ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
Pastel*Palettesを救出後、初めて登校した飛鳥は早速沢山の生徒に絡まれるも、仲たがいしたPoppin’Partyのキーボード、市ヶ谷有咲と和解する。
しかし、Roseliaの湊友希那から呼び出しを食らってしまった。果たして…。
放課後、飛鳥は自分の教室で荷物を纏めていると、
「飛鳥くん!」
香澄たちがやってきた。
飛鳥「戸山さん…って、皆さんお揃いで…」
香澄「折角だから皆で行こうよ!」
飛鳥「分かりました」
飛鳥はもう何も言わなくなった。色々頑張ってみたが結局嫌われたので、こういう運命なんだなと自分に言い聞かせた。
そして飛鳥は荷物を纏めて香澄たちと共に行動をした。
「……」
飛鳥「……」
白い髪の少女・若宮イヴが飛鳥をじーっと見ていた。
飛鳥「…あなたは」
イヴ「あ、申し遅れました。若宮イヴです! Pastel*Palettesです!」
飛鳥「ああ…」
飛鳥が反応した。
イヴ「此間は助けてくれて、ありがとうございました!」
飛鳥「ご無事で何よりです」
イヴ「えっと…一…一…」
飛鳥「一丈字です」
イヴ「一丈字さん!」
イヴとすぐに仲良くなった。
イヴ「珍しい苗字ですね!」
飛鳥「よく言われるんですよ」
蘭「京都の人なの?」
飛鳥「いえ、大阪です」
「大阪!!?」
飛鳥の出身地を聞いて、香澄たちが驚いた。
香澄「でも全然関西弁喋らないよ!?」
飛鳥「まあ、大阪出身って言っても、喋らない人も…おるんですよ」
「関西弁!!!」
飛鳥の言葉に皆が反応した。
イヴ「これがブシドーですか!?」
飛鳥「いえ、ただのジョークです」
有咲「ていうかお前、普通に喋れるんだな…」
飛鳥「あ、はい」
有咲が困惑しながら聞くと、飛鳥は普通に答えた。
飛鳥「それにしても…」
女子13人と一緒に歩いているせいか、滅茶苦茶目立っていた。男子生徒達からは嫉妬を通り越して、思考停止になっていた。
飛鳥「やっぱり目立ちますねぇ」
有咲「…もう、いいのか?」
飛鳥「ええ。色々やってみましたが、結果は同じだったので、ある程度解禁します」
有咲「同じって…」
飛鳥の言葉に有咲は呆れた。
「あ、そういやはぐみとは初めて話すねー」
飛鳥「あなたは…」
こころ「この子は北沢はぐみ! ハロハピのメンバーよ!」
はぐみ「よろしくー!」
飛鳥「宜しくお願いします」
はぐみが元気よく挨拶すると、飛鳥は落ち着いた様子で挨拶を返した。
香澄「あ、私の幼馴染でもあるんだよ」
はぐみ「つい最近気づいたんだよねー」
飛鳥「…そ、そうですか」
香澄とはぐみの様子を見て、飛鳥が困惑した。
香澄「あ、そういえば敬語はやめないの?」
飛鳥「すみません。まだ解禁できないんですよ」
香澄「どうして?」
飛鳥「まあそれは…。これ以上刺激させればなんとやら、ですね」
空気が止まった。
飛鳥「色々あるんですよ。男にも」
香澄「そ、そうなんだ…」
はぐみ「へー」
香澄やはぐみは素直に納得したが、有咲あたりは呆れていた。
こころ「あ、そうそう! もう一人いるのよ! 奥沢美咲!!」
美咲「ども…」
飛鳥「あ、一丈字です。宜しくお願いします」
と、美咲とも簡単な挨拶を済ませた。
そして食堂に行くと、2年生組+αが既に到着していた。
友希那「来たわね」
友希那を筆頭に待ち構えていた。
飛鳥「お待たせしてすみません」
ちなみに昼休憩に来いと言っていたが、リサから「放課後の方が沢山時間取れるし、折角だから中等部にいるあこも紹介しよう」という話になり、延期になったのだ。
5バンドと一丈字飛鳥が初めて一堂に会した瞬間でもあり、周りにいた生徒達は驚いていた。
そして26名が専用スペースに入り、その中の大部屋に入る。
友希那「Poppin’PartyとAfterglowはあっちのテーブルに座って頂戴」
香澄「えー!! 何でですか!?」
友希那「貴方達はすでに面識在るし、この子に用があるのはRoseliaとPastel*Palettesよ。ハロー、ハッピーワールドは…好きにして頂戴」
はぐみ「なんか雑だよ!!」
薫「それなら私はこちらに来ても良いかな。初対面なんだ」
薫が飛鳥を見ると、飛鳥が困惑した。
薫「あ、自己紹介遅れたね。私は瀬田薫。宜しく」
飛鳥「えっと…一丈字飛鳥です。宜しくお願いします」
薫「なんて儚いんだ…」
薫の発言に飛鳥が友希那を見た。
友希那「なんで私を見るの」
飛鳥「すみません。何となく」
「何となく!!?(大汗)」
「何となくで湊さん見れるの、あなただけだよ…」
と、席を決めている間、男子生徒達は外から睨んでいた。
「ぐぅぅぅ…!! 25人も侍らせやがってぇ…!!」
「Pastel*Palettesを救ったもんなぁ…」
「こんなのオレは認めない!!」
「ていうかまだ諦めないからなー!!!」
男子生徒達は騒いでいて、飛鳥は困惑していた。
「気にしなくていいわよ」
飛鳥「えっ…あ、はい」
飛鳥が声をかけた金髪の少女を見た。
「それはそうと、助けてくれてありがとう」
飛鳥「あ、いえ…。私はただ通りかかっただけですし、ご無事で何よりです。えっと…」
「白鷺千聖です。バンド名はもう言わなくてもわかるわよね?」
飛鳥「…Pastel*Palettesですね」
「助けてくれてありがとー。あ! あたし氷川日菜! ギターやってるの!」
飛鳥「宜しくお願いします」
「ねえねえ! あなたとってもるんっ♪ってしてるね!」
飛鳥「…るん?」
日菜の独特の擬音に飛鳥は片眉を上げた。
日菜「あたし達を助けてくれたのもそうだけど、蘭ちゃん達を助けたり、リサちーも男子から助けてくれたんでしょ? 何かとってもるんっ♪ってした」
飛鳥「は、はあ…」
日菜のテンションの高さに飛鳥は困惑するしかなかった。
紗夜「日菜。一丈字くんが困ってるわ。ごめんなさい、うちの妹が…」
飛鳥「い、いえ…」
紗夜「そういえば自己紹介まだでしたね。氷川紗夜です。所属してるバンド名はRoseliaです」
飛鳥「よ、宜しくお願いします」
飛鳥と紗夜が見つめていると、リサが友希那を見た。
リサ「そろそろ始めた方が良いんじゃない?」
友希那「そうね」
リサ「じゃあ私が司会やるね!」
と、リサが立ち上がって呼びかけると、皆がリサの方を見た。
リサ「はい! これから顔合わせを行いたいと思います!」
周りの生徒達も見守る中、飛鳥とバンドガールズ達の顔合わせが始まった。
つづく