ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第42話「飛鳥とパスパレの珍道中!」

 

 

 私の名前は一丈字飛鳥。バンドリ学園に通う、超能力が使える事以外はごく普通の高校1年生です。

 

 色々あってPastel*Palettesの皆さんと旅行に出かける事になったのですが…。

 

「Pastel*Palettesのフリートラベラーズ!!」

 

 …完全に収録番組ですね。カメラマンとかスタッフが普通にいますね。本当に怖いもの知らずだなぁ。Pastel*Palettesといい、事務所の方々といい…。流石初ライブでエアバンドさせようとしただけあるわ…。

 

 結果的に、今回は旅番組に出たときのことを想定しての練習をやる事になって、ゲスト役として協力して欲しいとの事でした。ここで私の語りは終わります。

 

彩「今回のゲストは、一丈字飛鳥さんでーす!」

飛鳥「はい、どーもこんにちはー…って、大丈夫なんですか。私素人なんですけど…」

 

 飛鳥が彩を見て突っ込んだ。

 

飛鳥「あの、聞いていいですか。あなた方アイドルですよね?」

日菜「そうだけど、飛鳥くんがいたらるんっ♪ってするから!」

飛鳥「るん」

 

 飛鳥が力強く突っ込んだ。

 

飛鳥「るんとは」

日菜「るんっ♪はるんっ♪だよー」

 飛鳥が彩を見た。

 

彩「あ、えっと…楽しいって事かなー」

飛鳥「あ、そうですか…」

 彩が苦し紛れに言うと、飛鳥が困惑しながら突っ込んだ。

 

日菜「さあ! 早速るんっ♪とする度にレッツゴー!!」

飛鳥「これ見てるファンの人たち、イラッ♪としてるだろうなぁ…」

 

 と、Pastel*Palettesの奇妙な旅が始まった。ちなみに最初の掛け合いはなかなか評判が良かったらしい。

 

 だが、早速問題が発生した。日菜が飛鳥に対してやたら距離が近かったからだ。

 

飛鳥「あの、氷川先輩」

日菜「収録中は日菜ちゃんでしょ?」

飛鳥「初耳なんですけど」

日菜「日菜ちゃんって言ってくれないと、答えませーん」

 と、日菜がそっぽを向いた。

飛鳥「これ見てる人たち、凄く羨ましいって思うんでしょうねぇ」

千聖「そりゃそうよ。呼んであげて」

飛鳥「日菜ちゃん?」

日菜「なーに?」

飛鳥「距離近くないですか?」

日菜「あ、ちなみに敬語もダメ!」

飛鳥「これカメラ廻ってるけど、本当に大丈夫なの!?」

 

 日菜のマイペースぶりに飛鳥が困惑した。

 

麻弥「あ、大丈夫っすよ…。ジブンが聞いてる限りは、ありのままの姿を撮りたいからと…」

飛鳥「あ、そうなんですか…」

 

 麻弥が苦笑いして言うと、飛鳥が困惑した。

 

飛鳥「で、話は変わるけど日菜…じゃなかった、日菜ちゃん」

日菜「あ! 呼び捨てるんっ♪ってきた!! 呼び捨てで!!」

 日菜が興奮したように言い放つと、飛鳥は「これ、どうなってんの?」と言わんばかりの表情で彩たちを見た。

 

彩「ゴメン。ちょっと付き合ってあげて!」

千聖「あなた、結構こういうの得意なのね…」

 

 彩が両手を合わせて謝り、千聖が腕を組んで困惑していた。

 

「あの子、結構喋れるんですね…」

「ああ…」

 

 事務所のスタッフも驚いていた。

 

 そんなこんなで目的地のカフェにたどり着いた訳だが…。沢山の人に見られていた。

 

飛鳥「ですよね…」

日菜「さあ、気にしないでレッツゴー!」

 と、日菜が自分の腕を飛鳥の腕に絡めた。おっぱいが当たっていた。そしてそれに気づいたファンが嫉妬の炎を燃やした。

 

「お、おい今…!!」

「日菜ちゃんのおっぱいがあいつの腕に…」

「一体何者なんだあいつ…!!」

「見た目は女っぽいけど、男だろどう見ても…」

「殺す」

「殺す」

「殺す」

「殺す」

 

