は驚かんよ」
周囲を確認した上に小声で投げかけられたセルゲイの質問に、ヴェルナーは低い声で答えた。
「それは、そうなのですが...」
「連邦軍の出方によっては本格的な戦闘も有り得る状況だ。モビルスーツ隊には機体の動作確認とビーム攪乱幕展開下での戦闘準備を徹底させておけ」
「了解しました」
セルゲイが敬礼してその場を離れようとした瞬間、通信士の緊迫した声が艦橋に響き渡った。
「提督!哨戒艦アレクシオンより入電!Nフィールドにおいて連邦艦を確認、100隻以上の大艦隊です!」
「く...流石は連邦軍、弱体化したとはいえ我が軍の倍以上の数か...」
通信士からの報告を受けたヴェルナーは、連邦艦隊のあまりの数の多さに思わず凍りつく。
「無線封鎖を解除、連邦艦隊に警告文を送るとともにサイド3と地球へ向けて現在の状況を発信しろ。同時に総員、第一種戦闘配置!対艦、対モビルスーツ戦闘用意!」
艦内に警報が鳴り響く中、提督は力強く指示を続けた。
「艦隊は密集体系をとりつつミノフスキー粒子、ビーム攪乱幕を展開し徹底した持久戦を行う!スペースノイドの独立はこの一戦にある。各員の奮闘を期待する!」
連邦艦隊 総旗艦 アナンケⅡ
「レビル将軍!フォン・ブラウン宙域において大規模な艦隊を確認!50隻以上です!」
作戦参謀であるワッケイン准将の報告に、レビル将軍は思わず眉をひそめた。
「なんだと?諜報部からの情報ではフォン・ブラウンの守備隊は20隻程度だったはずだ。なぜそんな数の艦艇がいる?」
「フォン・ブラウン側からの回答によりますと、現在グラナダにおいてキシリア派による軍事クーデターが発生、ジオン本国からの要請により各サイドの連合艦隊が本宙域を封鎖しているとのことです。」
「このタイミングでクーデターだと?!」
あまりのタイミングの悪さにレビルは思わず舌打ちをする。
「く...我が軍の通行要請についてはおこなったのか?」
レビルの質問を受けたワッケインは一瞬躊躇しながらも神妙な面持ちで答えた。
「は...中立であるフォン・ブラウンは連邦艦艇の領宙への侵入を認めていないため、領宙を通過したければ正式に外交ルートを通じて要請されたい、とのことです」
「あれだけ露骨にジオンを支援しておきながら、今更中立を盾にするとはな...」
報告を受けたレビルは状況の悪さに思わず深いため息をつく。
「通行要請が認められない場合は艦隊戦力を背景に強行突破する予定だったが、全てのサイドを敵に回すような事態は避けねばならん。現在の位置からフォン・ブラウンの領宙を迂回してジオン本国に向かう事は可能か?」
「フォン・ブラウン領宙を迂回するとなるとア・バオア・クー方面を通過せねばなりません。かなりの遠回りとなる上にア・バオア・クーの守備隊を相手にする余力はとても...」
ワッケインからの報告を受けたレビルは厳しい決断をせざるを得なかった。
「...やむを得ん。一旦後退して相手の油断を誘い、その後にモビルスーツ隊を展開して防衛線の薄い箇所を狙い強行突破、そのままジオン本国へと向かう」
ムサイ級軽巡洋艦ワルキューレ
よお、貴様ら!久しぶりだな! サイド3へ向け全速力で進むムサイ級軽巡洋艦ワルキューレのブリッジからドズル・ザビだ!
ギレンの兄貴から連絡をうけ、即座に足の速いムサイ級のみで編成した艦隊でサイド3へと向かっているのだが、推進剤の不足やマシントラブルによって脱落する艦が続出し、艦隊の総数はついに30隻を下回った。
だが、そんな事はどうでも良い。 連邦め…。産まれたばかりのミネバが眠るサイド3を狙うとは…!
ゆるさん!ゆるさんぞ!!一人残らず地獄へ叩き落としてくれるわ!
