ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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「久しぶりじゃのう。ワシは羅城丸じゃ。『ダシマ式ラブライブ!』を見ていた諸君は元気にしとったかの。さて、今回はもしも飛鳥くんが「Bang! Dream」の主人公じゃったらどうなるかを見ていこうとするかの。全50話の予定じゃ!! それでは行くぞ!!」


メインストーリー
第1話「プロローグ」


 

「え…」

 

 

 それはある初夏の事、クラス対抗で仮装大会を行う事になったが、主人公である一丈字飛鳥は困惑していた。超能力が使えること以外はごく普通の1年生である。

 

「仮装大会に出るのお前に決まったから」

「宜しく」

 

 飛鳥が学校を休んでいる間に、飛鳥が一人で仮装大会に出る事が決まってしまった。

 

飛鳥「あ、ちょっと待ってください」

「なに?」

「もう決まった事だから」

飛鳥「いや、そうじゃなくて演目はこっちで決めていいんですか?」

 

 クラスメイトは飛鳥を陰キャと決めつけて有無を言わせないようにしたが、飛鳥が思った他乗り気だったため、キョトンとしていた。

 

「あ、うん…それはいいけど…」

飛鳥「分かりました」

 と、飛鳥が去っていった。

 

「何だアイツ…」

「まあ、何やるか楽しみにしよーぜwwww」

「あいつ、本読んでばっかりで何考えてる分かんねーし」

 

 と、このクラスのDQNが言い放つと、取り巻きがゲラゲラ笑った。他のクラスメイト達はこのDQN達が怖くて何も言えなかった。

 

飛鳥(何やろっかなー)

 

 この男、関西出身に付き、芸人魂に火がついた!

 

飛鳥(まあ、関西人全員が全員そうじゃないんだけどねー)

 

 

 そして当日、本番を迎え別のクラスが出し物をしていたが…。

 

『ありがとうございました。1年2組で「Afterglow」の仮装ライブでしたー』

 

「いいよなー。ガールズバンドがいるクラスは」

「あんなの反則だろ」

 

 と、ガールズバンドのいないクラスの生徒が文句を言っていた。ちなみに1年1組、1年2組はバンドメンバー全員がいる為、完全に頼りきりになっていた。

 

「まあ、でも次は3組だぜ…」

「あそこのクラスもいねーからな…」

「特に期待するまでもないな」

 

「それでは続きまして、1年3組の出し物です」

 

(大丈夫かな…一丈字くん…)

「拍手してやろーぜ!!!」

 心配するクラスメイトをよそに、わざと盛り上げるDQN達。すると飛鳥が出てきた。

 

飛鳥「あ、どーもー。こんにちはー」

 飛鳥が普通の格好で出てきた事により、皆がざわついた。

 

飛鳥「うんうんうん…」

 飛鳥がわざと頷いた。

 

飛鳥「言いたい事は分かりますよー。そう、制服のまんまなんです」

 飛鳥がそう言うと、笑いが生まれた。

 

飛鳥「でもこれにはですね、ちゃんと理由があるんですよ。ねー…じゃなかったらこの舞台に出れてません」

 飛鳥が愛想良くしゃべりながら言うと、笑いが生まれた。

 

「面白―い!!」

「誰? あの子…」

 1組の女子達のハートをしっかり掴んだ。それを見て1組の男子とDQN達がまずそうにした。

 

飛鳥「実を言いますとね。ちょっとしたコントをやろうと思ってるんですよ。そのためにこの格好なんです。リハーサルの時にそれを説明したら皆納得してくれたんですけど、それまでの視線が痛かったですねーハイー」

 すると笑いが生まれた。

 

「あの子面白いね~」

「そうだな…」

「ていうかめっちゃ喋るじゃん…」

 

 と、先ほどバンドしていた女子生徒達が驚いていた。

 

飛鳥「まあ、仕方ありませんよね。仮装大会なのに仮装してないんですから。でも、これが仮装になるんです。それでは行きます」

 

 飛鳥が正面を向いた。

 

飛鳥「ショートコント!音楽室に1人でいるのをいい事に調子に乗る男子生徒の真似」

 

 ショートコントが始まった。

 

