ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
その夜、レストランで食事をしていた。
あこ「美味し~!!!」
と、あこは料理を舌つづみした。
友希那「紗夜。ポテトばかり食べてないで野菜も食べなさい」
紗夜「ポ、ポテトばかり食べてませんし、子供じゃありませんっ!!////」
友希那が注意すると、紗夜がムキになって笑いが生まれた。
あこ「あーっ!! 今日は楽しかったー!!」
燐子「そうね」
あこの言葉に燐子が微笑んだ。
あこ「りんりんの意外な一面が見れたし」
燐子「…それは忘れて//////」
燐子がウォータースライダーの事を想いだして顔を真っ赤にして俯いた。
リサ「飛鳥くん」
飛鳥「はい」
飛鳥とリサの顔を見た。
リサ「…今日はありがと。私達に付き合ってくれて」
飛鳥「いえいえ。私も楽しかったですよ」
あこ「うん! センパイと一緒に遊べて嬉しかったよ! また遊ぼうね!」
飛鳥「ええ」
飛鳥が笑みを浮かべると、友希那が飛鳥を見つめた。
飛鳥「…どうされました?」
友希那「いや、あなたという人間がますます分からないわ」
「?」
友希那の言葉に皆が驚いた。
リサ「どういう意味?」
友希那「不思議な人」
飛鳥「良く言われるんですよ」
飛鳥が苦笑いすると、友希那が自分の正体に気付き始めてる事に気づいた。
友希那「まあいいわ。だからこそ誘う価値があったもの。私達のクラスにいるような下賤な男子とは明らかに違っていたし」
飛鳥「下賤…」
友希那の発言に飛鳥が困惑した。
あこ「あこ達、Roseliaだから凄くモテるでしょ? だから毎日声をかけられるんだけど…」
友希那「いやらしい視線しか感じないのよ」
飛鳥「あー…」
飛鳥が困惑した。
友希那「この話は終わりにしましょう。折角の美味しい料理が台無しになるわ。食べて早く帰りましょう」
リサ「あ、まだメインイベントが残ってるよ」
友希那「メインイベント?」
あこ「ほら! 真ん中の湖の水上ショーですよ!」
友希那「!!」
暫くして、水上ショーが始まった。綺麗な水のアートが飛鳥達を楽しませた。
あこ「すごーい!!」
リサ「きれーい!!」
と、皆が興奮すると、飛鳥が
飛鳥「すみません。ちょっとお手洗いに行ってきます」
リサ「あ、うん」
飛鳥がその場を離れた。
飛鳥「緊急用のメールは来てないな…」
飛鳥が仕事用のスマホを確認した。
飛鳥「よし、戻るか…」
と、その時だった。
「何!? ボーカルが来れなくなった!?」
「ええ…。電車の遅延で…」
「何で早く言わないんだ!! 最後の演奏がないと、今日のパフォーマンスが台無しだぞ!!」
と、店員たちが揉めているのが聞こえ、飛鳥がこっそり様子を見た。
「なんてこった…もっと早く行ってくれれば対応できたのに…!!」
「申し訳ございません!!」
「謝るくらいなら最初からするな!!(激怒)」
と、上司が部下に怒っていたが、上司が飛鳥に気づいた。
上司「き、君は!!」
飛鳥「あれ!? 高本さん!?」
飛鳥が気づき、蝶ネクタイにスーツ姿の男・高本がやってきた。
高本「いや~!! 懐かしい!! 大きくなったね!!」
飛鳥「ど、どうも…。お久しぶりです…」
高本「今日はお友達と来たのかね!?」
飛鳥「え、ええ…」
飛鳥が苦笑いした。
高本「そ、そうだ一丈字くん!! ちょっとお願いがあるんだ!!」
飛鳥「あ、その前にちょっと連絡させて貰ってもいいですか…」
すると
リサ「ん?」
リサがスマホを確認した。
『ごめんなさい。ちょっと昔の知り合いに会ったので、ちょっと話してます。食事は先に食べててください』
リサ「どうしたんだろ…」
友希那「どうしたの?」
リサ「飛鳥くん。ちょっと昔の知り合いにあったから、遅れるって」
あこ「えー!! ショー終わっちゃうよー!!」
そして10分後、ショーが終わってしまった。
あこ「あーあ。ショーが終わっちゃった」
紗夜「本当にどうされたのでしょう…」
