ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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 前回までのあらすじ

 Pastel*Palettesを救出後、初めて登校した飛鳥は早速沢山の生徒に絡まれるも、仲たがいしたPoppin’Partyのキーボード、市ヶ谷有咲と和解する。

 しかし、Roseliaの湊友希那から呼び出しを食らってしまった。果たして…。



第13話「顔合わせ(前編)」

 

 

 放課後、飛鳥は自分の教室で荷物を纏めていると、

 

「飛鳥くん!」

 

 香澄たちがやってきた。

 

飛鳥「戸山さん…って、皆さんお揃いで…」

香澄「折角だから皆で行こうよ!」

飛鳥「分かりました」

 

 飛鳥はもう何も言わなくなった。色々頑張ってみたが結局嫌われたので、こういう運命なんだなと自分に言い聞かせた。

 

 そして飛鳥は荷物を纏めて香澄たちと共に行動をした。

 

「……」

飛鳥「……」

 

 白い髪の少女・若宮イヴが飛鳥をじーっと見ていた。

 

飛鳥「…あなたは」

イヴ「あ、申し遅れました。若宮イヴです! Pastel*Palettesです!」

飛鳥「ああ…」

 

 飛鳥が反応した。

 

イヴ「此間は助けてくれて、ありがとうございました!」

飛鳥「ご無事で何よりです」

イヴ「えっと…一…一…」

飛鳥「一丈字です」

イヴ「一丈字さん!」

 

 イヴとすぐに仲良くなった。

 

イヴ「珍しい苗字ですね!」

飛鳥「よく言われるんですよ」

蘭「京都の人なの?」

飛鳥「いえ、大阪です」

「大阪!!?」

 

 飛鳥の出身地を聞いて、香澄たちが驚いた。

 

香澄「でも全然関西弁喋らないよ!?」

飛鳥「まあ、大阪出身って言っても、喋らない人も…おるんですよ」

「関西弁!!!」

 

 飛鳥の言葉に皆が反応した。

 

イヴ「これがブシドーですか!?」

飛鳥「いえ、ただのジョークです」

有咲「ていうかお前、普通に喋れるんだな…」

飛鳥「あ、はい」

 

 有咲が困惑しながら聞くと、飛鳥は普通に答えた。

 

飛鳥「それにしても…」

 

 女子13人と一緒に歩いているせいか、滅茶苦茶目立っていた。男子生徒達からは嫉妬を通り越して、思考停止になっていた。

 

飛鳥「やっぱり目立ちますねぇ」

有咲「…もう、いいのか?」

飛鳥「ええ。色々やってみましたが、結果は同じだったので、ある程度解禁します」

有咲「同じって…」

 

 飛鳥の言葉に有咲は呆れた。

 

「あ、そういやはぐみとは初めて話すねー」

飛鳥「あなたは…」

こころ「この子は北沢はぐみ! ハロハピのメンバーよ!」

はぐみ「よろしくー!」

飛鳥「宜しくお願いします」

 

 はぐみが元気よく挨拶すると、飛鳥は落ち着いた様子で挨拶を返した。

 

香澄「あ、私の幼馴染でもあるんだよ」

はぐみ「つい最近気づいたんだよねー」

飛鳥「…そ、そうですか」

 

 香澄とはぐみの様子を見て、飛鳥が困惑した。

 

香澄「あ、そういえば敬語はやめないの?」

飛鳥「すみません。まだ解禁できないんですよ」

香澄「どうして?」

飛鳥「まあそれは…。これ以上刺激させればなんとやら、ですね」

 空気が止まった。

 

飛鳥「色々あるんですよ。男にも」

香澄「そ、そうなんだ…」

はぐみ「へー」

 

 香澄やはぐみは素直に納得したが、有咲あたりは呆れていた。

 

こころ「あ、そうそう! もう一人いるのよ! 奥沢美咲!!」

美咲「ども…」

飛鳥「あ、一丈字です。宜しくお願いします」

 

