イナズマイレブン 〜白兎の軌跡〜   作:シロX

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この前の久し振りの投稿からお気に入りも順調に増え始めました!

更に感想も貰える様になって来ました!結構そっちの方が嬉しいでございます。感想は有り難く読んで頂いております。本当にありがとうございます

気ままに投稿してるこの小説が伸び率が高い!本命で投稿してる別作品はボロクソに言われてる!嬉しいのか悲しいのか…

ではスタート!


第9話 お前ら煽り過ぎだろ!

「去年の優勝校である雷門中。一体どこまでやれるかな?」

 

「でもあれですよね、優勝校って言ってもメンバー全員総入れ替えですよね?」

 

「だろうな。じゃなきゃ、此処に染岡さんが居る訳ねぇんだからな」

 

ベンチで試合開始の合図まで待機してる間、白兎、士郎、アツヤが喋っていた

 

「染岡さん達の雷門メンバーならともかく、田舎者の雷門擬きに負けるかよ」

 

「アツヤ君一言多いよ」

 

「そうだ白兎、ちゃんとゴール守れよ」

 

白兎の背中を軽く叩き、ポジションへと着く

 

「今日のアツヤはノリノリだね」

 

「そうですね」

 

 

 

   剛陣 明日人 小僧丸

 

奥入 道成(C) 服部 氷浦

 

   日和 ゴーレム 万作

 

      のりか

 

 

 

 

   アツヤ なえ 士郎(C)

       染岡

 

   空野  真降

 

  押矢 真都路 目深 雪野

 

       白兎

 

 

 

「やっぱり白兎はキーパーか」

 

「今回ディフェンスを強化して来たな。俺が奴らの守りを突破する。しっかりカバーしろよ」

 

 

試合開始(キックオフ)!』

 

 

雷門からのスタート。相手の様子を見ながら攻める為、一度ボール後ろへ戻して道成がドリブルで攻め上がる

 

「ッ!」

 

「氷浦!」

 

横の細かいパスで道成から服部へ、そして氷浦に繋がる

 

「こっちだ!!」

 

小僧丸が空野と押矢を強引に突破してペナルティーエリアへ潜り込む

 

「良し行くぞ!──氷の矢!」

 

今度は氷浦の必殺技を使って縦の超ロングパス

 

「ファイヤトルネード!」

 

小僧丸はパスを、そのまま必殺技シュートに変えてダイレクトで決める

 

「ほっ!」

 

しかし、白兎は拳でボールを叩き付けてシュートを止めた

 

「何だと!?」

 

「嘘だろ!?必殺技も使わずにか!?」

 

白兎はキャッチしたボールをまじまじと見てボソリと呟く

 

「…意外と簡単に取れたちゃった」

 

「白兎!」

 

真都路へとパスを出して、中盤まで細かくパスを出して真降まで繋がった

 

「行かせるか!」

 

道成がスライディングがボールを奪取する

 

「まだまだ!攻め続けるんだ!」

 

雷門の攻めが尚も続く

 

「よっしゃぁ!!」

 

剛陣にパスが通りそのままシュートへ

 

「ファイヤ──」

 

「“トルネード”ですよ剛陣さん!」

 

「ファイヤレモネード!」

 

名ばかりの、何の変哲も無い普通のシュートを放つ

 

「はっ!」

 

今度はジャンプでのパンチングで跳ね返す。

跳ね返ったボールは明日人の足に収まった

 

「ガラ空きだ!」

 

剛陣がシュートした箇所はゴールの右端。白兎は防いだが、そのせいで半分以上のゴールがガラ空きの状態

 

チャンスとみた明日人はボールを空へ蹴り出して、必殺のオーバーヘッドキックを放つ

 

「シャイニングバード!」

 

「貰った先制点!」

 

剛陣はガッツポーズを取り、得点の確信を得るが

 

「よっと!」

 

白兎はゴールポストに足を掛けて、横での跳躍でシュートに飛び付いた

 

 

『思鏡、ゴールポストを利用して一気に正面へと躍り出たァァァ!!』

 

 

「アリス・イン・ワンダー!」

 

必殺技とはいえ正面から捉えたシュート。白兎はこれも難なくと跳ね返す

 

跳ね返したボールは明日人を横切り中盤へと飛ばす

 

「明日人君!加減なんて必要無いよ!ドーンっと本気で良いんだよ!」

 

(最初から本気を出してるんけど…)

 

白兎からするとまだ物足りないと感じている。

明日人は、白兎との壁を感じて少し怖気付く

 

 

