ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第35話「野外活動(前編)」

 

 

 一丈字飛鳥です。今日から私は2泊3日で林間学校に行く事になりました。

 

「……」

 

 まあ、このクラスは喋る方があまりいらっしゃらないので静かですね。前にDQNとその取り巻きの方がいらっしゃったのですが、仮装大会の件で残念ながら退学になりました。弦巻家の圧力があったからではなく、前から色々やらかしてたみたいです。本当に弦巻家の圧力だったら、ご家族も大変なので…。

 

 戸山さん達が別のクラスなので、比較的静かですね。同じクラスだったらどうなっていただろうという想像をしながら、バスは目的地に向かいました。多分賑やかでこんな感傷とかに浸れないでしょうね…。

 

 集合場所の学校から出発して4時間、目的に到着しました。ここで私の語りは終わります。

 

 

 

「ついたー!!!」

 

 香澄がそう叫びながらバスを出た。服装は皆ジャージである。

 

香澄「楽しみだねー! 林間学校!」

りみ「そ、そうだね…」

(僕達も楽しみにしてたよ♥)

 

 と、ジャージ姿の香澄たちを見て1組の男子生徒はメロメロになっていた。ちなみにバスの空間とかはまさに天国だったらしい。

 

 そして2組もAfterglowが降りてきた。

 

ひまり「うーん…いい空気」

モカ「ずっとバスの中にいたの疲れたー」

 

 Afterglowは一番後ろの席で5人並んで喋っていて、男子が話しかけてきても適当にあしらっていた。下心が見え見えだからである…。

 

 学年全体で集まり、先生が挨拶をした。

 

「問題行動を起こした生徒は、そこで林間学校が終了で即帰宅です。何かあったら速やかに相談する事!」

 

話が終わり、飛鳥達はそれぞれの部屋に荷物を置きに行った。

 

 午前と午後は軽いオリエンテーションを行って、あっという間に風呂へ。

 

「も、もしかしたら香澄ちゃん達の裸が見れるチャンスかも…」

 と、覗きをしようとしていた男子生徒もいたが、

 

モカ「残念でした~」

「!!」

 

モカ「男湯と女湯、凄く離れてま~す」

「声をかけられた!!」

「それでも良し!!」

有咲「いや、いいの!!?」

 近くにいた有咲が突っ込むと、それぞれ移動していった。

 

 女湯

有咲「全く、バカ男子共は一体何考えてやがんだ…!! 問題行動起こしたら即刻帰宅だってのによー…」

 

 有咲はどっかり湯船に浸かっていた。

 

モカ「しょーがないよ~。男の子だも~ん」

有咲「…モカちゃん」

 モカが有咲の隣にやって来た。

 

モカ「それはそうと有咲~」

有咲「な、なんだよ…」

 モカが有咲のある部分を見て、それに気づいた有咲が両手で隠した。

 

有咲「な、何ガン見してんだよっ!!!//////」

モカ「いや~。いつ見てもおっきいなと思って~」

香澄「そうなんだよねー。有咲凄くでかいんだよねー」

有咲「そ、そんな事ないっ!! 見るなぁ~!!!!//////」

 

 と、有咲が大声を出した。

 

 一方、男湯では…。

 

「畜生!! 何が悲しくてこんな野郎共と一緒にふろに入らねばならんのだ!!」

「オレもあの天使のいる園(※女湯)に行きたい!!」

 

 と、気持ち悪いファンが泣きながら気持ち悪い事を言いだしていた。飛鳥は存在感を消している。

 

飛鳥(普通だとウザ絡みされるんだよなぁ…)

 

 その時だった。

 

「そういや一丈字はどこだ!?」

「一丈字!!」

 

 声をかけられたので飛鳥は無視を続けた。

 

「ハッ!! さては女湯に覗きに行ったんだな!!?」

「あの野郎!! ちょーっと仲がいいからって!! でもこれチャンスじゃね!!?」

「覗きに行った一丈字をオレ達が止めれば、女子達からの評価は最高潮だ!!」

「オレ達がハーレムを手に入れられる!!」

 

 男子たちがそう言ってる間、飛鳥はクラスメイトの所に移動して、超能力を解いた。

 

「!!?」

 当然クラスメイト達は驚いたが、それ以上に濡れた飛鳥の姿がどう見ても女性にしか見えない為、ドギマギしていた。

 

飛鳥「証人お願いしますね」

 と、飛鳥はその場を去った。

 

「ようし!! そうと決まればオレ達は止めに行くぅ!!

 と、男子生徒達が行こうとしたが、先生に止められた。

 

「止めないでください!!」

「いや、一丈字後ろにおるぞ!!」

飛鳥「あ、すみませーん。何か御用ですか?」

「いたのかよ!!!」

「いたならさっさと来…」

 

 と、男子生徒達は飛鳥を見たが、飛鳥の姿を見て赤面した。

 

飛鳥「何ですか?」

 傍から見て長身でスレンダーの女性が全裸になっているようにしか見えなかった。腰にタオルは巻いて、急所は隠している。理由は顔のせいで女性と間違えられるからである。

 

飛鳥(戸山さん達の気持ちが分かったよ…)

 

 実は服を脱いだ時点からかなり見られていた。あんな顔でどうしてオレ達と同じものがついてるんだとか、女性だと信じたかったけどやっぱり男だったんだとか、男なのにいい匂いがするとか、何かちょっと大きくないとも言われていた。

 

飛鳥(ていうかそもそも問題行動起こしたら、即帰宅なのにそんな真似するかよ…)

 

 そんなこんなで風呂が終わり、夕食の時間。班ごとに食べていたが、飛鳥の班は見事に男子だけで、飛鳥以外のメンバーはザ・陰キャという感じだった。対して仲良くはないが、少しくらい話をする。

 

「……」

 

 会話が全くない。飛鳥としては話しかければ答えるというスタンスを取っていた。

 

 すると…

 

「肝試し楽しみだなー」

 という声が聞こえていた。

 

「食事が終わってから肝試しするんでしょ?」

「えー。やだー」

 と、女子達が喋ていたが、飛鳥は全く気にすることなくおかわりしにいった。

 

 あっという間に食事が終わり、生徒達は肝試しの集合場所に向かっていた。

 

「コースを簡単に説明します…と、いっても殆ど一本道なのでそんなに迷う事はないですけど、説明しておきますね」

 

 と、先生が肝試しのコースを説明した。5人1組で肝試しを行い、ゴール地点までにお札をたくさん取ったチームが優勝というものだった。

 

「楽しみだなぁ~」

 と、1組と2組の男子生徒がテンション高めだった。というのも班が男女混合だったのである。ちなみに女子達は自由に組んだ方が良いと主張したが、男女の壁がある事を危惧した教師が突っぱねた。ちなみに3組は割と自由だった。

 

「順番はくじで決めた結果、1組、2組、3組で!」

 

 そう言うと、1組から肝試しが始まった。

 

蘭「何で肝試ししないといけないんだよ…」

巴「全くだ…」

 

 蘭と巴は心の底から嫌そうにしていた。

 

「大丈夫。オレ達が守ってあげるからさ」

「ね?」

蘭(こういうのもあるからもっと嫌なんだよ!!!)

 

 と、同じ班の男子たちが絡んできて、蘭はうんざりした顔を見せた。

 

 

 

 

つづく

 

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