怒りのあまり思わずそんな怒声をあげようとすると、通信士からの緊急報告がそれを遮った。
「ドズル閣下!フォン・ブラウン艦隊からの通信です。フォン・ブラウン宙域にて100隻以上の連邦艦隊を確認、当方士気旺盛なれども敵軍は強大、至急来援を乞う、とのことです」
「なんだと!」
今手元にある戦力はムサイ級が29隻。数としてはそれなりの規模だが、100隻以上の連邦艦隊を相手に正面から戦うのは流石に厳しい。できるならここでフォン・ブラウン艦隊と挟撃したいところなのだが、俺達が到着するまで彼らが持ちこたえられるかと聞かれれば、連邦との戦力を考えると難しいだろう。
「コンスコン、モビルスーツ隊は出せないのか?」
副官のコンスコンは即座に答えた。
「駄目です。モビルスーツ隊の展開可能範囲までまだ2時間以上かかります。現在の位置でモビルスーツ隊を出しても、戦場につく頃には推進剤切れでろくに戦えません」
展開場所からの移動時間を含めれば4時間近く。それだけの時間があれば連邦はフォン・ブラウン艦隊を突破してジオン本国へと向かうだろう。
「推進剤切れが問題で、モビルスーツの稼働時間は大丈夫なんだな?」
「 はい。モビルスーツは小型熱核融合炉が動力ですので稼働時間としては問題ありません。ですが、推進剤切れでろくに戦えませんよ?」
確かにコンスコンの言う通り宇宙における、推進剤切れは死活問題だ。戦闘宙域を移動中に推進剤が切れてしまえば、あとは漂流するしかない。
だが、それならば戦場につくまでの間、別のものに運ばせれば良いのではないか?
そう、例えばアレを使えば安全かは別として、モビルスーツの推進剤を温存する事は不可能ではない筈だ。
「それならギレンの兄貴と同じように戦場につくまでは別のものに牽引させれば良い。現地で推進剤の切れた機体はフォン・ブラウン艦隊に回収してもらえ」
「それは...危険すぎます!」
コンスコンの当然すぎる意見をドズルは豪快に笑い飛ばした。
「フン。祖国の存亡の危機に多少の危険がどうしたというのだ!希望者のみで構わん、モビルスーツ隊、俺に続け!ジオンの栄光を!愛するミネバを!やらせはせん、やらせはせんぞぉ!!」
連邦艦隊 総旗艦 アナンケⅡ
アナンケⅡの艦橋に、作戦参謀であるワッケインの声が響く。
「レビル将軍、フォン・ブラウン艦隊の約3割を撃破、残存艦隊は後退を開始しました。追撃戦に入りますか?」
「いや、追撃は不要だ、ワッケイン准将。我々の目標はジオン本国であってフォン・ブラウンではない。艦隊はこのままフォン・ブラウン艦隊と距離をとりつつ、サイド3宙域へと向かう。展開しているモビルスーツ隊を後退させろ」
「了解しました。帰還した機体から順に補給と整備を開始させます」
「ウム、敵がビーム攪乱幕を展開して防戦に徹していた影響で戦力の消耗が予想以上に激しい。すまんが作業を急がせてくれ」
「はい将軍。あのザクに似た機体はジムと互角の性能でしたからね。各サイドにあれだけの数のモビルスーツが配備されているとは驚きました」
「全くだ。おそらくはジオン側から提供された技術で量産した機体だろう。すべてはモビルスーツ、モビルスーツか。時代は代わったな。」
レビルが感慨深げに呟いた時、ワッケインの声が響いた。
「あの光は...後方からのミサイル攻撃です!」
「フォン・ブラウン艦隊の伏兵か?!」
「わかりません。ですが絶対座標をもとに有効射程圏外から発射されたもののようで、艦隊への被害はありません」
その瞬間、レビルの目に異常な光景が映り込んだ。ミサイルの後方に、無数のモビルスーツが引きずられているのが見えたのだ。
「なんだと?!あれは...モビルスーツ!?」
通信士の声が震える。
「将軍!後方でミサイルに牽引されたジオンのモビルスーツ隊が展開!現在、後方艦隊と交戦中です!」
その時、全艦の通信チャンネルに割り込むように、ギレン・ザビの声が響き渡った。
「忠勇なる我がジオン公国軍の将兵達よ」
その声に、艦橋の空気が凍り付く。
「連邦からのスペースノイド弾圧によって始まったこの戦いもいよいよ終わりの時を迎えつつある。連邦の戦力は強大であったが、長い年月をかけて積み上げてきた準備と、諸君の素晴らしい働きによって戦いは我が軍の優位に進み、オデッサ、北米、オセアニアにつづき、ついには連邦軍本部ジャブローさえ我等の手に落ちた」
全く予想していなかったジャブロー陥落の一報を聞いたレビルの拳が思わず震える。
「既に決定的打撃を受けた連邦軍に如何ほどの戦力が残っていようと、それは既に形骸である。敢えて言おう、カスであると!!」
その言葉に合わせるように発生した至近弾の爆発が艦橋を激しく揺らした。