『今度は空野がトラップした!そしてアツヤへとボールが渡る!!』

 

 

「へっ!白兎があんな風に言うなんて、よっぽど雷門は弱いって事だな!」

 

「何だと!」

 

万作がブロックしに行くも呆気なく抜かされる

 

「パ〜ス!パスパス!」

 

「チッ…ほらよ!」

 

素直になえにパスをした

 

「行くやっぺ!……あっ」

 

しかしトラップミスで、ボールはコロコロとのりかの方へ転がった

 

「またかよ!!」

 

「良くある事やから気にしたらいかんよ〜」

 

「大事な試合なんだぞ!気にするしパス出さねぇぞ!!」

 

「それは嫌や」

 

「あの〜…」

 

ゴール前で揉めるなえとアツヤに仲裁に入ろうとするが

 

「こっちでゴス!」

 

岩戸からのパス要求で横目でパスを出した

 

「ゴーレム!」

 

「ハンちゃん!」

 

だが、そのパスを空野がカットする

 

「染岡さん!」

 

 

『先程まで雷門が攻めていたかと思いきや、白恋の逆襲が始まる!!ボールは白兎屋に回った!!』

 

 

なえがドリブルする両端からは、士郎とアツヤが駆け上がり前へを走る

 

「「「ハァァ!!──トリプルブリザード!!」」」

 

(こうなったらあの技で!)

 

のりかが持つ必殺技はウズマキ・ザ・ハンドなのだが、それとは別のモーション体勢でシュートを止めようとする

 

「これなら……きゃあぁぁ!!」

 

包み込む様に両手で強いオーラでキャッチしようとするも、途中で不発に終わり呆気なくゴールを許してしまった

 

 

『ゴーーール!!先制点は白恋中!!』

 

 

「チッ!」

 

この先制点に万作は何やらイラついていた

 

雷門ボールから再開して一気にドリブルで駆け上がる

 

「イナビカリ・ダッシュ!」

 

染岡を抜いたと思った矢先、真降がすぐさまカバーに入る

 

「くっ…小僧丸!」

 

明日人が小僧丸にパスを出す時、白兎はそれに反応して指示を出した

 

「11番を3人で!」

 

「良し…なっ!?」

 

パスを受けた小僧丸だが、一瞬で押矢、真都路、目深の3人に取り囲まれる

 

「空野さん!」

 

「戻せ!…あっ」

 

氷浦が戻す様に促して近付こうとするも、空野がそれを近付けさせない。

これも白兎の指示だ

 

(こうなったら!)

 

逃げ場の無い小僧丸はボールを真上へ蹴り、そのまま強引に必殺シュートの体勢に

 

「ファイヤトルネード!」

 

だが苦労して放ったシュートも、不十分な状態ではなった為にあらぬ方向へと飛んで行った

 

「あらら、ホームラン?」

 

「やっぱダメだったか…」

 

 

 

 

 

その様子をベンチで観ていた金雲は気付いた

 

「ありゃりゃ、打たされましたね」

 

「え、打たされたんですか!?」

 

「はい。雷門の得点の中心となっているのが小僧丸君。それを彼は把握し、外す様に誘導を掛けたのです」

 

「ですが、それだと他の場所が甘くなってしまいます」

 

「それも計算の内です」

 

杏奈とつくしは首を傾げる

 

「小僧丸君を封じれば、自然と前にいるどちらかが攻撃しなければならない。小僧丸君が居る左サイドを封じれば、シュートを打つコースも限られます」

 

「「なるほど」」

 

「そして先程の様に、パスを出そうと思うなら他の選手が出させない様にすれば良いのです」

 

白兎の最初の指示で、雷門の攻撃は詰んでいたのだ

 

「これは骨が折れますねぇ〜」

 

 

 

 

 

白兎からボールスタートなのだが、ゴールキックする前にDF陣を一度呼び集めた

 

「どうした白兎?」

 

「実は面白い作戦を考えたんです」

 

 

 

「と、いう作戦何ですがどうですか?」

 

「それだとリスクも高いぞ?」

 

「良いじゃない?確かにリスクは高いけど、それが上手くいったら私達も後半には攻撃に参加出来るし、キャプテンのフォローも出来るよ」

 

目深は眉を顰めるが、真都路はその作戦に乗り気だった

 

「…そうだな。白兎の実力なら問題は無さそうだしな。それに俺達がカバーすれば良い…か」

 

何とか納得して貰い、その作戦を続行する事にする

 

これで試合再開

 

「速攻!」

 

白兎はシュートと変わらぬ威力のゴールキックを放つ

 

