ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
1年1組
香澄、たえ、りみ、沙綾、有咲、こころ、はぐみ、美咲
1年2組
蘭、ひまり、モカ、巴、つぐみ
1年3組
飛鳥
2年1組
彩、千聖、花音、紗夜、燐子
2年2組
友希那、麻弥、リサ、薫、日菜
中等部
あこ
前回までのあらすじ
飛鳥と25人のバンドガール達が、食堂の特別スペースに集結した。
リサ「えー。今日は皆来てくれてありがとう。今回の目的は飛鳥くんが今まで私達を助けてくれた事に対するお礼と、その顔合わせ、そして親睦を深める為の会とします!」
リサの言葉に香澄たちが拍手をしたが、外で見ていた男子生徒達は飛鳥に対して嫉妬眼差しとオーラを送っていた。
ちなみに席順はこうである。
有咲、沙綾、りみ、たえ、香澄、こころ、美咲
つぐみ、巴、ひまり、モカ、蘭、はぐみ
(司会)
イヴ、麻弥、彩、 千聖、日菜、紗夜、花音
燐子、あこ、リサ、飛鳥、友希那、薫
25人の少女に囲まれるという魅惑の空間だった。
飛鳥(そして外は混沌の空間!!!)
飛鳥は多数の男子に睨まれていた。ましてや向かいに座っている白鷺千聖は子役の時から活動していて、注目の若手女優である為、猶更だった。
「畜生!! 一丈字の奴ぅ!!」
「オレ達が何度誘ってもダメだったのに!!」
「これが主人公補正か…!!」
「いい加減にしろよ!! てめぇの能力さえあればオレだって!!」
と、男子たちが騒いでいて、飛鳥が横を見て苦笑いしていたが、
「相手にしちゃダメよ」
飛鳥「!」
飛鳥は千聖を見ると、千聖は若干呆れた目をしていた。
千聖「言わせておけばいいのよ。結果的にあなたは私達を助けてくれた。それだけの話よ」
飛鳥「白鷺先輩…」
飛鳥がそう呟くと、
日菜「そーそー!」
彩「本当に助けてくれてありがとね。あ、私丸山彩! 宜しくね!」
飛鳥「あ、宜しくお願いします」
彩「こっちが大和麻弥ちゃん!」
麻弥「ども、ジブン。大和っす」
彩「イヴちゃんはさっき自己紹介したのよね」
イヴ「はい!」
と、飛鳥はPastel*Palettesとそのまま談笑していたが、それが余計に男子生徒達を羨ましがらせた。
そんな男子生徒の事はお構いなしに、今度はリサが話しかけてきた。
リサ「遅れちゃったけど、助けてくれてありがとう」
飛鳥「いえ…」
リサ「それからごめんね。うちの男子たちが変な事言って…」
飛鳥「あー…」
以前、自分がリサに手を出そうとして止めようとしたら返り討ちにあったという話である。
飛鳥「どういう伝わり方してるんだろうと思いましたね…」
友希那「仕方ないわよ。ナンパをしようとして1年生にコテンパンにやられたなんて、恥ずかしくて言える訳ないものね。私だったら辞めてるわ」
と、横にいた友希那が皮肉気味に答えると、飛鳥が苦笑いした。
リサ「それにしてもあなた強いのね。格闘技やってたの?」
飛鳥「独学で嗜んでおりました…」
「独学?」
女子達の言葉に飛鳥は俯いた。
飛鳥「私の体はあまり頑丈ではないのですが、出来ない事に越したことはないと考えていたので、自分の体質に合った武術を極めておりました。今はもう第一線を引いてますがね」
イヴ「ブシですか?」
飛鳥「え?」
飛鳥がイヴを見た。
イヴ「飛鳥サンの格闘スタイルは、ブシそのものですか?」
飛鳥「いや、武士って言うより忍者ですかね…」
イヴ「ニンジャ!?」
イヴが大声でそう言うと、りみも反応した。
飛鳥「そういえば若宮さんって…ハーフなんですか? イヴって名前は…」
日菜「お母さんがフィンランドの人なんだよ」
飛鳥「あ、そうなんですか」
イヴ「はい!」
飛鳥が相槌を打つと、イヴが元気よく挨拶した。
「はー…やっぱりイヴちゃんかわえー…」
「ペロペロしたい…」
「肢体をペロペロ…」
「あのー。おまわりさーん?」
イヴの屈託のない返事に男子生徒達はメロメロになっていたが、一部気持ち悪い発言をしている男子生徒達もいた。
「お持ち帰りしたいわ…」
「やめて。女子にそういう子がいるって思われたらどうするの」
…例外もいた。男だろうと女だろうと、人の嫌がることはやめましょうね。