 飛鳥は殺害予告でもされるんじゃないかと思い始めた。まあ、飛鳥としては今まで何度も超能力を駆使して犯罪者と戦っていた為、ちょっとやそっとの事ではどうって事ないのだが。

 

彩「もー…日菜ちゃんったら…/////」

麻弥「大胆不敵っすね…」

イヴ「これがブシドーなのですね!!」

千聖「絶対違うわ」

 

 と、4人がおのおの喋りながら、飛鳥と日菜の後に続いた。

 

 そして収録が進み…。それなりに楽しんだ後、

 

彩「ここで! 一丈字さんに質問をしたいと思います!」

飛鳥(まあ、そりゃそうか…。答えられる範囲だったらいいな…)

 

 彩がMCで飛鳥への質問コーナーが始まった。

 

彩「それでは第1問!」

飛鳥「……」

彩「好きな女性のタイプは何ですか?」

飛鳥「いきなりですか」

 

 飛鳥が驚いた。

 

飛鳥「そうですね…。嫌いなタイプならいくらでもあるんですが」

彩「そ、それじゃ聞いてみましょう」

飛鳥「人間性に問題のある人ですかね。バカにしたり、人に迷惑をかけたりする人とか」

彩「あー…」

千聖「それは皆そうよ」

 

 と、彩と千聖が相槌を打った。

 

飛鳥「好きな人のタイプって言われても、そりゃあ…好きになった人がタイプみたいなもんですかね」

日菜「名言キター!」

飛鳥「いや、そんな大したこと言ってないから」

 

 日菜が囃し立てると、飛鳥が困ったように突っ込んだ。

 

彩「それじゃ私から質問するね! えーと…す、好きな食べ物は何ですか?」

千聖「すっごい普通ね」

日菜「普通―」

麻弥「普通っすね」

彩「うぇええええん!! 揃って普通って言わないでぇ!!!」

 

 千聖、日菜、麻弥の辛らつな言葉に彩が涙目で突っ込んだ。

 

イヴ「フツーではありませんよ!」

彩「イヴちゃん…」

 イヴの言葉に彩が救われたが、

 

イヴ「シンプルです!!」

彩「いや、意味同じだからぁ!」

 イヴの言葉に飛鳥は苦笑いした。

 

飛鳥「えーと…好きな食べ物ですか? 点心系ですね」

彩「そうなんだー」

 

千聖「私から質問よ」

飛鳥「あ、はい」

千聖「何か格闘技でもやってるの?」

飛鳥「えーと…独学なんですけど、昔中国武術を嗜んでましたね…」

麻弥「中国武術って…」

日菜「カンフー!? アチョーってやる奴!!」

飛鳥「まあ、そんな所ですかね。それをベースにして格闘技を…」

日菜「見せてみせてーって、あ! また敬語になってる!!」

飛鳥「……」

 

 と、日菜に振り回されながらも、飛鳥は何とか仮収録を終えた。

 

 

 で、どうなったかというと、Pastel*Palettesの公式ホームページにこの収録が放送され、日菜が暴走してたシーンや、飛鳥が日菜を呼び捨てとため口をしていた事なども放送されていて、飛鳥が大変な目にあったのは言うまでもない。

 

 ちなみに

日菜「ねー。また呼び捨てで呼んでー」

飛鳥「ダメです」

日菜「むー。ケチー」

 

 日菜が頬を膨らませると、ファンが嫉妬の炎を燃やした。

 

日菜「呼んでくれないと…」

「飛鳥「?」

日菜「おねーちゃんの秘密を…」

「日菜」

日菜「ひっ!!」

 

 後ろから声がして日菜が青ざめ、後ろを見ると紗夜がいた。

 

紗夜「日菜がご迷惑をおかけしました。失礼します」

日菜「ちょ、いたたたたた!! 耳つねらないで!! 痛いよおねーちゃん!!!」

 

 と、紗夜は日菜の耳をつねってその場を去ったが、日菜はずっと涙目だったという。

 

 

飛鳥(手ごわかった…)

 

 

おしまい

 

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