飛鳥「あー。音楽室に早く来ちゃったなー。でも教室で喋る友だちもいないし…暇だなー」 

 飛鳥が演技をして、ピアノの方を見ると、何かを思いついたかのようにキョロキョロ見渡した。この動作で笑いが生まれた。

 

飛鳥「ちょっとだけなら…」

 と、飛鳥がグランドピアノを弾いた。そして…。

 

『♪ めざせポケモンマスター』

 

 2番終了後のサビを引き語りした。

 

「……!!」

 飛鳥の引語りを見て、クラスメイト達は固まっていた。さっきまで馬鹿にしていたDQN達も固まっていた。

 

「う、上手っ…!!」

「……!!」

 ガールズバンドメンバーたちも驚きを隠せなかった。

 

「ピアノもそうだけど、歌が…」

「ていうか完全に声似てる…」

 

 すると飛鳥は演奏を止めた。

 

飛鳥「うーん。なんか違うなぁ。別の曲にしよ」

「えええええええええええええ!!!?」

 もっと聞きたい!! という声が聞こえたが、飛鳥は無視した。

 

飛鳥「夏だからあの曲にしようかな。ポルノグラフィティの「ミュージックアワー」」

 

 そして飛鳥が演奏した。AメロからBメロまで歌無しで引いた。演奏の質はともかく、あそこまで演奏できていることに生徒達は驚きを隠せなかった。

 

 曲が進むにつれて、飛鳥がリズムに乗って小刻みにノリ、サビになると歌いだしたが、歌が上手いので生徒達は固まっていた。ガールズバンドメンバーも例外ではなく、ドン引きしていた。

 

 飛鳥は楽しそうに引語りをして、サビが終わると「ジャンジャンジャーン」と自分で歌ったが、キリが良い所で横を向いて、誰かに見られた表情して、ジャーン!! という大きな音をたてながら演奏を終了していた。

 

 しかし、飛鳥は全く気にせず立ち上がって元の場所に戻ってきた。

 

飛鳥「えー。これがやりたかったのでこういう格好です。えー…これで1年3組の出し物は以上です! 次は2年生ですね。えーと…3組でしたっけ。あ、2組でしたね! これ以上に面白いのでお楽しみください! ありがとうございましたー」

 飛鳥が舞台袖からはけていった。唖然としている観客をよそに飛鳥は去っていった。

 

『えー。ありがとうございました。続きまして、2年1組の発表です』

(ボケたつもりだろうけど、引語りが頭から離れない!!(大汗))

 

飛鳥「やり切った」

 

 飛鳥が汗をぬぐった。

 

 1年1組

 

「何か凄くキラキラしてた…!!」

 ガールズバンド「Poppin’Party」のリーダー、戸山香澄が興奮しながら叫んだ。

 

 

 そして1年2組…。

 

「あ、あの人凄いね…」

「そうだね~。ピアノ引けるなんてびっくり~」

「それもそうだけど、歌が上手い…」

「でもあの人本当に誰…?」

「だけど、うちが優勝するよ!」

 と、Afterglowが話し合った。

 

 1年3組

「い、一丈字くん…(汗)」

「道理で自信満々だと思ったら…(汗)」

 飛鳥の演奏にクラスメイト達が驚いていた。

 

「クソッ!! こんなの聞いてねーぞ!!」

「そうだそうだ!! 笑いどころ潰しやがって!!」

 と、悪態をつくDQN達。

 

 その時だった。

 

「ねえねえ!!」

 香澄が立ち上がった。

「ちょ、香澄…」

香澄「今度ミュージックアワーやってみようよ!」

 

 これが後にPoppin Partyでカバーされる事になった。

 

 そして…

 

「仮装大会優勝は…」

「……」

 飛鳥は普通に席に座って結果を待っていた。

 

「1年3組!!」

 

 大歓声が上がったが、飛鳥は困惑していた。

 

「やったよ一丈字くん!!」

「優勝!!」

 

「クラスの代表者は壇上に立ってください!」

 飛鳥が困惑していると、DQNの主犯格が立ち上がって、壇上に向かったが、あからさまにお前じゃないだろと他のクラスの生徒達は見ていた。しかし飛鳥はまったく気にしてなかった。