と、飛鳥の様子について、皆が話し合ったが、
『皆さま。楽しんでいただけたでしょうか?』
というアナウンスが流れた。
『レストランにご来場のお客様はこれで終わりではございません。最後にエンディングソングをプレゼントしたいと思います。ステージをご覧ください』
と、皆がステージを見るとピアノとマイクがあった。
あこ「すごーい!! おしゃれー!!」
リサ「まさかとは思うけど、飛鳥くんが演奏したりして…」
友希那「……(汗)」
『そして歌手と奏者の登場です!! 盛大な拍手を送りください!!』
すると現れたのは、黒い浴衣を着た飛鳥と白い浴衣を着たピアニストの女性だった。
リサ「やっぱり!!!(大汗)」
紗夜「……!!!(大汗)」
リサが驚き、紗夜と燐子が絶句した。友希那はちょっと驚いて、
飛鳥(これ…完全に蛇足だよね…)
高本からステージに急遽出て欲しいと依頼された。このレストランでショーをした後は連動した後でライブをする流れになっていたが、ボーカルが来れなくなり、このままだと台無しになってしまうのだ。高本は飛鳥が所属している「WONDER BOY」の依頼人の1人であり、飛鳥の歌唱力を知っていたので、オファーをしたのだ。
幸いにも、歌う曲も飛鳥の知ってる曲で、こっそりテロップが表示されるため、何とかなった。
しかし、Roseliaからの視線がいたたまれなかった…。
飛鳥(まあ、オチって要りますもんね…。最後にオレがやらかして、Roseliaからの好感度が0になれば、笑いが取れますもんね…)
と、困惑していると
あこ「すごーい!! センパーイ!! がんばってー!!!」
あこが手を振って応援すると、飛鳥は苦笑いして手を振った。
飛鳥(弱音を吐いてる暇なんて無かった。やらんと。歌ってる時はイメージして…)
そしてピアニストが演奏した。
『♪ オラシオンのテーマ / 林明日香』
あこ「ポケモンだ!!」
そして飛鳥が歌い始めると、あこ以外の4人が衝撃を受けた。
リサ「や、やっぱり凄く歌上手いね…!」
燐子「そ、そうですね…」
友希那「……」
友希那は涙した。
紗夜「湊さん!!?(大汗)」
飛鳥はミュージカルをするかのような歌い方で、客を魅了をした。一切ネガティブな事は考えず、曲の中に主人公になりきって、相棒に語り掛けるように歌った。
紗夜・リサ・燐子「……!!」
2番あたりから、紗夜、リサ、燐子も魂を揺さぶられた。
そして最後、Roseliaに訴え、語り掛けるように歌った。
ピアノの演奏が終わると、拍手が巻き起こった。Roseliaも例外ではなく、惜しみない拍手が送られた。
飛鳥(読者の皆さん。本当にゴメンなさい)
そして、友希那達と合流した。
リサ「いやー。本当に感動したっ!!」
飛鳥「いや、本当にゴメンなさい…」
リサが感動すると、飛鳥がどんよりした。
あこ「もー! 何でそんなに落ち込んでるんですかー!!」
飛鳥「いやー。最後の最後でステージ立たされたもんですから…」
リサ「あのおじさんも大満足だったからいいじゃない」
飛鳥「ホントそれが幸いでしたよ…」
すると友希那が飛鳥を見た。
飛鳥「どうされました?」
友希那「あなた、Roseliaに入らない?」
飛鳥「あ、ごめんなさい。フリーでいたいので」
あこ「えー!! センパイが入ったら面白そうなのにー!!」
飛鳥が断ると、あこがショックを受けた。
紗夜「メンバー入りはさておき、とてもいい歌でした」
飛鳥「ありがとうございます…」
燐子「……」
燐子はちょっとモヤモヤしていた。
飛鳥「…白金先輩?」
あこ「もしかしてー。ヤキモチ?」
燐子「ち、ちがう!! 違うよっ!!//////」
こうして、飛鳥とRoseliaのプール遊びは幕を閉じたが、
後日…。
日菜「飛鳥くーん!! 今度はあたしと一緒に遊びに行こうよー!!」
飛鳥「……!!(汗)」
暫くの間、日菜から付きまとわれたそうです。
日菜「だっておねーちゃんが自慢ばっかりするんだもーん!!」
おしまい