ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
第40話「男子たちのモテない妄想 ~ Roselia編 ~
第40話
ある日のバンドリ学園。食堂で男子生徒達は嘆いていた。
「ちくしょう!! どうしてあいつばっかり!!」
憧れのバンドガールズが飛鳥ばかりに懐く為、男子生徒達は面白くなかった。彼らは飛鳥がくる以前から彼女たちのファンでライブにも足を運んでいた。
学校も同じという事もあり、何度もお近づきになろうとしたが、一部のバンドガールがしっかりガードしていた為、上手くいかなかった。
しかし、ある日突然転校してきた一丈字飛鳥はそれを難なくクリアするどころか、バンドガールから声をかけられていた。勿論嫉妬するものの、不思議でしょうがなかった。
だが、度重なるバンドリ学園のトラブルを解決したのも事実であり、実力は認めているものの…。
「やっぱり不公平だ!!」
「オレ、プレミア会員にも入ったのに!!」
「こんな事があっていいのか!!?」
「どうしてあいつばかり!! 主人公だからか!!? 主人公だからか!!?」
なんて言い出す始末。
「も、もしかして…!!」
「どうした!?」
「もしかして、一丈字に脅迫されてるとか…」
もしここに飛鳥がいたらこう言うだろう。「いや、そうはならんやろ」と。「もし脅迫してるなら湊先輩とか白鷺先輩とかあんな態度取らんやろ」と突っ込むだろう。
「そ、そうなのか!!?」
「オレもそうだと思っていたんだ!!」
と、男子生徒達が考えた。
「も、もし脅迫しているとするなら、一丈字は友希那ちゃん達を侍らせているんだろうな…」
「あ、ああ…」
「例えば…」
ここからは男子生徒達の妄想です。
――
飛鳥の家、飛鳥は布団で寝ていた。飛鳥のプライベートルームは和室である。
飛鳥「……」
飛鳥が目を開けると、友希那が眠っていて、飛鳥が友希那を見た瞬間に友希那が目を覚ました。
飛鳥「湊先輩」
友希那「あら、おはよう飛鳥。お目覚めは如何かしら」
飛鳥「あなたの存在に気づくまでは何の問題もございませんでしたよ」
――
「…な、何か侍らせてるイメージないんだけど」
「なんていうか結構ドライだよなアイツ…」
と、男子生徒達が突っ込んだが、また妄想に戻る。
――
友希那「そう…。だけどあなたって意外に甘えん坊なのね」
飛鳥「抱き着いてたりしてました?」
友希那「ええ」
飛鳥「おかしいなあ。それだったらもっと前に気づくはずなんですけどねぇ」
友希那「そんな事は気にしなくていいの。あなたは何も言わずに私に身を委ねればいいのよ」
飛鳥「何でもいいですけど、せめて連絡してから家に来てください。突然来られても困ります」
友希那「連絡を取ればいいのね?」
飛鳥「…お父さん何て言ってるんですか?」
友希那「頑張れって」
飛鳥「あ、そうですか…(連絡先知ってるから、後で聞いたろ)」
友希那に悟られないように飛鳥は友希那の父に連絡を取ろうとしたが、
友希那「ちなみに携帯は没収するわよ?」
飛鳥「分かりました。いつかご挨拶に行くときにお話ししますね」
友希那「ごめんなさい」
飛鳥「宜しい」
飛鳥が笑顔でそう言い放つと、友希那が滝のような汗を流して謝り、飛鳥が困惑した。
――
「…なんか、一丈字ってあまり女の子になびくイメージなくね?」
「妹とかいるのかな…」
男子生徒達がまた突っ込んできたが、また妄想が続く。
――
「あ、起きた? 飛鳥くん」
飛鳥「今井先輩。あなたまで…」
飛鳥が困惑した様子でリサを見つめた。
リサ「ごめんねー。急に部屋に入っちゃって。もう少しで朝ごはん出来るから…」
飛鳥「えっ!!? もう朝ごはん昨日の夜作っちゃったんですけど…」
