ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
※ 誤字訂正いたしました。ありがとうございます。
【戸山香澄】
香澄「今日からあっちゃんが、ポピパに加入する事になりました!!」
香澄と飛鳥が学校で話をしていた。
飛鳥「あっちゃんってどなたですか…?」
香澄「あ、私の妹だよ! 名前は明日香…。あ!! 飛鳥くんと同じ名前だ!!!」
飛鳥「漢字は…」
香澄「あ、でも漢字は違うかな…。でも同じアスカだよ!! アスカ!!」
テンションの高い香澄に飛鳥は困惑するしかなかった。
【市ヶ谷有咲】
有咲「エ、エイプリルフールは昨日だぞ」
飛鳥「……」
有咲がぎこちなく飛鳥が嘘をついた。
有咲「な、なんだよ!! そんな目で見るな!!//////」
有咲が頬を染めてそっぽを向くと、飛鳥は苦笑いした。
【山吹沙綾】
沙綾「今日から、山吹おにぎり店になります!!」
飛鳥「……」
放課後
「あ、お帰りなさい沙綾」
沙綾「ええっ!!? 何でおにぎり屋さんになってんの!!?」
飛鳥と沙綾が一緒に帰宅すると、やまぶきベーカリーが、やまぶきおにぎり店になっていた。母親が出迎えていた。
「今日はエイプリルフールだから、一日限定でおにぎり屋さんにしてみたのよー」
沙綾「い、いや! おにぎりなんて作れないでしょ!!」
「だから今日は朝から手作り」
沙綾「めちゃくちゃ手が込んでる!!!(大汗)」
何でわざわざこんな事を!!? と、沙綾はそう思わずにはいられず、飛鳥は苦笑いした。
「あ、一丈字くん。こんにちは」
飛鳥「こ、こんにちは…(汗)」
この後、飛鳥は山吹家で夕食も頂いた。
紗南「どーぞ」
飛鳥「ありがとう」
紗南がよそおってきた茶碗を飛鳥が受け取り、沙綾が苦笑いしている姿が確認できた…。
【花園たえ】
たえ「私…実はハンバーグ嫌いなの…」
飛鳥「……」
たえと飛鳥が食堂で話をしていた。
たえ「ああダメダメ!! そんな事言えないっ!!」
飛鳥「そ、そうですか…」
そもそもたえの好物がハンバーグだったなんて知らなかった飛鳥は、何とも言えなかった。
【牛込りみ】
りみ「ポピパは今日からヘビメタバンドに転向します!!」
飛鳥「……」
りみと飛鳥が会話をしていた。
りみ「…なんて」
香澄「ヘビメタ!!? 面白そう!!」
たえ「やろうやろう!!」
りみ「えっ」
そしてライブハウス「CiRCLE」
香澄「カァ!! 我々はポピパであるゥ!!」
と、完全にヘビメタの格好をしたポピパがステージ上にたち、飛鳥は唖然としていた。
沙綾・りみ「……(汗)」
有咲「はずかしい…(泣)//////」
飛鳥(なんか…デジャヴを感じる…)
と、飛鳥の脳裏には突如目の前にヘビメタの格好で現れた9人の少女たちが浮かび上がった。
【美竹蘭】
蘭「ポピパ…ピポパ…ポピパパ…//////」
蘭が一人でぼそぼそ呟いていた。どうやら飛鳥につく嘘を考えていたようです。その飛鳥は蘭の後ろにいた訳ですが、何やってんだろうという顔をしていた。
そして飛鳥と蘭の追いかけっこが始まった。
【宇田川巴】
巴「フフ、可愛い子猫ちゃんだ…」
巴も嘘をつく練習をしていた。そして飛鳥はまた後ろにいた。
巴「い、いつからいたんだ…?//////」
飛鳥「フフのところからです」
巴「や、やってみただけだって!!////」
飛鳥「ええ。それは存じ上げておりますよ。存じ上げております」
飛鳥が逃げようとすると、巴がじりじり追いかけようとしていた。
蘭「そこにいたのね!!/////」
飛鳥「やばっ!!」
蘭・巴「待てぇ――――――――――――――――――――!!!!//////」
飛鳥は蘭と巴に追いかけまわされたが、飛鳥の足が滅茶苦茶速くて逃げられた。
【羽沢つぐみ】
つぐみ「ブラックコーヒーが飲めるようになりました!!」
つぐみと飛鳥が食堂で話をしていた。
蘭「普通ね」
巴「普通だな」
ひまり「普通…」
モカ「つぐはやっぱりつぐだね~」
つぐみ「ええっ!!?(大汗)」
仲間からの酷評につぐみは涙目になり、飛鳥は苦笑いした。
【青葉モカ】
モカ「パンきらい~やだな~ほしくないな~」
飛鳥「……」
食堂、モカが飛鳥に対して嘘を言っていた。
飛鳥「そうですか。分かりました」
飛鳥がパンの袋を持ち出した。
飛鳥「ここにあるやまぶきベーカリーの新作パンは私がすべて頂きますね」
モカ「ダメ~!!!」
モカが飛鳥に抱き着いた。
ひまり・つぐみ「!!?/////」
蘭「モ、モカ!!!/////」
巴「モカもやっぱりモカだな…」
「あ、あいつ…モ、モカちゃんの…」
「お、おっぱ…おぱおぱおぱ…!!」
「オッパイが当たってるではありませんかぁ!!?」
「畜生ぉ!! 一丈字そこ代われ!!」
飛鳥「青葉さん。警察に通報してくださったらお譲りしますよ」
モカ「はーい」
「やめろォ!!」
飛鳥とモカのコントに男子生徒達は慌てた。
【上原ひまり】
ひまり「今年は絶対に騙されないんだから!!」
飛鳥「……」
いや、オレに言われても…。と、飛鳥は思った。
モカ「あ、UFO~」
ひまり「え!? どこどこ!!?」
モカの言葉にひまりはキョロキョロ見渡した。
モカ「なーんて、うっそ~」
ひまり「ふああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
と、ひまりは某俳優のような濁声をあげてもだえ苦しんだ。
モカ「床は? 床は?」
モカが床の事について聞くと、
ひまり「キンキンに冷えてやが…って、なにやらせるのよぉ!!//////」
飛鳥「……」
ひまりのノリツッコミに対して、飛鳥は困惑していた。
ひまり「ちょっと一丈字くん困ってるじゃない!!」
モカ「飛鳥くんどうだった~? ひーちゃんのノリツッコミ~」
飛鳥「いやぁ…流石ですね」
ひまり「完全に引いてんじゃないのよぉ!! もー!! モカのばかぁー!!!」
と、ひまりは涙目になって叫びましたとさ。
おしまい