「敵の虚報に乗せられるな。難攻不落のジャブローがこの短期間で落ちる訳が無い!全艦、即時戦闘態勢!モビルスーツ隊、全機緊急発進!迎撃準備!」レビルの命令が響く。
しかし、ワッケインが焦った声で報告する。
「将軍、モビルスーツ隊はまだ補給作業中で発進できません!」
レビルの顔が青ざめる。最悪のタイミングでの奇襲。それは連邦艦隊にとって致命的な状況を意味していた。
「このタイミングでか...。艦隊、後方防御を強化せよ!モビルスーツ隊は補給が完了した機体から順に発進させろ!」
艦橋のメインスクリーンには、後方の連邦艦が撃破される様子が次々と映し出される。
「将軍、ジオンの新型機が確認されました!ゲルググをはじめとしたジオンの新型機が複数、猛烈な勢いで攻撃を仕掛けています!」
スクリーンに映し出されたのは、まるで死神のような赤い巨体。対空砲火をものともせずに接近し、盾から生やした巨大なビームサーベルでサラミス級を串刺しにする姿は、圧倒的な力の差を見せつけていた。
「艦隊後方にジオンの新型機が!対空砲火が効きません!」
「何としてでも持ちこたえろ!我々にはもう後がないのだ!全艦、対空防御を徹底せよ!モビルスーツ隊が出撃するまでなんとしても持ちこたえるのだ!」
絶望的な状況の中、一筋の光明が差し込む。旗艦に随伴しているペガサス級から緊急通信が入ったのだ。
「将軍、護衛のペガサスで補給中だったゲーブル隊が作業を中断して迎撃に出ます!」
レビルは一瞬ためらったが、他に選択肢はなかった。
「頼む、ヤザン大尉。なんとしても補給が完了するまでの時間を稼いでくれ!」
ワッケインがそう檄を飛ばすと、ヤザンの操る蒼いジーラインは前線へと発進していった。
「こちらヤザン・ゲーブル!ジーライン フルカスタム、出るぞっ!」
艦隊の後方にたどり着いたヤザンは、味方の対空砲火を巧みに利用しながら、ジオンのモビルスーツを次々と撃墜していく。その戦いぶりは、まさに芸術的とも言えるものだった。
「このままで、終わらせるつもりはないんだよ!いい子だ、ジーライン。ちゃんと動いてくれ、狙いを外すなよ...!」
艦隊後方を蹂躙しつつあったジオンのモビルスーツは、連邦艦の対空砲火と連携したヤザンの精密な射撃によって次々と火玉へと姿を変えた。
しかし、その活躍も長くは続かなかった。
「連邦のエースか...!これ以上はやらせん!」
漆黒の宇宙空間を切り裂くように、一機の異形のモビルスーツが接近してきた。ガトーの操るリック・ディアスは、背中に背負った巨大なランダム・バインダーが特徴的な機体で、高い機動力と火力を兼ね備えていた。
「ちぃっ、ジオンの新型か!」
ヤザンは隙を見せることなくジーラインを操り、ビームライフルで射撃を加える。しかし、ガトーのリック・ディアスはその鈍重そうな外見に反して軽やかな動きで射撃を回避し、クレイバズーカによる反撃に出た。
「やるじゃないか宇宙人が!」
ヤザンは叫びながら突進し、ビームサーベルを振るってクレイバズーカを両断する。しかし、リック・ディアスの高い機動性によって、本体への攻撃は空振りに終わった。
「速いな...だが、この程度ならば!」
ガトーもまた反撃に転じ、リック・ディアスのビームサーベルでヤザンを狙う。ヤザンがそれを受け止めることで、モビルスーツ同士の力比べが繰り広げられた。
「お前がジオンのエースなら、もう少し楽しませてくれよ!」
宇宙空間で二機のモビルスーツが激しく交錯する。互いの技量は伯仲し、一進一退の攻防が続く。しかし、この戦いは予期せぬ形で決着を迎えることとなる。
ヤザンの操るジーラインに、エネルギー残量警告が点灯したのだ。
「く...エネルギーが...もう持たんか!どうする...!」
下がるべきタイミングだと頭では分かっている。しかし、ここで下がれば戦線が崩壊する。その一瞬の迷いが、致命的な隙を生んだ。
「この獣のような動き...やるものだ。二度と忘れん」
ガトーは瞬時に武装を切り替える。ビームサーベルから背中に装備した2丁のビーム・ピストルへ。さらに頭部のバルカン・ファランクスと共に一斉射撃を浴びせる。
「まだ、まだだ...!」
至近距離からのビームとバルカンによる斉射を受けて右腕とビームライフルを失ったヤザン機は、最後の抵抗を試みる。しかし、リック・ディアスの圧倒的な火力の前に、エネルギー不足の機体は為す術もなかった。
「くく、俺もこれまでかね...」
その時、不思議な声がコクピット内に響く。
『そんな事ないよ。乱暴な人はキライだけど最後にちょっとだけ助けてあげるね』
次の瞬間、ヤザンの乗るジーラインのカメラアイが赤く輝きを放つ。