「……」
宇田川あこが飛鳥を見つめていた。
飛鳥「あれ? そういえば制服が…」
あこ「あこは中学生だよ」
飛鳥「中学生!?」
飛鳥が驚いた。
友希那「そんなに驚く事?」
飛鳥「中等部の生徒も高等部の校舎って入れるんですね…」
リサ「あ、そっち?」
飛鳥の言葉にリサが苦笑いした。
友希那「放課後は完全にフリーだから大丈夫よ。遠いけど」
あこ「あこはね、センパイに会うために来たんだよ」
巴「あこ。初対面の目上の人には敬語を使いなさい」
あこ「はーい」
巴が注意するとあこが返事をした。そしてそれを見て飛鳥は何かを感じ取った。
巴「ごめん。うちの妹が…」
飛鳥「あ、やっぱりそうだったんですね。名字が同じだったのを思い出しました」
あこ「Roseliaのドラム担当…ですよ。で、中学3年生」
飛鳥「あ、宜しくお願いします」
巴「…一丈字。年下なんだから敬語は使わなくて良いよ」
飛鳥「いやー…。もうちょっと様子を見させてください」
すると、男子生徒達が騒いだ。
「貴様にあこちゃんと呼ぶ資格はない!!」
「ずっと敬語で喋ってろ!!」
「ていうか何で本当にお前だけなんだ!!」
男子生徒達の醜い嫉妬に、友希那達もいい加減うんざりしていたが、外で見張っていた弦巻家の黒服たちがにらみを利かせると、黙った。
飛鳥「…皆さん。本当に人気者ですね」
友希那「そうね。少なくともうちは頂点を目指してるから、ある程度は仕方ないわ」
飛鳥の言葉に友希那が返した。
蘭「勿論、うちも譲る気はないよ」
友希那「あら」
蘭が立ち上がると、友希那も蘭の方を見てバチバチ火花を燃やした。
飛鳥「……」
リサ「あー…。友希那と蘭って結構負けず嫌いだから、いつもああなのよ…」
飛鳥「切磋琢磨できるライバルがいるのは良い事ですけどね…」
モカ「もうあまりにもこんな調子だから、学校で同人誌が出回ってるんだよ~」
空気が止まった。
蘭「同人誌…?」
友希那「青葉さん。同人誌って何かしら?」
モカ「ああ。こんな事もあろうかと思って持ってきたんだよ~」
と、モカが同人誌を持って飛鳥の所にやって来た。
モカ「こんなの」
飛鳥「!?」
モカが飛鳥に本を見せると、リサと友希那も覗き込んだ。男子生徒達は顔が近いだのと喚いていたが…。
友希那「な、何よこれぇ!!!///////」
リサ「うわ…」
飛鳥「……(汗)」
友希那が頬を赤く染め、リサが軽く引いて、飛鳥は困惑した。モカがみせたシーンは、友希那が猫の格好をした蘭を誘惑している絵だった。
友希那「見ちゃダメ!!//////」
飛鳥「わっ!!」
友希那が飛鳥に密着し、両手で飛鳥の両眼を覆って叫ぶと、男子生徒達が発狂した。
蘭「え、ちょ、何!?」
蘭もただ事ではないと思って立ち上がった。
日菜「わ~!! 蘭ちゃんかわいい~!!」
紗夜「な、なななな、なんて破廉恥な…!!!//////」
日菜は目をキラキラさせ、紗夜は顔を真っ赤にして両手で目を覆ったが、指の隙間からチラチラ見ていた。
友希那「今の忘れなさいっ!!/////」
飛鳥「あ、はい…」
友希那「絶対よ!!? ぜーったい忘れなさい!!!//////」
友希那が頬を染めて飛鳥に迫ると、
(友希那ちゃんめっちゃかわいい…(感涙))
(湊さん…怖い人だと思ってたけど…)
(かわいい…)
男子生徒はいつも通りだったが、女子生徒からの友希那の評価は上がった。
こうしてバタバタした顔合わせだったが、飛鳥は無事香澄たちと仲良くなりました。
そして蘭も本を読むと…。
蘭「こんなんじゃないから!! こういう関係じゃないから!! 勘違いしないでよね!!!(涙目)////////」
飛鳥「あ、はい…」
ちなみにあの同人誌は没収され、作者は徹底的にしばかれたそうです。
つづく
キャラクターファイル14
湊 友希那
Roseliaのリーダーで、ボーカル担当。
ストイックで、音楽の腕は本物だが、
自分の興味のないものには、全く関心を持たない。
また、口下手でもある為、周りに誤解を与える事が多く、
Afterglowの美竹蘭とは度々衝突するが、お互いの実力は認めている。
かなりの猫好きであり、その姿はまるで別人という都市伝説も…。