ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
飛鳥はあこのお願いを聞く為に、Roseliaのメンバーとプールに出かける事になった。
トコナッツパーク前
「ええっ!!? 水着を持ってきてない!!?」
友希那の言葉に皆が驚いた。紗夜はまずそうにし、燐子とあこは困った顔をしていた。リサは苦笑いして、飛鳥は普通に驚いていた。
紗夜「そうでした…友希那さんはこういうのはあまり不慣れであると…」
あこ「いや、でも、プールだって…」
友希那「私が聞いていたのはウォーターアトラクションがあるって…」
リサ「あー…これは別の解釈をしてしまったのか…」
友希那の言葉を聞いて、リサは察した。
燐子「み、水着を持ってないと中には…」
友希那「皆で楽しんでらっしゃい」
リサ「いやいや、折角だからさ…」
飛鳥「水着を売ってる場所とかあるんじゃないですかね」
飛鳥が喋ると、友希那達は飛鳥の方を見た。
飛鳥「最近のプールとかは売ってる所多いですよ」
あこ「良く知ってるねー」
飛鳥「中学の時も友達と行ったりしてたので…」
リサ「あ、パンフレットにも書いてあるね! 早速行きましょう!」
友希那「いや、でも…水着になるのは…/////」
と、友希那が飛鳥の方をチラチラ見た。そして紗夜と燐子も察して、恥じらった。
紗夜「そ、そうですね…/////」
燐子「……/////」
リサ「ちょっと。何今更恥ずかしがってんのよ」
飛鳥(…これ、今まで男性として認識されてなかったってパターンかな。まさかね)
飛鳥もちょっと嫌な予感がした。
そして水着売り場に行くと…。
燐子「どれがいいかな…?」
あこ「これとかいいんじゃない!?」
紗夜「ダメです。破廉恥です」
リサ「やっぱり水着選ぶの楽しいね~」
友希那「……」
と、女子達が水着を選んでいた。飛鳥は陰から見守っていた。
リサ「あ、ごめんね飛鳥くん。ちょっと待って貰っていい?」
飛鳥「構いませんよ。ごゆっくりどうぞ」
飛鳥が苦笑いした。女性の買い物は時間がかかるものだと、母親を筆頭に叩き込まれているので、耐性がついていた。
あこ「これとかどうですか~?」
友希那「ダ、ダメ!/////」
普段だったら水着なんて何でもいいと考えている友希那だったが、年下とはいえ男子の目があるので真剣に選んでいた。
リサ(友希那ったら真剣に水着選んじゃって…かわいいwwww)
リサは友希那のいじらしい所を見てニヤニヤしていた。
友希那「…何笑ってるの///」
リサ「べ、べっつに~?」
しかし、水着は一向に決まらなかった。
あこ「やっぱりこういうセクシーなのが…」
紗夜「シンプルなのが一番よ!」
と、あこと紗夜が揉めていた。
友希那「いや、シンプルなのが…」
あこ「しょーがない…じゃあここは…」
「?」
あこが飛鳥を見た。
あこ「センパイに決めて貰いましょう!!」
友希那・紗夜・燐子「!!?//////」
飛鳥「!?」
リサ「あらあら」
あこの爆弾発言に友希那、紗夜、燐子が頬を染め、飛鳥は驚いていた。リサはあこを見て、苦笑いしていた。
紗夜「い、いきなり何を言いだすの!!/////」
友希那「紗夜の水着にする!!!//////」
リサ「まあまあ。ここは男の子の意見も聞こうよー。飛鳥くんはどんな水着に来て貰いたい?」
飛鳥「えー…いきなりすっごいプレッシャーが…って、後ろの殺気も凄いし」
飛鳥が後ろを見ると、駆けつけたのだろうか男子生徒達の姿があった。これは偶然を装って一緒に遊ぼうとしているのだろう。まあ、後に黒服につまみ出されるのだろうが…。
飛鳥「そうですね…」
飛鳥が考えた。
飛鳥「白金先輩が今持ってる水着がいいと思います」
