ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」   作:ダシマ

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第31話「色々あったRoseliaとプール・5」

 

 

 その夜、レストランで食事をしていた。

 

あこ「美味し~!!!」

 と、あこは料理を舌つづみした。

 

友希那「紗夜。ポテトばかり食べてないで野菜も食べなさい」

紗夜「ポ、ポテトばかり食べてませんし、子供じゃありませんっ!!////」

 友希那が注意すると、紗夜がムキになって笑いが生まれた。

 

あこ「あーっ!! 今日は楽しかったー!!」

燐子「そうね」

 あこの言葉に燐子が微笑んだ。

あこ「ウォータースライダーでりんりんの大胆な一面も見れたし」

燐子「…それは忘れて//////」

 燐子がウォータースライダーの事を想いだして顔を真っ赤にして俯いた。

 

リサ「飛鳥くん」

飛鳥「はい」

 飛鳥とリサの顔を見た。

 

リサ「…今日はありがと。私達に付き合ってくれて」

飛鳥「いえいえ。私も楽しかったですよ」

あこ「うん! センパイと一緒に遊べて嬉しかったよ! また遊ぼうね!」

飛鳥「ええ」

 

 飛鳥が笑みを浮かべると、友希那が飛鳥を見つめた。

 

飛鳥「…どうされました?」

友希那「食べさせてあげるわ。あーんして頂戴」

 と、友希那がポテトを食べさせようとしていたので、皆が驚いていた。

 

飛鳥「宜しいんですか?」

友希那「じゃなかったらポテトを向けてないわ。口を開けなさい」

 と、飛鳥は友希那に食べさせて貰った。

 

紗夜「い、一丈字さん!!/////」

飛鳥「あ、大丈夫ですよ。一度きりなので」

友希那「あなたもやればいいじゃない」

紗夜「そ、そんな破廉恥な事…/////」

 友希那の挑発に紗夜が頬を染めると、

 

あこ「じゃああこもー!」

飛鳥「あ、私が食べさせてあげましょうか?」

「!!?」

 飛鳥の発言に皆が驚いた。

 

飛鳥「食べさせて貰うよりも食べさせる方が好きなんですよ。如何致しますか?」

あこ「いや、その、それは恥ずかしい…//////」

 と、あこが困っていた。

 

友希那「じゃああこの代わりに私が食べてあげるわ」

飛鳥「そうですか?」

紗夜「い、いい加減になさいっ!!//////」

 

 と、紗夜が顔を真っ赤にして怒鳴ると、強制的に終わった。

 

リサ(…別の機会にやって貰お)

燐子「……//////」モヤモヤ

 自分以外の女の子にポテトを食べさせようとしていた事に、燐子がモヤモヤしていた。

 

友希那「冗談はここまでにして、食事が終わったら早く帰りましょう」

リサ「あ、まだメインイベントが残ってるよ」

友希那「メインイベント?」

あこ「ほら! 真ん中の湖の水上ショーですよ!」

友希那「!!」

 

 暫くして、水上ショーが始まった。綺麗な水のアートが飛鳥達を楽しませた。

 

あこ「すごーい!!」

リサ「きれーい!!」

 

 と、皆が興奮すると、飛鳥が

 

飛鳥「すみません。ちょっとお手洗いに行ってきます」

リサ「あ、うん」

 

 飛鳥がその場を離れた。

 

飛鳥「緊急用のメールは来てないな…」

 飛鳥が仕事用のスマホを確認した。

 

飛鳥「確認してないと後が大変だし…よし、戻るか…」

 と、その時だった。

 

「何!? ボーカルが来れなくなった!?」

「ええ…。電車の遅延で…」

「何で早く言わないんだ!! 最後の生演奏がないと、今日のパフォーマンスが台無しだぞ!!」

 

 と、店員たちが揉めているのが聞こえ、飛鳥がこっそり様子を見た。

 

「なんてこった…もっと早く行ってくれれば対応できたのに…!!」

「申し訳ございません!!」

「謝るくらいなら最初からするな!!(激怒)」

 

 と、上司が部下に怒っていたが、上司が飛鳥に気づいた。

 

上司「き、君は!!」

飛鳥「あれ!? 高本さん!?」

 

 飛鳥が気づき、蝶ネクタイにスーツ姿の男・高本がやってきた。高本は飛鳥が所属している「WONDER BOY」の依頼人の1人であり、飛鳥の歌唱力を知っていたので、オファーをしたのだ。

 

高本「いや~!! 懐かしい!! 大きくなったね!!」

飛鳥「ど、どうも…。お久しぶりです…」

高本「今日はお友達と来たのかね!?」

飛鳥「え、ええ…」

 飛鳥が苦笑いした。

 

高本「そ、そうだ一丈字くん!! ちょっとお願いがあるんだ!!」

飛鳥「あ、その前にちょっと連絡させて貰ってもいいですか…」

 

 すると

リサ「ん?」

 リサがスマホを確認した。

 

『ごめんなさい。ちょっと昔の知り合いに会ったので、ちょっと話してます。食事は先に食べててください』

 

