ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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 前回までのあらすじ

 一丈字飛鳥、羽沢つぐみを救出する。


第37話「野外活動(後編)」

 

 

 

 

 従業員が助けを呼びに行っている間、飛鳥はつぐみの手当てをした。

 

飛鳥「これで良し」

つぐみ「あ、ありがとう…」

 

 足をくじいたつぐみの足に薬を塗り、テーピングをした。

 

飛鳥「落ち着きました?」

つぐみ「う、うん…」

 飛鳥の言葉につぐみが反応すると、飛鳥が後ろを向いた。

 

飛鳥「それにしても落ちた所が砂場で良かったですね。これがコンクリートだったら恐ろしい事になってました」

つぐみ「そ、そうだね…」

 

 つぐみがそう言ったその時、

 

「おーい!! 一丈字!! 羽沢―!!!」

つぐみ「!!!」

 

 と、男性教諭が大きな声で叫ぶと、つぐみが驚いて飛鳥に抱き着いた。

 

飛鳥「あ、先生。真下にいますよ」

「何!!?」

 男性教諭が覗き込んだ。

 

飛鳥「捻挫はしてますけど、命に別状はございません」

「そ、そうか!!」

飛鳥「あ、先生。今からそちらに戻りますので、懐中電灯でこちら側(飛鳥が通って来た道)を照らして貰って宜しいですか?」

「え!?」

飛鳥「…さて、羽沢さん」

つぐみ「あ、うん。立てるよ」

飛鳥「背負いますので、私の背中に乗ってください」

つぐみ「えっ!!?//////」

 

 飛鳥がしゃがむと、つぐみが頬を染めた。

 

飛鳥「…あ、やっぱり私じゃ嫌ですよね」

つぐみ「ち、違うよ!!//////」

 

 つぐみが慌てふためいた。

 

つぐみ「そ、その…臭くないかな…」

飛鳥「……」

 

 ああ、やっぱり女の子はこういうの気にしたりするんだな。と飛鳥は思った。

 

飛鳥「そんな事ございませんよ。早くここから出て、皆さんと合流しましょう。今頃ご心配されていると思います」

つぐみ「そ、そうだよね…」

 

 と、つぐみは飛鳥におぶわれた。

 

飛鳥「さて、しっかり捕まってくださいね」

つぐみ「う、うん…/////」

 

 つぐみはモジモジとしていた。

 

つぐみ(わ、私のおっぱいが一丈字くんの背中に…。小さいって思われたらどうしよう…////)

飛鳥「こちらの準備が出来ました! お願いします!」

「あ、ああ…」

 と、先生達が一斉にライトを照らすと、道が表示された。

 

つぐみ「!!」

飛鳥「白いブロックを歩いて左に曲がります」

つぐみ「は、はい!!」

 

 こうして、飛鳥はつぐみを救出して、先生達と合流した。

 

「羽沢さん!!」

つぐみ「先生…」

「あぁ…良かったぁ…」

 と、年配の女性教諭がハンカチで涙を当てていた。

 

「一丈字もよく頑張ったな!!」

飛鳥「あ、ありがとうございます…」

 大柄の男性教諭に褒められて、飛鳥は苦笑いすると、呼びに行った従業員がやってきた。

 

飛鳥「あ、呼びに行ってくれてありがとうございました!」

「いやいや、良いって事よ。にしても、若いのに大したもんだ!」

飛鳥「そんな事はございませんよ。それよりも、羽沢さんを早く帰してあげましょう」

 

 

 そして…

 

蘭「つぐみ…」

 スタート地点で生徒達はずっと待っていた。

 

 すると、香澄が飛鳥達が現れたのに気付いた。

 

香澄「あっ!!」

 香澄が声を上げると、皆が香澄を見た。

 

たえ「どうしたの?」

香澄「つぐだ!! 飛鳥くんもいるよ!!」

「えっ!!?」

 

 皆が同じ方向を見ると、飛鳥達がいて、飛鳥はつぐみをおんぶしたままだった。

 

ひまり「つぐー!!」

 と、Afterglowのメンバーがつぐみに駆け寄った。

 

つぐみ「皆…」

ひまり「あ~~~~~!!! 良かったああ~~~~~~!!!」

 と、ひまりが号泣していた。

 

飛鳥「さて、降ろしますよ」

つぐみ「う、うん…」

 

 飛鳥がつぐみを降ろすと、つぐみは片足で立ち、飛鳥は超能力で存在感を消した。すると飛鳥の事は全く触れられないまま話が進み、先生が全生徒を集めて、肝試しが終わった。

 

 ちなみにつぐみを置いてけぼりにした男子4人は2組女子をはじめ、殆どの生徒から白い目で見られ、それを見て飛鳥は苦笑いした。

 

 そして飛鳥が自分の部屋に戻った時、超能力を解いたと同時に…

 

「はっ!!」

 Afterglowが気づいた。

 

つぐみ「そういえば一丈字くんにまだお礼言ってない!!」

 

 飛鳥の部屋

 

「ごめん一丈字くん…」

飛鳥「あ、気にしないでください。結果的に羽沢さんが助かったので寧ろプラスですよ」

 

 置いてけぼりにした事をチームメイトが謝っていたが、飛鳥が笑顔で答えた。

 

飛鳥「…まあ、羽沢さんの班の人たちは、暫く大変そうですね」

「そ、そうだね…」

 

 飛鳥の言葉にチームメイトたちが困惑した。

 

飛鳥「下手なご機嫌取りをしても逆に怒らせるだけですからね…。周りの人を」

「うーん…」

飛鳥「まあ、私はもう寝ますので」

「えっ…」

飛鳥「疲れたので。ご用件は明日承ります」

 そう言って飛鳥は布団にもぐりこんで眠った。

 

「……」

 

 本当に不思議な奴だ…とチームメイトは思った。

 

 翌朝 6:00 起床となった

 

「ふぁ…」

 男子生徒達が起き上がると、

 

「あれ? 一丈字の布団が綺麗にたたまれてる…」

 と、飛鳥の布団が綺麗にたたまれているのをチームメイトを確認すると、飛鳥が窓際の椅子でスマホを弄っていた。

 

「!!」

飛鳥「あ、おはようございます」

「お、おう…」

 

 いつもと変わらない飛鳥にチームメイトたちは困惑した。

 

飛鳥「今日はあいにくの雨ですが…」

「えっ」

 

 今日は野外炊飯とキャンプファイヤーをする予定だったが、あいにくの雨で中止になった。男子生徒達がショックを受けたが、女子生徒達はちょっと安心していた。

 

飛鳥(男と女がすれ違ってる…)

 

 飛鳥は生徒達のリアクションを見て、困惑していた。

 

 そして体育館らしき場所で朝の集いをしていた。

 

「えー。今日は予定を変更して、模擬の大学の授業をしようと思う!」

「ええええええええええええええええええ!!!!」

 

 話の顛末はこうだ。大学の授業になれるために、大学と同じ形式で授業を行うというのだ。学生にとっては、こんな遠くまで来て何で勉強せなあかんのだ。と思っていた。

 

「皆の言いたい事は分かる!! だが! 今回はクラスごとではない!! 好きなメンバーで授業を受けても良い!!」

「おっしゃああああ!!」

飛鳥「……」

 

 そんなの絶対喋るに決まってんじゃん…。と飛鳥は思った。

 

飛鳥(人がいない所に行こう…)

 

 飛鳥がそう思っていると、つぐみ達がじーっと飛鳥を見つめていた。

 

飛鳥(こっちを見るのやめて貰えませんかねぇ!!)

 

 

 野外活動編、延長します。

 

つづく

 

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