あこ「りんりんの?」
飛鳥「ええ。その水着でしたら、あこさんが言っていた女性らしさと、氷川先輩が危惧している肌の過剰な露出を避けられるのではないでしょうか」
飛鳥が指をさすと、皆が燐子が持っている水着を見た。
あこ「確かに言われてみれば…」
紗夜「…これなら大丈夫そうですね。これにしましょうか」
あこ「そうだねー。あこのもいいけど、りんりんのも可愛いから」
と、無事に友希那の水着が決まった。
リサ「折角だから試着してみなよ」
友希那「えっ…/////」
リサ「大丈夫大丈夫。飛鳥くんにはちょっと席を外して貰…早いよ!!」
飛鳥はスーッと外に隠れた。
飛鳥「いえ、氷川先輩にも注意されそうなので」
紗夜「恐れ入りますが…私が良いというまで、そこにいて貰えますか?」
飛鳥「畏まりました」
こうして、友希那の試着が行われたが、問題なかった。
あこ「おーっ!! かわいい~!!」
燐子「似合ってますね」
友希那「そ、そうかしら…///」
紗夜「問題ないですね」
リサ「でも今までの水着を考えたら…友希那、ちょっとエロいね」
友希那「リサ!!!/////」
紗夜「一丈字くんに聞こえたらどうするんですか!!/////」
と、リサの冷やかしに友希那と紗夜が頬を染めて激昂すると、飛鳥は苦笑いした。
「ああん!! Roseliaの水着を見せてくれ~!!!!」
「オレにも最高の思い出を~!!!!」
と、男子生徒達が係員に連れていかれていた。黒服たちの差し金である。
飛鳥「……(汗)
それを見て飛鳥は呆れていた。
その後、買い物を済ませた友希那達と合流して、更衣室でそれぞれ着替えた。
飛鳥「…そういや集合場所はここだって言ってたけど」
飛鳥は黒のダイビングスーツを着ていたが、何故かいろんな人から見られていた。
「なあ、あのお姉さん綺麗じゃね…?」
「ああ…」
「ちょっと声かけてみろよ」
と、男性たちがそう言った。
飛鳥(ああ、女性だと思われてるんだなぁ…。やっぱり…)
飛鳥は心の中でうなだれた。
「お待たせー」
飛鳥「あっ…」
あこの声がしたので、飛鳥が横を見ると、水着姿のRoseliaがいた。
「ぶぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「あの子たちめっちゃ可愛いじゃん!!」
「オレ今日来てよかった!!」
「神様ありがとぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
と、男性たちのテンションはMAXになったが、一緒にいた女性たちは不機嫌になった。中にはその場で振られた男もいる。
リサ「あれ? 飛鳥くんダイビングスーツなの!?」
友希那「!!?」
飛鳥「ええ。色々ありましてね…」
リサの言葉に飛鳥は苦笑いした。
あこ「あー…センパイが上半身裸だったら、周りにいる男の人たち、ドギマギしちゃうね!」
飛鳥「…痴女と思われますね」
飛鳥がどんよりした。
友希那「私もそれにすれば良かった…」
紗夜「友希那さん…」
友希那が露骨に落ち込むと、紗夜は呆れた。
飛鳥「自信持ってください。女性らしくて素敵ですよ」
友希那「!!!//////」
飛鳥が友希那を見て苦笑いしながら言うと、友希那は恥ずかしくなった。
あこ「そうですよ友希那さん! 自信持ってくださ…顔、凄く赤いですよ」
友希那「そ、そんな事ないっ!!」
リサ「男の子に褒められて照れちゃってるんだね~」
友希那「リサ!!!//////」
と、友希那が怒鳴ると、周りの男子たちはノックアウトした。気を悪くしていた女性たちも悔しそうに見ていた。
飛鳥(オレ…生きてここから出られるかな…)
つづく