「…え!?」

 

明日人の頬を掠る

 

ボールは一気にフィールド中央に居た染岡へと届いた

 

「さぁ皆さん!作戦開始です!」

 

白兎の合図で、DF陣に加えキーパーである白兎自身も一斉に走り出した

 

 

『これはどういう事か!?白恋、まさかの全員攻撃だ!!』

 

 

「ですが、止めれば終わりです!」

 

奥入が染岡を止めようと近付くも

 

「なるほどな、ドンピシャだぜ!」

 

背後から近付くDF陣を見て染岡は察した

 

そしてバックパスを出した

 

「雪野さん!」

 

そして白兎がボールを持った

 

「遠慮無く行くよ!」

 

白兎は周りの人達と連携をしながら、雷門陣内へと深く攻め込む

 

ターンですり抜け、パスで避ける

 

「狂ったお茶会!」

 

残るはDF陣の3人のみ

 

「通さないでゴス!──ザ・ウォール!」

 

大きな壁が立ち塞がり白兎の足が止まる

 

「なるほどね。でも!」

 

白兎はボールと一緒にジャンプして岩戸のザ・ウォールを飛び越えた

 

「ゴス!?」

 

「兎は飛び跳ねるんだよ!」

 

 

『止められない、止まらない!!思鏡完全フリーだァァ!!』

 

 

「何やってる!日和カバー遅いぞ!」

 

あっさりと抜かされた岩戸、一歩出遅れた日和に対し万作は怒号を浴びせる

 

「そっちこそ、ゴーレムが止めると思って止まっていたくせに!」

 

「何だと!!」

 

そして万作の目の前をアツヤが走り去る

 

「確かに、突っ立ってるだけなら誰にでも出来るな!」

 

その去り際に挑発していた

 

「ここまで上がったんだ!最後まで決めてやれ!」

 

「うん!」

 

ボールを蹴り上げて、ボレーシュートに合わせ兎の後ろ足が一緒になって蹴り飛ばす

 

「ホワイトラビット!」

 

「まだ技が出来てない…それなら!ウズマキ──」

 

だが、白兎のシュートに並走するなえの姿を目にした

 

「シロウサギダッシュート!」

 

シュートをシュートで繋ぎ威力を高めるシュートチェインだ

 

「ウズマキ・ザ・ハンド!」

 

2つのシュートが合わさったのだ。止められる筈も無く簡単にゴールを許してしまう

 

 

『ゴーーール!!思鏡から白兎屋へ息の合ったシュートチェインで追加点です!!流石白兎コンビと言ったところでしょう』

 

 

「ナイスだったよなえちゃん」

 

「白兎こそ〜!」

 

そして前半終了のホイッスルが鳴った

 

 

『ここで前半終了です。得点は0-2と白恋中がリードです』

 

 

「どうや!白兎は強いやろ〜!」

 

腰に手を添えてエッヘンと胸を張ってドヤ顔をする

 

「ありがとうなえちゃん。早くベンチに戻ろうね〜」

 

「は〜い!」

 

 

 

 

 

「クソ!!」

 

雷門ベンチでは万作が荒れに荒れていた

 

「万作一旦落ち着け」

 

「それにしても思ってたより難しい状況ですね。あのキーパー1人で防御も攻撃もこなしていましたね」

 

氷浦は1人冷静に白兎の前半の動きを振り返っていた

 

「言い換えれば、1人で俺達を相手にしていたという事だ」

 

「だから万作落ち着け。さっきら様子が変だぞ。何かあったのか?」

 

「……」

 

しかし万作は何も答えない

 

雷門は不穏な空気で包まれていた

 

 

 

 

 

「アツヤ、お前何言ったんだよ」

 

「ちょいとですよ。あの程度の挑発に引っ掛かるなんて大した事ねぇな」

 

「お前なぁ…」

 

相変わらず染岡は頭を抱えていた

 

「でも、これで終わる様でしたら雷門はその程度だったと言うまでですよ」

 

これもまた士郎の厳しい一言

 

「アツヤ君、挑発するなら」

 

アツヤに耳打ちし、それを聞いて少し引いた目で白兎を見た

 

「お前も大概だな…」

 

「あまり挑発は好きじゃないけど、僕も自由に動きたいからね」

 

「後半も頑張るやっぺ〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして波乱の後半戦が始まる




今回白兎、なえ、アツヤの仲良よしトリオ煽り過ぎではないか!?

言い争いが絶えない雷門に視点を置き過ぎたかも

では、ここまでの拝読ありがとうございました!
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