イナズマイレブン 〜白兎の軌跡〜   作:シロX

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主人公全ポジション出来る設定にしてるから、色んなポジションに派遣されまくり

まだ二桁も投稿してないのにお気に入りが増えて嬉しい限りでございます

ではスタート!


第7話 女の子の嫉妬程怖いものはない

『さぁ後半戦、白恋中はどう巻き返すか?両チーム、選手を入れ替えて来ました。これがどう試合を運ぶのか楽しみです!』

 

 

 

    タツヤ ヒロト

   涼野   南雲

     

   緑川  八神

    本場  武藤

 

    蟹目  クララ

 

     砂木沼

 

 

 

 

   アツヤ なえ 染岡

       士郎(C)

 

   空野      真降

       白兎

 

   真都路 目深 雪野

 

       函館

 

 

 

永世は熱波とヒロトを交代し、白恋は押矢となえを交代。お互いにフォートップにし、前半より攻撃力を上げたフォーメーションに組み替える

 

後半戦、白恋中からのボールでスタート

 

「行くやっぺ〜!」

 

と、呑気になえが気合いを入れてると

 

「ハッ!貰った!!」

 

ヒロトがすんなりなえからボールを奪い走り去る

 

「とろいな!」

 

「ウチがとろいって?なら本気の走り見せて──」

 

「お前はFWだろ!ゴールはあっちだ!さっさと走りやがれ!」

 

アツヤはなえの首根っこを掴んで方向修正する

 

「ヒロトこっちだ!」

 

「あぁ?んなもん必要ねぇよ」

 

タツヤのパス要求も無視して、ヒロトは一人白恋陣内へ攻め込む

 

(1人で突っ込んで来た?まぁ丁度良い!)

 

「テメェも吹き飛ばしてやる!」

 

「空野さん!真降さん!」

 

白兎の指示で2人がチャージを仕掛ける。2人が入り乱れる中でも、ヒロトはそれを気にも止めず強引に突破する

 

「この!」

 

「へっ!」

 

スライディングで止めようとするも、簡単に飛び越えられて抜かされた

 

「目深カバーだ!」

 

函館が指示するも、ヒロトは猛然と突っ走りDFを全て抜き去る

 

 

『白恋、吉良の猛攻を誰も止められない!正に独壇場だ!!』

 

 

ヒロトは天高くボールを蹴り上げ、何度も何度も1人で蹴り返して威力を上げ

 

「ザ・エクスプロージョン!」

 

最後の一撃で爆発音と共に威力を最大限まで引き上げられたシュートを放った

 

「オーロラカーテン!」

 

今大会得点王のヒロトのシュートはそんな生易しいものではない。

地面に減り込む程脚に力を入れて踏ん張ろうと奮闘するも、その頑張りは一瞬で無駄になる

 

「ぐわァァ!?」

 

「へっ……ッ!?」

 

ボールがゴールに入る寸前、ヒロトの隣を何かが通り抜けた

 

「ッ!!」

 

なえだ

 

なえが前線からその瞬足で戻って来たのだ。そして右足のみで受け切る

 

 

『あぁーっと!白兎屋がここまで戻って来ていたァァ!!しかしボールの勢いは止まらない!防げるか!?』

 

 

「〜〜ッ!!」

 

函館が奮闘してくれたお陰で、何とか威力が半減しておりボールを弾き返してタッチラインを越えた

 

「ハァ…ハァ…」

 

「すまない白兎屋」

 

「気にする事ないよ」

 

「なえちゃん!」

 

「あはは…ビックリしたぁ〜」

 

3人の姿を見て、ヒロトは地面を蹴って悔しそうにしていた

 

「ったく!無茶も大概にしろ!」

 

「あ痛!?」

 

アツヤにシバかれて呻きながら頭を押さえる

 

「だけど姫のお陰で乗り切った」

 

「そうですね……函館先輩?」

 

白兎は、函館の様子がおかしい事に気付いた

 

「…どうやら手首を痛めたらしい」

 

「取り敢えず見せて下さい!」

 

グローブを外すと変に腫れ上がっていた

 

「…今すぐ交代するべきです!監督!士郎さん!」

 

 

 

 

 

「で、何で僕がGKをするですか!?」

 

 

『白恋、負傷した函館に代わり思鏡がキーパーに入りました。何か策があるのでしょうか?』

 

 

函館と紺子が交代してMFに、そして白兎がキーパーをやる事になっている

 

「無いです!そもそも僕にあんなシュートは止められない!」

 

「…」

 

その愚痴を聞いた真降は、白兎の肩に手を乗せて無言で同情された

 

「「白兎!」」

 

前からなえとアツヤが呼び掛け

 

「頑張るやっぺ!」

 

「失点したらぶっ飛ばす!」

 

飴と鞭の言葉を同時に浴びせられた

 

「やるしかないか」

 