リサ「えっ」
友希那「飛鳥。そこは空気を読むところよ」
飛鳥「……」
飛鳥が呆れたような目で友希那を見つめた。勝手に部屋に入ってきたお前が言うなと言わんばかりに…。
飛鳥「さてと、そろそろ着替えないと…」
燐子「あ、飛鳥さん」
飛鳥「何です?」
燐子「アイロンで綺麗にしておきました」
飛鳥「えっ…それは…ありがとうございます…」
燐子がアイロンで制服を綺麗にしていて、飛鳥も困惑しながらお礼を言った。
友希那「私は怒ったのに、燐子には怒らないのね…」
飛鳥「反省してください」
友希那が恨めしそうにしていた。
燐子「ほかに何かする事はありますか?」
飛鳥「あ、それよりもお願いしたい事があるんですけど、良いですか?」
燐子「な、なんですか!? 何でも言ってください!!」
燐子が飛鳥に詰め寄った。
飛鳥「私、着替えてくるので…湊先輩を取り押さえててください」
友希那「え、ちょっとどういう意味…」
飛鳥「宜しくお願いします」
燐子「友希那さん。ごめんなさい」
友希那「飛鳥!!」
友希那が怒鳴ったが、飛鳥は無視して着替えにいった。
――
「…なんか、一丈字って強いよな」
「ああ…」
「何か尻に敷かれてるイメージがない」
「ありゃあモラハラするぜ。DVするに違いない
――
あこ「えー!! もう着替えちゃったのぉ!!?」
飛鳥「宇田川さんもいたんですね…」
あこの姿を見て飛鳥が困惑していた。
あこ「そ、そんなにガッカリしないでくださいよー」
飛鳥「人んちに勝手に入られたら無理もないですよ。貴方達だったらまだ良かったものの、生きた心地しませんよ。もし逆の立場だったらどうするんですか!?」
あこ「えっ…。セ、センパイなら別にいいですよ…/////」
飛鳥「宇田川さんが良くても、ご家族はダメです!」
飛鳥が困った顔をして突っ込むと、紗夜もいた。
飛鳥「……」
紗夜「な、何ですか…」
飛鳥「思ったんですけど、私の家に突撃しようって誰が決めたんですか?」
紗夜「宇田川さんです」
あこ「えー!! 皆さんも賛成したじゃないですかー!!」
飛鳥「要は全員でって事ですね…」
飛鳥が呆れて紗夜を見た。
飛鳥「…氷川先輩。あなたがそういう人だとは思いませんでしたよ」
紗夜「な、何で私だけなんですか!!」
飛鳥「これじゃもう日菜さんの事、言えないでしょう…」
飛鳥が目を閉じて呆れると、紗夜が口をつぐんだ。
飛鳥「…なんかもう、煽ってくる日菜先輩の姿が目に浮かんできますね」
紗夜「あ、あの…」
紗夜が急に焦りだした。
紗夜「お、お願いです。日菜だけには言わないでください…!」
飛鳥「いや、もう絶対バレてますって…」
――
「……」
男子生徒達は困惑してた。
「な、なあ…。本当に一丈字、脅迫したのか?」
「何かもう完全になびいてないって感じが…」
「もしかしてあいつ、男が好きなんじゃ…」
「いや、あいつが男子と仲良くしてる所見た事が無いぞ」
と、話し合っていたが、一人の男子生徒がある事に気づいた。
「そ、そうか! 分かったぞ!!」
「?」
「きっと一丈字はああいうツンデレな対応をしているから、友希那ちゃん達が…」
「そ、そうか!!」
「好意的にしてる奴よりも、否定的な奴の方に興味を持っていかれたりするもんな!!」
「成程!! そういう事だったのか!!」
「ようし! オレ達もやってみるか!!」
と、飛鳥の真似(?)をして、翌日から友希那達にドライな態度を取ったが…。
リサ「最近男子が声をかけてこなくなったねー」
友希那「清々するわ」
あまり効果が無かった…。
おしまい
おまけ ~ もしも友希那達が勝手に家に入り込んだら ~
飛鳥「部屋に入り込む前にガードマンの人に門前払いを食らいますね。ホテル暮らしなので」