 

「い、一丈字くん…(汗)」

飛鳥「仮装してないからって失格ってオチを想定してたんですけどね…」

「いや、行かなくていいの!?」

飛鳥「別に構いませんよ。優勝できたんですし」

 

 と、飛鳥が笑いながら言うと、香澄たちに不思議そうに見られていた。

 

「優勝おめでとう…」

 と、賞状を渡した教師たちもちょっと困惑していたが、DQNは満足そうに賞状を受け取ろうとしていた。

 

 

『えー。優勝したクラスは副賞として、ガールズバンドの好きなグループのライブの特等席を獲得できますが…』

 

「それはもう決まって…」

 DQNが言いだすと、ブーイングが起きた。

 

「何でお前が決めるんだー!!!」

「おかしいだろー!!!」

 と、上級生たちが騒いて、DQNが驚いていた。そして取りまき達も他のクラスメイトや他のクラスの生徒達に睨まれ、バツが悪そうにしていた。しかし、DQNは全く気にしなかった。

 

「Pastel*Palettesで!!」

 

 選ばれたガールズバンド「Pastel*Palettes」は複雑そうにしていた。

 

「分かった」

 と、先生は受理するがブーイングは止まらない。DQNはそれでもニヤニヤ笑っていたが…。

 

「だが、お前達がライブを見ることはない」

「は!?」

「エビルエボル学園の生徒と喧嘩を売っただけでなく、クラスの出し物も休んでいた生徒に押しつけて笑い者にしようとした愚か者共に良い思いをさせるはずなどないだろう」

 

 教師の気迫にDQNがビビると取り巻き達も焦り始めた。そして生徒達は教師の一言に大歓声が上がった。その大歓声に対して飛鳥は困惑していた。何もそこまでせんでも…と。

 

「という事でお前のリクエストは却下だ。実際に舞台に出た生徒か、クラス委員長を連れてこい!」

「ふざけるな!! オレがあいつを…」

 するとブーイングが起きた。上級生たちはもう怒り心頭だった。

 

「お前がふざけんな!!」

「手柄を横取りして恥ずかしくねーのか!!!」

「いい加減にしろ!!!」

「言っとくが、千聖ちゃん達もお前に呆れてるからな!!」

 

 すると男性教諭二人が現れてDQNを連行した。

 

「はーなーせー!!!!」

 

 そして取り巻き達も強制的に連れていかれた。

 

「いやー!!!」

「オレはあいつに命令されて…」

「うるさい!!」

 

 連れていかれる取り巻き達を見て、飛鳥が困惑していた。

 

飛鳥(そろそろマズいな。アレするか)

 

 と、飛鳥は超能力を使って自分の存在感を消した。これにより周りにいる生徒達や教師は飛鳥の事を認知できなくなる。ドラえもんで言えば「石ころ帽子」のようなものだ」

 

「さて、奴に変わって、クラスの代表者!」

 

 飛鳥が認知できない為、クラス委員長が表彰される事になった。

 

「さて、副賞だが…」

「あ、それは皆で話し合います…」

 

 委員長の言葉により、ペンディングされる事になった。ちなみにペンディングとは『先送りする』という意味である。

 

 そして頃合いを見て飛鳥が超能力を解くと、皆が驚いた。

 

「い、一丈字くん!!!」

「どこ行ってたの!!?」

飛鳥「え、ここにいましたけど…」

「いないから委員長が決めちゃったよ!」

飛鳥「あ、構いませんよ。私実はガールズバンドの人たちの事、あまりよく知らなくて…」

 

 すると香澄たちが反応した。

 

飛鳥(…やべ)

 

 飛鳥のこの一言から、飛鳥と香澄たちの奇妙な関係が生まれた。

 

 

羅城丸『やっぱり彼は彼らしいのう』

 

 

つづく

 




キャラ紹介01

一丈字 飛鳥(いちじょうじ あすか)

この物語の主人公。
色々あってバンドリ学園に転校してきて、転校して数日で仮装大会に参加する事に。
超能力が使えるけど、基本的にスペックが高いので、
存在感を消す力以外あまり使わない。
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