ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第2話「バンドガール達との接触」

 

 

 一丈字飛鳥です。たった今、クラス対抗の仮装大会で優勝したのですが、ついうっかりこの学校のガールズバンドの人たちの事を知らないと言ってしまいました。

 

 そして終わった後、我々生徒が講堂を出た後から、お話が始まります。

 

 先生の号令で皆が解散しようとすると、あからさまに私の方に向かって走ってくる方がいたので、超能力で存在感を消して、その場をやり切りました。いつかはバレるんですけどね。バレるんですけど、普通に通行の邪魔になるんですね。はい。

 

 で、この後はHRだったので、HRが終わった後即刻帰ろうとしたのですが…。

 

「あ、一丈字くん。ちょっといい?」

飛鳥「は、はい。何でしょう」

 

 クラスメイトの方に呼び止められました。正直さっさと退散したかったのですが、いずれちゃんとお話しする必要がありそうなので、心に余裕を持たせてお話を聞く事にしました。

 

「えっとね。まず優勝おめでとう。そしてありがとう、私達の為に頑張ってくれて…」

飛鳥「あ、いえ」

「でもね…」

飛鳥「やっぱりマズかったですかね」

 

 私は何で怒られてるか察しがついた。この話の冒頭にもあった通り、副賞となっていたガールズバンドの方々を全く知らなかったという事だ。まあ、何かテレビにいそうな外見の人たちばっかりだったし、ファンとかがうるさいのかな…。

 

「そうね…。ファンとかがうるさいのよ。さっきも騒いでたでしょ」

飛鳥「そうですね…」

「で、正直うちのクラスそんなにガールズバンドに縁が無いし、先輩達からの報復が怖いからどうしようか考えてたの」

飛鳥「…優勝したの、マズかったですかね」

 

 そう話をしていると、

 

「つぐづく気に食わないね」

 

 と、赤いメッシュをした女の子を筆頭に…って、あれ? この人たち私の前にバンドしてた人たちだな…。

 

飛鳥「これはこれは…」

「私達の事を知らないのはまだいいけど、優勝したらマズかったなんて、その発言の方がマズいよ」

飛鳥「申し訳ございません」

「蘭ちゃ~ん。この子にモカちゃん達の事教えてあげないと~」

「それもそうだね…ちょっと時間空いてる?」

飛鳥「あ、はい…」

 

 私はついていく事にした。断れる雰囲気でもなさそうだし、断ったらまた面倒な事になると判断したからです。まあ、どっちにしろ碌なことにならなさそうなのは目に見えたので、彼女たちの事を知ってから、対処する事にしました。

 

香澄「あれ!? 一丈字って子は!?」

「ああ、Afterglowが連れていったよ…」

香澄「えーっ!!?」

 

 私が連れてこられたのは、学校ではなく喫茶店だった。どうやらキーボードをしていた羽沢つぐみさんのご実家だそうですが…。

 

飛鳥「…凄い行列ですね」

 

 お客さんの数に驚いた。もう外まで並んでいたが、殆どが男性客だった。前にラーメン屋さんで行列を見た事があるが、その時は老若男女問わずだったが、ここの珈琲店はほぼ男性客だ。すると、お客さんが羽沢さん達の様子を見て興奮していた。

 

「おい、見ろ! Afterglowだ!!」

「全員いる!!」

「やっぱり可愛い…!!!」

 

 と、男性客たちは喜んでいましたけど、私の顔を見るなり不機嫌になりました。そりゃそうですよね…。

 

「で、誰だあいつ…?」

「みねー顔だな」

「よりにもよって全員に…」

 

 あー。絶対私ネットで中傷されるわ。皆さんもやめましょうね。

 

飛鳥「やっぱり帰ります」

蘭「気にしなくて良いよ。いつもの事だから」

「でもこれじゃつぐのお店に行くのはやめた方が良いかもね~」

 

 ギター担当の青葉モカさんがそう仰ると、男性客たちが焦りだした。そりゃそうだ。青葉さん達を見にこの店に来たようなもんなのにね。

 

「アタシの行きつけのラーメン屋にすっか?」

モカ「さんせー」

「ちょ、ちょっと待ってください!!」

 

