ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第26話「Roseliaとプール・5」

 

 その夜、レストランで食事をしていた。

 

あこ「美味し~!!!」

 と、あこは料理を舌つづみした。

 

友希那「紗夜。ポテトばかり食べてないで野菜も食べなさい」

紗夜「ポ、ポテトばかり食べてませんし、子供じゃありませんっ!!////」

 友希那が注意すると、紗夜がムキになって笑いが生まれた。

 

あこ「あーっ!! 今日は楽しかったー!!」

燐子「そうね」

 あこの言葉に燐子が微笑んだ。

あこ「りんりんの意外な一面が見れたし」

燐子「…それは忘れて//////」

 燐子がウォータースライダーの事を想いだして顔を真っ赤にして俯いた。

 

リサ「飛鳥くん」

飛鳥「はい」

 飛鳥とリサの顔を見た。

 

リサ「…今日はありがと。私達に付き合ってくれて」

飛鳥「いえいえ。私も楽しかったですよ」

あこ「うん! センパイと一緒に遊べて嬉しかったよ! また遊ぼうね!」

飛鳥「ええ」

 

 飛鳥が笑みを浮かべると、友希那が飛鳥を見つめた。

 

飛鳥「…どうされました?」

友希那「いや、あなたという人間がますます分からないわ」

「?」

 

 友希那の言葉に皆が驚いた。

 

リサ「どういう意味?」

友希那「不思議な人」

飛鳥「良く言われるんですよ」

 飛鳥が苦笑いすると、友希那が自分の正体に気付き始めてる事に気づいた。

 

友希那「まあいいわ。だからこそ誘う価値があったもの。私達のクラスにいるような下賤な男子とは明らかに違っていたし」

飛鳥「下賤…」

 

 友希那の発言に飛鳥が困惑した。

 

あこ「あこ達、Roseliaだから凄くモテるでしょ? だから毎日声をかけられるんだけど…」

友希那「いやらしい視線しか感じないのよ」

飛鳥「あー…」

 飛鳥が困惑した。

 

友希那「この話は終わりにしましょう。折角の美味しい料理が台無しになるわ。食べて早く帰りましょう」

リサ「あ、まだメインイベントが残ってるよ」

友希那「メインイベント?」

あこ「ほら! 真ん中の湖の水上ショーですよ!」

友希那「!!」

 

 暫くして、水上ショーが始まった。綺麗な水のアートが飛鳥達を楽しませた。

 

あこ「すごーい!!」

リサ「きれーい!!」

 

 と、皆が興奮すると、飛鳥が

 

飛鳥「すみません。ちょっとお手洗いに行ってきます」

リサ「あ、うん」

 

 飛鳥がその場を離れた。

 

飛鳥「緊急用のメールは来てないな…」

 飛鳥が仕事用のスマホを確認した。

 

飛鳥「よし、戻るか…」

 と、その時だった。

 

「何!? ボーカルが来れなくなった!?」

「ええ…。電車の遅延で…」

「何で早く言わないんだ!! 最後の演奏がないと、今日のパフォーマンスが台無しだぞ!!」

 

 と、店員たちが揉めているのが聞こえ、飛鳥がこっそり様子を見た。

 

「なんてこった…もっと早く行ってくれれば対応できたのに…!!」

「申し訳ございません!!」

「謝るくらいなら最初からするな!!(激怒)」

 

 と、上司が部下に怒っていたが、上司が飛鳥に気づいた。

 

上司「き、君は!!」

飛鳥「あれ!? 高本さん!?」

 

 飛鳥が気づき、蝶ネクタイにスーツ姿の男・高本がやってきた。

 

高本「いや~!! 懐かしい!! 大きくなったね!!」

飛鳥「ど、どうも…。お久しぶりです…」

高本「今日はお友達と来たのかね!?」

飛鳥「え、ええ…」

 飛鳥が苦笑いした。

 

高本「そ、そうだ一丈字くん!! ちょっとお願いがあるんだ!!」

飛鳥「あ、その前にちょっと連絡させて貰ってもいいですか…」

 

 すると

リサ「ん?」

 リサがスマホを確認した。

 

『ごめんなさい。ちょっと昔の知り合いに会ったので、ちょっと話してます。食事は先に食べててください』

 

リサ「どうしたんだろ…」

友希那「どうしたの?」

リサ「飛鳥くん。ちょっと昔の知り合いにあったから、遅れるって」

あこ「えー!! ショー終わっちゃうよー!!」

 

 そして10分後、ショーが終わってしまった。

 

あこ「あーあ。ショーが終わっちゃった」

紗夜「本当にどうされたのでしょう…」

 と、飛鳥の様子について、皆が話し合ったが、

 