「EXAMシステムスタンバイ」
合成音とともに強烈なGがヤザンを襲った。
「機体が勝手に動くだと?!」
突如としてパイロットの制御を離れたジーラインは、驚異的な動きを見せ始める。頭部の60mmバルカンを連射し、トドメを刺そうとしていたガトー機のビームピストルを破壊。続けて残った左腕のシールドからシールドアンカーを射出する。
「つっ!!動きが変わっただと?!」
シールドアンカーを残されたもう一丁のビームピストルで辛うじて防ぐガトー。しかし、その隙を突かれる。ありえない加速で間合いを詰められ、一瞬の交差。
『ばいばい』
すれ違いざまにリックディアスの右腕を斬り飛ばした蒼い機体は、そのままガトー機の横をすり抜けると、まるで導かれるように母艦へと帰還していった。
ヤザン機がガトーによって抑えられたことで、戦局は再びジオン軍の優位へと傾いていた。
「全機、突撃!連邦艦隊の中枢を叩き潰せ!」
ドズルの雄叫びのような号令が響き、自身の操るギャングクリウスを先頭に、ジオン軍が連邦艦隊の主力部隊へと襲いかかった。
ジオンのモビルスーツ隊は、ドズルの陣頭指揮と新型機ゲルググの圧倒的な性能によって、直掩機の大半を失った連邦艦隊を着実に追い詰めていく。
「ぐっ...だがまもなくモビルスーツ隊の補給が完了する。そうなれば...」
レビルの言葉は、新たな艦影の出現によって遮られた。
「将軍、サイド共栄圏艦隊が再び現れました!」
艦橋のスクリーンには、先ほど後退したはずのサイド共栄圏艦隊が、モビルスーツを次々と射出しながら接近してくる姿が映し出されていた。
「く、ここはフォン・ブラウンの領域...我々と違い連中は容易に補給を受けられるという事か」
前後から敵軍に挟まれ、こちらは増援どころか補給の目処さえ立たない。レビルは重い現実を受け入れざるを得なかった。
「将軍、ご指示を...」
作戦参謀であるワッケインが、震える声で問いかける。
レビルは深いため息をつき、艦橋内の全員に聞こえるように声を上げた。
「ワッケイン准将、降伏する。通信の用意を」
その瞬間、艦橋内の空気が凍りついた。
「レ、レビル将軍、それは...」
ワッケインが驚きの声をあげるものの、レビルは毅然とした態度で続ける。
「既に艦隊の半数近くが沈み、残存艦も個艦防御に徹するのが精一杯。最早我が軍にジオンとサイド共栄圏艦隊の挟み撃ちに耐えられるだけの戦力はない」
レビルは艦橋の窓から戦場を見つめた。そこではジオンのモビルスーツ隊が依然として猛攻を続けており、コロニー連合の艦隊も徐々に包囲網を狭めていた。
「全艦、白旗を掲げよ。敵部隊の指揮官に通信を開け、降伏の意思を示す」
レビルの指示が全員に伝えられ、各艦が次々と降伏の準備を始めた。
「将軍、本当にこれでよかったのでしょうか?」
ワッケインの問いかけに、レビルは穏やかな表情で答えた。
「ワッケイン、この戦争は連邦の敗北によって終わるだろう。だが、それによって連邦が滅びる訳ではないのだ。戦後に訪れるであろう苦難に対抗するため、今は一人でも多くの兵士を助け、命を繋ぐことが重要なのだ」
レビルは艦橋から戦場を見つめながら静かにそう呟いた。戦いの終わりを告げる通信が、漆黒の宇宙にゆっくりと広がり、月の海が平穏を取り戻そうとしていった。
あけましておめでとうございます。全体的に修正しました。
エピローグを読みたいのは次の中どれ?
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イグルー
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ジオニックフロント
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MS08小隊
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戦慄のブルー
-
ミッシングリンク
-
ガンダム戦記
-
ポケットの中の戦争
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0083
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Zガンダム
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ユニコーン
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サンダーボルト
-
ルーデル閣下