転生した解放者はトータスに召喚される   作:旭姫

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勧誘と概念魔法

天之河の〝限界突破〟が中途半端なのにイラつきを感じて本気をだし始めた。

 

「ほら、こっちは非戦闘職の錬成士だよ。…勇者は本当に無様だね。」

 

「そんなわけないだろう!!お前が錬成士だと?」

 

「見せてあげるよ。〝錬成〟!!」

 

その場で即席の土壁を作った。

 

後方から王国騎士団の「本当にあいつ錬成士だったんだな」と言う声が聞こえる。

 

「まさか、本当に…そうなのか?」

 

「おいおい、怖じ気付いたの?」

 

しかし、急に攻撃をやめた。

 

「はぁ、もう飽きた。…全員送り返してやるから帰れ。」

 

「おい、南雲!!ふざけんな!!」

 

「ならもっと強くなりなよ。…じゃあね。」

 

その場で転移魔法を発動して皆を帰した。

 

―ただ1人を残して

 

「何で私を転移させなかったの?」

 

「交渉だよ。…僕と来ないか?」

 

「……何で?」

 

「君は一番伸び代がある。」

 

「私がノーと言ったら?」

 

「君も送り返す。」

 

「わかった。貴方についていくわ。」

 

「よろしくね、八重樫雫(・・・・)さん」

 

「よろしく雫。」

 

「さて、じゃあ拠点に帰ろう。」

 

その場で転移魔法を使って帰った。

 

ちなみに、転移で飛ばされた勇者一向は二十階層に送り返した。

 

監視用アーティファクトの映像では、雫がいなくなって天之河が探しに行くと言い張るが、団長と思わしき男に言いくるめられ、そのままオルクス大迷宮から去っていった。

 

―――――――――――――――――

 

転移魔法で拠点に帰った後、僕は雫の為の武器を作成した。

 

「これは?」

 

「ああ。これはね、僕が作ったアーティファクトの刀だよ。名前はまだ決めてないから雫が決めて欲しい。」

 

「アーティファクトって作れたのね…。ありがとう、大切にするわ。」

 

「それともう一つ、僕の手に触れて」

 

僕が雫に手を差し出すと、怪しく思いつつも僕の手を取った。

 

「じっとしててね……〝生成〟!!」

 

僕がやろうとしているのは、神代魔法である〝生成魔法〟に〝魂魄魔法〟の力を合わせた複合魔法である。

 

「こ…これは…力が…。」

 

「君の体に魔力操作というスキルを()()した。」

 

「「……!?」」

 

これには雫だけでなくユエも驚いている。

 

何せ、これは、神代魔法を全て極めないと使えない、概念魔法だからだ。

 

「神代魔法が全部で七種類あって、七大迷宮と呼ばれてる場所に一つずつあるのは教えたよね。…これは、ここにある生成魔法、神山にある魂魄魔法を掛け合わせた魔法だよ。」

 

「どういうこと?」

 

「全ての神代魔法を揃えると、概念魔法というこの世界の()()に干渉する魔法を覚えることができる。」

 

「僕は概念魔法を利用して、生成魔法と魂魄魔法で人のステータスに干渉してスキルを与えた。」

 

「じゃあ、ステータスが上がってたのは?」

 

「それはスキルを与えた副産物だ。そのスキルに対応できるようなステータスになるように、足りない部分は自動的に強化されている。だから、魔力が上がってるでしょ?」

 

「魔力と筋力と敏捷が上がってるわ。」

 

「ちなみに、魔力操作は魔物の固有スキル。人間には普通は使いこなせない。なぜなら、魔力が足りないからだ。なら、魔力がたくさんある人間はどうか?それでも、使うことはできない。しかし、魔力に敏感な体になると思考だけで魔力を放つことができる。これが、魔力操作というやつだ。」

 

「つまり、今の私は魔法の詠唱が要らないってこと?」

 

「ものにもよるけどね。まぁ、火球だとか、水球だとかの下級魔法なら詠唱は要らないだろうね。」

 

「へぇ~、〝火球〟」

 

雫が手を前につき出してそう呟くと、小さな火の玉が具現した

 

「そうだ。放つも消すも自分の思考で決められる。消してみて?」

 

「本当だ……。」

 

「さて、じゃあ、準備も大体終わってるから自由にしてていいよ。…あ、女物の服は前世の仲間が使ってたものでいいならあるから。自由に使っていいよ。出発は3日後だ。」

 

「「おー!!」」





次回は、ライセン大峡谷に行きます。

そして、雫のフラグは濃厚ですが、香織のフラグが絶望的になりました。

さて、シアは出てくるのか

次回をお楽しみに。

ハジメのヒロインは?

  • ユエonly
  • ミレディ=ライセンonly
  • 白崎香織only
  • 原作ハーレムメンバーのみ
  • 原作ハーレム+ミレディ
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