そして再開の笛が鳴る本場からのコーナーキックで、ボールがゴール前に蹴り上げられる

 

目深とタツヤがボールを取ろうとし、ヘディングで競り合いが起きる

 

「「グッ…!」」

 

何とか目深が競り勝ち、ボールは紺子へと渡る

 

「やった!」

 

「そうは行かねえ!」

 

南雲がスライディングで奪おうとするも

 

「ッ!」

 

「はい!」

 

真降がパス要求し何とか奪われず済んだ

 

「こっちだ!」

 

そして染岡にボールが渡り、そのままドリブルで駆け上がる

 

「これ以上は行かせない!」

 

クララが染岡を止める為にブロックしに行くも

 

「えっ!?」

 

ノールックで後ろに居た空野へパスを出し、染岡はクララの横をすり抜けて再度ボールを貰う

 

「これで決めろ!」

 

染岡はセンタリング。それに合わせて吹雪兄弟が飛び出す

 

「「うおぉぉ!!──ホワイトダブルインパクト!」」

 

「面白い!──ワームホール!」

 

「俺達のシュートは止められねぇ!!」

 

「ッ!?」

 

吹雪兄弟の最大火力のシュートが、とうとうワームホールを打ち破った

 

 

『ゴーーール!!白恋の華麗なる連携で一点を返したァァァ!!』

 

 

「うっしゃあ!!」

 

「フッ!」

 

かなりの手応えを感じ、ハイタッチを交わす

 

「フハハハ!良いぞ!その調子で俺を楽しませろ!」

 

「何言ってんの?」

 

「聞くな聞くな」

 

「ほら、ちゃんと集中してね」

 

試合を再開し、ヒロトが取り返そうと1人で白恋陣内に切り込む

 

「たかが一点取ったくらいで調子に乗ってんじゃねぇよ!」

 

「待てヒロト!」

 

タツヤの静止を無視してシュート体勢へ入る

 

「ザ・エクスプロージョン!」

 

強引に放ったせいか、多少威力の下がったシュートが白兎へ向かう。

しかし、それでも必殺技でのシュートにしては充分

 

「確かに、君達のシュートは凄いし止められないかも知れない。けれどね、それはさっき放ったシュートの話だよ!」

 

白兎が両手を叩くと、1人の少女が身長以上の大きな鍵を持って現れた

 

「アリス・イン・ワンダー!」

 

少女が鍵を振り被り、そして殴り飛ばすのに合わせて裏拳で白兎が打ち返した

 

「何だと!?」

 

弾いたボールは一気に中盤へ。それを空野がトラップし、誰もいない場所へパスを出す

 

「どういう事だ?」

 

緑川と武藤がボールを拾いに行こうとすると、なえが高速で中盤へまで戻りキープした

 

「ふぅ、危ない危ない」

 

「え、アイツ速!?」

 

「行っくよ〜!」

 

すぐさま前線へと引き返す

 

「…しまった!」

 

なえの驚異的なスピードに驚いて判断が遅かった。少し出遅れて2人は追い掛けるも

 

「ボール持ってるのに!」

 

「なんて速さだ!」

 

なえは2人を置いてけぼりする

 

「フローズンスティール!」

 

「やば!?」

 

なえに危機迫る中、染岡は大声で指示を出した

 

「ボールを大きく蹴って全力で走れ!!」

 

言われた通りにクララと蟹目の頭上を超える様にボールを蹴り、なえはギアを上げて走り出す

 

「えっ!?」

 

ボールは頭上、そしてブロックする筈のなえは必殺技を受ける前にすり抜けた

 

ボールは砂木沼の目の前まで転々と転がる

 

「フン!貰っ──」

 

「退いてや〜!止まらへん!!」

 

「なっ!?」

 

全力で走るなえにブレーキは無理だった。

砂木沼が取ろうとするボールを、なえがそのまま横取りして自分事ゴールネットに入った

 

 

『ゴーーーール!!こんな点の決まり方があるでしょうか!?しかしこれで得点は2-2と同点です!白恋とうとう追い付きましたァァァ!!』

 

 

「何や知らんけど一点取ったよ〜!」

 

「ただのまぐれだろ?」

 

「でも、ウチのお陰で同点にした事は変わりないんやろ?」

 

ここぞと言うに、アツヤは反論は出来なかった

 

試合が再開し本場、八神、緑川へとパスを回しつつ白恋を攻める

 

「ライトニングアクセル!」

 

真降を必殺技で抜かして南雲にパスを出そうとする時

 

「ハッ!」

 

蹴り出す前に紺子がスライディングで奪取する

 

「そう来ると…思ってたわよ」

 

しかしそれを八神がフォローして奪い返す

 

「やらせない!」

 

雪野がブロックしに行くも、八神は空へと高くボールを蹴り上げた

 

そしていつの間にか、そのボールに向かって涼野と南雲が飛んでいた

 

「止めろ白兎!!」

 

(今の僕では止められない!だったら一か八か!)