リサ「どうしたんだろ…」

友希那「どうしたの?」

リサ「飛鳥くん。ちょっと昔の知り合いにあったから、遅れるって」

あこ「えー!! ショー終わっちゃうよー!!」

 

 そして10分後、ショーが終わってしまった。

 

あこ「あーあ。ショーが終わっちゃった」

紗夜「本当にどうされたのでしょう…」

友希那「女の子たちをほっぽりだして何をしてるのかしら…」

リサ・燐子「……」

 と、飛鳥の様子について、皆が話し合ったが、

 

『皆さま。楽しんでいただけたでしょうか?』

 というアナウンスが流れた。

 

『レストランにご来場のお客様はこれで終わりではございません。最後にエンディングソングをプレゼントしたいと思います。ステージをご覧ください』

 

 と、皆がステージを見るとピアノとマイクがあった。

 

あこ「すごーい!! おしゃれー!!」

リサ「まさかとは思うけど、飛鳥くんが演奏したりして…」

友希那「……(汗)」

 

『そして歌手と奏者の登場です!! 盛大な拍手を送りください!!』

 

 すると現れたのは、黒い浴衣を着た飛鳥と白い浴衣を着たピアニストの女性だった。

 

リサ「やっぱり!!!(大汗)」

紗夜「……!!!(大汗)」

 

 リサが驚き、紗夜と燐子が絶句した。友希那はちょっと驚いて、

 

飛鳥(これ…完全に蛇足だよね…)

 

 高本からステージに急遽出て欲しいと依頼された。このレストランでショーをした後は連動した後でライブをする流れになっていたが、ボーカルが来れなくなり、このままだと台無しになってしまうのだ。飛鳥の歌唱力を知っていた高本は飛鳥に全てを託すことにした。

 

 幸いにも、歌う曲も飛鳥の知ってる曲で、こっそりテロップが表示されるため、何とかなった。

 

 しかし、Roseliaからの視線がいたたまれなかった…。

 

飛鳥(まあ、オチって要りますもんね…。最後にオレがやらかして、Roseliaからの好感度が0になれば、笑いが取れますもんね…)

 

 と、困惑していると

 

あこ「すごーい!! センパーイ!! がんばってー!!!」

 

 あこが手を振って応援すると、飛鳥は苦笑いして手を振った。

 

飛鳥(弱音を吐いてる暇なんて無かった。やらんと。歌ってる時はイメージして…)

 

 そしてピアニストが演奏した。

 

『♪ 時には昔の話を / 加藤登紀子』

 

リサ「紅の豚!!」

あこ「ジブリだ!!」

 

 そして飛鳥が歌い始めると、あこ以外の4人が衝撃を受けた。

 

紗夜「上手い…!!」

リサ「上手いけど、飛鳥くんって本当に1個下…?」

燐子「そ、そうですね…」

友希那「……」

 友希那は涙した。

紗夜「湊さん!!?(大汗)」

 

 飛鳥はミュージカルをするかのような歌い方で、客を魅了した。一切ネガティブな事は考えず、曲の中に主人公になりきって、歌詞の内容を語るように歌った。

 

紗夜・リサ・燐子「……!!」

 次第に紗夜、リサ、燐子も魂を揺さぶられた。

 

 そして最後、Roseliaに訴え、語り掛けるように歌った。

 

 ピアノの演奏が終わると、拍手が巻き起こった。Roseliaも例外ではなく、惜しみない拍手が送られた。

 

飛鳥(読者の皆さん。本当にゴメンなさい)

 

 

 そして、友希那達と合流した。

 

リサ「いやー。本当に感動したっ!!」

飛鳥「いや、本当にゴメンなさい…」

 

 リサが感動すると、飛鳥がどんよりした。

 

あこ「もー! 何でそんなに落ち込んでるんですかー!!」

飛鳥「いやー。最後の最後でステージ立たされたもんですから…」

リサ「あのおじさんも大満足だったからいいじゃない」

飛鳥「ホントそれが幸いでしたよ…」

 

 すると友希那が飛鳥を見た。

 

飛鳥「どうされました?」

友希那「あなた、やっぱりRoseliaに入らない? というか入ってください」

紗夜「湊さん!!?(大汗)」

あこ(こんな友希那さん初めて見た…(汗))

 

 友希那の豹変ぶりに紗夜たちが驚いた。

 

飛鳥「あ、ごめんなさい。フリーでいたいので」

あこ「えー!! センパイが入ったら面白そうなのにー!!」

 

 飛鳥が断ると、あこがショックを受けた。

 

紗夜「メンバー入りはさておき、とてもいい歌でした」

飛鳥「ありがとうございます…」

 

 こうして、飛鳥とRoseliaのプール遊びは幕を閉じた。

 

 

だが、後日…。

 

燐子「あ、あの。一丈字さんっ!」

飛鳥「何ですか?」

 

 学校の廊下で飛鳥は燐子に話しかけられた。

 

燐子「こ、今度私とセッションしてくださいっ!!」

飛鳥「え」

燐子「此間のエンディングソングみたいに、私がピアノを弾くので…歌って貰えませんか!?」

飛鳥「!!!?」

 

 

 

おしまい

 

 

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