ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
前回までのあらすじ
一丈字飛鳥、羽沢つぐみを救出する。
従業員が助けを呼びに行っている間、飛鳥はつぐみの手当てをした。
飛鳥「これで良し」
つぐみ「あ、ありがとう…」
足をくじいたつぐみの足に薬を塗り、テーピングをした。
飛鳥「落ち着きました?」
つぐみ「う、うん…」
飛鳥の言葉につぐみが反応すると、飛鳥が後ろを向いた。
飛鳥「それにしても落ちた所が砂場で良かったですね。これがコンクリートだったら恐ろしい事になってました」
つぐみ「そ、そうだね…」
つぐみがそう言ったその時、
「おーい!! 一丈字!! 羽沢―!!!」
つぐみ「!!!」
と、男性教諭が大きな声で叫ぶと、つぐみが驚いて飛鳥に抱き着いた。
飛鳥「あ、先生。真下にいますよ」
「何!!?」
男性教諭が覗き込んだ。
飛鳥「捻挫はしてますけど、命に別状はございません」
「そ、そうか!!」
飛鳥「あ、先生。今からそちらに戻りますので、懐中電灯でこちら側(飛鳥が通って来た道)を照らして貰って宜しいですか?」
「え!?」
飛鳥「…さて、羽沢さん」
つぐみ「あ、うん。立てるよ」
飛鳥「背負いますので、私の背中に乗ってください」
つぐみ「えっ!!?//////」
飛鳥がしゃがむと、つぐみが頬を染めた。
飛鳥「…あ、やっぱり私じゃ嫌ですよね」
つぐみ「ち、違うよ!!//////」
つぐみが慌てふためいた。
つぐみ「そ、その…臭くないかな…」
飛鳥「……」
ああ、やっぱり女の子はこういうの気にしたりするんだな。と飛鳥は思った。
飛鳥「そんな事ございませんよ。早くここから出て、皆さんと合流しましょう。今頃ご心配されていると思います」
つぐみ「そ、そうだよね…」
と、つぐみは飛鳥におぶわれた。
飛鳥「さて、しっかり捕まってくださいね」
つぐみ「う、うん…/////」
つぐみはモジモジとしていた。
つぐみ(わ、私のおっぱいが一丈字くんの背中に…。小さいって思われたらどうしよう…////)
飛鳥「こちらの準備が出来ました! お願いします!」
「あ、ああ…」
と、先生達が一斉にライトを照らすと、道が表示された。
つぐみ「!!」
飛鳥「白いブロックを歩いて左に曲がります」
つぐみ「は、はい!!」
こうして、飛鳥はつぐみを救出して、先生達と合流した。
「羽沢さん!!」
つぐみ「先生…」
「あぁ…良かったぁ…」
と、年配の女性教諭がハンカチで涙を当てていた。
「一丈字もよく頑張ったな!!」
飛鳥「あ、ありがとうございます…」
大柄の男性教諭に褒められて、飛鳥は苦笑いすると、呼びに行った従業員がやってきた。
飛鳥「あ、呼びに行ってくれてありがとうございました!」
「いやいや、良いって事よ。にしても、若いのに大したもんだ!」
飛鳥「そんな事はございませんよ。それよりも、羽沢さんを早く帰してあげましょう」
そして…
蘭「つぐみ…」
スタート地点で生徒達はずっと待っていた。
すると、香澄が飛鳥達が現れたのに気付いた。
香澄「あっ!!」
香澄が声を上げると、皆が香澄を見た。
たえ「どうしたの?」
香澄「つぐだ!! 飛鳥くんもいるよ!!」
「えっ!!?」
皆が同じ方向を見ると、飛鳥達がいて、飛鳥はつぐみをおんぶしたままだった。
ひまり「つぐー!!」
と、Afterglowのメンバーがつぐみに駆け寄った。
つぐみ「皆…」
ひまり「あ~~~~~!!! 良かったああ~~~~~~!!!」
と、ひまりが号泣していた。
飛鳥「さて、降ろしますよ」
つぐみ「う、うん…」
飛鳥がつぐみを降ろすと、つぐみは片足で立ち、飛鳥は超能力で存在感を消した。すると飛鳥の事は全く触れられないまま話が進み、先生が全生徒を集めて、肝試しが終わった。
ちなみにつぐみを置いてけぼりにした男子4人は2組女子をはじめ、殆どの生徒から白い目で見られ、それを見て飛鳥は苦笑いした。
そして飛鳥が自分の部屋に戻った時、超能力を解いたと同時に…
「はっ!!」
Afterglowが気づいた。
つぐみ「そういえば一丈字くんにまだお礼言ってない!!」
飛鳥の部屋
「ごめん一丈字くん…」
飛鳥「あ、気にしないでください。結果的に羽沢さんが助かったので寧ろプラスですよ」
置いてけぼりにした事をチームメイトが謝っていたが、飛鳥が笑顔で答えた。
飛鳥「…まあ、羽沢さんの班の人たちは、暫く大変そうですね」
「そ、そうだね…」
飛鳥の言葉にチームメイトたちが困惑した。
飛鳥「下手なご機嫌取りをしても逆に怒らせるだけですからね…。周りの人を」
「うーん…」
飛鳥「まあ、私はもう寝ますので」
「えっ…」
飛鳥「疲れたので。ご用件は明日承ります」
そう言って飛鳥は布団にもぐりこんで眠った。
「……」
本当に不思議な奴だ…とチームメイトは思った。
翌朝 6:00 起床となった
「ふぁ…」
男子生徒達が起き上がると、
「あれ? 一丈字の布団が綺麗にたたまれてる…」
と、飛鳥の布団が綺麗にたたまれているのをチームメイトを確認すると、飛鳥が窓際の椅子でスマホを弄っていた。
「!!」
飛鳥「あ、おはようございます」
「お、おう…」
いつもと変わらない飛鳥にチームメイトたちは困惑した。
飛鳥「今日はあいにくの雨ですが…」
「えっ」
今日は野外炊飯とキャンプファイヤーをする予定だったが、あいにくの雨で中止になった。男子生徒達がショックを受けたが、女子生徒達はちょっと安心していた。
飛鳥(男と女がすれ違ってる…)
飛鳥は生徒達のリアクションを見て、困惑していた。
そして体育館らしき場所で朝の集いをしていた。
「えー。今日は予定を変更して、模擬の大学の授業をしようと思う!」
「ええええええええええええええええええ!!!!」
話の顛末はこうだ。大学の授業になれるために、大学と同じ形式で授業を行うというのだ。学生にとっては、こんな遠くまで来て何で勉強せなあかんのだ。と思っていた。
「皆の言いたい事は分かる!! だが! 今回はクラスごとではない!! 好きなメンバーで授業を受けても良い!!」
「おっしゃああああ!!」
飛鳥「……」
そんなの絶対喋るに決まってんじゃん…。と飛鳥は思った。
飛鳥(人がいない所に行こう…)
飛鳥がそう思っていると、つぐみ達がじーっと飛鳥を見つめていた。
飛鳥(こっちを見るのやめて貰えませんかねぇ!!)
野外活動編、延長します。
つづく