ダシマ式BanG!Dream「全バンド一貫! バンドリ学園!」 作:ダシマ
第49話「飛鳥がいなくなってからのバンドリ学園」
飛鳥が退学になってから、バンドリ学園も香澄たちもいつもの日常に戻っていった。相変わらず男子生徒達は遠巻きに友希那達に憧れの眼差しを送り、香澄たちはバンドに精を出していた。
「ふぅ…一旦休憩!!」
と、Poppin’partyは学校の近くのライブハウス「CiRCLE」で、練習をしていた。香澄の声で皆が休憩をしていた。
たえ「香澄…気合入ってるね」
香澄「そりゃあね」
有咲「それにしても驚いたよ…。5バンドを集めて合同ライブをやろうって」
香澄「うん。応援してくれる学校の皆の為に何かしようと思って。こころちゃんのおうちも全面的に協力してくれてるんだよ!」
有咲「そりゃすげぇな…」
脳裏にこころと黒服の姿が思い浮かんだ有咲は困惑した。
りみ「それにしても…こころちゃんも元気になって良かったね」
沙綾「うん…」
沙綾が寂しそうに笑った。
たえ「どうしたの?」
沙綾「ううん。弟と妹も寂しがっちゃっててさ」
香澄「純くん達にも会わなかったんだね…」
香澄がそう呟くと、笑みを浮かべた。
香澄「そういや外部の人も来れるようにしてるから、純くん達も誘っておいでよ!」
沙綾「…ありがとう」
沙綾が笑みを浮かべた。
そしてハロー、ハッピーワールドも練習をしていた。
こころ「まだまだ行くわよ!!」
はぐみ「え~~~~…」
花音「ふぇええええ」
こころのやる気に満ち溢れている表情にはぐみと花音が驚き、美咲は困惑していた。
薫「随分気合が入っているじゃないか」
こころ「勿論よ! 今度のライブ、何としてでも成功させるわ!」
美咲「それはいいけど、あまり無理しないようにね」
こころ「勿論よ!!」
と、こころの表情を見て美咲は困った顔をしていた。
こころ「どうしたの?」
美咲「…いや、何でもないわ」
美咲はこころがこうなったのは絶対に飛鳥の影響だと考えていて、ここまでにさせた飛鳥は一体何者なのか興味を持っていたが、もう時すでに遅く、これならもうちょっと興味を持てばよかったと感じていた。
学校生活はというと、1組も2組もいつも通りになりつつあるが、相変わらず男子生徒と女子生徒は若干壁があるが、3組はいつも通りだった。
「本当に不思議な奴だったな…一丈字」
「そうだな…」
と、クラスメイト達はたまに飛鳥の事を思い出していた。
昼休憩
香澄「お昼ご飯にしよ!!」
と、ポピパで食堂でランチをしようとしたその時、
「ちょっと離して!!」
「!!?」
と、Roseliaの友希那、リサ、紗夜、燐子が男子生徒に絡まれていた。
香澄「友希那先輩!!」
香澄が反応して、Poppin’partyが全員で駆けつけた。
香澄「どうしたんですか!?」
リサ「こいつ等が食事に何度も誘ってきて、断ったら…」
友希那「とにかく離して!」
「そうはいくかよ。折角一丈字がいなくなったんだ。今がチャンスだ」
「!!」
男子生徒の1人が喋ると皆が反応した。
「そうそう。いなくなって清々するよ」
「ちなみにもう助けてくれる奴もいないぞ。オレ達空手やってるからな」
香澄「……!!」
確かに男子生徒達はがっしりとしていて、格闘技をやってそうな肉体だった。
香澄「…関係ない」
「!!」
香澄「友希那先輩達を離して!!」
と、叫んだ。
「あ?」
「何だこいつ」
「丁度いいや。こいつも連れていこうぜ」
と、男子生徒の1人が香澄を連れていこうとすると、噛みついた。
「いてぇ!!」
「こいつ!!!」
男子たちが香澄を突き飛ばした。
たえ「香澄!!!」
香澄が立ち上がって、男子生徒に突進した。
「ぐあぅ!!」
香澄「先輩達!! 逃げて!!」
友希那「……!!」
香澄の様子を見て友希那達はひどく驚いた。
「この野郎!!」
男子生徒の1人が香澄の頭を掴んだ。
りみ「!!」
「女だと思って大目に見てたらいい気になりやがって!!」
友希那「何やってるの!! やめなさい!!」
友希那が止めようとしたが男子生徒達は聞かなかった。
「ヒーローになったつもりか!!」
香澄「そんなつもりじゃない!! だけど…」
「……!!」
香澄「飛鳥くんなら、絶対に友希那先輩達を助けてる!!」
「!!」
すると香澄が男子生徒の股間を蹴った。
「!!!」
皆が驚くが、男子生徒は笑みを浮かべていた。
「残念だったな。オレはプロテクターをしてるんだよ」
香澄「!!」
「くたばれ!!!」
と、男子生徒が香澄を殴ろうとしたその時、有咲が横からタックルした。すると香澄を離した。
沙綾「有咲!」
有咲「早く逃げろ!!!」
と、有咲が逃がそうとしたが、
「逃がすかよ!!」
男子生徒が捕まえようとするが、男性の黒服達がやってきて、男子生徒達を取り押さえた。
「くそー!!!」
「はーなーせー!!!」
ポピパ・ロゼリア(あこ以外)「……!!」
男子生徒達が取り押さえられている様子を見て、香澄たちは呆然としていた。
「皆さん!!」
そして女性の黒服達とハロハピがやってきた。
こころ「大丈夫!?」
はぐみ「何かかーくんの叫ぶ声が聞こえたよ!?」
香澄「あ、うん…大丈夫だよ」
こころとはぐみが声をかけると、香澄が苦笑いした。
薫「様子から見るに…子猫ちゃんに手をかけようとしたのか…儚くは…ないかな」
美咲「そんな事言ってる場合じゃないですよ! 大丈夫ですか!?」
友希那「え、ええ…」
友希那が香澄を見つめた。
友希那「戸山さん」
香澄「は、はい!」
香澄が友希那を見つめると、
友希那「ありがとう。助かったわ」
リサ「あ、本当だ。ありがとー」
香澄「友希那先輩…リサさん…」
香澄が笑みを浮かべた。
この後、男子生徒達はポピパに直接暴力を振るおうとしたため、ファンにボコボコにされ、接近禁止、ライブ出入り禁止になった。
ちなみにライブに入る為には学生証が必要で、その学生証が結構ハイテクで、男子生徒達はそれらに関しては失権するという事になる。
下校中…
有咲「全く無茶しやがって…」
香澄「ゴメンゴメン…」
有咲が憤慨すると、香澄が苦笑いした。
たえ「でも、カッコよかったよ。有咲もね」
有咲「や、やめろよ」
たえ「あ、可愛かったのが良かった?」
有咲「何でそうなるんだよ!!//////」
たえの言葉に有咲が耳まで真っ赤にした。
香澄(かわいい)
たえ(かわいい)
りみ(かわいい…)
沙綾(かわいい)
有咲「可愛いって思うんじゃね―――――――――――――――!!!!//////」
と、有咲の声が大空に響き渡った…。
その頃…
飛鳥「……」
飛鳥は広島の街を歩いていて、バンドリ学園の事を懐かしんでいた。
すると、一本の電話に鳴った。
つづく