 

少し助走をつけて白兎も一緒にボールへと飛んだ

 

「「ファイヤブリザー──」」

 

「うりゃ!」

 

シュートを打つ寸前で白兎が空中でトラップした

 

「「何!?」」

 

「雪野さん!」

 

そのまま空中で雪野へパス

 

「真降!」

 

雪野が真降へとパスを出すと同時に、白兎は着地した後すぐさま前線へと駆け上がる

 

(ゴールを開けて前へ!?でも、あの子には八神が)

 

白兎がフィールドに出たのは予想外だが、それでもタツヤは冷静さを失わない

 

前半で要注意人物として見ていた八神が、それにいち早く反応して立ち塞がる

 

「悪いわね」

 

「そう思ってるなら退いてくれない?」

 

「フフ、無理よ」

 

「だよね」

 

白兎が足止めを食らってしまったが、ボールはなえへ繋がっていた

 

「ここでアレやるよ!」

 

「はぁ!?アレってまだ未完成だろ!?」

 

「賛成〜!」

 

「行くよ2人共!」

 

「あ、おい!兄貴!」

 

 

『白兎屋の前に吹雪兄弟が前を走る!これはもしや!?』

 

 

「ハッ!」

 

なえがボールを空へと蹴り出し、そこに吹雪兄弟がホワイトダブルインパクトの要領で両側から蹴る事により、巨大な水球が発生する

 

そこへなえが、上から足裏でキックする事で極まった力が放出され必殺のシュートへと変換した

 

「「「トリプルブリザード!」」」

 

「ならば俺も応えよう!──ドリルスマッシャー!」

 

絶対の氷と激しく荒ぶるドリルがぶつかり合う

 

「「「いっけぇぇぇぇ!!!」」」

 

「うおぉぉぉ…ッ!」

 

だがシュートの威力が高過ぎてドリルの回転が止まってしまう

 

「負けるものかァァァ!!」

 

しかし砂木沼の気合いの雄叫びも虚しくシュートはそのまま貫通した

 

 

『白恋のオーバーライド技が打ち砕いた!!これでゴールとなる…おおっとこれは!?』

 

 

「「ッ!!」」

 

だがそこへ、タツヤとヒロト2人でシュートを止めに入った

 

「絶対に!」

 

「負けるかよ!!」

 

これを決められた逆転は不可能。最後の力を振り絞り耐え抜く

 

「「うおぉぉぉぉ!!」」

 

だが無残にもボールはネットに突き刺さった

 

 

『ゴーーーール!!逆転!逆転です!!』

 

 

そして試合終了のホイッスルが鳴り響いた

 

 

『試合終了!!勝ったのは白恋中です!!』

 

 

「畜生!!」

 

ヒロトは拳を地面に叩き付ける

 

「ヒロト…」

 

永世の皆んなが悔しがる中で、なえ、士郎、アツヤの3人はハイタッチで喜んでいた

 

「成功やっぺ!!」

 

「まさか上手く行くなんてな」

 

「白兎君が囮になってくれたお陰だね」

 

「白兎〜!」

 

なえが白兎の方に走り出した

 

その白兎はというと八神と握手していた

 

「いや〜、最後の最後まで邪魔されるとは思いませんでしたよ。流石ですね八神さん」

 

「前半、あれだけ目立ったのだから当たり前よ。それと名前で呼んで構わないわ」

 

「え、じゃあ……玲名、ちゃん」

 

「フフ、可愛いな」

 

八神の笑顔を向けられて白兎は少しドキっとした

 

そこへなえが勢い良く腕に絡み付いて来た

 

「な、なえちゃん!?」

 

「む〜〜!」

 

「ど、どうしちゃったのかしら?」

 

なえは剣幕な表情で八神を凝視する

 

「白兎は、白兎は……」

 

「「?」」

 

「白兎はウチのもんや!!取らんといて!!」

 

「急にどうしたの!?」

 

「白兎も何鼻の下伸ばしてるん!?」

 

まさか顔に出てたとは思わなかった

 

「じゃ、またやろう。白兎」

 

「う、うん」

 

去り際にウィンクをされ、益々白兎は心臓の鼓動が速くなる

 

「また鼻の下伸ばしとる!」

 

「し、してないよ!」

 

「白兎はウチだけ見とけばええの!!」

 

「そんな無茶苦茶な…」

 

なえの嫉妬心など梅雨知らずの白兎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激しい殴り合いの末勝利したの白恋中だった

 

永世学園に勝利した事により3回戦の相手も自動的に決まった

 

次の相手は、去年栄えある優勝した中学校──雷門中だ




次回は1話分置きます。
雷門視点から始まり、主人公のプライベートを書く予定

ここまでの拝読ありがとうございます
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