 と、美咲とも簡単な挨拶を済ませた。

 

 そして食堂に行くと、2年生組+αが既に到着していた。

 

友希那「来たわね」

 友希那を筆頭に待ち構えていた。

 

飛鳥「お待たせしてすみません」

 

 ちなみに昼休憩に来いと言っていたが、リサから「放課後の方が沢山時間取れるし、折角だから中等部にいるあこも紹介しよう」という話になり、延期になったのだ。

 

 5バンドと一丈字飛鳥が初めて一堂に会した瞬間でもあり、周りにいた生徒達は驚いていた。

 

 そして26名が専用スペースに入り、その中の大部屋に入る。

 

友希那「Poppin’PartyとAfterglowはあっちのテーブルに座って頂戴」

香澄「えー!! 何でですか!?」

友希那「貴方達はすでに面識在るし、この子に用があるのはRoseliaとPastel*Palettesよ。ハロー、ハッピーワールドは…好きにして頂戴」

はぐみ「なんか雑だよ!!」

薫「それなら私はこちらに来ても良いかな。初対面なんだ」

 薫が飛鳥を見ると、飛鳥が困惑した。

 

薫「あ、自己紹介遅れたね。私は瀬田薫。宜しく」

飛鳥「えっと…一丈字飛鳥です。宜しくお願いします」

薫「なんて儚いんだ…」

 薫の発言に飛鳥が友希那を見た。

 

友希那「なんで私を見るの」

飛鳥「すみません。何となく」

「何となく!!?(大汗)」

「何となくで湊さん見れるの、あなただけだよ…」

 

 と、席を決めている間、男子生徒達は外から睨んでいた。

 

「ぐぅぅぅ…!! 25人も侍らせやがってぇ…!!」

「Pastel*Palettesを救ったもんなぁ…」

「こんなのオレは認めない!!」

「ていうかまだ諦めないからなー!!!」

 

 男子生徒達は騒いでいて、飛鳥は困惑していた。

 

「気にしなくていいわよ」

飛鳥「えっ…あ、はい」

 

 飛鳥が声をかけた金髪の少女を見た。

 

「それはそうと、助けてくれてありがとう」

飛鳥「あ、いえ…。私はただ通りかかっただけですし、ご無事で何よりです。えっと…」

「白鷺千聖です。バンド名はもう言わなくてもわかるわよね?」

飛鳥「…Pastel*Palettesですね」

「助けてくれてありがとー。あ! あたし氷川日菜! ギターやってるの!」

飛鳥「宜しくお願いします」

「ねえねえ! あなたとってもるんっ♪ってしてるね!」

飛鳥「…るん?」

 

 日菜の独特の擬音に飛鳥は片眉を上げた。

 

日菜「あたし達を助けてくれたのもそうだけど、蘭ちゃん達を助けたり、リサちーも男子から助けてくれたんでしょ? 何かとってもるんっ♪ってした」

飛鳥「は、はあ…」

 

 日菜のテンションの高さに飛鳥は困惑するしかなかった。

 

紗夜「日菜。一丈字くんが困ってるわ。ごめんなさい、うちの妹が…」

飛鳥「い、いえ…」

紗夜「そういえば自己紹介まだでしたね。氷川紗夜です。所属してるバンド名はRoseliaです」

飛鳥「よ、宜しくお願いします」

 飛鳥と紗夜が見つめていると、リサが友希那を見た。

 

リサ「そろそろ始めた方が良いんじゃない?」

友希那「そうね」

リサ「じゃあ私が司会やるね!」

 

 と、リサが立ち上がって呼びかけると、皆がリサの方を見た。

 

 

リサ「はい! これから顔合わせを行いたいと思います!」

 

 周りの生徒達も見守る中、飛鳥とバンドガールズ達の顔合わせが始まった。

 

 

つづく

 

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