 ドラムの宇田川巴さんの言葉に青葉さんが賛成すると、ファンの方々が慌て出した。

 

モカ「分かれば宜しい。さ、行こう。席は取ってあるよ~」

 

 私はそのまま青葉さん達に連れられて店内へ。店内もまあファンの方々でいっぱいで、殺意の眼差しを向けられましたね。分かります。

 

つぐみ「ただいまー」

「おかえりなさいつぐみ。あら…」

 

 羽沢さんのお母さんが私の方を見てきました。

 

「カレシ!?」

つぐみ「ち、ちっがーう!!///////」

モカ「そうなんですよ~」

つぐみ「全然違うぅぅぅぅぅ!!!!///////」

 

 羽沢さんのお母さんの発言に羽沢さんが顔を真っ赤にして否定すると、青葉さんも乗っかってきた…。嫌な予感しかしない。

 

「何ィ!? 彼氏!!」

「そ、そんな!!」

「オレ狙ってたのにぃ!!」

 

 と、ファンの人たちが騒ぎ始めた。見た目的には20代から30代…。高校生に手を出すのはあんまり宜しくないかと…。そんな時、一人の男が立ち上がった。

 

「お、お前なんかにつぐみちゃんを渡すくらいなら、つぐみちゃんを殺してオレも死ぬぅ!!」

 

 男は隠し持っていたナイフを見せた。そうしたらAfterglowの方々も羽沢さんのお母さんも真っ青。ちょっと細工しよっと。

 

「!!」

 

 私が気づかれないように指をちょっと動かすと、ナイフの刃が根元から折れて落っこちた。

 

「な、何で!!?」

 

 私は携帯を取り出した。

 

「!!」

飛鳥「こんな事もあろうかと録音しておいたんだ」

 

 ハッタリだけどね。でもこの言葉を聞いて青ざめる。

 

飛鳥「どっちがいい? さっさと謝って帰るか、豚箱にぶち込まれるか」

「ふ、ふざけるなぁ!! 消せぇええええええええ!!!」

 

 と、男が襲い掛かってきた。あんま派手にやると店が壊れるから…こうだ!

 

「!!」

 

 超能力で男を腹痛にしてやった。男は腹を抑えている。

 

飛鳥「あ、下がっててください」

 

 私は羽沢さん達を誘導した。

 

「ト、トイレぇ…」

飛鳥「いいよ。行ってきな」

 

 そして男はトイレに入るのを確認すると、私は羽沢さんのお母さんを見た。

 

飛鳥「通報しときますね。同じことの繰り返しになるので」

 

 通報した後、すぐさま警察がかけつけてくれて、男は逮捕された。

 

「うわぁあああああああああああん!!! 彼氏なんて僕が認めない!」

「うるさい!! さっさと歩け!!」

「人様にこんなしょうもない迷惑をかけるような奴が、付き合えると思うなよ!!」

 

 男は連行される最後まで泣きわめいていたが、おまわりさんたちが黙らせてくれた。そして私たちは見守った。

 

飛鳥「大丈夫ですか?」

つぐみ母「わ、私は大丈夫だけど…」

モカ「君すごいね~」

飛鳥「そ、そうですか?」

 

 青葉さんがそう言うと、他の子たちも同感だという顔をした。

 

蘭「ていうか、凄く冷静だったけど…」

「私もう怖かった~。あ、私上原ひまり。ベース担当よ」

巴「助けられたな。ありがとう」

飛鳥「いえいえ」

 

 するとファン達が叫んだ。

 

「助けてくれてありがとう!!」

「でもやっぱり交際は認められない!!」

「ていうか何で一緒にいるんだよ!!」

「ずるいぞお前!!」

 

 と、大半がブーイングだった。まあ、そりゃそうだよな…。で、もう夜も遅かったので、適当になだめて、私はそのまま家に帰った。ちなみに羽沢さん以外の4名はタクシーを呼んで帰ったそうです。

 

 

つづく

 

 

 




キャラクターファイル02
戸山 香澄

「Bang! Dream」サイドの主人公。
キラキラワクワクしたものが好きで、人懐っこい。
勉強も苦手で、妹がいるが妹もしっかりしている。
あれ? こんな感じの人、別の作品にもいたような…。
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