『皆さま。楽しんでいただけたでしょうか?』

 というアナウンスが流れた。

 

『レストランにご来場のお客様はこれで終わりではございません。最後にエンディングソングをプレゼントしたいと思います。ステージをご覧ください』

 

 と、皆がステージを見るとピアノとマイクがあった。

 

あこ「すごーい!! おしゃれー!!」

リサ「まさかとは思うけど、飛鳥くんが演奏したりして…」

友希那「……(汗)」

 

『そして歌手と奏者の登場です!! 盛大な拍手を送りください!!』

 

 すると現れたのは、黒い浴衣を着た飛鳥と白い浴衣を着たピアニストの女性だった。

 

リサ「やっぱり!!!(大汗)」

紗夜「……!!!(大汗)」

 

 リサが驚き、紗夜と燐子が絶句した。友希那はちょっと驚いて、

 

飛鳥(これ…完全に蛇足だよね…)

 

 高本からステージに急遽出て欲しいと依頼された。このレストランでショーをした後は連動した後でライブをする流れになっていたが、ボーカルが来れなくなり、このままだと台無しになってしまうのだ。高本は飛鳥が所属している「WONDER BOY」の依頼人の1人であり、飛鳥の歌唱力を知っていたので、オファーをしたのだ。

 

 幸いにも、歌う曲も飛鳥の知ってる曲で、こっそりテロップが表示されるため、何とかなった。

 

 しかし、Roseliaからの視線がいたたまれなかった…。

 

飛鳥(まあ、オチって要りますもんね…。最後にオレがやらかして、Roseliaからの好感度が0になれば、笑いが取れますもんね…)

 

 と、困惑していると

 

あこ「すごーい!! センパーイ!! がんばってー!!!」

 

 あこが手を振って応援すると、飛鳥は苦笑いして手を振った。

 

飛鳥(弱音を吐いてる暇なんて無かった。やらんと。歌ってる時はイメージして…)

 

 そしてピアニストが演奏した。

 

『♪ オラシオンのテーマ / 林明日香』

 

あこ「ポケモンだ!!」

 

 そして飛鳥が歌い始めると、あこ以外の4人が衝撃を受けた。

 

リサ「や、やっぱり凄く歌上手いね…!」

燐子「そ、そうですね…」

友希那「……」

 友希那は涙した。

紗夜「湊さん!!?(大汗)」

 

 飛鳥はミュージカルをするかのような歌い方で、客を魅了をした。一切ネガティブな事は考えず、曲の中に主人公になりきって、相棒に語り掛けるように歌った。

 

紗夜・リサ・燐子「……!!」

 2番あたりから、紗夜、リサ、燐子も魂を揺さぶられた。

 

 そして最後、Roseliaに訴え、語り掛けるように歌った。

 

 ピアノの演奏が終わると、拍手が巻き起こった。Roseliaも例外ではなく、惜しみない拍手が送られた。

 

飛鳥(読者の皆さん。本当にゴメンなさい)

 

 

 そして、友希那達と合流した。

 

リサ「いやー。本当に感動したっ!!」

飛鳥「いや、本当にゴメンなさい…」

 

 リサが感動すると、飛鳥がどんよりした。

 

あこ「もー! 何でそんなに落ち込んでるんですかー!!」

飛鳥「いやー。最後の最後でステージ立たされたもんですから…」

リサ「あのおじさんも大満足だったからいいじゃない」

飛鳥「ホントそれが幸いでしたよ…」

 

 すると友希那が飛鳥を見た。

 

飛鳥「どうされました?」

友希那「あなた、Roseliaに入らない?」

飛鳥「あ、ごめんなさい。フリーでいたいので」

あこ「えー!! センパイが入ったら面白そうなのにー!!」

 

 飛鳥が断ると、あこがショックを受けた。

 

紗夜「メンバー入りはさておき、とてもいい歌でした」

飛鳥「ありがとうございます…」

燐子「……」

 燐子はちょっとモヤモヤしていた。

 

飛鳥「…白金先輩?」

あこ「もしかしてー。ヤキモチ?」

燐子「ち、ちがう!! 違うよっ!!//////」

 

 

 こうして、飛鳥とRoseliaのプール遊びは幕を閉じたが、

 

 

 後日…。

 

日菜「飛鳥くーん!! 今度はあたしと一緒に遊びに行こうよー!!」

飛鳥「……!!(汗)」

 

 暫くの間、日菜から付きまとわれたそうです。

 

日菜「だっておねーちゃんが自慢ばっかりするんだもーん!!」

 

 

おしまい

 

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